ARRLのサイトのニュースによると、2月12日に米国ヒューストン(テキサス州)のJames E. Bay Elementary SchoolとISS(国際宇宙ステーション)との間で行われた、ARISSスクールコンタクトにおいて、現在Expedition8の指揮官としてISSに搭乗しているMike Foaleさん(KB5UAC)と、彼の息子さんであるIan Foaleさんとの交信が行われたようです。
IanさんのISSへの質問は、「宇宙ステーションと地球との距離を、マイルとキロメーターで教えて下さい」と言う、比較的簡単な物でしたが、Mikeさんは「ISSより、地球上の地形の変化を知る事が出来ますか?」と言う別の質問に対する答えで、少し詳細にフォローしたそうです。
「私達は、地形の変化を知る事が出来ます。地形の変化は、数ヶ月と言う単位でゆっくり起こりますが、私たちは、雪が山脈上で増えていくのを見ることができますし、氷河がパタゴニア・エリアで発達するのを見ることができます。」とMikeさんは答えたそうです。
また、Mikeさんは「私にとって、ISSに搭乗していて最も厳しい事は、多くの人々から遠く離れている事です。私には一人のクルーメイト(Sasha Kaleriさん(U8MIR)、現在ISSには2人しか搭乗していません)がいて、私達は良い友人ですが、しかし私達は他の友人を恋しく思っています。」と語ったそうです。
なお、今回のARISSスクールコンタクトの事前活動には、Mike Foaleさんの妻であるRhondaさんと、James E. Bay Elementary Schoolの卒業生でMike Foaleさんの娘さんである、Jennaさん(12歳)も参加していたそうで、Rhondaさんは、ISSでの生活に関するビデオを紹介し、また、宇宙飛行士の家族が、どのようにして宇宙飛行士と連絡を取り続けているのかと言う事を語ったそうです。また、この事前活動には、宇宙飛行士のScott KellyさんとJulie Payetteさんが参加し、宇宙飛行士に関する色々な質問に答えたそうです。
なお、今回の交信の模様は、こちらから聞く事が出来ます。
#息子さんとコンタクトが出来てよかったですね。ところで、上記のリンク先から交信の模様を聞く限りでは、ISSからの信号は大変強力かつクリアーでしたが、これは先日搭載されたARISSのPhase2機材(KenwoodのTM-D700E)の威力でしょうか?。まだスクールコンタクトにはPhase1機材が使われているようです。なお、例によって無茶苦茶意訳ですので、ご興味のある方は、原文の方のご参照をお願いします(汗)