AO-40にかすかな生存の望み
eHam.netの記事(ARRL Space Bulletin 005の転載)によると、今年の1月に(恐らく)メインバッテリーの異常で沈黙したAO-40(PhaseIIID)アマチュア衛星ですが、かすかに生存の望みがあるようです。
AO-40コマンドチームのColin Hurstさん(VK5HI)のレポートによると、3月9日に衛星の送信機のリセットコマンドを送った所、AO-40の2.4GHzビーコンの周波数のノイズピークが増大し、15秒後に送信機のシャットダウンコマンドを送信すると、ノイズピークが減少したそうで、Colinさんは「この事は、衛星のIHU(Internal Housekeeping Unit computer)と1.2GHz帯の受信機が、まだ使用可能である事を示唆するかも知れない」と語っているそうです。
なお、AO-40コマンドチームはAO-40の毎軌道ごとに、ショートしたメインバッテリーを切り離し補助バッテリーに切り替えるコマンドを送り続けていますが、衛星の再起動には成功していないようです。
#相変わらず、厳しい状況が続いているようですね。努力が実って、衛星が復活する事を祈りましょう。