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2004年07月30日

AMSAT "Echo" Satellite to Open for FM Voice Trial Run

ARRLのサイトのニュースによると、6月29日にロシアのバイコヌール宇宙港より打ち上げられたAO-ECHOアマチュア衛星(AO-51)が、一般のアマチュア無線家による約3週間の試験運用を行うために、7月30日の02:15(UTC)より衛星のFMリピーターモードを起動するそうです。

今回の試験運用の間、AO-51コマンドチームはよりよい衛星のバッテリー管理を行うために、常時衛星のテレメトリーをモニターし、UHF Transmitter B (TX B) の出力を調整するそうで、また、AO-51を利用した各局のレポートに注目しているそうです。

なお、今回の試験運用中の衛星の送信機の出力は1W未満なので、衛星にアクセスするためには小規模なビームアンテナが必要だろうとAMSATは語っているそうで、さらに、この期間中には警告なしで衛星の各種のセッティングが変更されるだろうと言う事です。

また、今回起動されるFMリピーターモードのアップリンク周波数は145.920MHz、ダウンリンク周波数は435.300MHzだそうで、67HzのCTCSS(PL)トーンを約1秒間アップリンク周波数で送信する事により、ダウンリンク送信機を起動する事が出来るそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#今回使用される435.300MHzのダウンリンク周波数は、あくまでもトライアルのために使用されるそうで、本来のTX-Bダウンリンク周波数である435.225MHzは、イスラエルのアマチュア衛星であるGO-32によって常時使用されているため、現在調整中なのだそうです。また、AO-51の打ち上げにかかった$110,000に対して$8000ほど費用が不足しているそうで、AMSATでは追加の寄付金を募っているそうです。ご興味のございます方はAO-51のサイトをご覧下さい。

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