ARRLのサイトの記事によると、欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の教育部門は、9月27日にロシア北部のPlesetskから打ち上げられる予定である、ESAのStudent Space Education and Technology Initiative(SSETI)が主導して製作した小型アマチュア衛星「SSETI Express」のテレメトリー及びペイロードデータパケットを受信する競技を行うと発表したそうです。
これらのデータは、437.250MHz(9600bps)と2401.835MHz(38400bps)の2つの周波数において、AX.25フォーマットで衛星より送信されるそうで、この競技に参加するにはSSETI ExpressのWebサイトからソフトウェアをダウンロードする必要があるそうです。
また、得点順位はインターネット上でリアルタイムに更新されるそうで、2006年1月1日の00:00(UTC)の時点でスコアがトップの競技参加者は、来春ドイツで開催されるStudent Technology Education Conference and Exhibition (STEC06)に招待されるほか、ESAのMission Operations Centre(ESOC)の個人ガイド付きの見学にも招待されるそうです。
なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#優勝者には、『The prize includes economy-class travel, accommodations and a modest daily subsistence allowanc』と言う事です(要するに、アシ・メシ付きでの招待と言う事ですね)。日本でもチャンスはあると思いますので、衛星通信をされている方は、是非挑戦して見てはいかがでしょうか?
追記:脇田さん(JE9PEL/1)がこの記事に寄せて下さったコメントによると、『近々 打ち上げ予定の、SSETI からのビーコンデータを解析する専用ソフトウェアPulse Beacon Decorderが公開されています。SERACC プログラムは、現在、ベータバージョンをテスト中で、公開されていません。』と言う事です(詳しくはコメント本文をご覧下さい)。TNX JE9PEL