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2005年09月10日

ITmediaNEWS「ハリケーン被災地の通信手段確保にアマチュア無線家ボランティアが貢献」

ITmediaNEWSに、8月末に米国を襲ったハリケーン「カトリーナ」による大規模な被害に対応したアマチュア無線による非常通信に関する「ハリケーン被災地の通信手段確保にアマチュア無線家ボランティアが貢献」と言う記事が掲載されています。

同記事によると、全米から駆けつけた約700人のアマチュア無線家が既に支援活動を始めており、さらに多くの人が現地に向かっていると言う事で、

先週末にはボランティア活動に関する連邦機関である全米コミュニティーサービス公社(CNCS)が、ハリケーン被災者が支援を受けている地域にARRLのボランティアが移動、滞在するのに掛かる費用の負担軽減を目的とした10万ドルの追加補助金の交付を発表している。

と言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧ください。

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コメント

災害の悲惨さを知るにつけても、被害にあわれた方々の、一刻も早い復興を祈らざるにいられません。

こちらアメリカでも、様々な報道機関でアマチュア無線家の活動が報じられています。先日は地元ロサンゼルスのテレビニュースでも報道され、またなぜかThe Wall Street JournalのWebニュースにまで話題が上っていました。

ところで、先日地元クラブの集まりで、非常通信用のアマチュア無線車を見学させていただきました。放送局の中継車を思わせる概観でしたが、アマチュア無線家のボランティアが、このような車両を活用して、非常通信を行なうのだそうで、普段から通信訓練等を通じて、非常時への備えを怠らないとの事でした。

いまだBlogを使っていないため、Trackbacksができないので、自分のWebにDCS車両の写真をアップしてみました。
http://www1.ttcn.ne.jp/~js1lqi/DCS.htm

N3LQ / JS1LQI @ Los Angeles, CA

冥賀さん、今晩は。

>普段から通信訓練等を通じて、非常時への備えを怠らないとの事でした。

確かに、欧米では、アマチュア無線家の非常通信への意識の高さを感じますよね。

日本でも9月に入ってから、全国で防災訓練に合わせた形での非常通信訓練が行われていますが、個人的には実効性についてやや疑問に思っています。

#もちろん、訓練する事は無駄では無いと思いますが、災害が起こった場合の装備や体制が整っていなければ、難しいのではないかと。阪神大震災の時の被災地と近隣地域の温度差を知っていますので、被災地の人間は救援活動に参加出来ず、近隣の人間はそもそも救援活動を行わない...と言う事にならないようにしたい物ですよね。

白原さん、こんばんは。

DCSのメンバーと話したときも、いかに近隣のメンバーが対応するかが大事だと話していました。被災した地域のボランティアメンバーは、家族や職場等の問題もあり、いち早い対応は困難なので、周辺地域の即応が重要だとの事、まさに白原さんのおっしゃる通りですね。

冥賀さん、今晩は。

日本においては、アマチュア局の非常通信に関して「被災した人間は家族や自分の命が最優先なので、いくら訓練しても無駄」と言い放つ方が多いですね。

実際、被災地にいる人間が非常通信が出来ないのは自明の理なのですが、ここで近隣の各都道府県支部が即応すると言う発想が出てこないのが、日本のアマチュア無線家の現状での限界なのかも知れません。

#そもそも、非常通信に関しては、JARLの各都道府県支部の繋がりがほとんど無いようにも見受けられますしね(苦笑)

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