ARRLのサイトのニュースによると、ARRL Foundationの代表であるTom Frenayeさん(K1KI)と、 奨学金委員会議長のTom Comstockさん(N5TC)は、米国カンサス州の18歳の高校生であるJonathan Krenzelさん(KC0AMG)が、今年のWilliam R. Goldfarb Memorial Scholarship(奨学金)を得る事に決まったと発表したそうです。
1997年にテクニシャンクラスのライセンスを得て以来のARRLのメンバーであるKrenzelさんは、V/U帯のSSBを主に愛好しているそうで、さらにSix Meter International Radio Club(SMIRK)のメンバーでもあるそうです。
また、彼の学業の成績はクラスでトップ、カンサス州の科学オリンピックでは銀メダルを受賞し、高校ではフットボール部のマネージャー、さらに各種の地域のボランティア/コミュニティ活動にも熱心に参加しているそうで、将来はWichita State Universityで航空宇宙工学を学び、NASAでフルタイムに働く事を希望しているそうです。
なお、William R. Goldfarb Memorial ScholarshipはARRLが数多く提供している奨学金の1つで、コンピューター、エンジニアリング、科学、医療、ビジネスに関連する高等教育を受ける事を希望している、熱心なアマチュア無線家である学生を支援するための奨学金であり、故William Goldfarbさん(N2ITP)が、死の直前である1997年に行った100万ドル近い寛大な寄付によって創設されたそうです。
#いつも、ARRLの奨学金の記事を読むと思うのですが、外国では科学に興味のある少年がちゃんとアマチュア無線にも興味を示すのに、なぜ日本ではこうならないんでしょうね。アマチュア無線はかっこ悪い趣味ではなく、かっこ良い趣味なんですが、「私、実はアマチュア無線をやってまして...たはは(汗)」と言うのはやめたい物ですよね。