水晶発振子とDSUBコネクターだけで出来る、コンピュータ制御モールス送信機
ARRLのサイトの記事(Surfin': Building Simple Radio Projects)で、家庭に転がっている部品を使って、子供に科学的なおもちゃを作ってあげようという趣旨のサイトである「Science Toys Web site」が紹介されていますが、このサイトに、水晶発振子とコンピュータのシリアルポートに接続するためのDSUBコネクタだけで製作できる、コンピュータ制御モールス送信機が紹介されています。
この送信機(写真上)は、ソフトウェア(写真下)で入力した文字からモールス符号を発生させ、コンピュータのシリアルポートの出力で水晶発振子に対してAM変調をかけると言う物のようで、RF出力は水晶発振子の出力を、そのままアンテナに繋ぐだけと言う物のようです(例では1MHzの水晶発振子を使用していますので、送信周波数は1MHzになっています)。
なお、同サイトの記述によると、
By replacing the 1 megahertz oscillator with a 28.322 megahertz oscillator, and connecting the transmitter to a large amateur radio antenna (10 meter beam), I was able to send signals from California to Texas.
と言う事です(日本では、この構成ではTSSの保証認定が下りないでしょうから、この実験は無理だと思われます...詳しい方、是非ご教示下さいませ)。
詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#これは、青少年向けの工作教室などにぴったりのネタではないでしょうか。なお、同サイト上でソフトウェアの実行ファイルとソースコードが公開されていますので、ソフトウェアを日本用にアレンジする事(例えば、和文モールスを出力できるようにするとか)も可能だと思われます。