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2005年12月21日

水晶発振子とDSUBコネクターだけで出来る、コンピュータ制御モールス送信機

simpletx1.png
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ARRLのサイトの記事(Surfin': Building Simple Radio Projects)で、家庭に転がっている部品を使って、子供に科学的なおもちゃを作ってあげようという趣旨のサイトである「Science Toys Web site」が紹介されていますが、このサイトに、水晶発振子とコンピュータのシリアルポートに接続するためのDSUBコネクタだけで製作できる、コンピュータ制御モールス送信機が紹介されています。

この送信機(写真上)は、ソフトウェア(写真下)で入力した文字からモールス符号を発生させ、コンピュータのシリアルポートの出力で水晶発振子に対してAM変調をかけると言う物のようで、RF出力は水晶発振子の出力を、そのままアンテナに繋ぐだけと言う物のようです(例では1MHzの水晶発振子を使用していますので、送信周波数は1MHzになっています)。

なお、同サイトの記述によると、

By replacing the 1 megahertz oscillator with a 28.322 megahertz oscillator, and connecting the transmitter to a large amateur radio antenna (10 meter beam), I was able to send signals from California to Texas.

と言う事です(日本では、この構成ではTSSの保証認定が下りないでしょうから、この実験は無理だと思われます...詳しい方、是非ご教示下さいませ)。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#これは、青少年向けの工作教室などにぴったりのネタではないでしょうか。なお、同サイト上でソフトウェアの実行ファイルとソースコードが公開されていますので、ソフトウェアを日本用にアレンジする事(例えば、和文モールスを出力できるようにするとか)も可能だと思われます。

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コメント

まいどです。
出力が小さいから電波法令の規制を受けないんじゃないですか? 日本の法令集が手元にないので詳細不明ですが。

田中さん、ご無沙汰しております。

>出力が小さいから電波法令の規制を受けないんじゃないですか?

確か、電波法の規定による免許を必要としない無線局は、出力での規定ではなく、距離○×mで電界強度○×と言う形だったと思います(ミニFM局が流行った頃に、高利得アンテナを使って飛距離を伸ばした人がいたために、法律が変更になったと言う記憶があります)。

いずれにしましても、米国での大型アンテナを使っての実験はアマチュア局として運用されたようですが(あの英文の後に、アマチュア無線の免許が必要ですよと書いてあります)、日本ではアマチュア局の送信機としては認められないんじゃないかなぁと思っています(たしか、水晶発振子から直接RFを出力する送信機は保証認定が下りなかったんじゃなかったかなと)。

#もちろん、針金程度のアンテナで実験するのは、(多分)問題ないんじゃないかなと思っています(笑)

まいどです。

>確か、電波法の規定による免許を必要としない無線局は、出力での規定ではなく、距離○×mで電界強度○×と言う形だったと思います

そうですか、規制が変わったんですね。最後に国試を受けてから20年経っているので知りませんでした。年取ったなあー

田中さん、まいどです。

>最後に国試を受けてから20年経っているので

まあ、アマチュアの国家試験には(多分)でない内容じゃないかと思います(笑)

#私は一時ミニFM(と言うか草の根FM)に興味があった時期があったので、たまたま知っていただけです。出力で微弱電波の送信を規制すると、短波帯で大きいアンテナを使うと、確かにどこまで飛ぶかわからないですもんね(笑)

昔から規定は電界強度なんですが,100m離れてナンボから,3mはなれてナンボに変わって,いわゆる距離の2乗に反比例,という意味では同等なのですが,実際には地面などの影響でずっと規制が厳しくなったことに相当するのだそうです.で,磁界の強度で定義されていないことを使って,ループアンテナを使うと,規制をクリアしてかつより強い電波がだせるとかとかとかとか...

今日は。コメントありがとうございます。

色々とご教示頂きましてありがとうございます。昔は出力での規制だったと思っていたのですが、昔から微弱電波は電界強度での規制だったのですね。

#何せ昔の事なので、思い違いをしていたかも知れません。

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