ARRLのサイトのニュースによると、現在、国際宇宙ステーション(ISS)の司令官としてISSに滞在しているBill McArthurさん(KC5ACR)は、ISSのアマチュア無線局であるNA1SSの運用を積極的に行っているそうです。
同ニュースによると、ARISSスクールコンタクトなどのイベントにおける運用を始め、通常のアマチュア無線の運用も2m帯で積極的に行っているそうで、Billさんは、宇宙からのWorked All Continents(WAC)、Worked All States(WAS)の両アワードの達成と、出来ればDXCCの達成を望んでいるそうです。
なお、ARISS Ham Radio Projectの技術者であるKenneth Ransomさん(N5VHO)によると、現在Billさんは37の米国の州、28のDXCCエンティティとの交信を行っているそうで、すでに南極大陸以外の全ての大陸との交信は出来ているそうですが、宇宙からの運用は「アンフェアなアドバンテージ」があるために、さらに南極大陸との交信を行ってWACの完成としたいと言う事です。
NA1SSは、下記の周波数/モードで運用されているようですので、みなさんもISSとの交信に挑戦して見てはいかがでしょうか?
The NA1SS worldwide voice and packet downlink frequency is 145.800 MHz. In Regions 2 and 3 (the Americas, and the Pacific), the voice uplink is 144.49 MHz. In Region 1 (Europe, Central Asia and Africa), the voice uplink is 145.20 MHz. The worldwide packet uplink is 145.99 MHz.
詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#先日行われた大阪府高槻市立日吉台小学校におけるARISSスクールコンタクトの時にも感じたのですが、あの手馴れた交信を聞く限りでは、Billさんはアクティブなアマチュア無線家のようですね。なお、今週末に日本の局がNA1SSとの交信に成功しているようです(Hello! CQ JK2VOC/Weblogの記事、「天空にロマンを求めて」の記事をご覧下さい)。