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2004年12月31日

【スマトラ島沖地震関連】各種非常通信の最新情報

現在、「スマトラ島沖地震」の被災地において多くのアマチュア無線局による非常通信が行われていますが、最新の情報がWorld Wide MARAのサイトで提供されています。

なお、上記のサイトによって得られた情報で、現在使用されている非常通信の周波数情報を下記のように更新致します。

80m帯 周波数不明(インドネシアで使用)
40m帯 7.050, 7.055, 7.060, 7.063, 7.090, 7.095, 7.160MHz
20m帯 14.125, 14.160, 14.190±10KHz,14.265MHz
15m帯 21.240(Best Propagation), 21.295, 21.300MHz

AO-51 Downlink 435.150MHz、Uplink 145.860MHz(PBBS)

【スマトラ島沖地震関連】被災地への問い合わせは必要のない限り控えてください

力武OM(JJ1BDX)が、Charles Harpoleさん(K4VUD)から、The Daily DXのeditorであるBernic McClennyさん(W3UR)に送られ、Bernieさんから2004年12月30日0655UTCに再発信された情報の抄訳を掲載しておられます。

以下に内容を転載致します。

以下 Charles Harpole, K4VUD からのThe Daily DXのeditor, Bernic McClenny, W3URに送られ,Bernieから2004年12月30日0655UTCに再発信された情報の抄訳です.

(The Daily DX 経由 - The Daily DX は有償のDXing情報誌ですが,スマトラ島沖地震関連の情報に限って転載を認めています.)

この抄訳の転載は自由ですが,一切文章を編集せずに転載してください.

(抄訳: Kenji Rikitake, JJ1BDX)

「現在,被災地へ流れ込む(問い合わせの)安否関連および災害復旧情報(Health and Welfare Traffic,以下H&W) の量が大変多く,大きな問題になっています.アマチュア無線を含むすべての情報のチャンネルが,流れ込んでくる潜在的な H&Wで一杯になってしまいそうです.これらの地域への問い合わせは控えてください.この災害規模になると,被災地からの情報を出すだけに制限するのが最良です.

この広範囲な災害には,インド洋に展開する数百あるいは数千のアマチュア無線家をもってH&Wを取り扱う必要があります.仮にH&Wの取り扱いに参加される場合は,その旨十分に覚悟してください.取り扱うべき地域は非常に広いのです.特定の小さな地域に限るのは有効かもしれませんが,政府や軍隊の活動を邪魔しないように注意してください.被災地のアマチュア無線家はすでに最大限の努力をもって活動しており,現状ではこれ以上できることはないでしょう.

被災状況は大変深刻で,数ヶ月続くと思われます.」

追記:この件は、ARRLのサイトのニュースにも掲載されています。