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2004年12月16日

JARL周波数委員会「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」についての意見募集

JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)のサイトによると、JARL周波数委員会は 「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」について意見を募集しているようです。

周波数委員会では、本年6月に理事会から新たに「全体的な周波数区分案の検討」について諮問を受け、これまで総務省およびJARLに寄せられている意見等とともに、今後のアマチュア無線の周波数利用についての検討をおこなうため、より多くの方々よりのご意見等をいただきながら作業を進めていく方針です。
と言う事ですので、みなさんもご自分の意見をJARLに提出して見てはいかがでしょうか?

なお、ご意見の受付は2005年1月31日までと言う事ですのでご注意ください。

追記:
この件に関する伊藤さん(JA1KSO)の提言が出ています(こちらへ)。

JARLが平成17年度より青少年の会費の助成を開始

JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)のサイトによると、JARLは平成17年度より青少年への会費の助成を行うそうです。

この助成の対象になるのは、

正員・准員としてのJARL入会者および、すでにJARLに入会されている方で、平成17年4月1日の時点で18歳未満の方。(平成17年度においては昭和62年4月2日以降に生まれた方)
と言う事だそうで、申請を行うことにより1年間の会費7200円のうち3600円が助成されるそうです。

なお、「半年分または3年分の会費で入会および会費継続される場合は助成を受けることはできません」、「家族会員、会費前納者は、助成の対象外とさせていただきます」などの色々な制限があるようですので、詳細は上記のリンク先をご確認下さい。

#WEB上でも「学生でJARLに入会するお金がないので、カードの交換は出来ません」とQSOで言われたと言う話を散見しますので、これで少しは青少年の方が入会しやすくなったらいいですね。

CW早聞き練習ソフト「CW Freak」がバージョンアップ

台湾からQRVの記事によると、今泉OM(JI0VWL)が作成/公開されているCW早聞き練習ソフトである「CW Fraek」が、Ver2.0にバージョンアップされたそうです。

今回のバージョンアップの目玉は、ネットワークランキングに対応した事だそうで、東京大学アマチュア無線クラブ(JA1ZLO/YWX)のサーバー上で動作しているCW Freak Network Ranking Systemのページによると、

CW Freakからこのサーバーにアクセスすることにより得点が集計される仕組みになっています。CW Freak上からNetworkランキングを参照できるのはもちろん、当部のホームページ上からもご覧になれます。
と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

追記:12月17日に、「最下位にランクインするときにエラーが出てしまうバグを修正」と言う事で、Ver2.0aが出ています。

K6KPH will once again be on the air

The Canadian Amateur Radio Bulletinによると、Maritime Radio Historical SocietyのK6KPHは、2005年1月1日の00:00から24:00に開催される、ARRL Straight Key Night (SKN)(CWのみ、かつストレートキーの使用のみ可能なコンテストQSOパーティ)に参加するそうです。

K6KPHは、廃止された海岸局であるKPHの元オペレータで構成されている局だそうで、送受信設備はMaritime Radio Historical Societyが維持/管理を行っているKPHの設備を使用しているそうです(以下に英文を転載します)。

Equipment - As always, K6KPH will be using only the original KPH transmitters, receivers and antennas. No amateur equipment is used at the station.

The transmitters for 3.5Mc, 7Mc and 14Mc will be 1950s vintage RCA sets. The transmitters for 21Mc, and 18Mc, if activated, will be a Henry commercial sets.

Antennas - Transmitting antennas will be double extended Zepps for 3.5Mc and 7Mc and H over 2s for 14Mc, 18Mc and 21Mc. Power will be 1.5kW on all frequencies.

また、海岸局であるKPHも、1月1日の01:00から現地時間の夜明けまで運用されるそうで、広報や天候などの情報は426kcで送信され、500Kcの船舶や航空機の通信をモニターするそうです。また、Maritime Radio Historical Societyは「私達は、リスナーにMF信号を聞く最良の機会を与えることを望みます。また、KPHの受信レポートを期待しています。」とアナウンスしているようです。

なお、詳しくは上記のリンク先の記事をご覧下さい。

#K6KPHは、今年の6月に行われたARRL FieldDayでも運用が行われていますね。欧米では、こう言う近代の通信関係の設備も歴史的な遺産として保存されている例が多いのですが(スウェーデンの旧長波海岸局SAQ(Grimeton Radio)のように世界遺産に指定された物もあります)、日本ではそう言う動きがほとんど見られないのが残念な所です。

追記:力武さん(JJ1BDX)によると、『ARRL SKNはコンテストではなく,QSOパーティと同様の扱いです.参加してログを送ると,QSTにコールサインが載ります :-)』と言う事です。TNX JJ1BDX/3

ARRL VEC exam session application fee to change

ARRLのサイトのニュースによると、2005年の1月1日から、米国のボランティア試験官(VE)によって行われているFCCアマチュアライセンス試験の受験料が、現行の$12から$14に値上げされるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#色々と経費削減の努力を行っているようですが、各種コストの高騰によって値上げせざるを得なかったようですね。筆者(7J3AOZ)は、2005年中に受験しようと思っているのですが、タイミングの悪い事です(苦笑)。

国際協力50周年アマチュア無線特別記念局の開設について

外務省のサイトに「国際協力50周年アマチュア無線特別記念局の開設について」と言うプレスリリースが、12月10日付けで出ていました。

1.外務省は、社団法人日本アマチュア無線連盟の協力により、国際協力50周年アマチュア無線特別記念局(コールサイン:8J1ODA)を、12月10日(金)から平成17年3月31日(木)まで開設する。

2.本件は国際協力50周年記念事業の一環として、わが国のODA開始50年間の成果を全世界のアマチュア無線局との交信を通じ、日本国内ならびに国際社会に向けて広く発信する目的から実施する。

3.交信がおこなわれた際に発行する交信証(QSLカード)については、わが国の国際協力50周年記念について、日本語、英語等、数カ国語で概要を記したカードを発行する。約4ヶ月の実施期間中に全世界の2万局との交信を目標とする。
と言う事です。

#8J1ODAって外務省主体で開設されたのでしょうか(そうだとしたら、とても珍しい局だと思います)。しかし、こちらの外務省のページでは、特定非営利活動法人 国際アマチュア無線ボランティアズ(IARV)にリンクがされているようですが...う〜ん。

Martin’s moonmobile on the roll

ARRLのサイトのニュースによると、コンサートピアニストでアマチュア無線家であるMartin Berkofskyさん(KC3RE)は、アルメニア、ポーランド、ロシアなど各地での演奏活動で大変多忙な毎日を過ごしているそうですが、忙しさはMartinさんのQRVを妨げるものではないようです。

Martinさんは、「今は大変忙しい時期だが、自動車からの144MHz EME(月面反射通信)を始めたよ」とARRLに語ったそうで、160W(EMEの世界ではQRPだそうです)の出力で18エレメントの八木アンテナと言う設備でQRVしているそうですが、すでにW5UN、I2FAKの2局と交信に成功しているそうです。また、現在はCWのみのQRVだそうですが、将来的にはデジタルモードへのQRVも考えているそうです。

なお、Martinさんは、自らの癌の克服の記念と癌研究への寄付金を募るため、TulsaからChicagoまでの880マイル(約1416Km)に渡る“Celebrate Life Run” を、2003年に行った事で有名だそうです。

詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

Morse Runnerのハイスコア

先日からお伝えしております、Alexさん(VE3NEA)が作成されたCWパイルアップトレーニングソフトであるMorse Runnerハイスコア登録ページですが、12月16日現在で155局のスコアが登録されているようです。

現在の総合トップは41949点をマークしているYU7NU局、気になる日本勢は23450点で23位のJM3CRK局、22270点で29位のJA1CNN局、20567点で38位のJL1DUE局となっているようです。

#Morse Runnerで楽しんでおられる皆さんは、上記のサイトにハイスコアを登録して見てはいかがでしょうか?

ADXA NEWS SHEET #784公開

JA7AO WEBLOGにADXA(秋田DXアソシエーション)の発行するDXニュースである、ADXA NEWS SHEETの#784が公開されています。