2012年11月07日

ここは「JH3YKV's Amateur Radio News」の2003年度のアーカイブです

最新のニュースは「JH3YKV's Amateur Radio News」をご覧ください。

2003年12月29日

グァンタナモ基地(KG4)からのQRV

425DXNewsによると、キューバのグァンタナモ基地(アメリカ海軍の基地、キューバとは別エンティティ)からの運用が、1月13日〜19日にかけて行われるようです。

この運用はBillさん(W4WX)によって、KG4DXのコールサインで行われ、HF及び6mでの運用が予定されているそうです。

#珍エンティティの一つです。がんばってゲットしましょう(笑)

VK9CA(ココス・キーリング島)の運用が中止

425DXNewsによると、先日こちらのニュースでもお伝えした、宮盛OM(JA1CMD)によって2003年12月28日〜2004年1月4日にかけて行われる予定だった、VK9CAによるココス・キーリング島での運用が、連絡便の都合でキャンセルになったようです。

#残念ですね。またのチャンスを期待しましょう。

オンライン「ヒースキット」博物館

映画「オーロラの彼方へ(Frequency)」で使われた通信機(SB-301)のメーカーの「ヒースキット」に関して、ちょっと面白いサイトを見つけました。

K0IMJ's Heathkit Siteですが、Gary Wood(K0IMJ)さんが開設されている、ヒースキットに関わるコレクションを展示しているサイトです。

このサイトには、ヒースキットの通信機にとどまらず、アクセサリー、マイク、さらに当時のカタログやマニュアルまで、Garyさんが収集したコレクションが展示されています。

よく、これだけ収集できたなぁと感心するほど、膨大な数のコレクションがありますので、ご興味のある方は、是非一度ご覧下さい。

なお、Heath Kit Virtual Museumと言う、ヒースキット全般を扱うオンライン博物館もあります。

#余談ですが、映画で使われたSB-301は、トランシーバーじゃなくて、受信機だったんですね。う〜ん(笑)

2003年12月28日

アドニス電機のブーム型マイク(新製品)

海外のアマチュア無線局のシャックの写真では、放送局風のブームマイクを使っている風景がよく写っていますが、その中でもよく使われているHEILのマイク用ブームはブーム+ショックマウントで概ね2万円(マイク別)と言う結構高価な物で、かっこいいなぁと思いながら二の足を踏んでいる方も多いんじゃないかと思います。

(株)アドニス電機のBOOM1は、同社のAM-DX1(\13,400)で使用されているセラミックマイク付きでありながら、19,800円という低価格を実現しています。

特に最近のシャックは、パソコン・無線機などの機器で狭くなりマイクの置き場所に困ることが多くなって来ていますので、この手のマイクは非常に有効ではないでしょうか?

#私も一つ欲しいなぁと思っています(笑)

真空管式の7MHzQRP送信機キット

例によって、WEBサーフィン中に面白いキットを見つけました。

GLOWBUG 40は真空管を使用した、7MHzのQRP送信機キットです。

送信周波数は、水晶1波(キットに付属する水晶は7.040MHz)で、出力は1Wだそうです。

なお、お値段は$49.85で、筐体以外の部品は全て含まれているようです。

#これと、自作の受信機とを組み合わせて、トランシーバーを作ると言うのもありではないかと。

2003年12月27日

JH3YKVが全国第2位!

JARL NEWSの1-2月合併号によると、JARLコンテストのクラブ対抗順位で、池田市民アマチュア無線クラブ(JH3YKV)が、全国第2位(地域クラブ)になったようです。

なお、第1位は府中アマチュア無線クラブ(JA1ZGO)さんでした。

当クラブの会長である村上OM(JE3LGJ)の弁によると、「祝で無く、惜敗である。来年のクラブ各局の奮闘努力を期待する」と言う事ですので、来年は当クラブのメンバーの全国1位を狙った活動が活発化する事が予想されます。

#本年もフィールドデーコンテスト等々で、池田市民アマチュア無線クラブは各局にお世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願いします。

2003年12月26日

ミズホ通信(JIMブランド)のピコシリーズの新品

手のひらサイズのSSB, CWのHF機としては、世界に競合品がなく、QRPの楽しさと同時に、HFを屋外で楽しむという新しいメディアを開拓したミズホ通信さんのピコシリーズですが、現在新品の購入が難しく、ヤフーオークションなどでは常に高値が付いています。

ところが、Jimブランドではありますが、ピコシリーズを新品で販売しているお店を発見しました。

gooショッピングに出店されているニューデリバリージャパンさんですが、50MHz、21MHz、7MHz用のピコシリーズの新品を販売されています。

なお、お値段は、全て19800円のようですが、オークションで下手をすれば2万円近くまで値段が上がる事もありますので、こちらの新品を購入する方が安上がりかもしれません。

#ピコシリーズをお探しの方には良いんじゃないかと思います。

The Amateur Radio Crossword Puzzler

年末/年始のお休みに、アマチュア無線ネタのクロスワードパズルなどはいかがでしょうか?

ARRLのHPで、H. Ward Silver(N0AX)さんが作成した、アマチュア無線を題材にしたクロスワードパズルが公開されています(PDF版はこちらへ)。

#電車で帰省される方は、車内での暇つぶしにプリントアウトして持って行くのも手です(笑)

2003年12月25日

JARL事務局の年末年始の休業予定

JARLのHPによると、「JARL事務局は、12月29日から1月4日までを年末年始の休業とし、新年は1月5日から業務を開始いたします。」との事です。

サンタバーバラ(カリフォルニア)とのARISSスクールコンタクト

ARRLのHPのニュースによると、12月23日にISS(International Space Station)の指揮官であるMike Foale(KB5UAC)さんと、サンタバーバラ(カリフォルニア)のモンロー小学校の生徒との間で行われたARISSスクールコンタクトが成功したそうです。

Mikeさんは、生徒からの「他の惑星上に生命が存在すると思いますか?」との質問に、「私は、私たちの太陽系以外の他の惑星上に生命は存在していると考えています。私は非常に多くの惑星が私たちの銀河(天の川)にあると確信していますし、その惑星のいくつかには生命が存在しているでしょう。但し、私たちが他の生命を見つけるためには、他の惑星に行くか、あるいは他の生命が発する電波を聞かなければなりません。」と答えたそうです。

#大変素晴らしい回答です。この答えを聞いた子供たちは、宇宙に対して大変興味を持つでしょうし、その中から科学者や宇宙飛行士やエンジニアが生まれてくるでしょうね。

Ham Radio Deluxe v1.1 Released

eHam.netのニュースによると、スイスのSimon Brown(HB9DRV)さんが開発されているCATソフトウェアであるHam Radio DeluxeのVer1.1がリリースされたようです。

このソフトは、コンピュータによるリグのコントロールを可能にするほか、同一作者によるPSK31ソフトや地図ソフトとの連動が可能で、さらに有名なアマチュア無線用フリーソフトウェア群のDXLab統合する事が可能だそうです。

なお、このソフトウェアは、フリーウェアとして提供されているようです。

このソフトウェアが現在対応しているトランシーバーは以下の通りです。

Elecraft K2

ICOM IC-703, IC-706, IC-706MkII, IC-706MkIIG, IC-718, IC-735, IC-7400, IC-746, IC-746Pro, IC-756, IC-756Pro, IC-756ProII, IC-775DSP, IC-781, IC-910H, IC-R10, IC-R8500

Ten-Tec Argonaut

Yaesu FT-100, FT-1000D, FT-1000MP, FT-817, FT-847, FT-857, FT-897, FT-840, FT-870, FT-890, FT-900, FT-920, FT-990

Kenwood TS-140S, TS-2000, TS-450S, TS-50S, TS60S, TS-570, TS-680S, TS-690S, TS-850, TS-870, TS-940S, TS-950, TS-2000

#まだ試してはいませんが、なかなか良さそうなソフトですね。

2003年12月23日

6m用の軽量アンテナ

WEBサーフィンをしていて、面白そうなアンテナを見つけました。

PAR ELECTRONICSのSM50と言うアンテナなんですが、一見ループアンテナに見える2エレの八木アンテナで、重さは3lbs(1.3kg)、耐入力は1KWあるそうです。

実際に、写真を見て頂けるとわかるのですが、組み立ては非常に簡単そうで、移動運用にもってこいと言う感じですね。

#でも、メーカーのサイトが発見出来なかった上に、WEBで検索しても販売している会社が一つしか見つかりませんでした...手に入れられるかどうかは不明です(笑)

MFJの2004年版カタログ

世界的に有名な、アマチュア無線関連機器の製造/販売会社であるMFJ Enterprisesの2004年版のカタログが、こちらよりダウンロード出来るようになっています。

#フルカラーのカタログを眺めているだけでも楽しくなりますので是非。約2.6MBのPDFファイルです。

アマ無線千夜一夜物語 第89夜 (JARL A1 Club)

JARL A1 Clubのホームページでクラブ員向けに連載されている「アマ無線千夜一夜物語」の第89夜を、クリスマスプレゼントとしてHP上に公開して下さっています。大変お勧めです。是非ご覧下さい。

#すごく良いお話です。こう言うお話を一般に広めれば、アマチュア無線家のイメージも変わるのになぁ...。

2003年12月21日

Kid's Day is Sunday, January 4!

最近のアマチュア無線界はメンバーの高齢化が問題になっていますが、米国のアマチュア無線では10年前から面白い試みが行われているようです。

ARRLのニュースによると、子供たちにアマチュア無線のオペレートを体験させるためのイベント「Kid's Day」が、2004年1月4日の18:00〜24:00(UTC)に行われるそうです。

「Kid's Day」の呼び出しは「CQ Kid's Day」で行われ、相手局との交換内容は名前、年齢、QTHおよび好きな色だそうです。

また、使用する周波数は2mのレピーター周波数に加え、14.270-14.300、21.380-21.400、28.350-28.400MHzが推奨されているそうです。

なお、このイベントは、参加する子供たちの免許の有無は関係ないそうで、免許を持たない子供たちが参加する場合は、有資格者のコントロールオペレータが設備の操作を行う事になっているそうです。

#米国の柔軟な第三者通信に対する考え方があってのイベントですね。過去10年間で、1000人以上の参加者があるそうですが、日本では法律(及び頭の固い方々)の壁があるので、実現するのは難しいでしょうね(苦笑)

2003年12月20日

Ham Radio in Space Reaches Another Milestone

eHam.netのニュースによると、先日からお伝えしていますように、ARISS(Amateur Radio on the International Space Station)のPhase2設備の搭載が、無事終了したようです。

新しいKENWOOD TM-D700Eトランシーバー(パケット用のTNC組み込み)は、乗組員の居室である、Zvezdaサービスモジュールに搭載され、2002年に行われたEVA(船外活動)によってISSの外部に設置された4本のアンテナ(これはHF帯からマイクロ波帯までをカバーする)を使用する事になるそうです。

また、新しいトランシーバーが搭載された事によって、ARISSは従来の設備(エリクソン製のハンディトランシーバー)と合わせて、マルチオペ、マルチステーションの環境が整ったと言う事です。

さらに、今後のフライトでVertex-StandardのFT-100が新しいSSTV装置と共に搭載される予定になっており、HF帯でのSSTV運用も期待されると言う事です。

#なお、「クリスマス前後にはNA1SSのアクティビティが上がるかも知れない」と言う話もあるようです。私も交信したいなぁ(笑)