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2003年12月20日

Ham Radio in Space Reaches Another Milestone

eHam.netのニュースによると、先日からお伝えしていますように、ARISS(Amateur Radio on the International Space Station)のPhase2設備の搭載が、無事終了したようです。

新しいKENWOOD TM-D700Eトランシーバー(パケット用のTNC組み込み)は、乗組員の居室である、Zvezdaサービスモジュールに搭載され、2002年に行われたEVA(船外活動)によってISSの外部に設置された4本のアンテナ(これはHF帯からマイクロ波帯までをカバーする)を使用する事になるそうです。

また、新しいトランシーバーが搭載された事によって、ARISSは従来の設備(エリクソン製のハンディトランシーバー)と合わせて、マルチオペ、マルチステーションの環境が整ったと言う事です。

さらに、今後のフライトでVertex-StandardのFT-100が新しいSSTV装置と共に搭載される予定になっており、HF帯でのSSTV運用も期待されると言う事です。

#なお、「クリスマス前後にはNA1SSのアクティビティが上がるかも知れない」と言う話もあるようです。私も交信したいなぁ(笑)

オーストラリア無線協会のHF帯ニューカマーを歓迎するイベント

2004年の元旦からノーコードライセンスになるオーストラリアですが、WIA(オーストラリアのアマチュア無線協会)はHF帯へのニューカマーに対して、大歓迎のムードのようです。

eHam.netのニュースによると、HF帯へのニューカマーを歓迎するための'The WIA Welcome to HF QSO Party'は、オーストラリア東部時間の1月1日の01:00〜24:00のスケジュールで行われるそうです。

2004年の元旦に、初めてHFでの運用が許可されるアマチュア無線局のコールサインは、サフィックスが3文字でH,T,U,X,Y,Zから始まるコールサインだそうで、このイベントに参加しているWIAの局は、サフィックスが2文字の'WI'、もしくはサフィックスの先頭の2文字が'WI'の局だそうです。

また、WIAはこのイベントを祝うために、世界中のアマチュア無線局に参加を求めているそうです。

#楽しそうなイベントですね。是非参加したいと思っています。

Ham Radio Payloads on High-Altitude Balloons

成層圏を浮遊する“高高度飛行体”を通信・放送サービスや観測・監視システムなどに利用する「成層圏プラットフォーム」構想が、日本を含む世界各国で研究されていますが、米国ではすでにアマチュア無線に利用しようと言う話が進んでいるようです。

eHam.netのニュースによると、NASA-TV(NASAのニュースを伝えるTVチャンネル)で、高高度気球にアマチュア無線のペイロードを搭載するANSR(Arizona Near Space Research)の計画についてスポットを当てた番組を、今月末に放送するそうです。

この計画では、APRS(Amateur Position Reporting System)の実験、並びに音声リピーターの実験を行うそうです。

なお、番組は米国の衛星放送もしくはケーブルTVで放送されますが、NASA-TVのインターネットストリーミング放送でも見る事が出来るそうです。

#これぞ、アマチュア無線家精神ですよね。

AG4RQ's Homebrew Single-Lever CW Paddle

eHAM.netのアーティクルで、面白い自作パドルが発表されています。

AG4RQ's Homebrew Single-Lever CW Paddleなんですが、不要になったCD-ROMをベースとして使い、パドルのレバー部分にはパソコンのスロットカバーの廃材を使用すると言う風に、地球に優しい設計になっています。

#但し、モールスを打ちやすいかどうかは難しい所のような気はします...う〜ん(笑)