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2006年11月18日

松下電器のPLCアダプター評価記事

「HAM RADIO NEWS」の記事によると、「日経パソコン PConline」の記事として、先日発表された松下電器のPLCアダプタ(BL-PA100、12月9日発売)の評価記事が掲載されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同評価記事を読む限りでは、電源タップを経由してPLC回線を接続するだけで大幅に速度が低下(2台とも電源タップに繋いだ状態では接続すら確立できない)ほか、スイッチング電源などが同時接続されているだけでも大幅に速度が低下するなど、ノイズにかなり弱いと言うイメージですね。アマチュア無線側が受けるノイズも問題ですが、アマチュア無線側から与えるノイズによって接続に影響が出る可能性も大きいのではないかと思われます。アマチュア無線家に、PLCを使用している近所の方からクレームが来るような事態にならなければ良いのですが(PLC-Iなんて洒落にならないですよね(苦笑))。

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コメント

 PLCの記事を見ましたが、ここまでノイズに弱いとは思いませんでした。私はずいぶん以前からPLC機器が発するノイズもさることながら、我々アマチュア無線側からの電波による障害を問題にしてきました。実際に設置されれば確実に起こる問題だと思います。PLCが検討されだした初期の頃は全ての責任はPLC側にあるような話しになっていましたが、それが電波審議会の段階になると電波法第30条を持ち出してアマチュア側にも責任があるような表現になっています。近隣からクレームを受けた場合電波の発射の中止を余儀なくされます。これは大問題です。これらの事をPLC賛成に廻ったJARLの理事さんたちは理解しているのでしょうか?
 私個人の話しで恐縮ですが、実は先週末に我が家のHF系のアンテナを撤去しました。事の起こりは近隣数軒に大阪ガスの「るるるコール」に混入すると言う事から始まりました。我が家もるるるコールの契約をしていますが何の問題もありません。これが出てくるとPCの具合が悪くなったとか色々言ってきます。このような事があって自宅でHF運用をするのは諦めました。
 PLCが近隣に設置されれば必ずと言っていいほどこのような事は起こります。その時にはどの様にして解決するのでしょうか?JARLの理事さんたちは妙案をお持ちなのでしょうか?専務理事は賛成した時点でこれから考えるとおっしゃっていましたがそれでは遅すぎると思いますが...。

田原さん、今晩は。

米国の法律では、障害が機器側の問題(この場合は「るるるコール」)である場合は、問題の解決は該当機器のメーカー(あるいはユーザー)が行わなければならないとなっていますので(これは、FCC試験のクエッションプールにもたしか入っていました)明解なのですが、これは日本との国民性の差なのかも知れませんね。

日本の場合は、「たかが趣味なんやから、おまえが電波出さへんかったら問題ないんや」とご近所の方が仰るケースがかなりあるようで、(少なくとも現時点での性能の)PLCが普及すると、田原さんのような目に合うアマチュア無線家が続出するのではないかと、私も大変危惧しています。

JARLの理事のみなさんも、この辺の可能性は考慮されているんじゃないかと思いたいのですが、問題は実際にアマチュア無線をアクティブにされている方が、理事の中にどの程度おられて、どれくらい実際的な危機感を持っておられるのか...と言う事ではないかと思っています。

#私は、自分がそんな目にあったらどうしよう...と言う思いを持つ事が大事なんじゃないかと考えているのですが。

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