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2006年09月09日

Amateur Radio Societies Want Broadcasters to Take their Battle off Ham Bands

ARRLのサイトのニュースによると、現在「Firedragon」と呼ばれているアマチュア無線帯への放送波による妨害は、「Sound of Hope(SOH)」に対する、中国による妨害電波であると言う事です。

SOHのYue Chenさんは、IARU Region 1 Monitoring System(IARUMS)のUli Bihlmayerさん(DJ9KR)からの問い合わせに対して、「我々の放送はアマチュア無線帯でも行われているが、中国の特定の地域を対象として非常に低出力で行われており、他の地域に妨害を与えていない。」と回答したとの事で、さらに「All Amateur Radio Community Members」宛に、「中国政府によるこの乱暴な行為を止めさせるために、ITUに対して働きかけて欲しい」と言っているとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事によると、各国のアマチュア無線連盟は、SOHと中国に対して(要約すると)「喧嘩はアマチュアバンドの外でやってくれ」との反応のようです。全くもってその通りですよね(苦笑)

追記:NDXC(Nagoya DXers Circle)の長谷川さんに、この件に関するわかりやすい解説をコメントして頂いています。是非、コメントもお読みください。

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コメント

SOH希望之声国際広播電台と中国のケンカはもう1年くらいになります。Hambandに出ているSOHは台湾の淡水から出ているようでPowerは10kW出ていないと思われます。
最初は17MHz帯に出ていたのですが、昨年くれ頃から18MHzのHambandに出るようになり各国で問題になっていました。
最初は中国の国内向け放送CNR-1、中国中央広播電台第一節目(中国之声)をJammingに使っていましたが、今年の夏DJ9KR等によってベルリンの中国大使館に受信音の録音テープを添えた抗議により現在のFiredragonと呼ばれている京劇音楽に変更になりました。
これは国内放送がHambandで放送を行っていると見られるのを避けるためと考えられます。
Jamming 自体、中央広播電台が行っているのでは無く党、軍の公安関係の部署の管轄になっているようです。
このFiredragon Jammingは今までもVOA, VOFree Asia等にかけられており、海南島Jamming送信所から放送されています。
Firedragonは1サイクル62分のエンドレスで大陸から海南島に衛星中継で送られているのが衛星受信で確認されています。
http://www.ndxc.org/audio/china/050911_035842.m3u
これらHam bandの放送は非公式放送のようでSOHのスケジュールでは発表されていません。
毎時00-05分にJamming がQRTしますが、これはモニタリングブレークでこの5分間に対象局が放送しているかどうかの確認を行うためのQRTです。
SOHの放送自体はこの5分間か時間の途中でQSYし、それが見つけ出されるまでの間しか日本では受信出来ません。
現在はCW bandの14050kHzが多用されています。
9月1日から3日までは出ていなかったのでSOHが非公式放送を中止したのかと思いましたが、4日 から再開しています。

長谷川さん、今晩は。

この件に関して、わかりやすい解説をして頂きありがとうございます。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

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