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2005年05月26日

電力線通信の研究会における漏洩許容値の議論

日本経済新聞社のIT Proニュースによると、5月23日に総務省が行った「高速電力線搬送通信に関する研究会」の第5回会合において、座長である東北大電通研の杉浦行教授が前回の会合で出した、PLCによるノイズの漏洩許容値についての「高速電力線通信推進協議会(PLC-J)案とCISPR案のどちらが適しているか意見を提出して欲しい」と言う宿題に対しての回答が出され、メーカー、業界団体からは「どちらかの意見に同意する」と言う意見が出されたそうですが、(社)日本アマチュア無線連盟(JARL)日経ラジオ社は「ITU-Rで規程されている静かな田園地域でのノイズ・レベルを基準にしてほしい」と反論したそうです。

これに対して、杉浦教授は「既にありとあらゆる電化製品がノイズを出している状態の中、PLCから漏れるノイズだけを区別して、許容値を余計に厳しくする理由はあるのか」と言う見解を述べたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#そもそも、電化製品が出すノイズによって、電波通信が影響を受けているのが問題だと言う意識が無いのがなんだかなですね。「PLCの導入はせねばならない」と言う結論があって、後はどうつじつまを合わせるか...と言う出来レースに見えます。欧米における電化製品の電磁波漏出許容規格は、日本の物の数倍厳しいと言う現実を知っているのでしょうか?(苦笑)

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コメント

そういう教授には一度、ARRLのウェブサイトのEnforcement Letterを見てもらいたいものですね。

また、PLCに関してはいわゆる、構内でのものよりも、特に屋外にあるものを使う、引き込み用のものが問題になっていますから焦点がずれている気がします・・・・・・。

斉藤さん、ご無沙汰です(笑)

>見てもらいたいものですね。
全くですね。でも、アマチュア無線とか短波放送の存在って、アウト・オブ・眼中なんだろうなぁ(苦笑)

>焦点がずれている気がします・・・・・・。
まあ、教授が言っているのは、「電力線経由で伝わるノイズ」なので、あながちずれずれと言う訳では無いのかも知れません。

#ところで、http://kd7tci.blogspot.com/をアクセスしても、IEだと画面が真っ白ですね。FireFoxだとちゃんと表示されるのですが(IE避け?(笑))

あれ?ほんとですね。
わざとやっているわけではないので何かがあるのかと思いますが、ちょっと調べてみます。

ほとんどデフォルトのテンプレートそのものなのですけどね・・・・・・。

ちなみにOperaではちゃんと表示できているようです。

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