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2004年10月06日

WIA seeks to stake a claim at 500 kHz

ARRLのサイトのニュースによると、オーストラリアのWIA(Wireless Institute of Australia)はオーストラリア当局(Australian Communications Authority)に対して、500KHzをアマチュア無線の実験用に解放するように要求すると言う計画を発表したそうです。

WIAのDirectorであるGlenn Dunstanさん(VK4DU、元船舶無線士官)によると、500KHzは20世紀中には、国際海上モールスコード救難周波数(international maritime Morse code distress frequency)として使われてきたそうですが、1999年にGMDSS(Global Maritime Distress and Safety System、海上における遭難及び安全に関する世界的な制度)が世界的に導入された結果、500KHzは急速に使用されなくなったそうです。

現在この周波数に職員を配置している唯一の国である中国も、来年には運用を停止するそうで、Dunstanさんは「この周波数は、前世紀に何万人の人名を救うのに役立ちました。この周波数を保存するのにふさわしい方法は『周波数帯国立公園』として、アマチュア無線の小さな周波数帯(495〜510kHz)を割り当てる事でしょう。」と語ったそうです。

なお、500KHzのアマチュア無線への割り当てに関してはRSGBARRLも関心を示しているそうで、さらに、国際アマチュア無線連合(IARU)のリージョン1および様々な米国のアマチュア長波グループは、積極的に500kHzの実験での使用を提唱しているそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#国立公園にしようと言うのは面白いアイディアですよね。現在モールスが使用されているのは、基本的にはアマチュア無線しかないですから(一部業務でもまだ使用されています)、是非この要求が受け入れられる事を祈っています。

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