Digital broadcast troublesome to some, experimental opportunity for others
ARRLのサイトのニュースによると、3995kHzでのデジタル短波放送が3.8MHz帯のバンドエッジの10KHzに混信を起こしているそうで、何か対策を取っているのかと、何人かの米国のアマチュア無線家からの問い合わせをARRLが受けたそうです。
このデジタル短波放送は、ドイツのDeutsche Welle(訳注:BCLファンの間ではおなじみの放送局ですね)から送信されている物だそうで、3.8MHz帯(の一部)は第一地域(EU全域が含まれる)ではアマチュア業務と共用の周波数であるため、ドイツにおいては法的に問題にならないそうですが、このような場合、The international Radio Regulations(国際無線通信規則)では、出力、もしくはアンテナパターンの変更を放送局に要求する事が可能だそうです。
なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#現在、事実上のデジタル短波放送の標準フォーマットであるDRM(Digital Radio Mondiale)は、Deutsche Welleによって開発されたようですね。アマチュア無線においては、HamDreamなどのソフトウェアを使用する事により、このフォーマットでのデジタル通信が可能になっています。それにしても、電波は国境を越えて飛びますので色々な問題が出てきますよね。