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2006年12月26日

毎日放送「VOICE」のPLCに関する取材結果の放送が延期に

当クラブの田中OM(JR3QHQ、JARL大阪府支部長)からの情報によると、先日お伝えしました、毎日放送(TV)の報道番組「VOICE」のPLC(高速電力線搬送通信)に関する取材結果ですが、12月27日の放送予定が2007年1月4日に延期されたとの事です。

#何か大きなニュースでもあったのかも知れませんね。筆者(7J3AOZ)は、残念ながら1月4日には視聴できるエリアにおりませんので、HDDレコーダに録画して後日見ようと思っております。

2006年12月22日

毎日放送「VOICE」のPLCに関する取材が行われました

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本日(12月22日)、兵庫県伊丹市内某所で、毎日放送(TV)の報道番組「VOICE」のPLC(高速電力線搬送通信)に関する取材が行われました。

取材は、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)関西地方本部が協力する形で行われ、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100)を使用した屋内配線でのデータ伝送を行いながら、実際のアマチュア無線設備を使った短波帯の受信や、屋内の短波ラジオを使った短波帯の受信などの実験が行われました。

なお、この取材の結果は、12月27日の18:19~18:522007年1月4日(予定)に同番組内で放送されるとの事です(大きなニュースがあって同日に放送されなかった場合は、2007年1月4日以降に放送されるそうです)。

#筆者(7J3AOZ)は、実はどこで実験をするのか知らなかったのですが、アマチュア無線の交信をしている状態の絵を撮影したいとの事で、急遽自分のシャックから交信のお相手を務めまして(筆者の声がTVで放送されましたらごめんなさい(笑))、ついでに現場を見学させて頂きました(逆光かつ携帯のカメラですので、写真が見づらくて申し訳ありません)。なお、最初から現場にいた訳ではないので定量的なお話は出来ないのですが、アンテナタワー上のアンテナでのアマチュアバンド内の受信では、フレキシブルノッチの効果でノイズはほとんど感じられないものの、PLCモデムから5~6m離れた距離に置いた短波ラジオによる海外放送の聴取実験では、「これはあかんやろ」と言うレベルのノイズが受信されていました。正直な所、ここまでひどいとは予想していませんでしたので、筆者はショックを覚えております。

追記:この件に関しては、当クラブの田中OM(JR3QHQ、JARL大阪府支部長)のWeblog「QHQの独り言」の記事、中出OM(JA3AVO)のWeblog「憂楽日記Ver.2」の記事でも取り上げられています。また、坂井OM(JA3ATJ)のWeblog「ちかまの余談・誤談」の記事でも取り上げられています。

エレキジャックWeblog「PLC(電力線通信)導入実験で短波ラジオに妨害発生」

電子工作推進マガジン「エレキジャック」のWeblogの記事として、ノイズが大変少ない場所に建設されているログハウス内で、PLC機器をテストしたレポート「PLC(電力線通信)導入実験で短波ラジオに妨害発生」が掲載されています。

同記事によると、

実験は、短波帯トランシーバのワイド受信機能を使って、ノイズの発生具合を確認した。9MHzや11MHzにおいて強いノイズの発生が確認された。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#CQ誌1月号をご覧になった方はすでにご存知だと思いますが、この雑誌は、CQ出版社より2007年1月25日に発売予定と言う事です。往年の「初歩のラジオ」や「ラジオの製作」のような雑誌である事を、筆者(7J3AOZ)は期待しております。

2006年12月21日

スラッシュドットジャパン「経済学者 vs. アマ無線」

「JJ0LUU+JJ0LXF/1 weblog」の記事によると、スラッシュドットジャパンに、上武大学大学院・池田信夫客員教授のWeblogの記事「アマチュア無線って必要なのか」に関するトピック「経済学者 vs. アマ無線」が掲載されていると言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#しかし、『アマ無線のヤバさ』って、アマチュア無線ってヤバい趣味ですか?(汗)。アマチュア無線家以外の方にそう思われているとしたら悲しい限りですね(涙)

2006年12月19日

NIKKEI NET IT+PLUS「電力線通信はどこまで使えるか?」

NIKKEI NET IT+PLUSに、技術評論家の田村 安史さんによる下記の記事が掲載されています。

電力線通信はどこまで使えるか?(前編)--松下のPLCアダプター「BL-PA100」を試す
電力線通信はどこまで使えるか?(後編)--無視できない電波漏洩や混信

技術者としての冷静な視点で書かれた大変良い記事だと思います。是非ご覧下さい。

#この記事の存在は、「yamada_radio_clinic」の記事で知りました。Yamadaさんの記事でも触れられていますが、上武大学大学院・池田信夫客員教授のWeblogの記事「アマチュア無線って必要なのか」と対照的な記事になっていると、筆者(7J3AOZ)は思います。

2006年12月18日

Yahoo!オークションで違法なPLCモデムが販売されている模様

「ませ1りすか」の記事によると、国内最大のネットオークションサイトであるYahoo!オークションにおいて、先日国内での正規品販売が始まったPLC(高速電力線搬送通信)モデムの、海外製品の販売が行われているそうです。

PLCモデムに関しては、日本国における製品の形式認定が必要になっており、この商品を購入し日本国内で使用した場合は、明らかに日本国の法律に触れますので、ご購入を見合わせた方が賢明だと思われます。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#現在発売が開始されている松下電器産業のPLCモデムに関しても、すでに違法な改造を行って、アマチュアバンドなどにかけられているノッチフィルターを外し、速度を上げようと言う行為を行っている輩がいると言う話も流れていますね。こう言う状況はある程度予測されていたのですが、筆者(7J3AOZ)は、総務省がどう言う対策を取るのかを注視して行きたいと思っています。

2006年12月13日

毎日放送「VOICE」のPLCに関する取材にJARL関西地方本部が協力

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、同Weblogの筆者である坂井OM(JA3ATJ)に、毎日放送(TV)の報道番組「VOICE」のPLC(高速電力線搬送通信)に関する取材に、JARL関西地方本部が協力すると、長谷川OM(JA3HXJ、JARL関西地方本部長)からの連絡があったとの事です。

なお、この取材の結果は、12月27日の18:19~18:52に同番組内で放送される予定だと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

追記:この件に関しては「QHQの独り言」の記事でも取り上げられています。

2006年12月09日

PLC行政訴訟の訴状がWeb上で公開

「PLC行政訴訟原告団事務局(団長:草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長))」のサイトに、同原告団が12月7日に裁判所に提出した、PLC行政訴訟の訴状(PDF)が掲載されています。

2006年12月07日

BroadBand Watch「高速PLCの事業認可取消を求めてアマチュア無線家など115名が行政訴訟」

ImpressのBroadBand Watchに、PLC(高速電力線搬送通信)に関する行政訴訟原告団(団長:草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長))に関する記事(「高速PLCの事業認可取消を求めてアマチュア無線家など115名が行政訴訟」)が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

追記:日経BP ITProの記事(「電力線ネットに「待った」,アマチュア無線家らが国を提訴」)でも、この件が取り上げられています。また、稗田さん(JE1SGH)によると、今夜の「NHK ニュース9」でも取り上げられたそうです。

2006年12月06日

毎日新聞「<電力線通信>電波妨害の恐れ 大学教授ら行政訴訟へ」

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、毎日新聞のサイトに、PLC(高速電力線搬送通信)に関する行政訴訟原告団(団長:草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長))に関する記事(「<電力線通信>電波妨害の恐れ 大学教授ら行政訴訟へ」)が掲載されたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

「クレージーこんてすたーズ」の記事によると、草野さんは他の数社からの取材も受けているそうで、一両日中に掲載される予定だと言う事です。

追記:朝日新聞のサイトに「医療機器に注意喚起 高速電力線通信めぐり厚労省」と言う記事が掲載されました。こちらにも、この件に関する内容が掲載されています。

2006年12月03日

PLCアダプターの実験協力者募集

「クレージーこんてすたーズ」の記事によると、同Weblogの筆者である熊谷OM(JE1CKA)が、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100、12月9日発売)を使用した場合の、アマチュア無線帯への影響を調査する協力者を募集しているとの事です。

同記事によると、

PLCモデムを接続して短波帯を含めノイズの影響、アマチュア無線の電波によるモデムに対する影響の調査に協力していただける方いらっしゃいませんか?
条件
関東近県
HF帯の送受信が可能
インターネット常時接続が可能

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年12月02日

PLCアダプターの実験ビデオとレポート

「PLC高速電力線通信って何だ?」の記事として、同Weblogの筆者であるライターの三上さんが、メディア向けのテクニカルサンプルとして貸し出されている、松下電器産業のPLCアダプタ(BL-PA100、12月9日発売)の試用を行ったビデオとレポートが掲載されています。

同記事によると、

松下のPLCアダプターには、ラジオNIKKEIとアマチュア無線帯にフレキシブルノッチというものがかけられており、この周波数帯は利用しないようになっています。まだ実験途中ですが、この周波数帯は確かにノイズが少なく、PLCでのファイル転送中でもラジオNIKKEIも問題なく受信できています。

との事ですが、それ以外の周波数帯では、弱い放送の内容がまったく聞き取れなくなるほどのノイズが発生しているとの事です。

なお、

この実験は暫定的なものです。他の実験をすることで、異なる結論になることもありますのでご承知おきください

との事ですので、ご注意ください。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#これは、ある意味予想されていた結果(フレキシブルノッチが有効ではない周波数では、高レベルのノイズが発生する)でしょうね。アマチュアバンドは、将来的に変更/拡張される可能性があるのですが、その場合はメーカーサイドでフレキシブルノッチの周波数変更を行って頂けるのでしょうか。また、海外短波放送や電波天文などで使用されている周波数は、フレキシブルノッチの対象外である可能性が高いのではないかと思います。

PLC行政訴訟原告団の公式Webサイトが開設

「クレージーこんてすたーズ」の記事によると、PLC(高速電力線搬送通信)に関する行政訴訟原告団(団長:草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長))の公式サイトが開設されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事によると、12月中には提訴日を決定し、同時に東京地裁司法クラブにて記者会見を行うとの事です。

2006年12月01日

松下電器のPLCアダプター試用記事

「まあべるの入院日記トロイメント」の記事によると、ImpressのBloadBand Watchの記事として、先日発表された松下電器のPLCアダプタ(BL-PA100、12月9日発売)の試用記事(「国内初の高速PLCアダプタ「BL-PA100」の機能をチェック」)が掲載されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#製品のマニュアルに、PLC装置が短波ラジオに障害を与えた時の対策として「短波ラジオの周波数を変更する」と書いてあるそうです。要するに、障害で受信できない周波数は諦めろと言う事なんでしょうか?。マニュアルを鵜呑みにして「あんたが受信する周波数を変えたら?」とクレームを付けた隣人に言い放つ人がいるのではないかと言う気がするのですが>松下電器産業さん

2006年11月20日

PLC行政訴訟原告団の第1回集会が開催

「クレージーこんてすたーズ」の記事によると、現在訴訟準備を行っているPLC(高速電力線搬送通信)に関する行政訴訟原告団(団長:草野OM(JA1ELY、月刊ファイブナイン編集長))の第一回集会が、11月18日に東京・目黒区で開かれたそうです。

同記事によると、

 間もなくこの行政訴訟のための公式ホームページを公開するとのことです。
 また、原告団として近々発売されるPLCモデムを購入し、原告団メンバーに実際に使用してもらい、妨害の状況等のデータ取得をするとのことです。

と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年11月18日

松下電器のPLCアダプター評価記事

「HAM RADIO NEWS」の記事によると、「日経パソコン PConline」の記事として、先日発表された松下電器のPLCアダプタ(BL-PA100、12月9日発売)の評価記事が掲載されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同評価記事を読む限りでは、電源タップを経由してPLC回線を接続するだけで大幅に速度が低下(2台とも電源タップに繋いだ状態では接続すら確立できない)ほか、スイッチング電源などが同時接続されているだけでも大幅に速度が低下するなど、ノイズにかなり弱いと言うイメージですね。アマチュア無線側が受けるノイズも問題ですが、アマチュア無線側から与えるノイズによって接続に影響が出る可能性も大きいのではないかと思われます。アマチュア無線家に、PLCを使用している近所の方からクレームが来るような事態にならなければ良いのですが(PLC-Iなんて洒落にならないですよね(苦笑))。

2006年11月15日

電力系NCC6社が松下電器のPLCアダプタを無料でモニター配布

「PLC高速電力線通信って何だ? 」の記事によると、電力系NCC6社(中部テレコミュニケーション株式会社、株式会社ケイ・オプティコム、株式会社エネルギア・コミュニケーションズ、株式会社STNet、九州ネットワーク株式会社、沖縄通信ネットワーク株式会社)が、先日製品発表が行われた松下電器のPLCアダプタ(当ニュースの関連記事)を、上記各社の加入者に対して200台台数限定で無料モニター配布するそうです。

同記事によると、

本トライアルは、本年10月4日の総務省令改正により一般家庭においても利用が可能となった高速PLCについて、試験環境下では得られなかった、お客様のニーズやご利用方法、実利用環境における課題等を調査するため、NCC各社のサービスにご加入いただいているお客様を対象に実施します。
本トライアルに必要となる高速PLCモデムは、「HD-PLC」方式に基づくものを利用し、トライアル終了後にご協力いただいたお客様へそのままプレゼントいたします

との事です。

なお、詳しくは上記の記事をご覧下さい。

#上記各社のサービスを受けているアマチュア無線家の方は、このモニター募集に応募して、実際の製品におけるノイズ発生状況などを調べて見てはいかがでしょうか?

追記:日経 ITProの記事によると、

募集モニター数は,ケイ・オプティコムが200人,CTC,エネルギアコム,STNet,QTNet,OTNetがそれぞれ50人。6社合計で900台をモニター用に配布する。

との事です。

2006年11月13日

松下電器のPLCアダプター発表会レポート

PLC高速電力線通信って何だ? 」に、11月13日に松下電器が行った「PLCアダプター発表会」のレポートが掲載されています。

同記事によると、

・wavelet OFDMにより、アマチュア無線の周波数帯、およびラジオNIKKEIの周波数はノッチでカットしている。
・フレキシブルノッチではあるが、ユーザーによるノッチ周波数の変更はできない。変更自体は可能だが、変更するソフトウェアは提供していない。

との担当者のコメントがあったと言う事で、さらに、
・親機は部屋のコンセントにつなぐだけでOK。分電盤への直結は不要
・分電盤にはフィルターなし=つまり室内と、外からの引込み線はまったく同じ状況=PLC垂れ流し!
・「フィルターなしでは外に電波障害を与えるのでは?」という質問に対し「短波へのノイズ源として問題となっている主体は、一軒の家庭に巡らされた電源ライン・スイッチなどを含めたPLC導入家庭全体。引込み線はライン一本だけであり、ノイズ源としてはあまり問題にならないと思われる」
・マンションの隣どうしでPLCを使う場合は、隣の家庭のPLC信号がノイズ源となる可能性があるかもしれない(垂れ流しなので)

・「トラブル時の対応をする部署は新設するのか?」という質問に対し「特別な部署は作らない。通常のサービスで対応する」 つまりアマチュア無線や短波ファンが被害を受けた場合の受付窓口やセンターは作らないということ

と言う説明があったとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#大変興味深いレポートですので、是非ご覧下さい。

追記:同Weblogに、追加の記事として『PLC製品登場「壁コンセント直結」が前提に(PLC発表会前編)』、『松下PLCは「屋外へ垂れ流し」「障害窓口ナシ」(電力線通信アダプター発表会後編)』が掲載されたそうです。

TNX INFO 三上さん

2006年11月01日

「HF-PLC行政訴訟」に関する続報

「クレージーこんてすたーズ」の記事として、「月刊ファイブナイン」の編集長として知られる草野OM(JA1ELY)が提起した、「HF-PLC行政訴訟」に関する続報が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事によると、原告団のメンバーは現在106名となっているそうです。また、草野さんからのメッセージとして、『裁判所に訴状を提出するまでにはまだ多少時間がありますので、PLCノイズに懸念を持つ方は、一緒に闘いませんか?』との事です。

2006年10月31日

東京FM「SKY」にPLC-J事務局運営委員長が出演

藤坂OM(JF4DGI)からの情報によると、10月26日の東京FM「SKY]の「スズキ フューチャー ナビ」コーナーに、PLC(高速電力線搬送通信)推進団体であるPLC-J(高速電力線通信推進協議会)事務局運営委員長の有高 明敏さんが出演したそうです。

藤坂OMによると、番組は、

1.PLCって何?(一般人向けの簡単な解説)
2.どんな事ができるか(この中で「技術的な問題は解決できた」との発言あり)
3.商品化の見通し(「年末頃には商品化」との発言あり)

と言う内容で、PLCの抱えている問題点には触れずに、利点のみを強調する内容だったと言う事です。

なお、番組に対する意見の投稿フォームより、藤坂OMは下記の意見を投稿されたそうですので、ご許可を頂いた上で掲載させて頂きます。

 今朝の「スズキ フューチャー・ナビ」でPLCについて取り上げられておりましたが、実は、大変大きな問題を抱えたまま、半ば強引に見切り発車をしようとしているものです。
 問題は2点ありまして、まず1つ目として家庭用電線の規格・構造がそもそも電波に対して無防備であるため、ここに信号を流すと送信アンテナとして機能してしまい、場合によっては隣室で短波放送が受信できなくなる程の妨害電波を発生する点があります。
 今朝のゲストの方は「技術的には問題解決できた」と仰っておられましたが、そのような事は決してありません。むしろ、何一つ解決できていない事を証明する論文すら存在するのです!
 2つ目として、仮に本当に技術的問題をクリアできたとしても、「数の問題」が発生します。現在の技術基準では、「外部に漏れだす信号の強さは、自然界に存在する雑音信号と同程度とする」となっております。しかし、たった1台の機械でそれをクリアできたとしても、機械の数が何千何万という数字になれば、明らかに「塵も積もれば山となる」で、特に電波天文観測の分野において非常に大きな問題となる事が懸念されております。
 我々アマチュア無線家や電波天文学者、ラジオ局などは一貫してPLCには反対しております。推進側の意見だけでなく、是非反対派の声も取り上げて下さい。

#筆者(7J3AOZ)は、残念ながらこの番組は聴けなかったのですが、PLC推進側によるマスコミを使った一方的な宣伝は、これからどんどん行われていくのではないかと思われます。最近の放送番組では、インターネット上で意見を受け付ける所が増えていますので、間違った報道や偏った報道にたいする意見を投稿して行くのも、PLCに対する良い対抗手段になり得るのではないでしょうか?

2006年10月27日

「HF-PLC行政訴訟」に関する続報

月刊ファイブナイン」の編集長として知られる草野OM(JA1ELY)より、草野OMが提起した「HF-PLC行政訴訟(当ニュースの該当記事はこちら)」に関する続報を頂きましたので、下記に掲載させて頂きます。

 本日10月27日現在HF-PLC反対行政訴訟の原告希望者は91名になりました。内2名は短波無線受信愛好者(SWL)、1名はプロの船舶通信士です。

 目標の100人まで残り1桁となりました。何とか100人にしたいと思っていますので、皆様のご協力宜しくお願い致します。

JA1ELY 草野利一

#この訴訟に参加する原告の募集は10月31日まで行われると言う事です。

TNX JA1ELY

2006年10月24日

「HF-PLC行政訴訟」に関する続報

「PLCについて」の記事として、先日お伝えしました、「月刊ファイブナイン」の編集長として知られる草野OM(JA1ELY)が提起した、「HF-PLC行政訴訟」に関する続報(及び草野OMと青山OM(JA1IDY)の追加メッセージ)が掲載されています。

同記事によると、

10月23日夕刻で原告団参加者71名、支援者20名を越えたそうです。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

追記:草野さんから、下記の情報を頂きましたので追記します。

皆様

おかげさまで10月24日現在で原告団参加希望者が83名に達しました。目標は100名ですが原告募集は10月31日で終了して、最終的な原告団を確定する予定です。
その後弁護士に着手金を払い正式に契約を結んでから、カンパの振り込み口座を公表して皆様のご支援をお願いする予定です。

原告になっても、裁判所に出向かなくてはならないという事はありません。次世代にノイズ公害をもたらすようなHF-PLCに断固反対する闘いに参加して頂けませんか。
よろしくお願い致します。

JA1ELY 草野利一

2006年10月17日

月刊ファイブナイン「PLC導入に対し行政訴訟を提起しよう!」、「PLC訴訟の原告募集」

DXer向けアマチュア無線月刊誌「月刊ファイブナイン」の編集長として知られる草野OM(JA1ELY)より、下記の情報(月刊ファイブナイン 11月号に掲載の記事)を頂きましたので、記事として掲載させて頂きます。

続きを読む "月刊ファイブナイン「PLC導入に対し行政訴訟を提起しよう!」、「PLC訴訟の原告募集」"

2006年10月12日

CEATEC JAPAN 2006におけるPLC関係ブースの動画が公開

櫻井OM(JQ2GYU)からの情報によると、インターネット上で動画を共有、閲覧できるサービスであるYouTubeにおいて、CEATEC JAPAN 2006におけるPLC関係ブースのビデオが公開されているそうです。

このビデオは、FT-817を使って短波帯におけるノイズ発生状態を調べている様子が撮られているそうで、櫻井OMによると、

会場ではツイストペア線が使われている様子,にもかかわらずツイストペア線やPLCモデムの近くでは短波帯全域で強いノイズが発生している様子,展示ブースから僅かにはなれたところでは全くノイズが無い様子,などが見て取れます。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

TNX JQ2GYU

2006年10月10日

CEATEC JAPAN 2006におけるPLC関係ブースのレポート

JJ0LUU+JJ0LXF/1 weblog」に、10月3日~7日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2006」における、PLC(高速電力線搬送通信)関係ブースのレポートが掲載されています。

CEATEC行って来ました
CEATEC その2

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)も、当日現地に行った友人から電話で各ブースの様子を聞きましたが、概ね同じような内容の説明を各ブースでされたそうです。しかし、アマチュアバンドだけノッチを入れたらそれでOKと言うような話では無い(短波放送や電波天文などはどうなるんだ)のに、そう言う説明をせざるを得ない所が、PLC推進側の苦しい所なのかなぁと感じました。なお、未確認情報ですが、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)の原会長(JA1AN)もCEATEC会場を視察に訪れたと言う事です。

2006年10月06日

CEATEC JAPAN 2006におけるPLC-Jブースの模様

土屋OM(JA2GXU)より、現在幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2006」における、PLC(高速電力線搬送通信)の推進団体であるPLC-J(高速電力線通信推進協議会)ブースの写真を頂きましたので、下記に掲載させて頂きます。

PLC1.png

PLC2.png

なお、土屋OMからの情報によると、

デモではACラインをツイストペア線で使用し、電源用複巻ノイズカットトランスを使用している。また、(株)ネットインデックス・イー・エスのパンフレット中の漏洩電界許容値案では、コモンモード電流の単位が、dBuV/9kHzと表記されており、明らかに虚偽表示となっている。

との事です。

「HF-PLC Watching Site」の記事で、CEATEC JAPAN 2006における各社のデモは、電波法第100条(電線路に10kHz以上の高周波電流を通ずる電信、電話、その他の通信設備及び10kHz以上の高周波電流を使用する医療用設備、工業用加熱設備、各種設備について、原則として事前に個別の設置許可を受ける必要がある)に違反している疑いがあるのではないかと指摘されています。それと、やはり電力線として撚り線を使ったデモのようでで、実際の使用環境に即しているとは言えないのではないか...と筆者(7J3AOZ)は思っています。

2006年10月05日

PLC(高速電力線搬送通信)に関する省令が10月4日に改正

「クレージーこんてすたーズ」の記事によると、9月13日に行われた総務省・電波監理審議会のPLC(高速電力線搬送通信)に関する答申を受け、10月4日付けで関係の省令の改正が行われたと、平成18年10月4日付(号外 第227号)の官報に掲載されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)は、電波監理審議会で出された「宿題(付帯意見)」が処理出来る(もしくは処理する)と言う事で省令を改正したのかどうかが気になっています。ちなみに、現在幕張メッセで開催されているCEATEC JAPAN 2006で、早速各種のPLC機器の展示が行われているようですが、相変わらずデモには電灯線として撚り線が使われていると言う情報を聞きました(実際の家庭内電灯線は平行2線がほとんどのはずなのですが)。

2006年09月22日

JARL「高速電力線搬送通信(PLC)の総務省電波監理審議会での最終結論について」

JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)のサイトに、JARL電磁環境委員会からのリリースである「高速電力線搬送通信(PLC)の総務省電波監理審議会での最終結論について」が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年09月20日

JARL原会長(JA1AN)「電波監理審議会のPLCに関する省令改正の審議結果等について」

「クレージーこんてすたーズ」の記事として、(社)日本アマチュア無線連盟(JARL)の原会長(JA1AN)よりJARL理事・監事宛に送られた報告書である、「電波監理審議会のPLCに関する省令改正の審議結果等について」が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

社会民主党がPLCに関する諸問題の検討を開始

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、社会民主党は、先日お伝えしましたように、「社会民主党総務部会&国土交通部会ブログ(試験版)」に、9月13日に行われたPLC(高速電力線通信)に関する総務省・電波監理審議会で出された答申に対する、総務省側の姿勢を疑問視する記事(「高速電力線解禁問題についてどうお考えですか」)を掲載し、国民からの意見募集を行っていましたが、同Weblogの続報記事(「PLC問題についてご意見ありがとうございます」)において、党としてPLCに関する諸問題を整理し検討すると表明したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年09月19日

アマチュア無線家から見たPLCに関する考察

黒瀬OM(JA1KAW)のサイトに、「電波環境を破壊するPLCには断固反対します」との題名で、アマチュア無線家の立場から見たPLC(高速電力線通信)に関する考察記事が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この記事は、「JA1AVHの独り言」の記事で知りました。今回のPLC解禁の件に関して、アマチュア無線家の立場としての意見が要約されている良い記事だと思います。是非ご覧下さい。

2006年09月17日

社会民主党がPLCに関する総務省の姿勢を疑問視

「HF-PLC Watching Site」の記事によると、「社会民主党総務部会&国土交通部会ブログ(試験版)」に、9月13日に行われたPLC(高速電力線通信)に関する総務省・電波監理審議会で出された答申に対する、総務省側の姿勢を疑問視する記事(「高速電力線解禁問題についてどうお考えですか」)が掲載されたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年09月15日

PLC機器開発側の思い

PLCを利用した機器を開発しているアマチュア無線家の方から、貴重なご意見をお聞きしましたので、ご本人のご許可を頂いた上で、下記に掲載させて頂きます。

 私は、PLCを推進している側の人間です。

 多くのアマチュアが反対しているなかでJARLが賛成に回ったのは意外な展開と正直、我が耳、いや目を疑いました。
 国策でインフラのコア技術を日本から発しようとの肝いりと、この手の規格化では、歴史的なオープンコンソーシアム(密室ではない)な検討会で座長を務めた某教授の言葉通りに逆風の中のスタートから数年の歳月が過ぎてしまった。

 技術はSWRを1mS程度の超高速でチューニングしながら送信するアルゴリズムをあと一歩の所まで実現したものの、根本的な技術的な壁にぶち当たり難航しています。実は、日本国内の配電網の(単相3線接地配電網)コモンモードとノーマルモードのインピーダンスがこれほどダイナミックに変動している事を甘く見ていた事実があります。
 正直、開発エンジニア側の敗北に近いというのが実力です。

 今回の試験運用で使われているチップの多くは、韓国製であったりスペイン製で有ったりしています。N社やF社のチップは、ごく少数です。
 胸を張って高速マッチング技術を発表できる所まで行かなかった時間切れの苦しい決断で、結果としてノイズは、ADSL並かちょと少ない程度のレベルへ押さえ込もうとしたため、速度は平凡な速度で距離も全然伸びない結果となった。

 PLC推進派の企業の中には、電線メーカーが多く参加しているのですが、こんな声も聞かれます。
 だから、光ファイバーとのコアシュカル電線が究極のPLCなんだって蒸し返す声が聞かれます。

 無線技術の新たな開発が非常な早さで進む中、PLCは、出遅れてしまった焦りの結果が今回の発表だと我が社のおおかたの見方です。
 今後も活発な反対、賛成のご意見を出させていただくことが様々な通信技術、電力線に電波を乗せる、光を乗せる、蛍光灯に高周波を乗せる、信号機のLEDに変調を掛けるなどの進歩に貢献できるのでそういった意味でもみなさんPLCコンソーシアムにご参加頂いていると考えておりますのでよろしくお願いいたします。

 尚、国内電源メーカの多くは、今回のPLC応用に関しては、冷静な対応をしています。
 当初、携帯電話の充電器からPLCで、オーディオコンポへ音楽データを転送するシステムは、FM電波に、VTRのデータ転送も高速無線接続へと既にPLCの当初の商品群は代替されていて時期既に遅しの感です。
 韓国チップも、スペインチップも評価しましたが、出来の悪いADSLモデム並でF社のチップを待ち望んでいた。
 今回の漏洩ノイズ問題が、引き金になり、インバータ***という商品群への対応や、架空電線の地下埋への感心、送電線の人体への影響、携帯電話中継鉄塔や、アマチュア無線の電波自体の影響など、議論が活発化されることが期待されます。

 日本の底力が衰えている様を実感している今日、このごろです。

#貴重なご意見をありがとうございました。なお、最近の風潮を鑑み、この件に関してのニュースソースは伏せさせて頂きました。

2006年09月14日

総務省「電力線搬送通信設備の技術基準等の整備に関する無線設備規則の一部改正案に係る電波監理審議会からの答申及び関係省令案等についての意見募集の結果」

「ちかまの余談・誤談」の記事によると、9月13日に行われたPLC(高速電力線通信)に関する総務省・電波監理審議会の結果報告が、総務省のサイトで公開されているそうです。

なお、総務省のサイトの記事によると、

総務省では、答申の内容及び意見募集の結果を踏まえ、原案どおり関係省令案等の改正及び制定を行う予定です。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#う~ん、筆者(7J3AOZ)は、電波監理審議会で出された「宿題(付帯意見)」が、この総務省の記事では触れられていないような気がするのですが(全てのPDFファイルを読んだ訳ではないので、どこかで触れられているようでしたらごめんなさい)。総務省は付帯意見を無視した上で「原案通り」と強行するつもり...ではないと思うのですが(汗)

「PLC解禁時代」に対して誰にでもすぐできる事

「HF-PLC Watching Site」の記事として、これから訪れる「PLC解禁時代」に対して誰にでもすぐできる行動が、PLC関連Webサイト「Preserve Spectrum」を開設されている武藤OM(JH5ESM)より提案されています。

同記事によると、

これからやるべきことはたくさんありますが,誰にでもすぐにできることが一つあります.
それは違法機器販売の監視です.

固有名をあげることはしませんが,秋葉原には違法PLC機器の店頭及びWEB販売を過去2回やった販売店があります.
これから先,そういう会社が雨後の竹の子のごとく出てくるものと予想されます.

見つけたら電波環境課へ通報,ここを含むWEB等で大々的に違法販売のPRといった活動が必要でしょう.

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#今回の総務省・電波監理審議会の結論では、PLCの解禁にはかなり厳しい付帯条件が付けられていますので、これをクリアした製品を国内メーカーが製造/販売するのは簡単にはいかないと思われますが、「PLCが解禁された」と言う言葉だけで、違法な海外製品を販売する業者が出てくるのは必至だと思われます。違法なPLC製品が日本中に溢れて、なし崩し的に短波帯通信が壊滅するのを避けるためにも、我々アマチュア無線家も努力するべきではないでしょうか。

TNX JH5ESM

9月13日に行われた電波監理審議会に関する草野OM(JA1ELY)のメッセージ

「JA7AO Weblog」の記事として、PLCに反対する署名活動を行っていた草野OM(JA1ELY)の、9月13日に行われた電波監理審議会に関するメッセージが掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年09月13日

9月13日に行われたPLC(高速電力線通信)に関する電波監理審議会の結論

日本経済新聞のサイトの記事として、9月13日(本日)に行われた、PLC(高速電力線通信)に関する総務省・電波監理審議会の結論が掲載されています。

また、「HF-PLC Watching Site」の記事によると、

9月13日電波監理審議会はPLCに関連する省令改訂案を付帯意見(要望)付きで承認しました。

答申書に付記した要望は以下の3項目:
(1)許可に当たって他の通信に妨害を与えないと認めるために,必要な場合は資料提出や実地調査をするなど慎重に審査すること
(2)混信発生時に総務省が即応できる体制を整えること
(3)必要に応じて技術基準を見直すこと

となったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#記事の内容はともかく、日本で許可されようとしているPLCは家屋内限定なのに、日本経済新聞の記事の『家庭の電源コンセントを使い高速インターネットを利用できるようにする「電力線通信」』と言う表現は、誤解を招きかねないと思うのですが(苦笑)

追記:関係者の方から、現在未確認の情報であるので掲載を見合わせて欲しいと言う要請がありましたので、当初掲載していた内容をペンディングにさせて頂きました。悪しからずご了承下さい。

追記:「CQ DX es TEST de JF2SKV /NH0S Weblog」に、この件に関する記事が掲載されています。

追記:朝日新聞のサイトにペンディングにしていた内容(こちらこちら)が掲載されましたので、再掲します。

TNX INFO ませ1りすか and JH5ESM

2006年09月12日

JARL渡島檜山支部大会でのPLCに関するJARL原会長(JA1AN)の談話のレポート

「アマチュア無線局 JL8LGWの業務日誌」の記事として、9月10日に北海道北斗市において開催された「第33回 JARL渡島檜山支部大会」に出席した、原OM(JA1AN、日本アマチュア無線連盟会長)のPLC(高速電力線通信)に関する談話のレポートが掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

朝日新聞「コンセントをネット端子に 電力線通信、解禁は不透明」

すでに各所で報じられていますが、朝日新聞のサイト(asahi.com)に、9月13日(明日)の総務省・電波監理審議会で解禁するかどうかの最終判断が下される予定である、高速電力線通信(PLC)に関する記事「コンセントをネット端子に 電力線通信、解禁は不透明」が掲載されています。

同記事によると、

ところが、ここに来て反対の声が強まっている。電監審は8月、審議を控えた意見聴取を行った。関係者によると、賛成は推進協議会などメーカー側のみで、反対意見が大半。反対してきた日本アマチュア無線連盟が突然、賛成に回ったものの、アマチュア無線家らは独自に2000人近い反対署名を集めて提出した。

と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#当クラブの中出さん(JA3AVO)からの情報によると、この記事は本日の朝日新聞朝刊にも掲載されたそうです。また、「クレージーこんてすたーズ」の記事によると、この記事は名前は出ていませんが署名運動を行った草野さん(JA1ELY)を始めとする関係者に取材を行い書かれた記事だと言う事です。ところで、この朝日新聞の記事を読んで今回の一件を始めて知ったと言うアマチュア無線家の方が相当数おられると言う事に、筆者(7J3AOZ)は少し驚いています。

2006年09月09日

草野OM(JA1ELY)「9月13日の電波監理審議会でPLC案件が審議されます」

柳沼OM(JA7IC)からの情報によると、柳沼OMのWebサイトに、8月23日に行われた電波管理審議会に出席し、「PLC反対」の立場で意見陳述を行った草野OM(JA1ELY)の、「9月13日の電波監理審議会でPLC案件が審議されます」(PDF)と言うメッセージが掲載されたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

TNX JA7IC

2006年08月28日

JA7AO Weblog「電波監理審議会での質疑応答(草野氏のメモ)」

「JA7AO Weblog」の記事として、8月23日に行われた電波管理審議会に出席し、「PLC反対」の立場で意見陳述を行った草野OM(JA1ELY)の、質疑応答に関するメモが掲載されています。

※筆者の松本OMのご意思で、上記の記事は削除されました。

2006年08月27日

QRZ.COM「JARL Officers Affirm PLC (BPL) Support」

アマチュア無線ポータルサイトとして知られるQRZ.COMに、同サイトの創設者であるFred Lloydさん(AA7BQ)の投稿として、8月23日に開催された電波管理審議会において、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)が「電力線搬送通信設備に関わる無線設備規則の一部を改正する原案」に賛成した件に関する、力武OM(JJ1BDX)の英文レポートが掲載されています。

#なお、同じ内容の記事が、力武さんによりeHam.netに投稿(「JARL Administration Officers Again Affirm PLC Support」)されています。

長谷川OM(JA3HXJ、JARL関西地方本部長)の「PLC問題」に関する見解

長谷川OM(JA3HXJ、JARL関西地方本部長)のサイトに、8月23日に開催された電波管理審議会において、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)が「電力線搬送通信設備に関わる無線設備規則の一部を改正する原案」に賛成した件に関する、長谷川OMの見解(「電波監理審議会の意見聴取に関して」)が掲載されています。

2006年08月26日

草野OM(JA1ELY)の電波監理審議会での意見陳述内容

「JA7AO Weblog」の記事として、8月23日に行われた電波管理審議会に出席し、「PLC反対」の立場で意見陳述を行った草野OM(JA1ELY)の陳述内容が掲載されています。

※筆者の松本OMのご意思で、上記の記事は削除されました。

2006年08月24日

JA7AO Weblog「電波監理審議会の意見の聴取」

「JA7AO Weblog」の記事として、8月23日に行われた電波管理審議会に出席し、「PLC反対」の立場で意見陳述を行った草野OM(JA1ELY)のレポートが掲載されています。

※筆者の松本OMのご意思で、上記の記事は削除されました。

JA7AO Weblog「電波監理審議会への陳情書について」

「JA7AO Weblog」の記事として、筆者の松本OMのサイトで行われていた「電力線搬送通信設備に関わる無線設備規則の一部を改正する原案」に反対する陳情署名に関する報告が掲載されています。

※筆者の松本OMのご意思で、上記の記事は削除されました。

JARL「電波監理審議会の意見の聴取について」

「yamada_radio_clinic」の記事によると、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)のサイトに、8月23日に行われた、電波管理審議会の「電力線搬送通信設備に関わる無線設備規則の一部を改正する原案」の意見聴取に関する報告が掲載されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この件については、「クレージーこんてすたーズ」の記事でも取り上げられています。

2006年08月23日

「電力線搬送通信設備に関わる無線設備規則の一部を改正する原案」に反対する陳情署名の締切が延長

「クレージーこんてすたーズ」の記事によると、松本OM(JA7AO)のサイトで行われている「電力線搬送通信設備に関わる無線設備規則の一部を改正する原案」に反対する陳情署名の受付の締切が、提出が明日(8月24日)になったため、本日(8月23日)の24:00までに延長されたそうです。

松本OMのサイトによると、

PLCに関する署名をお願いしておりますが現在約2000枚の署名を頂きました。
意見聴取は本日午後4時から総務省内で行われます。草野氏は午後2時半に家を出る予定です。
聴聞会では陳情書の正式受付をしないので今日は4-50枚持って行き、出席者にJARLの独断に対する怒りの署名はこれだと実物を見せてしゃべります。
そして明日全数まとめて持参します。電波監理審議委員会への署名提出日が翌日になりましたので、締め切りを、本日午後12時(夜中の12時)まで延長して一人でも多くの方のご署名をお願いしたいと思います。ご協力宜しくお願い致します

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年08月22日

ハムフェア'06において行われた「第4回 JARL技術シンポジウム」の質疑応答部分の録音が公開

ませ1りすか」さんにより、ハムフェア'06において開催された「第4回 JARL技術シンポジウム」の、質疑応答部分を録音したファイル(LHaで圧縮されたMP3形式)が公開されています。

この質疑応答部分は、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)が、8月23日に行われる電波管理審議会において、原案に賛成しPLC(電力線搬送通信)を容認する意見を提出する予定であると言う件に関しての物です。

#ご興味をお持ちの方は、是非一度お聞きになる事をお勧めします。

追記:小林さん(JK1FNL)からの情報によると、このシンポジウムでJARL電磁環境委員の武藤さん(JH5ESM)がお使いになった資料が、こちらこちらで閲覧出来るそうです。武藤さんは、これらの資料を元にした結論として、今回の原案に関しては反対の立場を取っておられます。

2006年08月21日

JARLのPLC容認姿勢への反対の輪が広がる

先日お伝えしましたように、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)は、8月23日に行われる電波管理審議会において、原案に賛成しPLC(電力線搬送通信)を容認する意見を提出する予定であると、松本OM(JA7AO)のサイトで報じられていますが、この件に関してWeblogで反対の輪が広がっています。

続きを読む "JARLのPLC容認姿勢への反対の輪が広がる"

2006年08月20日

JARLが電波管理審議会に「電力線搬送通信設備に関わる無線設備規則の一部を改正する原案」に賛成の準備書面を提出

「HF-PLC Watching Site」サイトの記事によると、松本OM(JA7AO)が、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)は、8月23日に行われる電波管理審議会の「電力線搬送通信設備に関わる無線設備規則の一部を改正する原案」に関する意見聴取に対し、「原案に賛成」と言う旨の準備書面を提出したと報じているそうです。

なお、詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事に付けられたコメントによると、現在東京ビッグサイトで開催されている「ハムフェア'06」の「クラブZ」ブースにて、上記の準備書面の展示、及び上記の電波管理審議会に出席し「PLC反対の立場」で意見陳述を行う草野さん(JA1ELY)が提出する予定の、「PLC反対」陳情書への署名をお願いしているそうです。また、署名には、FAXでも参加する事が出来るそうですので、アマチュア無線家のみなさまのご協力をお願い致します。

追記:この件に関して、「ませ1りすか」に記事が掲載されています。

2006年06月29日

首相官邸「重点計画 - 2006(案)」に関するパブリック・コメントの募集について

CQ ham club ニュースの記事によると、首相官邸のサイトにおいて掲示されている「重点計画 - 2006(案)(PDF)」に関してのパブリック・コメントが募集されているそうです。

同記事によると、この「重点計画 - 2006(案)」のp.57の(3)には、

(イ)家庭内の電力線の高速通信への活用(総務省)
家庭内の電力線を用いた各部屋のコンセントからの高速通信を実現するため、高速電力線搬送通信設備に係る許容値及び測定法に関する情報通信審議会での審議を経て、2006年度に電力線搬送通信(PLC:Power Line Communications)に使用する周波数を拡大(2MHz~30MHzの追加)するための技術基準の策定等の制度整備を行う。

と言う事で、電力線搬送通信(PLC)の周波数拡大が謳われているそうです。

なお、今回のパブリックコメントは、首相官邸のWebページからの投稿が可能なようです。また、応募締め切りは6月30日と言う事ですので、全国のアマチュア無線家のみなさまのご協力をお願い致します。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)は、諸外国の動向を見てもPLCと言う技術はすでに死に体(無線LAN技術のほうが、はるかに利便性に優れているので)だと思っているのですが、敵もなかなかしぶとい(笑)なぁと思っております。

追記:「de JL1LNC」の記事「JA6REXのひとりごと」の記事に、このパブリックコメントに応募した文章が掲載されています。パブリックコメントの期限は6月30日(明日)までですので、アマチュア無線家のみなさまのご協力をお願い致します。

2006年06月06日

PLCのノイズレベル許容値が研究会値より10dBダウンする模様

HF-PLC Watching Siteの記事によると、6月5日に行われた情報通信審議会情報通信技術分科会CISPR委員会において、前回の同委員会で座長が提案した「15~30MHzの許容値を20dBμAに下げる」と言う案を、情通審分科会への答申案として承認したそうです。

同記事によると、

座長提案では最良10Mbps,最悪0Mbpsという発言も推進派からありました。しかし,座長の「実測してみたら環境雑音より10-15dB高かった。厳しい規制値を定めることはしたくないが,電波環境維持の観点からは厳しくするしかない。無線は保護されなかればならない。」,「メーカー側が持っているであろうデータが提出されなかったのだから仕方がない」発言で推進派は黙り込んだ。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この件は、クレージーこんてすたーズの記事にも掲載されています。これはPLC推進派には大打撃を与える結果と言えるでしょうね。前回の同委員会に関する記事でも書きましたが、筆者(7J3AOZ)は、今回の許容値で実用的な速度が出ないのであれば、もう製品化を諦めて無線LAN技術などの利便性向上に努めた方が得策だと思います。

2006年05月22日

PLCの規制値が当初の案より強化される模様

IT Pro NETWORKの記事によると、5月22日に行われた高速電力線通信(PLC)の実用化に関する「高速電力線搬送通信設備小委員会」の第4回会合において、主任の杉浦行教授から、規制値を従来より強化する提案が行われたそうです。

これは、大阪大学大学院の北川勝浩教授の指摘を受け、5月中旬に行われた実証実験の結果を検討した結果によるそうで、同記事によると、

その結果,鉄筋の高層住宅から漏えいする電磁波は周辺の環境雑音以下だったものの,残る2棟では15MHz以上の周波数で漏えい電磁波が環境雑音を越えた。この結果を受け,杉浦座長は15~30MHzの許容値を20dBμAに下げることを提案した(15MHz以下は30dBμAに据え置き)。

と言う事です。

なお、JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)や国土交通省(航空無線関連)は、今回提案された許容値でもまだ問題があると指摘しているようですが、メーカー側委員からは「この許容値では、無線LAN以下の速度しか出ない」と言う不満の声が上がっているそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#環境基準値を満たせないのに、基準値を製品のレベルに合わせろと言うのは、言語道断じゃないかと思いますがねぇ>メーカーさん。また、今回の許容値では2Mbpsしか出ないのであれば、もう製品化を諦めて無線LAN技術などの利便性向上に努めた方が得策だと思います。

2006年05月17日

PLC雑音ゼロを求める会

「DX - CONTEST-50MHz plus 160m」の記事によると、同Weblogの筆者である中村OM(JA6WFM、元JARL熊本県支部長)と吉岡OM(JA6WW)が中心となって、『PLC推進派の要求する、他の電波通信に与えるノイズの規制値緩和に反対する』ための会である「PLC雑音ゼロを求める会」がスタートしたそうです。

なお、同記事によると、

第1弾として熊本でのJARL総会で署名活動を行います。
これが各エリアでの活動に繋がれば嬉しい事です。
インターネット上での反対活動は大いに必要ですがそれだけではインパクトは少ないように思います。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年04月11日

JARL「高速電力線搬送通信設備に係る許容値及び測定法について意見を提出」

JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)のサイトによると、JARLは、4月18日に行われる情報通信審議会情報通信技術分科会CISPR委員会の「高速電力線搬送通信設備に係る許容値及び測定法(案)」に関する公聴会に対して、意見陳述をおこなうための意見書を同委員会に提出したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年03月10日

「高速電力線搬送通信に関する研究会」の議事録が公開

JA1AVHの独り言の記事によると、公開がかなり遅延していた「高速電力線搬送通信(PLC)に関する研究会」の、第11回第12回の議事録(いずれもPDF)が公開されたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#今後のPLCに関する議論を行うに関して、大変重要な議事録です。是非ご覧下さい。

2006年03月08日

PLC高速電力線通信って何だ?「審議なしで強行!PLC小委員会の横暴」

ライターの三上さんのWeblogである「PLC高速電力線通信って何だ?」に、先日(たった)2回行われただけで結論を出してしまった情報通信審議会・CISPR委員会のPLC小委員会に関するわかりやすい解説記事「審議なしで強行!PLC小委員会の横暴」が掲載されています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#記事を読む限りでは、PLCの日本国内での認可に関しては、ごく少数の人間によって強引に進められている感が否めませんね。なお、同記事によると、この小委員会で出された規制値案に関するパブリックコメントが募集されるようです。我々アマチュア無線家は、戦いの準備を整えておく必要がありそうですね。

追記:この件に関しては、クレージーこんてすたーズの記事でも取り上げられています。

追記:同記事の筆者である三上さんのコメントによると、パブリックコメントの募集があると言うのは誤りで、4月に行われるのは意見聴取だと言う事です。この件に関しましては、同Weblogのこちらの記事に詳細が掲載されていますので、是非ご覧下さい。