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2006年12月28日

サイクル24は過去最大級

JARLのサイトのニュースによると、NASA(アメリカ航空宇宙局)の物理学者であるデビッド・ハサウェイさんが、2010年(乃至2011年)にピークを迎えるサイクル24は、過去400年の太陽黒点記録史上、最大級の物になるだろうと発表したと言う事です。

同記事によると、

約150年間の地磁気活動の記録を分析した結果、ソーラーサイクルのピークは地磁気活動のピークの6~8年後となること、そしてサイクルの谷間である現在の地磁気活動が、過去に見られないほど活発であることから、2010年と予想されるサイクル24のピークの太陽黒点数は160±25におよび、サイクル24は過去最大級になる模様である

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#これは楽しみなニュースですね。これからの10年間は、(特にハイバンドにおける)短波帯通信の黄金期となるのかも知れません。

If you hear this on 2 metres, blame the USB hub

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SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、オーストラリアにおいてUSB(Universal Serial Bus)ハブ装置から発生する電磁波による、アマチュア無線に対するインターフェアが確認されたとの事です。

アマチュア無線側がインターフェアを受けるのは144.600MHzで、Australian Communications and Media Authority(ACMA)の調査によると、このノイズの発生源は、中国製の安価なUSBハブだと言う事だそうです。

また、このノイズを受信した音声は、こちら(.WAVファイル)で公開されていると言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#近年、日本でもアマチュア無線側が受ける各種インターフェアの問題が増大していますよね。もちろん、アマチュア無線が与えるインターフェアに関しても(時節柄)、みなさまご用心下さい。

2006年12月24日

NASA's KSC providing assistance to Santa on Christmas Eve

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、クリスマスイブである今夜、NASAのケネディ宇宙センターに設置された、宇宙デブリ追跡レーダーシステムは、サンタクロースが子供たちにそりからプレゼントを配る仕事のサポートを行っているそうです。

微細な宇宙デブリを追跡するためのレーダーシステムは、サンタクロースがそりから投下するプレゼントパッケージの大きさ、重さ、おおまかな形まで判明するため、プレゼントパッケージの追跡にも威力を発揮するそうです。

また、ケネディ宇宙センターでは、サンタクロースのそりに備え付けられているGPSシステムと連動して、サンタクロースが緊急事態に陥った時にはケネディ宇宙センターの滑走路に誘導するそうで、緊急事態に備えて誘導用ビーコンと滑走路の着陸灯を作動させているそうです。

さらに、空軍とNASAは、サンタクロースからの緊急要請に備えて、特定の無線チャンネルをモニターしているそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)がサンタクロースの現在位置の追跡を行っている(Norad Tracks Santa)事は有名ですが、今年はNASA(及び米空軍)もサポートに回っているようですね。ちなみに、NORADのサイトによると、22:00現在、サンタさんは日本上空でプレゼントを配っているようです。

2006年12月20日

モロッコ(CN)のQSLカードビューローが閉鎖

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、モロッコ(CN)のQSLカードビューローが閉鎖されたため、ビューロー経由でのQSLカードの転送が出来なくなっているそうです。

なお、この件に関して、RSGBのQSLビューローは、現在ビューローに到着しているモロッコ宛のQSLカードを、2006年末までに発行者に全て送り返すと言う処置を行うそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

IARU(国際アマチュア無線連合)のサイトのリストによると、IARU加盟国で現在QSLカードビューローが閉鎖されているのは、下記のエンティティになるようです。

3B(Mauritius)、3DA(SWAZILAND)、4J(AZERBAIJANI)、7P(LESOTHO)、A3(TONGA)、C2(NAURU)、C5(GAMBIA)、C6(BAHAMAS)、CN(MOROCCO)、PZ(SURINAME)、ST(SUDAN)、SU(EGYPT)、V3(BELIZE)、V4(SAINT KITTS AND NEVIS)、VP2E(ANGUILLA)、VP2M(MONTSERRAT)、XY-XZ(MYANMAR)、Z2(ZIMBABWE)

なお、上記のリストでバチカン(HV)はClosedとなっていますが、イタリアのビューロー経由でカードを送る事が出来るそうです。

2006年12月16日

End of an Era: FCC to Drop Morse Testing for All Amateur License Classes

ARRLのサイトのニュースによると、米国のFCC(連邦通信委員会)は、米国の全てのアマチュア無線資格試験におけるモールス符号の試験を廃止すると言う内容の、「Report and Order (R&O) in WT Docket 05-235」を採用したと言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#米国ではExtra級だけ5wpmのモールス受信試験が残るのではないかと言われていましたが、最終的には全廃の方向に向かうようですね。

2006年12月03日

Notice on counterfeit ICOM transceiver IC-V8 and its accessories

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、ICOMのIC-V8(144MHz帯ハンディトランシーバー、海外販売モデル)及び同機種用アクセサリーのニセ物が、いくつかの国で販売されているとICOMのサイトに掲載されたと言う事です。

ICOMのサイトによると、このニセ物はインターネット上で非常に安価に販売されていると言う事ですが、性能は本物には遠く及ばない物だそうで、充電器などのアクセサリーは発火の恐れもあると言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#インターネット経由で購入できるとの事ですので、みなさんもニセ物を掴まされないようにご注意下さい。

2006年12月02日

FCCライセンスの受験料は2007年も据え置きに

「QRZ? 一人ずつ呼んでください。」の記事によると、米FCCのアマチュア無線資格試験の受験料は、2007年も$14に据え置かれると言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#それにしても、日本円で1700円ですから(しかもコールサインの発給費用まで含まれる)、日本に比べるとはるかに激安ですよね。ちなみに、第一級アマチュア無線技士の受験料は8950円です(汗)。

2006年12月01日

NORADによるサンタクロース追跡ミッション

「ARISSスクールコンタクト」Weblogの記事によると、今年も米軍のNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)による、サンタクロース現在位置追跡ミッション(Norad Tracks Santa)のサイト(日本語)が開設されているようです。

このミッションは、サンタクロースとお話が出来ると宣伝した地元のお店が、広告に間違ってNORADの前身である中央防衛航空軍基地(CONAD)の司令長官のホットラインの電話番号を載せてしまい、子供からの電話を受けた司令長官のハリー・シャウプ大佐が、事情を察してサンタクロースが北極から南へ向かった形跡があるか部下にレーダーで調べさせた結果、本当にサンタクロースがいた形跡があった所から始まったそうで、1958年にNORADが誕生した後もこの伝統は受け継がれているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

VY1JA low-frequency beacon signal "grabbed" in Germany

ARRLのサイトのニュースによると、J Allenさん(VY1JA)がカナダで運用しているLFビーコン(周波数:137.7786KHz)の信号が、11月21日にドイツのLF実験者であるHartmut Wolffさんによって受信されたと言う事です。

ビーコンはQRSS(超低速CW)を使用して、長さ100フィート(30m)のワイヤーバーチカルアンテナより出力140Wで送信されているそうですが、Wolffさんは、K9AYダブルループアンテナにより、ノイズレベル以下の信号をデコードするために設計されているコンピュータソフトウェアを使用して受信に成功したそうです。

なお、送受信両者の距離は、7026kmになるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この周波数だと、低周波の領域になると思うのですが、こんな遠距離まで届く物なんですね。

2006年11月30日

Amateur Radio Exam Question Pools Altered to Agree with New Rules

ARRLのサイトのニュースによると、先日お伝えしました米国のアマチュア無線制度の大幅な変更に伴い、米国のアマチュア無線資格試験のQuestion Poolから、2ダースの問題が削除されたそうです。

なお、削除された問題は、テクニシャン級から1問、ジェネラル級から13問、エクストラ級から10問となるそうですが、新たに追加された問題は無いそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#日本でも、VECによる米国アマチュア無線資格試験が受験出来ますが、これから受験される方は、上記の記事中に掲載されている削除された問題をご覧になる事をお勧めします(暗記する問題が減って少しだけお得かも知れません(笑))。

2006年11月28日

Special Canadian prefixes to honor historic Fessenden transmissions

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ARRLのサイトのニュースによると、AMの発明者であるReginald Aubrey Fessendenさんが、世界初のラジオ放送を行ってから100周年である事を記念して、カナダの無線管理当局は、RAC(Radio Amateurs of Canada)の要求に応じて、2006年12月1日~2007年1月31日までカナダのアマチュア無線局が特別なプリフィックスを使用する事を許可したそうです。

なお、プリフィックスがVEの局はCG、VAの局はCF、VYの局はCI、VOの局はCHをそれぞれ使用するとの事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年11月23日

Amateur Radio 'Omnibus' Report and Order takes effect December 15

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、先日お伝えしましたFCC(連邦通信委員会)が10月10日に発表した、米国のアマチュア無線制度に関わるさまざまな変更が、12月15日の午前12:01(米東部標準時間)から有効になると言う事です。

なお、今回の変更は、

75、40m帯のフォーンサブバンドを広げる
80、40、15、10m帯のジェネラル級CWサブバンドを、ノビス、テクニシャンプラス級が使用可能に
222MHz~225MHzがアマチュア無線で使用可能に
国際宇宙ステーションからの通信を、アマチュア無線で再送可能に

などのかなり大幅な物だと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年11月18日

International Radio(INRAD)のオーナーが変更に

「QRZ? 一人ずつ呼んでください。」の記事によると、各社のアマチュア無線機用内蔵フィルターや、性能向上用パーツの製作/販売で知られるInternational Radio(INRAD)が売却され、オーナーがTreyさん(N5KO)とMarkさん(AG9A)に変わるとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#なお、同記事によると、今年のお正月にも行われた大売出し「NEW YEAR'S DAY SALE!」が、来年のお正月にも行われそうだと言う事です。INRAD製品の購入を考えておられる方は、もう少し待った方がお徳かも知れませんね。

2006年11月15日

League Seeks FCC's WRC-07 Support for 150-kHz 60-Meter Amateur Allocation

ARRLのサイトのニュースによると、ARRLは、2007年に行われるWorld Radiocommunication Conference(WRC-07、世界無線通信会議)において、米国の代表団が5260KHz~5410KHzの周波数帯をアマチュア無線用に割り当てる事を提案するように、FCC(米連邦通信委員会)に要請したそうです。

WRC-07においては、4MHz~10MHzを使用する各種無線サービスの再配置が話し合われる予定で、ARRLは、災害時などの非常通信を行う上で、5MHz帯は安定した通信を提供できる周波数である観点からも、アマチュア無線にこの周波数帯を割り当てて欲しいと主張しているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事によると、米国、カナダ、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、イギリスなどで、5MHz帯におけるアマチュア無線の実験が、いくつかのスポット周波数を使用して行われているそうです。ただ、日本が含まれるITUの第三地域(米国は第二地域)では、5MHz帯のアマチュア無線への開放は難しいのかも知れませんね(JARLが5MHz帯を、総務省に要求したと言う話も聞きませんし)。

2006年11月07日

New 'Hello' video now available

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、ARRL(American Radio Relay League)が現在行っている、全米にアマチュア無線のPRを行うための大規模なキャンペーン「Hello...」の新しいビデオクリップ(リンク先はWMV)が公開されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

前回のビデオクリップもそうですが、大変センスの良いビデオクリップに仕上がっています。是非ご覧下さい。

Loaded for Bear: FCC Issues Warnings Regarding Unlicensed Use of Ham Bands

ARRLのサイトによると、米FCC(連邦通信委員会)は、最近下記のような行動を行ったそうです。

1.ミシガン州において、2m帯のアマチュア無線を、熊の狩猟のために無免許で使用している何人かの個人に、「多額の罰金が科せられる可能性がある」と警告を行った。

2.フロリダ州のグライダー関連団体(Quest Air Soaring Center)に、2m帯における無免許のアマチュア無線の使用は違法であると通知し、団体のWebサイト等でメンバーに周知するよう勧告した。

3.トラックドライバーが、昨年の夏に10m帯のアマチュア無線を無免許で運用した事に関して、テキサス州のSysco Corporationに当該事実を報告し、警告を行った。

4.インディアナ州のDavid O. Castle氏(WA9KJI)の免許更新に対して、同氏の短波帯と2m帯における運用に関して「長年にわたる」苦情が寄せられている事により、当局による事情聴取が行われると通知した。

5.カリフォルニア州のWilliam F. Crowell氏(W6WBJ、ex-N6AYJ)の免許更新に対して、同氏のアマチュア無線運用に関して、多数の苦情が寄せられている事により、当局による事情聴取が行われると通知した。

6.テクニシャン級のCharles H. Fenske氏(N0PPZ)が、運用資格範囲外の75m帯の運用を行ったと言うFCCからの書類が、同氏のFCCに登録されている住所に郵送できなかった事より、資格が停止された。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#日本では、電波法違反を行った個人や団体が公開される事はまれですが、米国ではARRLのサイトで容赦なく(汗)公開されるようですね。これは、お国柄の違いと言う事でしょうか。

2006年10月31日

Belgium's UBA set to celebrate its 60th birthday

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、ベルギー(ON)のアマチュア無線連盟であるUBA (Belgian Radio Society)が12月1日に創立60周年を迎える事を記念して、同国の電波管理当局は、同国の全てのアマチュア無線クラブ局に対して、特別プリフィックスであるON60を使用する事を許可したとの事です。

なお、この特別プリフィックスは、2006年11月1日~2007年2月10日まで使用されると言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年10月24日

Eagles-autographed guitar among ARRL On-Line Auction offerings

ARRLのサイトのニュースによると、先日お伝えしましたように、ARRL教育プログラムの資金集めのために現在開催されている「ARRL On-Line Auction」(11月3日まで開催)に、米国のロックバンドであるイーグルスのサイン入りギター(Jasmine S33 Acoustic Guitar)が出品されているそうです。

このギターは、イーグルスのメンバーであるJoe Walshさん(WB6ACU、7J1AXX)から、このオークションのためにドネーションされたそうで、イーグルスのメンバー全員(Joe Walshさん、Glen Freyさん、Don Henleyさん、Timothy B. Schmitさん)のサインが入っているそうです。

なお、このギターを落札した人には、本物である事を証明する書類と、ギター用のハードケースも送られるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#Joe Walshさんは、アクティブなDXer、コンテスターとして知られています。日本でも、このギターが欲しい方は沢山おられるのではないでしょうか?

追記:$2250(約27万円)からのスタートのようです。う~ん、一体いくらで落札されるのでしょうね。

2006年10月19日

Hawaiian Hams Respond as Earthquake Strikes Hawaii's "Big Island"

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ARRLのサイトのニュースによると、10月15日にハワイで発生した地震に対応して、現地のアマチュア無線家が活躍したそうです。

Hawaii州のRACES(Radio Amateur Civil Emergency Service) CoordinatorでありARRL State Civil Defense Emergency CoordinatorであるRon Hashiroさん(AH6RH)の報告によると、現地では地震の揺れが収まった直後に、144MHz帯のレピーターを使用した非常通信の呼び出しが開始されたそうです。

また、Hashiroさんを含む非常通信ボランティアは、速やかにハワイ州のEmergency Operations Centerに到着し、RACESによる非常通信は、地震の発生後30分以内に開始されたと言う事です。

なお、現地では、Hawaii Emergency Net(7.088MHz)による短波帯を利用した非常通信が行われたほか、7.095MHzでも非常通信が行われ、さらに停電により携帯電話網は不通になったものの、インターネットへの接続は可能だったため、EcholinkやIRLPなどのVoIPアマチュア無線システムも利用されたと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年10月17日

Preview the ARRL On-Line Auction now!

ARRLのサイトのニュースによると、ARRLは、「ARRL On-Line Auction」のサイトをプレ公開したそうです。

このオークションは、ARRLの各種教育プログラムの資金を集めるために開催されるそうで、さまざまなドナーより提供されたアマチュア無線関係の品物(各種アマチュア無線機、ARRLテストラボでテストされた機器、旅行、稀覯本等)が出品されるそうです。

なお、オークションへの入札は10月23日から開始されるそうで、期間は11月3日までと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#ざっと見たところ、筆者(7J3AOZ)は、「HOLIDAY IN THE TURKS AND CAICOS ISLANDS – ONE WEEK GET-AWAY FOR TWO」、「ARRL’S DAYTON 2007 WEEKEND」、「The Radio Amateur's Handbook, 1928 softcover」に興味を惹かれました。なお、入札するためには、このオークションサイトへの登録が必要だと言う事ですが、日本から入札に参加できるかどうかはわかりません。

2006年10月15日

FCC Releases Long-Awaited "Omnibus" Amateur Radio Report and Order

ARRLのサイトのニュースによると、10月10日に、米FCC(連邦通信委員会)は、米国のアマチュア無線に関わる各種法律の改正を行う予定だと発表したそうです。

同記事によると、今回の法改正の内容は、

75、40m帯のフォーンサブバンドを広げる
80、40、15、10m帯のジェネラル級CWサブバンドを、ノビス、テクニシャンプラス級が使用可能に
222MHz~225MHzがアマチュア無線で使用可能に
国際宇宙ステーションからの通信を、アマチュア無線で再送可能に

などになるそうですが、ARRLが要求していた「アマチュア無線資格の全クラスでモールス試験を廃止する」と言う法改正は、今回は行われないと言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#今回の法改正で、米国における(所謂)バンドプランが大幅に変更されていますので、今後米国でアマチュア無線の運用を行う方は注意が必要だと思います。なお、上記以外にも多岐に渡る法改正がされているようですので、是非原文をご覧下さい。

2006年10月10日

China reports growth in amateur radio

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SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、中国のアマチュア無線局数が、現在20000局を超えたそうです。

同記事によると、中国のアマチュア局の80%は、V/UHF帯と29MHz帯のみが使用できるクラス4ライセンスだと言う事で、12.7%が限定的に短波帯が使用できるクラス3ライセンス、残りがクラス2とクラス1ライセンスになるそうです。

なお、China Radio Sports Association(CRSA)は、現在いくつかの専門的なグループ(コンテスト、自作など)が活発に活動を行っており、また非常通信の訓練なども行われ、さらに、アマチュア無線を容易に始める事を可能にするために、米ドルで100ドル以下のPLLを使用したトランシーバーキット(出力15W)の生産が進行中だとレポートしているそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#中国の総人口から考えて、そのうち中国のアマチュア局数が世界1位になるかも知れませんね。

2006年10月07日

IARU Monitoring System seeks over-the-horizon radar reports

ARRLのサイトのニュースによると、IARU(International Amateur Radio Union)第二地域Monitoring SystemのCoordinatorであるBill Zellersさん(WA4FKI)は、現在米国の西海岸等で、OTH(Over The Horizon)レーダーの強力な信号(MP3で記録された音声データ)が、ローバンドで受信されていると語ったそうです。

このOTHレーダーは、中国の海南島に設置されている物と思われるそうで、160、80、40m帯のアマチュアバンドで、59+40dbの強度で受信されているそうです。

なお、この件に関して、Zellersさんは「Your call sign, time in UTC, frequency, emission type, signal strength, propagation and signal bandwidth in kHz.」と言うフォーマットで、受信レポートを送って欲しいとアマチュア無線各局に要請しているそうです。

レポートの送り先などの詳細は、上記のリンク先をご覧下さい。

#上記の音声データを聞く限りでは、日本でも聞こえている妨害波と同じものに思えます。困った物ですよね。

NSA's CryptoKids - Morse Code

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースで、アメリカ国家安全保障局(NSA)子供向けサイトにおいて公開されているオンラインゲーム「OPRATION:DIT-DAH」が紹介されています。

このゲームは、モールス符号を解読するゲームのようで、BEGINNERレベルでモールス符号を覚え、INTERMEDIATEレベルで表示されているモールスコードを文字に置き換える訓練をし、ADVANCEDレベルでモールス符号を聞いて解読すると言う構成になっているようです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)は、ものすごく硬い組織が、ものすごく柔らかいサイトを作っているのに驚きました。これは、情報収集活動の訓練としてモールス符号を覚えましょう...てな事なのかしらん(笑)。まあ、それはそれとして、モールス符号を覚えたい方にはお勧めのゲームです。是非お試しを。

2006年10月02日

Balloonists warned to keep-off ham radio bands

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、米国ニューメキシコ州・アルバカーキで開催される「2006 Albuquerque International Balloon Fiesta」の主催者に対して、米FCCは、このイベントへの参加者が無免許のアマチュア無線やGMRSを使用しているとして警告を行ったそうです。

この警告は、同イベントのExecutive DirectorであるPaul Smithさんに対して行われたそうで、参加者に無免許でのアマチュア無線等の運用は、$10000(約120万円)の罰金が科せられる可能性がある事を伝える事を依頼すると共に、イベント当日はFCCが該当の周波数帯の監視を行うと伝えたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年09月20日

Foundation license boosts Amateur Radio numbers in Australia

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ARRLのサイトのニュースによると、オーストラリアのアマチュア無線連盟であるWireless Institute of Australia(WIA)は、オーストラリアで昨年新設されたFoundation級アマチュア無線資格の影響で、同国でのアマチュア無線家が増加していると伝えているそうです。

このFoundation級の操作範囲は、80m、40m、15m、10m、2m、70cm帯の電話、または「手動で送信する」電信(コンピュータなどを使用した電信は不可)となり、最大出力は10Wまで、また割り当てられるコールサインのサフィックスは「Fから始まる4文字」となるそうですが、Foundation級の新設以来の11ヶ月で、同国のアマチュア無線家は3.4%増加したとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この資格は、日本では第四級アマチュア無線技士に相当すると思いますが、電信での交信が出来るところが違いますよね。また、電信での送信が「手動に限る」となっている所がユニークだと思います。

2006年09月18日

ICOMがIOTAのスポンサーに

「JL3CRS Official Blog」の記事によると、ICOM UKは、英国のアマチュア無線連盟であるRSGB(Radio Society of Great Britain)が発行しているアワード「Islands on the Air(IOTA)」のスポンサーを、2006年10月1日より2009年までの3年間に渡って行うと言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年09月17日

Michigan ARES Volunteer Receives Award from President Bush

ARRLのサイトのニュースによると、米国ミシガン州のアマチュア無線家でAmateur Radio Emergency Service(ARES)のボランティアであるGreg Ybarraさん(N8HXQ)が、米国のボランティアに与えられる賞である「President's Volunteer Service Award」を受賞したそうです。

この賞は、9月8日にミシガン州Flintを訪問したGeorge W. Bush米大統領より、Ybarraさんに直接手渡されたと言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年09月16日

Chip Margelliさん(K7JA)がHeil Soundの副社長に

ARRLのサイトのニュースによると、長年YAESU-USAの副社長として活躍し、全米で知られるChip Margelliさん(K7JA)が、音響機器メーカーとして知られるHeil Sound Ltdのセールス&マーケティング担当副社長に就任すると、9月14日にHeil Sound Ltdの社長であるBob Heilさん(K9EID)より発表されたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

先日お伝えしましたが、Margelliさんは、米国のTV番組「The Tonight Show with Jay Leno」において行われた、携帯電話のメールと無線による電信のメッセージ伝送速度勝負にKen Millerさん(K6CTW)と共に参加し、携帯電話側を打ち破った事でも知られています。また、デイトン ハムベンションなどのイベントでのYAESU-USAブースでお会いになった日本の方も多いのではないでしょうか。

2006年09月10日

Maine's Governor is Now KB1NXP

ARRLのサイトのニュースによると、米国メイン州の知事であるJohn E. Baldacciさん(KB1NXP)が、9月6日にテクニシャン級の試験に合格し、現在の米国の州知事で唯一のアマチュア無線家となったそうです。

Baldacciさんは、1998年に起こった悪天候による広範囲な災害以来、アマチュア無線に対する関心を持っていたそうで、近隣のアマチュア無線クラブやVEチームの協力により、アマチュア無線ライセンスを取得したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年09月09日

Amateur Radio Societies Want Broadcasters to Take their Battle off Ham Bands

ARRLのサイトのニュースによると、現在「Firedragon」と呼ばれているアマチュア無線帯への放送波による妨害は、「Sound of Hope(SOH)」に対する、中国による妨害電波であると言う事です。

SOHのYue Chenさんは、IARU Region 1 Monitoring System(IARUMS)のUli Bihlmayerさん(DJ9KR)からの問い合わせに対して、「我々の放送はアマチュア無線帯でも行われているが、中国の特定の地域を対象として非常に低出力で行われており、他の地域に妨害を与えていない。」と回答したとの事で、さらに「All Amateur Radio Community Members」宛に、「中国政府によるこの乱暴な行為を止めさせるために、ITUに対して働きかけて欲しい」と言っているとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事によると、各国のアマチュア無線連盟は、SOHと中国に対して(要約すると)「喧嘩はアマチュアバンドの外でやってくれ」との反応のようです。全くもってその通りですよね(苦笑)

追記:NDXC(Nagoya DXers Circle)の長谷川さんに、この件に関するわかりやすい解説をコメントして頂いています。是非、コメントもお読みください。

2006年09月06日

The 2006 DX Magazine MOST WANTED Survey

「CQ DX es TEST de JF2SKV /NH0S Weblog」の記事によると、The DX Magazineの発行で知られるDX Publishing, Incが、DXCCエンティティの要求度を調査する「The 2006 DX Magazine MOST WANTED Survey」を開始したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この調査の結果を見て、DXペディションを行う方もおられるでしょうから、運用を希望するエンティティがある方は積極的に投票に参加して見てはいかがでしょうか?

2006年09月03日

Foundation holders in Belgium get 10 metres

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、8月17日より、ベルギーのFoundation級(プリフィックスがON3の局)に28MHz帯の使用許可が出たそうです。

同記事によると、これでベルギーのFoundation級所持者の操作範囲は、HF/50MHz帯(出力最大10W)と144/430MHz帯(出力最大50W)になるそうです。

また、英国のFoundation級にも10月1日に28MHz帯の使用許可が出る見込みだと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年08月17日

Backward sunspot heralds start of new solar cycle

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、米NASAの科学者であるDavid Hathawayさんは、次の太陽活動サイクルが開始された兆候である「backward sunspot」を観測したと言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#いよいよ、サイクル23からサイクル24へと移行する時がやって来たようですね。最新の研究結果で、太陽活動は急速に上昇すると言う話も出ていますので、もしかすると今年の後半から短波帯でのアマチュア無線は楽しくなるかも知れません。

2006年08月02日

IARU Region 3 Conference special event set

ARRLのサイトのニュースによると、8月7日~11日までインドのバンガロールで開催される、第13回 IARU(International Amateur Radio Union)第三地域総会の特別局が開設されるそうです。

この特別局のコールサインはVU13IARUになるそうで、8月3日~11日まで会場である Hotel Hari Internationalより運用が行われるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この総会へは、JARLから原会長(JA1AN)以下、7名の代表団が派遣されるそうです。

Vanity Call Sign Fee to Drop September 6

ARRLのサイトのニュースによると、米国におけるアマチュア無線局のバニティコールサイン制度(規定の手数料を支払う事により、未割り当ての任意のコールサインを取得できる)の手数料が、、9月6日より現行の$21.90から$20.10に値下げされるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

先日お伝えした時点では、8月くらい...との事でしたが、若干日程が延びたようですね。

2006年07月26日

Montenegro DX Festival 2006 Shifting into High Gear

ARRLのサイトのニュースによると、モンテネグロの分離・独立(と新たなDXCCエンティティの誕生)を記念して開催されている「Montenegro DX Festival 2006」において運用されている4O3Tは、7月24日の08:00(UTC)の時点で30000QSOを達成しているそうです。

また、今週はQSO数を伸ばすためのさらなる準備が進行中との事で、80m帯と160m帯を中心とした運用サイトも開設準備中との事です。また、RTTYの運用が、7月27日から行われると言う事です。

なお、4O3Tの主な運用周波数は、

CW: 1826.5, 3522, 7022, 10,106, 14,022, 18,072, 21,022, 24,892 and 28,022 kHz; SSB: 3795, 7055, 14,190, 18,145, 21,290, 24,945 and 28,490 kHz; RTTY: 7035, 10,135, 14,085, 18,105, 21,085 and 28,085 kHz; 6 meters, CW/SSB: 50,106kHz.

になると言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事によると、このフェスティバル以外に、8月18日までYU6AOも運用されているそうです。今年に入ってから、2つもDXCCエンティティが増加しましたので(もう一つはSwains Island(KH8/S))、DXCCオナーロールのみなさんは大変なんじゃないでしょうか。

Australian regulator removes 'under 16' restriction

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SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、オーストラリアの無線管理当局が、16歳以下の人に最近発給したアマチュア無線免許には、「運用は、16歳以上のアマチュア無線免許保持者の管理下で行う事」と言う付帯条件をつけていたそうですが、オーストラリアの連盟であるWIA(Wireless Institute of Australia)がこの件について当局に反対した結果、この付帯条件が撤廃される事になったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#それじゃ16歳以下の人が携帯電話を使うのにも、16歳以上の人の管理下じゃないと...てな話になりそうですしねぇ(笑)。しかし、お役人と言う人種は、色々奇妙な制限を考える物ですよね>洋の東西を問わず。

2006年07月24日

Amateur radio replaces cellphones following Indian terror attack

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、インド西部のムンバイで7月11日の夕方に起きた、インド国内のアルカイダと関係していると思われるテロリストグループによる連続列車爆破テロ(死者181人、負傷者890人)の影響による電話回線の輻輳により、ムンバイの電話回線網が不通になったそうですが、ムンバイの多くのアマチュア無線家が途絶した通信の代替手段を提供したそうです。

同記事によると、ムンバイ在住のアマチュア無線家であるZyros Zendさん(VU2ZRS)は、「災害発生時に手助けを行うのは、インドのアマチュア無線家の道徳上の義務である」とマスコミの取材に対して語ったそうで、ムンバイの多くのハムが、危機が発生している現場にハンディトランシーバーや車載トランシーバーを持って駆けつけたと言う事です。

なお、インドでは、ここ数年間に起きた災害時におけるアマチュア無線家の活躍から、事前にアマチュア無線を災害時に活用する準備が行われていたそうで、今回のこの人為的災害時でも、この準備が役立ったと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事は、『Now in Mumbai, India the three letters H-A-M has come to mean:'Help All Mankind'.』と言う文で締めくくられています。

Amateur breaks UK 10GHz distance record

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、英国における10GHzの長距離交信記録が更新されたそうです。

同記事によると、今回記録を更新したのはIan Lambさん(G8KQW)で、7月16日の05:20(UTC)にスウェーデンのLars-Bertilさん(SM4DHN)と10368.2MHzにおいて、CWでのレポート交換に成功したそうです。

この交信における交信距離は1347Kmだそうで、これはIanさん自身が持つSM6AFVとの交信距離記録(1192Km)、及びSM6HYGとの交信距離記録(1118Km)を塗り替える事になったそうです。また、送信出力は2Wだったと言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年07月23日

Swains IslandがニューDXCCエンティティに

「CQ DX es TEST de JF2SKV /NH0S Weblog」の記事によると、American Samoa(KH8)のSwains Islandが、DXCCのルール変更により、新たに337番目のDXCCエンティティとしてリストに加えられるそうです。

なお、新たなDXCCエンティティとのQSOとして認められるのは、2006年7月22日以降の物になるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年07月21日

UK 5 MHz experiment extended to 2010, gains two new channels

ARRLのサイトのニュースによると、英国でのアマチュア局による5MHz帯の実験許可が、2つの周波数を追加した上で2010年7月30日まで期間が延長されたそうです。

同記事によると、今回追加された周波数は5368KHzと5373KHzになるそうで、従来許可されていた5405KHzと合わせて3つの周波数を使用する事が出来るようになったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年07月14日

Catherine Ferry, NC8F, is 2006 Amateur Radio Newsline Young Ham of the Year

ARRLのサイトのニュースによると、2006年度のAmateur Radio Newsline(TM) Young Ham of the Year Awardは、米国オハイオ州Silver LakeのCatherine E. Ferryさん(NC8F、18歳)が受賞したそうです。

Catherineさんの受賞理由は、『長年に渡りアマチュア無線に関わり、(アマチュア無線を利用した)公共サービス活動やアマチュア無線の普及活動を行っている』と言う事で、8月19日にアラバマ州で行われるHuntsville Hamfestにおいて授賞式が行われるそうです。

同記事によると、Catherineさんがアマチュア無線のライセンスを取得したのは10歳、Extra級(米国の最上級ライセンス)を取得したのは13歳だったと言う事で、現在は非常通信や赤十字などのさまざまな公共活動に関わっているほか、Cleveland Youth Wind Symphonyのバスーン奏者としても活躍しているそうです。

なお、Catherineさんには、授賞式においてDave Bellさん(W6AQ)によって署名された記念額が贈られるほか、バーテックススタンダード社からHuntsville Hamfestへの旅費と同社のアマチュア無線機器、CQ magazineよりSpacecamp Huntsvilleへの参加費用と同社の商品が贈られるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年07月01日

New Technician Class Question Pool is Effective July 1

ARRLのサイトのニュースによると、米国FCCアマチュア無線資格試験のテクニシャン級Question Poolが、7月1日から変更になるようです。

米国の資格試験は、各級(テクニシャン級、ジェネラル級、エクストラ級)ごとに公開されているQuestion Poolの中から必ず出題されるのですが、各Question Poolは時代の変化に合わせて適時変更が加えられるようになっています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#日本でも、日本在住のVECによるFCC試験が行われていますが、7月1日以降にテクニシャン級の受験を考えておられる方は、新しいQuestion Poolで勉強をする必要がありますので、ご注意ください。

2006年06月30日

モンテネグロ共和国はプリフィックスZ7を希望

IOTA-JA Blog」が、Rankoさん(YT6A)からの情報として、先日国連加盟が認められた新しい国家であるモンテネグロ共和国(Republic of Montenegro)は、ITUによって割り当てられるプリフィックスとして「Z7」を希望していると伝えています。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

FCC Affirms Fine for Marketing Non-Certificated CBs as Ham Transceivers

ARRLのサイトのニュースによると、米FCCは、オレゴン州のTravelCenters of Americaに対して、FCC未認可のCB無線機を28MHz帯のアマチュア無線機として販売したとして、$7000(約80万円)の罰金を科する事を決定したそうです。

この販売店は、Galaxy製の未認可のCB無線機を「アマチュア無線機」として販売していたそうですが、この無線機は簡単な改造でCB無線帯での送受信が可能になるそうで、当局からの2001年から始まる再三の警告に従わなかったため、今回の処置になったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#米国ではCB無線機は全てFCCの認可がないと輸入/販売が禁じられるようです。要するに、ライセンスを必要としない無線局には、厳格な態度で臨んでいると言う事でしょうね。日本では、違法な無線機を売るのは違法ではありませんので、この辺の違いが日本で違法局がはびこる原因なんでしょうか。なお、米国ではアマチュア無線局が「法に基いた品位ある交信」を行っているかどうかを、FCCが常にモニターしていますので、日本のV/UHF帯のように「お仕事」にアマチュア無線を使用する局もほとんどいないそうです。羨ましい限りですね(特に関西の住人としては)。

2006年06月29日

UN Makes It Official: Montenegro Now Number 336 on the Current DXCC List

ARRLのサイトのニュースによると、国民投票によってセルビア・モンテネグロが二つの国に分離する事が決定した事によって誕生したモンテネグロ共和国(Republic of Montenegro)が、国連に192番目の加盟国として承認されたそうで、この事によりARRLは新しいDXCCエンティティとして同国を加える事を決定したそうです。

同記事によると、ARRL Membership Services ManagerであるWayne Millsさん(N7NG)は、「ARRL DXCC List criteriaでは、国連の加盟リストに掲載されたエンティティは、DXCCリスト上で国家としての資格を得ます。従って、2006年6月28日付けでDXCCリストにモンテネグロ共和国を加えました。」と語ったそうです。

また、The Daily DXのエディターであるBernie McClennyさん(W3UR)は、Ranko Bocaさん(YT6A)からの情報として、ITU(International Telecommunication Union、国際電気通信連合)がモンテネグロ共和国用の新しいコールサインブロックを割り当てるまで、現在割り当てられているYU、YT、YZ、4Oプリフィックスを使用するだろうと語ったそうです。

なお、モンテネグロ共和国の独立に合わせて、 International DX Festival Montenegroが7月20日~8月12日に開催されるそうで、有名なDX'er、コンテスター、DXペディショナーとして知られるMartti Laineさん(OH2BH) をリーダーとするモンテネグロ共和国のオペレータが、3つの運用サイトより20万以上のQSOを全世界と行う事を目標に運用を行うそうです。

さらに、このイベントでは、ニューカマー向けの講習会や、CEPT準拠のアマチュア無線資格試験も行われるそうで、モンテネグロのアマチュア無線クラブ(訳注:これは所謂アマチュア無線連盟の事を示すのかも知れません)を設立する事をも目標としているそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#一部のもっと時間がかかるんじゃないかと言う予想を裏切り、かなり早いペースで新しいエンティティが誕生した事になるようですね。筆者(7J3AOZ)は、アマチュア無線家として、新しい国家とDXCCエンティティの誕生を祝いたいと思っています。なお、International DX Festival Montenegroには、ARRL Membership Services ManagerであるWayne Millsさん(N7NG)、ARRL会長のDavid Sumnerさん(K1ZZ)と奥様のLindaさん(KA1ZD)、3Y0Xチームのメンバーとして知られるBob Grimmickさん(N6OX)、IARU Region 1 Executive CommitteeメンバーのHans Blondeel Timmermanさん(PB2T)、Carsten Eschさん(DL6LAU)、Vladan Kecmanさん(YT3T/YU1AO)と言う著名なアマチュア無線家のみなさんが参加を予定しているそうです。

2006年06月24日

新たなDXCCエンティティが誕生か?(続報)

先日お伝えしました、国民投票によって二つの国に分離する事が決定したセルビア・モンテネグロの件ですが、「CQ DX es TEST DE JF2SKV /NH0S Weblog」の記事によると、国連安全保障理事会は、国連総会にモンテネグロの加盟を認めるように勧告する決議案を、全会一致で採択したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#これで、モンテネグロがDXCCのニューエンティティとして誕生する可能性が極めて高くなったのではないかと思います。なお、クレージーこんてすたーズの記事によると、International DX Festival in Montenegroが、モンテネグロの独立に合わせて開催されるそうです。このイベントで、ニューエンティティが大規模にサービスされるのではないでしょうか。

追記:小島さん(JF0ESV)から、下記のようにご指摘を頂きました。

セルビア・モンテネグロ(Serbia and Montenegro) についての以下の内容について本日(2006年6月27日)確認しました.

http://jh3ykv.rgr.jp/mt/archives/2006/06/dxcc_2.html

事実関係はともかくとしても,どうやら国連安全保障理事会が独立をじきに承認する様子ですね.

ただし,CQ Ham Radio 2006年7月号の204ページにも紹介されておりますように,セルビア側とモンテネグロ側の内政と自治の実情についての国際的な視点からの理解も大切だと思います.

DXCC new entity の誕生だけを安易に喜ぶというのは,当初のユーゴスラビア連邦共和国(the Federal Republic of Yugoslavia)からの歴史と国際情勢を鑑みた場合には,偏った意見になるかも知れないという小野彰彦さん(JK1OPL)のご意見も重要だろうと,私なりには考えます.

事実どおりに理解する必要があると私は思います.

したがって,以下にあるようにネット上で簡単に分かる限りの範囲内で調べてみました.DXCC レースとは直接関係はないのかも知れません.幾分長くなりますので,国際問題にご興味とご関心をお持ちの方のみ,以下を参考にされるとよいと思います.

Serbia and Montenegro として,Montenegro の独立について,インターネット上で簡単に検索しただけでも,相当の新聞記事があります.

http://www.nytimes.com/2006/06/23/world/23briefs-005.html (The New York Times)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060621-00000024-yonh-kr (YONHAP NEWS)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060616-00000128-mai-int (毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060605-00000004-san-int (産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060604-00000070-kyodo-int(共同通信)

The United Nations Security Council (http://www.un.org/docs/sc/) のウェブ上では今のところ,正式なことは現時点(日本時間2006年6月27日午後11:45)では,モンテネグロ共和国の正式な独立の日程については言及されていないようです.

A piece of information on Montenegro is formally reported by the UN Security Council on the statement that is published on 22 June 2006, as is found as follows:

United Nations S/RES/1691 (2006) Security Council Distr.: General 22 June 2006
06-40089 (E) *0640089* Resolution 1691 (2006)

http://daccessdds.un.org/doc/UNDOC/GEN/N06/400/89/PDF/N0640089.pdf?OpenElement

Therefore, we just confirm, at least, the procedures are under progress for the independence of Montenegro at this moment.

--- ---
The Security Council,
Having examined the application of the Republic of Montenegro for admission to the United Nations (S/2006/409),
Recommends to the General Assembly that the Republic of Montenegro be admitted to membership in the United Nations.
--- ---

英文を理解する限りでは,

国連安全保障理事会は,モンテネグロ共和国の国連への申請は審査段階であり,国際連合総会にモンテネグロ共和国が国際連合の構成員となる資格が認められるように忠告(推薦)している

ということだけです.

モンテネグロ共和国の独立についての具体的な日程については,正式には国連からは公表されていないということだと私なりには理解しています.

国際問題を取り扱う場合には,国際連合では日本語は正式な言語としては使用できません.

国際情勢について言及する場合には,日本語ではなく,英文そのものを直に読んで判断しなければならないと思います.

Literature and setence stated in English language have to be comprehended based on its own language.

TNX JF0ESV

2006年06月23日

The return of Radio Caroline

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、1964年~1990年に英国の沿岸に停泊した船から、199m帯で放送を行っていた(所謂)海賊放送局のRadio Carolineが、16年ぶりに放送を再開したそうです。

同記事によると、現在Radio Carolineは船からの放送は行っていないそうですが、近い将来に船からの放送を再開したいと同局の経営者は語っているそうです。また、Radio Carolineの母船であるMV Ross Revengeは現在修復中だと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年06月21日

Sergei Rebrovさん(UT5UDX)がワールドカップでゴールを決める!

先日お伝えしました、現在ウクライナチームの一員として「FIFAワールドカップ」に出場しているSergei Rebrovさん(UT5UDX、M0SDX、TA2ZF)ですが、「JN1BPM's BLOG !」の記事によると、

ウクライナvsサウジアラビア戦(ウクライナ4-0サウジアラビア)で前半36分ゴール左隅へ2点目のミドルシュートを決めました!

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#Sergeiさんは、史上初めてワールドカップでゴールを決めたアマチュア無線家と言う事かも知れませんね。UT5UDXのさらなる活躍を期待しましょう。

2006年06月17日

Ukraine soccer star is radio amateur

ARRLのサイトのニュースによると、現在ドイツで行われている「FIFAワールドカップ」に出場しているウクライナチームのミッドフィールダーとして活躍しているSergei Rebrovさんは、熱心なアマチュア無線家としても知られているそうです。

SergeiさんのコールサインはUT5UDXで、アクティブなCWコンテスターかつDXerとして知られ、過去にはM0SDXやTA2ZFなどのコールサインで運用された事もあるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

# 現在、ウクライナはグループH(スペイン、サウジアラビア、チュニジア、ウクライナ)で戦っているようですが、少々苦戦しているようですね。とりあえず、日本が戦っているグループFとは別ですので、アマチュア無線家としてはウクライナを応援したい所です。

2006年06月15日

DXCC Announces Rule Change

ARRLのサイトのニュースによると、世界で一番有名なDXアワードである「DXCC(The DX Century Club)」のルールが、2006年6月15日の00:01(UTC)より変更されるそうです。

今回のルールの変更は、「Section II, DX List Criteria, 1. Political Entities of the DXCC Rules」に「Paragraph (c) 」が追加されると言う物で、追加される文章は、

The Entity contains a permanent population, is administered by a local government and is located at least 800 km from its parent. To satisfy the 'permanent population' and 'administered by a local government' criteria of this subsection, an Entity must be listed on either (a) the US Department of State's list of 'Dependencies and Areas of Special Sovereignty' as having a local 'Administrative Center,' or (b) the United Nations' list of 'Non-Self-Governing Territories.

となるそうです。

なお、このルールの変更によって影響を受けるDXCCエンティティのQSLカードの受付は、2006年10月1日以降になるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#申し訳ありませんが、筆者(7J3AOZ)の知識では今回のルール変更で何がどう変わるのか良くわかりません(汗)。どなたか教えて頂けませんでしょうか?

2006年06月14日

新たなDXCCエンティティが誕生か?

ARRLのサイトのニュースによると、先日国民投票によって二つの国に分離する事が決定したセルビア・モンテネグロですが、ARRL Membership Services ManagerのWayne Millsさん(N7NG)は、「分離して新しく出来る国家が国連に承認されるか、新しいプリフィックスが割り当てられれば、新たなDXCCエンティティの誕生になるだろう」と語ったそうです。

なお、同記事によると、国連のメンバーとしてセルビア・モンテネグロを継承するのは新生セルビアになるとセルビアの議会が宣言したそうで、もしその宣言どおりであるならば、DXCCエンティティとしてはセルビアがそのままセルビア・モンテネグロを継承する事になるだろう(新生モンテネグロが新たなエンティティになる)と言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)の訳が間違ってましたら、どなたかご指摘をお願いします(自信ありません(汗))。

追記:小島OM(JF0ESV)からの情報によると、

 前半の主旨はあっていると思いますが,記事の後半には(ARRL Membership Services Manager Wayne Mills, N7NG, 氏のコメント),実際にモンテネグロが国連に承認されるかどうかという決定以前に,国連安全保障理事会に承認されるかどうかが先決であるはずで,モンテネグロが独立国家として分離されるには相当の時間がかかる様子です.

 国連のスポークスマンですら,どのくらいの手続きが必要かということには何もコメントできない様子ですので,モンテネグロが新しい DXCC entity となり,個別の prefix の割り当てが実現することは相当に先の話になると解釈してよいと思います.

との事です。ううむ、やはり筆者の訳は足りて無かったみたいですね(汗)。TNX JF0ESV

2006年05月27日

独Behringer社を米FCCが技術基準不適合で提訴

力武OM(JJ1BDX)からの情報によると、音作りに拘るアマチュア無線家には良く知られている、各種音響機器メーカーの独Behringer社が、米FCCより2月16日に100万ドル(約1億1千万円)の罰金を科すべく提訴されたそうです(FCCのリリースはこちら)。

今回の提訴の理由は、FCCの技術基準に適合しないデジタルオーディオ機器を、少なくとも50種類販売していたからとの事です。

なお、この件に関するFCCの行政命令は、こちらで見る事が出来るそうで、行政命令にはFCCのClass B装置の規定に違反しているとみなされた機器リストが掲載されているそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#Class B装置の規定に違反していると言う事は、機器から漏れる電磁波の強度が規定以上あると言う事でしょうか。Behringerファンの方には、ショックなニュースかも知れませんね(筆者(7J3AOZ)が使っているマイクプリアンプのMIC200はリストに入っていなくてちょっとほっとしましたが(汗))。TNX JJ1BDX

2006年05月19日

デイトンハムベンションのライブストリーミングビデオ

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、WA5KUB's Streaming Videoでは、今週末(5月19日~21日)に米国オハイオ州デイトン市のハラアリーナで開催される「デイトンハムベンション2006」のライブストリーミングビデオを放送するそうです。

この試みは今年で4回目になるそうで、ヘルメットに取り付けられたカメラより、会場内のさまざまな所から映像が放送されるようです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#日本にいながらにして、会場の雰囲気を楽しむ事が出来ますね。また、もしかしたら、日本からデイトンに行かれた方が写るかも知れません(笑)

2006年05月15日

Help clean-up 40 metres

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、世界中でアマチュアバンドに対する侵入・違法電波のモニターを行っているIARU Monitoring System(IARUMS)のSARL(South African Radio League)チームが、南アフリカにおける7000KHz~7100KHzで運用を行っている違法局のレポートを求めているそうです。

レポートには、違法局の運用時間、周波数、違法局名(筆者注:ニックネームなどで呼び合っている場合でしょう)を含めて欲しいとの事で、レポートは当該チームに電子メールなどで送って欲しいとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#こう言う地道な活動が、アマチュアバンドから違法局を叩きだす事に繋がって行くんでしょうね。日本にもIARUMSのチームが(多分)存在すると思いますが、筆者(7J3AOZ)は、存在をもっとアピールして頂きたいなと思っております。

2006年05月10日

German experimental stations on 440 kHz

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ARRLのサイトのニュースによると、ドイツの電波管理当局は、Geri Holgerさん(DK8KW、W1KW)に、コールサインをDI2BOとして440KHz帯の実験局の免許を発給したとの事です。

ドイツではすでに、Walter Staubachさん(DJ2LF)にDI2AGとして440kHz帯の実験免許を発給しているそうで、HolgerさんはStaubachさんと共に、この周波数帯の伝播状態などについての実験を行うそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

German Amateur Radio Changes

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、7月にドイツのアマチュア無線制度にいくつかの変更が加えられるそうです。

変更の内容は、

1)クラスEライセンス(入門クラス)に、最大出力75Wの制限で160、80、15、10m帯の運用を許可
2)クラスAライセンス(最上級クラス)に、7100KHz~7200KHzでの運用を許可(2次業務、最大出力250W)
3)50MHz帯での運用が許可
4)1260~1263MHzでの運用が許可

と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#日本でも、2次業務ベースで良いので、早く7MHz帯が拡張して欲しい物ですよね。中国の放送局が該当周波数で放送している以上、なかなか難しいのかも知れませんが...。

2006年04月30日

Foundation Licence 500

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SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、昨年の10月に行われたオーストラリアにおけるアマチュア無線資格の再構成によって誕生した入門クラスであるFoundation級の取得者が、6ヶ月で500人に達したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#Foundation級には、サフィックスが'F'で始まる4文字のコールサインが割り当てられており、操作範囲は、80m、40m、15m、10m、2m、70cm帯の電話及び「手動で送信する」電信(キーボードやコンピュータによる送出は不可)、最大送信出力は、SSBは10W、AM、FM、CWは3Wに制限されるそうです。また、最初にFoundation級を取得したAmanda Grayさんには、その事を記念してVK4FRSTのコールサインが割り当てられたそうです。

2006年04月23日

AX for ANZAC Day

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SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、オーストラリアの電波管理当局は、オーストラリアの祝日であるANZAC Day(4月25日)に、オーストラリアの全アマチュア局に対して「AX」プリフィックスの使用を許可する事を決定したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

「中年夫婦の35日間オーストラリア旅行記」の記事によると、ANZACとはAustralia and New Zealand Army Corpsの略で、第一次世界大戦時に大英帝国の一員として欧州戦線で活躍したオーストラリア・ニュージーランド連合軍の事だそうです。また、ANZAC Dayは、ANZAC軍団がガリポリ半島への上陸を行った日で、この日には、第一次世界大戦だけでなく、これまでのすべての戦争における戦死者の霊が弔われ、世界平和への祈りが捧げられると言う事です。なお、ANZAC軍団の欧州への輸送時には、イギリス政府からの要請を受けた大日本帝国の艦隊が護衛を行った(当時は日本と英国は同盟関係にありました)と言う事で、意外な所で、日本との接点があるんですね。

2006年04月22日

Former RSGB president becomes Silent Key

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、元RSGB(Radio Society of Great Britain)会長のJohn Caseさん(GW4HWR)が、亡くなられたそうです。

Johnさんは、1991年にRSGBの会長を務め、1990年代半ばにRSGBから引退するまで、RSGB Training and Educationの議長を努められたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#謹んでご冥福をお祈り致します。

2006年04月21日

Transceiver Designer Michael F. Elliott, W8KRR, SK

ARRLのサイトのニュースによると、Heathkit SB-104とDrake TR-7の設計者として知られるMichael Elliottさん(W8KRR)が、4月14日にお亡くなりになったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#両機種とも、アマチュア無線用トランシーバーのエポックメイキングな存在でした。謹んでご冥福をお祈り致します。

2006年04月20日

2006 Dayton ハムベンションに行こう

クレージーこんてすたーズの記事によると、世界最大のハムベンションである「デイトンハムベンション2006」が、2006年5月19日から〜21日に米国オハイオ州デイトン市のハラアリーナで開催されますが、このハムベンションへ日本からの参加される方むけに、小山OM(7K1NAQ)と古谷OM(WB6Z)が「2006 Dayton ハムベンションに行こう Let's get together at Dayton」と言うサイトを開設されたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)は、毎年行きたい行きたいと思いながらなかなか実現出来ませんが、来年こそは是非デイトン行きを実現したいなと思っております。

2006年04月17日

Proposed licence fees announced

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、英国の電波管理当局であるOfComは、英国におけるアマチュア無線局の免許を終身制にし、なおかつインターネット経由で手続きを行った場合には手数料を無料にすると言う免許制度の変更をRSGBに提案しているそうです。

現在の制度では、英国のアマチュア無線局は毎年免許を更新する必要があり、かつそのたびに15ポンド(約3100円)の手数料が必要(但し、21歳以下、もしくは75歳以上は現在でも無料)だとの事ですが、今回の変更が決定するとかなり安価にアマチュア局の維持が出来るようになるようです。

なお、インターネット経由以外の方法で手続きを行う場合は、逆に手数料が20ポンド(約4100円)に値上がりすると言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#英国の今回の制度変更の提案は、人件費がかからない部分は無料にして、人件費がかかる部分は高額にすると言う、ある意味理にかなった変更のように思えます。

Results of Trans Pacific Tests on 2200 Metres

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースに、4月3日~5日にかけて行われた2200m帯における太平洋横断交信テストの結果が掲載されています。

同記事によると、今回はコンディションが大変悪い状態だったそうですが、カナダのVA7LFとニュージーランドのZM2Eとの間で、DFCW90(超低速CW)を使用した信号の交換に成功したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#2200m帯と言うとほとんど低周波の世界ではないかと思うのですが、海外との交信を行う事が可能なんですね。筆者(7J3AOZ)は、こう言う実験もアマチュアスピリットの発露ではないかと思っています。

2006年04月07日

ARRL "Hello" Campaign Video Now Available

ARRLのサイトのニュースによると、先日お伝え致しました、全米にアマチュア無線のPRを行うための大規模なキャンペーンである、「Hello」キャンペーンビデオクリップ(リンク先は低解像度版のWMV)が完成したそうです。

同記事によると、このビデオクリップには、Jack Parkerさん(W8ISH)、Kevin O'Dellさん(N0IRW)、Chris O'Dellさん(N5CMO)、Gary Pearceさん(KN4AQ)、Cyndy Pearceさん(KD4ACW)、Nick Espositoさん(KC2ONP)、Halley Orshanさん(KC2LYJ)、Emily Shafferさん(KF4SUV)と言うみなさんが出演しているそうで、さらにイタリアのアマチュア無線連盟会長であるLuigi Belvederiさん(I4AWX/AB1FJ)と、JARL(日本アマチュア無線連盟)のInternational Affairs Managerである岡OM(JA1TRC/KH2J)が出演しているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#このビデオはDVDなどで供給される他、放送局用のHDフォーマットでも供給されるそうです。大変かっこいいビデオですので、是非ご覧下さい。JARLもこう言う「クールな」PR素材を作ったらいいんじゃないかと思うのですが...。

2006年04月04日

Hamfest India on the Andaman and Nicobar Islands(VU4)の出席者リストが公開

クレージーこんてすたーズの記事によると、先日お伝えしました、インドのアマチュア無線連盟であるNational Institute of Amateur Radio(NIAR)が、4月18日~20日にかけて開催する、Hamfest India on the Andaman and Nicobar Islands(VU4)出席者リストが公開されたそうです。

なお、同記事によると、

JAからは JR3MVF1三好さん1名のみ、OE1ZKC/JH4RHF田中さんがオーストリアから出席のようです。

との事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#是非、現地のレポートをお願いしますね>JH4RHF@田中さん

2006年03月31日

Injured miner Randy McCloy, KC8VKZ, goes home

ARRLのサイトのニュースによると、1月2日に発生した米国ウェストバージニア州の炭鉱爆発事故に巻き込まれ、唯一の生存者になったRandal McCloy Jrさん(KC8VKZ)が、3月30日にリハビリテーションセンターを退院して自宅に戻ったそうです。

担当医である神経科医のJulian Bailesさんは、「26歳の彼は、完全に回復する可能性がある」と語ったそうで、McCloyさんは退院時に「I'd just like to thank everybody for their thoughts and prayers.」と語ったそうです。

なお、下記の住所でMcCloyさんを力づけるためのQSLカードを受け付けているそうです。同じ趣味を持つ仲間として、励ましのメッセージをMcCloyさんに送って見てはいかがでしょうか?

PO Box 223, Philippi, WV 26435

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#順調に回復に向かっているようで何よりですね。大きな怪我をされていますので、社会復帰にはまだまだかかるでしょうが、いつの日かアマチュア無線を再開される事を期待しています。

2006年03月30日

アイスランドの特別プリフィックス

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、アイスランドのアマチュア無線60周年を記念して、同国のアマチュア局は、特別プリフィックスのTF60を2006年末まで使用する事が出来るそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年03月28日

Vanity call sign fee poised to drop slightly later this year

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、米国におけるアマチュア無線局のバニティコールサイン制度(規定の手数料を支払う事により、未割り当ての任意のコールサインを取得できる)の手数料が、現行の$21.90から$20.10に値下げする事を、米FCCが予定しているそうです。

なお、この手数料の値下げは、2006年8月くらいに行われるだろうと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#米国FCCライセンスをお持ちの方でバニティコールサイン制度の利用を考えておられる方は、少し手続きを待った方が良いかも知れませんね。

2006年03月26日

Hungary gets new 50 MHz and 7 MHz allocations

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SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、ハンガリー(HA)の通信当局は、3月21日にアマチュア無線に対する割り当て周波数を拡大すると発表したそうです。

この変更により、ハンガリーのHF Class B、ClassCライセンス所持者は、3月29日より7.100-7.200MHzを2次業務として使用可能となり、さらに50-52MHz帯も使用可能となるそうです。

なお、ハンガリーでは、CEPTに整合させるため、4月にも現在のアマチュア無線ライセンス制度の再編が予定されているそうで、新しいライセンス制度ではentry、CEPT Novice、CEPTの3クラスになるそうです。また、アマチュア無線資格試験におけるモールス要件も撤廃されると予想されているそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年03月24日

Chaiyong, HS1QVD, elected new president of RAST

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、タイのアマチュア無線連盟であるRASTの新会長に、前の副会長であるChaiyong Wongwuticomjonさん(HS1QVD)が選出されたそうです。

これは前会長のMayuree Chotikulさん(HS1YL)が、健康上の理由で退任した事を受けての事だそうで、Chaiyongさんは、RASTの役員年次総会で会長に選出されたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

Logbook of the World now supports Worked All States award

ARRLのサイトのニュースによると、ARRLが提供しているLoTW(Log of The World)電子アワードクレジットシステムにおいて、従来のDXCCの申請に加え、Worked All States(WAS)の申請も可能になったそうです。

LoTWにすでに登録済みの方は、システムにログイン後、アワードのページにおいてWASアカウントの作成を行えば、照合済みのQSOデータによってWASの申請を行う事が出来るそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年03月23日

KB2GSD honoured by NASA with moon rock

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、米「CBS Evening News」の元アンカーマンとして知られる、ジャーナリストのWalter Cronkiteさん(KB2GSD)が、マーキュリー計画からアポロ計画までの報道を行った功績により、NASAから「月の石」を贈られたそうです。

この月の石は、1969年~1972年の間に6回に渡って行われた、アポロ計画における月面探査によって持ち帰られた842ポンド(約382Kg)のサンプルの一部だそうです。また、Cronkiteさんは、NASAの「Ambassador of Exploration Award」を受賞した、最初の非宇宙飛行士かつ唯一の民間人になるそうです。

なお、Cronkiteさんは、この月の石をテキサス大学のAustin's Center for American Historyに寄付する予定だそうで、月の石は、同センターの展示キャラリーに展示される予定だそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事によると、近年、Cronkiteさんは、ARRLが製作した一組のアマチュア無線に関するビデオに、ボランティアで出演したそうです。

Luxembourg radio amateurs get 4 metres

SOUTHGATE Amateur Radio Clubのニュースによると、ルクセンブルク公国(LX)において、4m帯(70.150 - 70.250MHz)が、3月16日に二次業務としてアマチュア無線に割り当てられたそうです。

なお、出力は最大10W(ERP)までに制限されるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同記事で、『There are now 25 DXCC entities that have the 4 metre band so they'll be plenty of DX to work during the upcoming Sporadic E season.』とありますが、4m帯は6m帯と同じような伝播をするんでしょうね。

2006年03月19日

アイスランド(TF)の特別プリフィックス

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、アイスランド(TF)におけるアマチュア無線60周年を記念して、2006年末まで特別プリフィックスである「TF60」を使用する事が、アイスランドの全てのアマチュア無線局に許可されたそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

1st Polish Beacon in operation

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、ポーランドで28MHzにおける初めてのビーコン局が運用を始めたそうです。

この局のコールサインはSR4TENだそうで、運用する周波数は28.203MHz、出力は3Wになるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年03月18日

マレーシア・クアラルンプール日本人会アマ無線クラブ(9M2JKL)がクラブ員を募集

9M2/JR1WZI 衛星通信日記の記事によると、マレーシア・クアラルンプール日本人会にあるクラブ局9M2JKLが、近年活動が低下し、日本人会事務局から無線室とアンテナの撤去を要請されたため、同Weblogの筆者である荒井OMが運営のお手伝いをされる事になったそうです。

同記事によると、

数少ない海外の日本人会のアマチュア無線クラブですし、ぜひ残しておきたいと考えています。海外旅行でマレーシアに来た人もゲストオペレータとして運用可能です。また、リタイヤ後をマレーシアで暮らす人のためにも、マレーシアでのアマチュア無線運用の足がかりとして重要な役割を果たすと思います。

と言う事で、クアラルンプール近郊におられる日本人のアマチュア無線家の方がおられましたら、是非荒井OMに連絡して欲しいと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年03月16日

"Hello" Campaign Provides Rallying Point to Promote Amateur Radio

ARRL(American Radio Relay League)のサイトのニュースによると、ARRLは、全米にアマチュア無線のPRを行うための大規模なキャンペーンである「Hello」キャンペーンを開始したそうです。

このキャンペーンは、今年がReginald Fessendenさんが、1906年に世界で始めて電波で音声を送信してから100周年である事に合わせて行われるそうで、全米に「インターネットなどのテクノロジーに関わらず、世界中の不特定の人たちとコミュニケート出来るアマチュア無線を趣味とする喜びは不変である」と言う事を示すために行われるそうです。

キャンペーンの内容は、このキャンペーン専用のWebサイトのほか、ラジオでのCM放送、テレビCM、各地域での配布用のパンフレット(PDF)などで構成されるそうで、さらにキャンペーン用の自動車バンパーステッカーも用意され、全米のアマチュア無線家に協力を呼びかけているようです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#近年、各種の大規模災害におけるアマチュア無線家の活躍によって、米国におけるアマチュア無線家の地位は飛躍的に向上しているようで、今回の大規模キャンペーンは、この勢いを加速させようと言う狙いがあるんじゃないかと思います。日本のJARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)も、これくらいの方策を打ち出して欲しいのですが...。

2006年03月15日

Dayton Hamvention Announces 2006 Award Winners

ARRLのサイトのニュースによると、2006年5月19日から21日に米国オハイオ州デイトンのHara Arenaで開催される、世界最大のアマチュア無線コンベンション「Dayton Hamvention」において表彰される、2006 Dayton Hamvention awardsの受賞者が、下記のように決定したそうです。

「Amateur of the Year」 Gordon Westさん(WB6NOA)
「Special Achievement Award」 Riley Hollingsworthさん(K4ZDH)
「Technical Excellence Award」 Dick Illmanさん(AH6EZ)

なお、受賞理由などの詳細は、上記のリンク先をご覧下さい。

#Gordon Westさんは、有名な米国アマチュア無線資格試験受験参考書を執筆されている方ですよね。筆者(7J3AOZ)はGordonさんの本にはお世話になりませんでしたが、日本でもお世話になった方が多いんじゃないかと思います。

2006年03月14日

New frequency allocations for Monaco

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、モナコ公国(3A)において、2006年1月よりアマチュア無線用に下記の周波数が割り当てられたそうです。

1.810~1.850MHz(一次業務)
1.850~2.000MHz(二次業務)
50.000~51.200MHz(二次業務)
51.200~52.000MHz(二次業務)
70.000~70.500MHz(二次業務)

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧ください。

VP2EB receives MBE

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、有名な眼科医であるLouis Bardfield博士(VP2EB)が、大英勲章(MBE、The Most Excellent Order of the British Empire)を叙勲されたそうです。

なお、今回の受勲は、カリブのAnguilla島における、眼科医としての20年に渡る活動に対しての物だそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧ください。

2006年03月11日

Europe's HAM RADIO 2006 set for June 23-25

ARRLのサイトのニュースによると、ヨーロッパ最大のアマチュア無線フェスティバルである「第31回 HAM RADIO 2006」が、6月23日~26日にドイツのFriedrichshafenにおいて開催されるそうです。

今回の「HAM RADIO 2006」は、Deutscher Amateur Radio Club(DARC)が主催する「第57回 Bodensee Convention」と併催されるそうで、テーマは「Young people and Amateur Radio」になると言う事です。

なお、この催しでは、多くの後援、プレゼンテーションに加え、大規模な蚤の市(flea market)も行われるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#このテーマを見る限りでは、やはり欧州のアマチュア無線界でもいかに若者にアマチュア無線を広めるか...と言う事が課題になっているようですね。

2006年03月04日

DX still king for 90-year-old radio amateur

ARRLのサイトのニュースによると、著名なDXer/コンテスターであるJohn Thompsonさん(W1BIH、90歳)は、現在、米国マサチューセッツ州の引退者コミュニティで生活しているそうですが、DXCCのエンティティでピーター一世島が未交信であり、先日行われたピーター一世島DXペディション(3Y0X)との交信を熱望していた所、旧友であるDon Greenbaumさん(N1DG)が自宅のシャックにJohnさんを招き、2月9日に21MHz帯のSSBで3Y0Xとの交信に成功したそうです。

なお、この交信がDXCCに認められると、現在389エンティティ(消滅分含む)で3位であるJohnさんの順位は、390エンティティで2位(1位は391エンティティ)に上昇すると言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#90歳で現役と言うのは素晴らしいですよね。アマチュア無線家たる物こうありたいものです。なお、上記の記事の注釈によると、Johnさんは引退者コミュニティーに設置している地上高20フィート(6m)のG5RVと100Wの出力で、3Y0Xとの14MHz帯のCWでの交信にも成功しているそうです。

追記:Johnさんが3Y0Xとの交信に成功した際のビデオが公開されています。

Yet another DX record claimed on 134GHz

ARRLのサイトのニュースによると、マイクロ波のエンスージャストであるBrian Justinさん(WA1ZMS)が、自身が持つ134GHz帯における交信距離世界記録を、さらに更新したと言う事です。

この記録は、2月26日に米国バージニア州において、JustinさんがオペレートするWA1ZMS/4と、Pete Lascellさん(W4WWQ)との間で達成されたそうで、交信距離は114.4kmに達し、昨年の12月にJustinさんが達成した世界記録である79.6kmを大幅に上回ったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#マイクロ波帯での伝播は、天候・気温・湿度などの状態に大きく左右されるようで、Justinさんは「地球温暖化が私たちの計画の障害にならなければ」今年の秋にさらなる記録達成に挑戦すると語ったそうです。すごい世界ですね。

2006年03月03日

Hams help out following mud slide

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、フィリピン・レイテ島での1週間に渡る集中豪雨とその後の地震によって発生した土砂崩れ災害(Guinsaugon村が飲み込まれ、1800人以上の犠牲者が出ています)において、アマチュア無線が現地における救援活動の調整に役立ったそうです。

International Radio Emergency Support Coalition (IRESC)は、国際赤十字と被災地間の通信リンクを確立するため、EchoLink(インターネットを利用したVoIPアマチュア無線システム)と、通常のHF、V/UHFのアマチュア無線を接続したシステムを、災害発生時から数時間以内に使用できるようにしたそうで、フィリピンのアマチュア無線家は、このシステムを行方不明者と生存者のリストを伝達する事に使用しているそうです。また、各種の被災地からの要請(食物、水、マット、衣服、担架、医療用品一式、掘削ツールなどの要求)もこのシステムで伝達されているそうで、IRESCはこれらの情報を、直接国際赤十字に送っているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#近年、世界各国で大規模な災害が発生していますが、そのたびに被災地・被災国のアマチュア無線家の活躍が伝えられていますね。また、インターネットとアマチュア無線の融合は、単に趣味のみならず、アマチュア無線家のボランティア活動にも役立つと言う事が、実証されていると思います。

2006年02月28日

3億4000万円のシャック

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クレージーこんてすたーズの記事によると、コンテストなどでアクティブな事で知られるStuart P Browneさん(WH6H)が、ハワイにあるシャック(土地付き)をアンテナタワー、アンテナ付きで売りに出しているそうです。

同記事によると、このシャックは海抜60mの海が見える、アマチュア無線的には絶好のロケーションにあるそうですが、お値段は(なんと!)$2964000(3億3493万2000円)になるそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#なお、希望であれば、Lanikai DX Association(KH6RR)のクラブコールの使用許可も付随するそうです。3億円以上と言う事は、サマージャンボ宝くじが当たっても買えない値段な訳ですが(汗)

2006年02月25日

3Y0X DXpedition logs more than 87,000 contacts

ARRLのサイトのニュースによると、2月19日の18:13(UTC)に成功裏に終了したピーター一世島DXペディション(3Y0X)は、2週間に渡る運用の結果87034QSOをログインしたそうです。

なお、このQSO数は、A52A(ブータン)の記録である82000QSOを上回ったそうですが、K1B (Baker Island)の記録である96000QSOには届かなかったと言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#なお、悪天候のため現地からの出発が遅れていた3Y0Xチームですが、クレージーこんてすたーズの記事によると2月25日の03:59(JST)に全ての荷物の船への搭載が完了し、ピーター一世島を後にしたそうです。無事平穏な航海である事を祈っております。

世界最長のコールサインを持つアマチュア無線局が開設

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CIC: Call sign Information Centerの記事によると、ドイツに世界最長のコールサインを持つアマチュア無線局が誕生するようです。

この局のコールサインはDR06SOCCER(10文字!)で、ベルギーのアマチュア無線連盟であるUBAのサイトの情報によると、2006年にドイツで開催されるFIFA Soccer World Cupの記念局として、ドイツのアマチュア無線連盟(DARC)によって開設されるようです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

クレージーこんてすたーズの記事に書かれていますが、確かにいきなりこのコールサインで呼ばれたら、CWでPhoneでも思わず聞き返してしまうでしょうね(笑)。またPhoneの運用をするオペレータは、喉がかれる事は間違いないような気がします(8N3ARISSでも大変でしたもの(笑))。

2006年02月24日

Ofcom reforms amateur radio licensing

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、英国の電波管理当局であるOfcomは、英国におけるアマチュア無線ライセンス制度を改正すると発表したそうです。

この改正の主な内容は、英国におけるアマチュア無線資格は、発給された後は生涯に渡って有効になると言う事だそうですが、ただし免許人は5年に1回、自らのライセンスの確認を行う必要があるそうです。

また、現在英国の郵政省が行っているアマチュア無線の免許処理は、2006年10月1日からOfcomが行う事になるそうで、さらにOfcomはインターネット経由での電子的なライセンスの発給を行う事を計画しているそうですが、従来の書類ベースでの免許発給も行うそうです(但しこの場合は手数料が発生する)。

なお、同記事によるとRSGBは今回の改正を歓迎するとの事ですが、アマチュア無線と言う趣味の品格を保つために、適切な処置を期待しているとOfcomに対して述べているとの事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#電子的なライセンスとは、もはや英国で紙の免許状は必要なくなると言う事になるんでしょうか。まあ、確かに余分な経費が抑えられますので、英国政府の財政に寄与すると言う事なんでしょうね。なお、日本でも電子認証による免許関係の申請が可能になっていますが、認証のための手続きがややこしすぎるため、あまり利用されていないのが現状のようですね。

3Y0X and NA1SS Log Historic QSO

ARRLのサイトのニュースによると、先日成功裏に終了したピーター一世島DXペディション(3Y0X)と、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されているアマチュア無線局であるNA1SSとの間で、144MHz帯による交信が成立したそうです。

この交信は2月13日に行われたそうで、NA1SSのオペレータはBill McArthur国際宇宙ステーション指揮官(KC5ACR)、3Y0XのオペレータはGordon Hardmanさん(W0RUN)だったそうです。 また、この3Y0Xとの交信により、NA1SSのDXCC交信エンティティは104になったそうです。

なお、今回の交信で3Y0Xが使用したのはEME用の設備とアンテナ、NA1SSが使用した設備は(ARISS Phase2設備が、SuitSat-1中継用のクロスリピータモードに設定されていたため)、ARISS Phase1設備であるエリクソンのハンディトランシーバーだったそうです。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

クレージーこんてすたーズの記事によると、日本から144MHz帯のEMEで4局(JH2COZ、JH5FOQ、JM1GSH、JH0MHE)が、3Y0XとのQSOに成功しているそうです。今回のピーター一世島からの運用は、さまざまな分野で成功を収めているようですね。筆者(7J3AOZ)は、PSK31が(運用されたかどうかはわかりませんが)欲しかったです...。なお、同Weblogのこちらの記事によると、3Y0Xチームは、天候悪化のため2月24日の08:30(JST)時点で未だに島に足止めされているそうです。無事に全員帰還される事を祈念しております。

2006年01月22日

Straight Key (Century) Club

「JL3AMK Ham Radio Blog」の記事によると、米国でストレートキー(もしくはバグキー)の愛好者のためのクラブであるSKCC(Straight Key (Century) Club)が結成されたそうです。

このクラブへの入会は無料で、会員にはSKCCナンバーが発行されるそうです。また、クラブのサイトによると、毎月1日の00:00(UTC)から、SKCCメンバーによるオンエアイベントが、下記の推奨周波数で行われ、100名のSKCCメンバーとQSOを行う事で(メンバー、非メンバー問わず)証明書が発行されるそうです。

1.820MHz(この周波数は日本でも使用出来ます。お詫びして訂正致します。
*3.720MHz
*7.120MHz
10.120MHz
14.048MHz
18.080MHz
21.120MHz
24.910MHz
28.170MHz
50.090MHz
144.07MHz

注:*は日本で使用出来ない周波数

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同Weblogのこちらの記事や、「CW 4EVER」の記事によると、早速メーリングリストが大変賑わっているようですね。筆者(7J3AOZ)は、ストレートキーは叩けないので入会資格が無いのですが(汗)、いつか入会資格が出来るようになればいいなぁと思っています。

追記:1.820MHzは日本でも使用できる周波数であるとコメントを頂きまして、記事を訂正させて頂きました。TNX JG4KEZ/1、JQ2GYU

2006年01月21日

Ham Radio Blogs on the Web

Ham-Blogs.netで「Ham Radio Blogs on the Web」と言うWebディレクトリサービスが開設されているようです。

このサービスは世界中のアマチュア無線家のWeblogをリンクしようと言う趣旨で開設されているようで、すでに日本のアマチュア無線家のいくつかのWeblogが登録されているようです。

なお、登録の申し込みはこちらから出来るようですので、Weblogを開設されているみなさんは、是非登録を依頼してみてはいかがでしょうか?

#なお、登録は管理者の承認後に行われるようになっているそうです。また、当ニュースはすでに登録して頂いています(実は、アクセス解析でこのサイトを発見しました(笑))。

2006年01月20日

LoTW(Log of The World)でWASの申請が可能に

「こんなDxingもあり??」の記事によると、先日行われた、ARRLが提供しているLoTW(Log of The World)電子アワードクレジットシステムのシステムメンテナンス後、従来のDXCCの申請に加え、Worked All States(WAS)の申請も可能になったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

追記:冥賀さん(N3LQ、JS1LQI)のコメントによると、WASの申請が可能になるのは、2月末からと言う事です。TNX JS1LQI 

WRTC(World Radiosport Team Championship)のレフリーが決定

クレージーこんてすたーズの記事によると、2006年7月7日から10日にかけて、ブラジルのSanta Catarina州Florianopolisで開催される、アマチュア無線界のオリンピック「世界ラジオスポーツチーム選手権(WRTC: World Radiosport Team Championship) 2006」のレフリーが決定したそうです。

同記事によると、

WRTCでは、二人1チームのCompetitorに一人のRefreeが付いて運用中は全て監視することになっている。

と言う事で、日本からも田中OM(JH4RHF、OE1ZKC)と渡辺OM(JK3GAD)がレフリーとして登録されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同Weblogの筆者である熊谷さん(JE1CKA)は、こちらの記事によると、マルチオペ部門に参加申し込みされたそうです。筆者(7J3AOZ)は、みなさんの健闘を期待しております。

2006年01月18日

Authorities warn of Randy McCloy, KC8VKZ, e-mail hoax

ARRLのサイトのニュースによると、ワシントンポスト誌のコラム記事「The Checkout」に、 1月2日に発生した米国ウェストバージニア州の炭鉱爆発事故に巻き込まれた炭鉱夫の中で、唯一の生存者であるRandal McCloy Jrさん(KC8VKZ)に対する義捐金を募る「詐欺」電子メールが流れていると掲載されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#不幸な事件に便乗して詐欺を働く卑劣な連中が、最近はどこの国にもいるようですね。「恥を知れ」と思うのですが、恥を知っていたら詐欺なんか働かないか(苦笑)。なお、上記の記事によると、McCloyさんは未だに危機的な状況で集中治療を受けているそうですが、徐々に持ち直しつつあるそうです。筆者(7J3AOZ)は、無事治療が成功し、McCloyさんが一命を取り留める事を祈っております。

2006年01月17日

ON4UNの日本旅行記

「CQ TEST JE1EKT (ex-7K1GQA)」の記事によると、2005年11月18日~20日にかけてアイハウス・大阪国際交流センターにおいて開催された、DXerとコンテスターの国際的なミーティング「Asia Pacific DX Convention(APDXC)」に参加するためにベルギーより来日された、「ローバンドの神様」John Devoldereさん(ON4UN)の日本旅行記が、ベルギーのアマチュア無線連盟であるUBAのサイトで公開されているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#電信柱の柱上トランスの写真が掲載されているのが面白いですね。ベルギーの電源供給は空中架線じゃないのかしら(上記のサイトはフランス語のため、筆者(7J3AOZ)は内容が全くわかりません(汗))。

2006年01月14日

3Y0X DXpedition Receives ARRL Colvin Award Grant

ARRLのサイトのニュースによると、2006年2月6日頃から16日間に渡って行われる事が予定されている、ピーター一世島DXペディション(3Y0X)は、ARRL Colvin Awardより$7500(約86万円)の資金提供を受けるそうです。

このARRL Colvin Awardは、ARRLを受け取り人にした故Lloyd Colvinさん(W6KG)の生命保険金によって、DXの分野での国際的なアマチュア無線家のプロジェクトを支援するために1994年に制定されたそうで、受賞したプロジェクトは資金の援助を受けることが出来るようです。

1960年代から1990年代の初めに、Colvinさんと妻のIrisさん(W6QL)は100を越えるDXCCエンティティを活性化されたそうで、Colvinさんは1993年に、Irisさんは1998年に、それぞれお亡くなりになったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#上記の記事によると、ペディションチームの往路・復路の行程中は、チリの南極コールサインであるXR9Aを使用するそうです。また、チームのWebサイトは、衛星電話回線(Iridium Satellite LLC提供)を使用して、ペディション中も1日に2回現地からアップデートされるそうです。なお、先日お伝え致しましたが、月刊ファイブナインの編集長である草野OM(JA1ELY)が中心になって、このDXペディションに対する日本からのドネーションの募集が行われているようです。

2006年01月13日

ドイツの郵便料金が2006年1月1日から値上げ

「QRZ? 一人ずつ呼んでください。」の記事によると、ドイツの郵便料金が2006年1月1日から値上げになっているそうです。

同記事によると、

この情報を元に140円/1ユーロとして計算すると20gまで238円となり、金額だけで単純に比較は出来ませんが、日本の場合は25gまで110円(最も高い第3地域でも130円)ですから、かなり割高に感じますね。

と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#ドイツにSASEを送る時には、注意が必要ですね。

2006年01月12日

Logbook of the World to be down

ARRLのサイトのニュースによると、ARRLが提供しているLoTW(Log of The World)電子アワードクレジットシステムが、システムメンテナンスのため、1月14日の13:00~1月15日の13:00(いずれもUTC)の間は停止するそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#LoTWをご利用の方は、注意が必要だと思われます。

2006年01月07日

Hamfest India on the Andaman and Nicobar Islands

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、インドのアマチュア無線連盟であるNational Institute of Amateur Radio(NIAR)が、2004年の年末に発生した「スマトラ島沖地震」による津波で大きな被害を受けたインド・アンダマン島(VU4)におけるアマチュア無線によるさまざまな救援活動を記念して、救援活動の中心地となったアンダマン島のPort Blairにおいて、Hamfest (VU4) Indiaを4月18日~20日にかけて開催するそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2006年01月06日

Sole Surviving WV Miner is a Ham

ARRLのサイトのニュースによると、1月2日に発生した米国ウェストバージニア州の炭鉱爆発事故に巻き込まれた炭鉱夫の中で、唯一の生存者であるRandal McCloy Jrさん(KC8VKZ)は、現在地元の病院に入院しておられるそうですが生命は予断を許さない状況だそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#同じハムとして、McCloyさんが無事回復される事を心からお祈りしております。

Canadian Amateurs to Lose 220-222 MHz

ARRLのサイトのニュースによると、カナダの電波管理当局であるIndustry Canadaは、現在アマチュア業務用に割り当てられている220MHz~222MHzを再配分し、業務用に割り当てると発表したそうです。

この変更は2006年1月25日から有効になるそうで、さらに現在一時業務としてアマチュア無線に割り当てられている219MHz~220MHzは、二次業務に格下げになるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)は、QSOパーティにおいて144MHz帯のFMで運用したのですが(但し広島県において...ですが)、確かにこの辺の周波数帯は、アンテナの長さと飛距離のバランスが良くて使いやすいんですよね。日本でも昔144MHz帯の一部を取り上げられましたが、こう言う動きが日本国内に波及しない事を祈っております。