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2006年11月13日

松下電器のPLCアダプター発表会レポート

PLC高速電力線通信って何だ? 」に、11月13日に松下電器が行った「PLCアダプター発表会」のレポートが掲載されています。

同記事によると、

・wavelet OFDMにより、アマチュア無線の周波数帯、およびラジオNIKKEIの周波数はノッチでカットしている。
・フレキシブルノッチではあるが、ユーザーによるノッチ周波数の変更はできない。変更自体は可能だが、変更するソフトウェアは提供していない。

との担当者のコメントがあったと言う事で、さらに、
・親機は部屋のコンセントにつなぐだけでOK。分電盤への直結は不要
・分電盤にはフィルターなし=つまり室内と、外からの引込み線はまったく同じ状況=PLC垂れ流し!
・「フィルターなしでは外に電波障害を与えるのでは?」という質問に対し「短波へのノイズ源として問題となっている主体は、一軒の家庭に巡らされた電源ライン・スイッチなどを含めたPLC導入家庭全体。引込み線はライン一本だけであり、ノイズ源としてはあまり問題にならないと思われる」
・マンションの隣どうしでPLCを使う場合は、隣の家庭のPLC信号がノイズ源となる可能性があるかもしれない(垂れ流しなので)

・「トラブル時の対応をする部署は新設するのか?」という質問に対し「特別な部署は作らない。通常のサービスで対応する」 つまりアマチュア無線や短波ファンが被害を受けた場合の受付窓口やセンターは作らないということ

と言う説明があったとの事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#大変興味深いレポートですので、是非ご覧下さい。

追記:同Weblogに、追加の記事として『PLC製品登場「壁コンセント直結」が前提に(PLC発表会前編)』、『松下PLCは「屋外へ垂れ流し」「障害窓口ナシ」(電力線通信アダプター発表会後編)』が掲載されたそうです。

TNX INFO 三上さん

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コメント

とりあげて下さってありがとうございます。
追加の記事を書きましたので、よろしければご覧ください。

PLC製品登場「壁コンセント直結」が前提に(PLC発表会前編)
http://www.sv15.com/net/plc/hdplc1.htm

松下PLCは「屋外へ垂れ流し」「障害窓口ナシ」(電力線通信アダプター発表会後編)
http://www.sv15.com/net/plc/hdplc2.htm

宣伝になってしまい、失礼しました

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