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2006年11月10日

Now on the Drawing Board:SuitSat-2 to Have Ham Radio Transponders

ARRLのサイトのニュースによると、米サンフランシスコ近郊で行われた、AMSAT Space Symposium and Amateur Radio on the International Space Station (ARISS) International Delegates' meetingにおいて、宇宙服衛星計画(国際宇宙ステーション(ISS)の使用済み宇宙服を、手動で船外に押し出してアマチュア衛星にする計画)の2号機であるSuitSat-2の情報が公開されたようです。

同記事によると、かなり限定的な性能だったSuitSat-1(AO-54)と比較して、SuitSat-2は大きく性能を拡張させる予定のようで、バッテリーを再充電するためのソーラーパネル(旧世代であるため廃棄予定のパネルを使用)を搭載するほか、DSPによるSDR(ソフトウェア無線技術)を利用して、SSBモードのU/Vトランスポンダー、FMモードのクロスバンドトランスポンダー、多くの語彙を送信できるCW ID、4個のSSTV画像伝送用カメラなどの機能を搭載する予定だそうです。

なお、SuitSat-2の軌道投入は、2007年の秋頃を予定していると言う事です。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#トランスポンダーを搭載すると言うのは大変楽しみですよね。なお、この記事によると、テレメトリーを見る限りでは、宇宙服内の環境は機器にダメージを与えるほどひどくは無いそうで、SuitSat-1搭載トランシーバーの出力が極端に低下したのは、温度の低下によるバッテリーの凍結のせいでは無いと言う事です。筆者(7J3AOZ)は、無線機の終段が壊れたせいだと聞いていますが、いずれにせよSuitSat-2が大きな成功を収める事を期待しています。

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