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2006年06月06日

PLCのノイズレベル許容値が研究会値より10dBダウンする模様

HF-PLC Watching Siteの記事によると、6月5日に行われた情報通信審議会情報通信技術分科会CISPR委員会において、前回の同委員会で座長が提案した「15~30MHzの許容値を20dBμAに下げる」と言う案を、情通審分科会への答申案として承認したそうです。

同記事によると、

座長提案では最良10Mbps,最悪0Mbpsという発言も推進派からありました。しかし,座長の「実測してみたら環境雑音より10-15dB高かった。厳しい規制値を定めることはしたくないが,電波環境維持の観点からは厳しくするしかない。無線は保護されなかればならない。」,「メーカー側が持っているであろうデータが提出されなかったのだから仕方がない」発言で推進派は黙り込んだ。

との事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この件は、クレージーこんてすたーズの記事にも掲載されています。これはPLC推進派には大打撃を与える結果と言えるでしょうね。前回の同委員会に関する記事でも書きましたが、筆者(7J3AOZ)は、今回の許容値で実用的な速度が出ないのであれば、もう製品化を諦めて無線LAN技術などの利便性向上に努めた方が得策だと思います。

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コメント

AOZ局の意見に全く同感です.推進派に対しては,あらゆる分野で環境が重視されるなかで,電波だけは例外かと,時代錯誤の印象を強く受けます.
技術的に,無理っていうか,終っちゃってるんじゃないかと思いますが^^;

今晩は。

確かにもう終わっちゃってると思うのですが、今回の-10dbと言う値に関しては、座長が実現性を持たせた事によって、メーカー側のさらなる努力を促している...と言う見方もあるようですね。

実際、10-15db高いわけですから、普通は環境に害を与えない数値は「-20db」になると思うので、まだ息の根が止まったとは言えないようです(苦笑)

#無理やり実装しても、そもそもこの技術に対する一般からのニーズが無いので、無駄な努力のような気もするんですけどねぇ...。

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