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2006年05月29日

パーソナル無線の終焉

総務省 東北総合通信局のサイトに、「パーソナル無線に関する重要なお知らせ」として、下記の情報が掲載されています。

 無線設備のスプリアス発射(不要な電波の発射)に関する強度の許容値に係る国際規約の改正を受けて、我が国における国内基準を整備することを目的に関係省令(電波法施行規則、無線設備規則)の一部改正が行われ、平成17年12月1日から施行となっております。今回の無線設備規則の一部改正の主要な点はスプリアス発射強度の許容値の変更であり、パーソナル無線(簡易無線局)についても新たな技術基準値が適用されることとなりました。パーソナル無線に関する制度的な改正内容及びその経過措置は以下のとおりです。

1 新設(開局)手続きについて
 旧設備規則により旧技術基準適合証明を受けたパーソナル無線については全て、平成19年12月1日以後は新たに開局(再免許を除く)することが出来ません。旧技術基準適合証明を受けたパーソナル無線の新設手続きは平成19年11月30日までとなります。

2 再免許について
 既に免許を受けているパーソナル無線及び、上記により平成19年(2007年)11月30日までに免許を受けたパーソナル無線について、その免許有効期間満了後(有効期限10年)も同一の設備により継続して開設する場合には、再免許申請手続きを行うことにより、平成34年(2022年)11月30日まで、引き続き使用出来ます。
 なお、一旦再免許申請を怠った場合には、その後パーソナル無線の免許を受けることが出来なくなりますので注意下さい。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#現状では、パーソナル無線機を製造しているメーカーが存在しないため、2022年以降はパーソナル無線と言う規格その物が消滅する可能性が大だと思います。無線従事者免許を持たない方でも使用できる市民無線として、鳴り物入りで登場したパーソナル無線ですが、違法な改造を行ったり、違法な高出力リニアアンプを使用する方が後を絶たなかったため、終焉への道を辿ってしまったようですね。

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コメント

ローミングの基礎になるゾーン方式に実証実験として登場したんではなかったかと
パーソナル電話の基礎データがとれたんでしょう
無資格が売りでした

入江さん、まいどです。

>実証実験

なるほど、そう言う側面もあったんですね。

>無資格が売りでした

私は(所謂)違法CBの受け皿を狙ったと言う部分もあったんじゃないかと思っています。でも、結局あの違法CB文化によって、無茶苦茶にされてしまった感は否めないのかなと(苦笑)

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