Hams help out following mud slide
RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、フィリピン・レイテ島での1週間に渡る集中豪雨とその後の地震によって発生した土砂崩れ災害(Guinsaugon村が飲み込まれ、1800人以上の犠牲者が出ています)において、アマチュア無線が現地における救援活動の調整に役立ったそうです。
International Radio Emergency Support Coalition (IRESC)は、国際赤十字と被災地間の通信リンクを確立するため、EchoLink(インターネットを利用したVoIPアマチュア無線システム)と、通常のHF、V/UHFのアマチュア無線を接続したシステムを、災害発生時から数時間以内に使用できるようにしたそうで、フィリピンのアマチュア無線家は、このシステムを行方不明者と生存者のリストを伝達する事に使用しているそうです。また、各種の被災地からの要請(食物、水、マット、衣服、担架、医療用品一式、掘削ツールなどの要求)もこのシステムで伝達されているそうで、IRESCはこれらの情報を、直接国際赤十字に送っているそうです。
なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#近年、世界各国で大規模な災害が発生していますが、そのたびに被災地・被災国のアマチュア無線家の活躍が伝えられていますね。また、インターネットとアマチュア無線の融合は、単に趣味のみならず、アマチュア無線家のボランティア活動にも役立つと言う事が、実証されていると思います。