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2005年02月15日

FCC Affirms Fine for Unlicensed Operation on Amateur Frequency

ARRLのサイトのニュースによると、FCCは、米国ニュージャージー州Westvilleのレストラン「Best Wok」が、144MHz帯の違法な送信機(145.8376MHzを使用する高出力コードレス電話)を使用していた事に対して、レストランのオーナーに$10000(約110万円)の罰金を科す事を決定したそうです。

「Best Wok」はFCCからの文書による警告を無視して違法な送信機を使用し続けたそうで、最終的に警告に答えた時には「違法性を知らなかったし、妨害は最小限に留まっているはずだ」と主張したそうですが、FCCにはすでに多くのアマチュア無線家からの妨害に対する苦情が届けられていたそうで、この主張は認められなかったそうです。

FCC Enforcement Bureau ChiefであるDavid H. Solomonさんが署名した書類によると、「アマチュア無線の周波数帯の商用利用は、アマチュア無線に対して激しい妨害を与える可能性が大きく、同様な犯罪が行われないように、我々は断固とした取締りを行う必要があります」と言う事です。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#なお、レストランのオーナーは「現在レストランは廃業しているし、貧乏なので払えない(意訳)」と言っているそうですが、FCCは「払えない証拠は見当たらないので、とっとと払え(意訳)」と言っているそうです(笑)。しかし、日本では「仕事で使っとんねや、ごらぁ」が通ってしまってるようですが、FCCには通らないようですね。総務省総合通信局さんも、違法局にはこれくらい強い態度で臨んで良いと思いますよ。

追記:クレージーこんてすたーズ (Crazy Contesters)の記事で、関東における総合通信局の取締りの話題が取り上げられています。

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コメント

Best Wok って結構ありそうな名前ですね,レストランとしては.

余談はともかく総通の弱腰は行政の怠慢の結果でしょう.社会保険庁と違って糾弾する人たちが少ないからかもしれませんけど.

73 de Kenji JJ1BDX/3

力武さん、まいどです。

まあ、FCCと違って司法権が総合通信局に無いのも、弱腰に見える原因だろうとは思いますが(苦笑)

#FCCって海外のアマチュア局にも警告書を出したりしてましたからね(今でも出しているかどうかは知らないのですが)。昔、電波管理局経由で届いたオフバンドの警告書を、あるOMさんから見せてもらった事があります。

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