【スマトラ島沖地震関連】More News of Radio Amateurs’ Work in the Andamans
RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、インド洋に面する国々に大被害をもたらした「スマトラ島沖地震」の被害に対応した非常通信が、アンダマン島を中心とした地域で行われており、非常通信におけるアマチュア無線の価値を示し続けていると、Echolink Tsunami Relief Netのニュースで報じられているそうです。
現在、Little Andamanでは電力及び交通網が未だに復旧していないそうで、アマチュア無線ボランティアは2500人を収容している避難者キャンプを含む各所で非常通信による各政府機関、民間機関の連絡の手助けを行っているそうです。また、地震発生時点でアンダマン島にいたアマチュア無線家は、DXペディションを行っていた5人(VU4RBI、VU4NROチーム)だけでしたが、現在はインド本土より25人から30人のアマチュア無線家が現地でのボランティア活動を行っているそうです。
なお、近距離の非常通信はVHF帯のハンディトランシーバーを使用して行い、遠距離の連絡を行う場合はアンダマン・ニコバル諸島の各地に設置された短波帯設備で中継を行っているそうで、使用している周波数は主に7095kHz、さらに14190KHzと21245kHzも使用しているそうです。
また、The Daily DXのレポートによると、2004年12月29日より「assist the Civil Authorities in handling the messages pertaining to the disaster」のために、インドの全アマチュア無線家にアンダマン・ニコバル諸島でのアマチュア無線の使用が許可されたそうです(地震のために中断を余儀なくされたVU4RBI、VU4NROチームの運用が許可されるまで、17年間に渡ってインド当局はアンダマン・ニコバル諸島でのアマチュア無線の運用を禁止していました)。
なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。
#上記に示された周波数(及び、各国でアナウンスされている非常通信周波数)近くでの運用は、非常通信に妨害を与えないよう細心の注意を払って行うようにお願い申し上げます。