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2004年12月05日

北海道の特別記念局に関する奇妙な話

JARL北海道地方本部のサイト内に「2004北海道地域内の特別局等の開設予定」と言うページがあるのですが、このページに奇妙な話が掲載されています。

北海道総合通信局の方針で、北海道の特別局・特別記念局の開設は
1 開設関係行事は、国際的行事、全国的行事、全道的行事以上であること
2 但し、市町村合併に伴う記念局は特例として認める
3 開設期間は、1週間程度

と言う内容なのですが、1、2の項目はともかく、3の開設期間は1週間程度と言うのはちょっと解せない話です。

日本のコールサイン情報のサイトとして有名な「callsign.jp」のこちらのページをご覧になればわかりますように、例えば兵庫県宝塚市の市制施行50周年記念局である8J3TKZなどは、2004年6月から2005年1月までの長期間に渡って許可されています。

なお、上記のページ内で北海道地方本部は、

これらの道総通の方針に対し、北海道地方本部では地方の活性化とアマチュア無線の活性化のために、地域や市町村の行事に対しても免許することや免許期間の延長を要請しています。道内のアマチュア局におかれましても道総通に機会あるごとに特別局の開設条件の緩和や開設期間の延長を要望下さいますようお願いいたします。

と言うアナウンスをされています。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)は、法の平等な運用(第3章第14条)と言う日本国憲法で謳われている権利が、単なる地方の役所によってないがしろにされているような気がするのですが...。あ、ついでに、ARISSスクールコンタクトを行う際には、特別局を開設する場合が多いのですが、北海道総合通信局基準では、これも認められなくなりますねぇ...これは国際的行事だからOKと言うのかも知れませんが、ARISSスクールコンタクトは予定日が数週間ずれる事は多いので、とてもじゃないが1週間では間に合いませんな(苦笑)ARISSスクールコンタクトに関しては「国際宇宙基地に開設されたアマチュア局と通信を行うために臨時に開設するアマチュア局」になるので、特別局とは別の枠組みになるようですね。お詫びして訂正致します。

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