VO1AA – is the Marconi Commemorative HF Station
RAC(Radio Amateurs of Canada)のThe Canadian Amateur Radio Bulletinによると、カナダのニューファンドランド州St. John'sにあるSignal Hill National Historic SiteのCabot Tower(1901年12月12日にマルコーニが史上初めての大西洋を横断した無線信号の受信をここで行った)において、マルコーニの偉業を記念してSONRA (Society of Newfoundland Radio Amateurs)が長年にわたって短波帯のアマチュア無線の運用を行ってきたそうです。
Signal Hillに建っているCabot Towerには、ロングワイヤーとダイポールアンテナが設置されているそうで、毎年近隣のクラブのメンバーが12月12日の記念日にVO1AAを運用されているそうで、さらに、4月25日の国際マルコーニ記念日には、ここからVO1IMDを運用して参加しているそうです。
また、1997年には英国王ヘンリー四世の命により新大陸への航海を行ったJohn Cabotさんの航海から500周年を記念したVO500JCの運用が行われ、1997年7月25日には、英国女王であるエリザベス二世がCabot Towerを訪れ、英国ブリストルとの交信を行ったそうです。また、2001年にはマルコーニが始めての大西洋を横断したメッセージを受信してから100周年を記念した特別記念局であるVO1Sが運用されたそうです。
#女王が訪れたとはすごいですね。なお、こちらのページによると、アメリカと言う国名はAmerigo Vespucci さんに由来していると言うのが一般的な説ですが、上記のJohn CabotさんのスポンサーであったRichard Amerikさんに由来していると言う説もあるそうです。