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2004年06月10日

Virginian is first US ham to accomplish "Tuna Tin II" WAS

ARRLのサイトのニュースによると、米国バージニア州のBob Chapmanさん(W9JOP)が、米国のアマチュア無線家としては始めて、QRPp送信機の古典的存在である"Tuna Tin II(PDFです)"を使用したQSOによってWAS(Worked All States Award)アワードを受賞したそうです。

Chapmanさんは、48州を7043kHz水晶固定のクラッシックタイプのTuna Tin II(250mWで、伝統に則ってまぐろの缶を逆さにしたシャーシーを使用)でQSOしたそうで、残った2州(ハワイとアラスカ)は14,060kHz固定のTuna Tin II(同じく250mW)でQSOしたそうです。

また、このWASを達成したQSOにスケジュールQSOは含まれていないそうで、全て偶然の出会いによって行われたQSOだったそうです。(ワッチこそ我が命...と言う奴ですね)。

なお、今回の偉業を達成するために使用した設備は、50フィート(約30m)高のG5RVアンテナとTickキーヤー、受信機は Collinsの51S-1と言う、「ご本人曰く」ローパワー/ローテク設備だったそうです。

さらに、Chapmanさんは同時に、QRP Amateur Radio Club Internationalが発行しているQRPp Worked All Statesアワードも受賞したそうです。

#残念な事にChapmanさんに対して、ARRLはQRPp(出力1W未満)特記をしたWASアワードは発行してくれなかったそうですが、これはそもそもそう言う特記事項がないんでしょうね。なお、世界初の"Tuna Tin II"WASは、カナダのBritish Columbia州在住のSteve McDonaldさん(VE7SL)が2001年に達成したそうですが、ただし出力は400mWだったそうです。また、"Tuna Tin II"のキットは、現在こちらで購入が可能です。

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