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2004年06月30日

ISS Crew Pleases Field Day Crowd with Ham Radio "First"

ARRLのサイトのニュースによると、ISS(国際宇宙ステーション)上にあるアマチュア無線設備(ARISS、Amateur Radio on the International Space Station)を利用して、 Expedition 9の指揮官であるGennady Padalkaさん(RN3DT)とMike Finckeさん(KE5AIT)が、先週末に行われたARRL Field Day 2004にRS0ISSとNA1SSのコールサインで参加し、5ダースを越える数のQSOを行ったそうです。

ISS Ham Radio ProjectのエンジニアであるKenneth Ransonさん(N5VHO)は、「2人の宇宙飛行士は、6月27日に米国(アラスカを含む)、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、コスタリカ、ベネズエラ、アルゼンチン、パラグアイおよびブラジルの局と音声によるQSOを行った」と語っているそうで、これはFinckeさんにとっては(ARISSスクールコンタクトではない)初めての通常のQSOだったそうです。

なお、FinckeさんはISSのZarya Functional Cargo Blockに設置されているEricssonの2mハンディトランシーバーを利用して、60局との交信を行い、PadalkaさんはZvezda Service Moduleに設置されているKenwood D700Eを利用して、430MHZ帯で4局と交信を行ったそうです。

Finckeさんは、今回のField Dayへの参加は「偉大な経験でした」と語っているそうで、「私は、今回の経験でコミュニティーの暖かさを感じることができました。これからもアマチュア無線をたびたび利用しようと思っています。」とも語っているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先の記事をご覧下さい。

#う〜ん、宇宙ステーションでパイルアップを受ける経験と言うのは普通は絶対に出来ないので、羨ましい限りです。しかし、Finckeさんが今回の経験で味をしめて(笑)、たびたびQRVしてくださると嬉しいですね。次回は、アジア向けのパスの時に是非お願いします〜。

AMSAT-OSCAR Echo Satellite Launched!

先日お伝えしましたように、ロシア・カザフスタンのバイコヌール宇宙港において打ち上げ準備が進められていましたAMSAT-OSCAR ECHOアマチュア衛星ですが、ARRLのサイトのニュースによると、6月29日の06:30(UTC)にロシアのDnepr LVロケット(旧ソ連のSS-18 ICBMを改修したロケット)によって打ち上げられたそうです。

打ち上げの現場に派遣されていたChuck Greenさん(N0ADI)の電話でのレポートによれば、打ち上げ及び(ECHOアマチュア衛星を含む)ペイロードの分離は共に成功したそうで、ECHO衛星の地上管制官は14:52(UTC)に衛星のダウンリンク信号(435.150 MHz FM)を確認し、衛星のダウンリンク送信機をシャットダウンする前に、解析に必要充分な衛星のテレメトリー情報を収集したそうです。

また、この衛星の一般局への使用許可がAMSATから出るまで、衛星へのアップリンクは「絶対に」試みないで欲しいという事です。

なお、詳しくは、上記のリンク先の記事をご覧下さい。

#OSCAR ECHOは出力7Wの送信機を搭載しており、ハンディトランシーバーでの利用が可能なように設計されているそうです。日本で使えるかどうかはわかりませんが、簡単な設備で衛星通信が出来るかも知れないので楽しみですね。しかし、冷戦時代に「ICBMを改修して宇宙開発に使えば、無駄なく平和利用できていいじゃない」って話をしてた覚えがあるのですが、本当にそんな時代になったんですねぇ。

MMVARIがVer0.21にバージョンアップ

Digital Ham Lifeの記事によると、MMSSTV/MMTTYの作者として世界的に有名な森OM(JE3HHT)が提供されている、新しいデジタルモードソフトウェアのMMVARIが、Ver0.21にバージョンアップされているようです。

詳しくはDigital Ham Lifeの記事をご覧下さい。

2004年06月29日

第34回 6m AND Down コンテスト規約について

7月3日の21:00(JST)から4日の15:00(JST)にかけて、JARL主催の第34回 6m AND Downコンテストが開催されますが、JARLのサイトの記事によると、CQ誌6月号掲載のコンテスト規約にミスがあるそうです。

【CQ誌6月号「From JARL」に掲載した本コンテスト規約の概要(p.227)の中で、1交信の得点を(バンドに関係なく)1点としましたが、下記のルールのとおり昨年と同じで、50MHz〜1200MHz帯では1点、2400MHz帯以上では2点になります。お詫びして訂正させていただきます。2004/06/18】

#筆者(7J3AOZ)は1.2GHzまでしかそもそも免許がない(笑)ので関係なかったりしますが、2.4GHz以上でのQRVを予定されている方はご注意下さい。

Elephanta Is(IOTA AS-169)からのQRV情報

NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageによると、インドのエレファンタ島(IOTA AS-169)からのQRVがあるようです。

運用はAT0BI(エレファンタ島用の特別コールサイン)によって、7月23日から28日にかけて行われるそうですが、悪天候の場合はキャンセルになるそうです。

なお、QSLカードはVU2NXM経由で送って欲しいそうです。

#エレファンタ島の名前の由来は、16世紀に上陸したポルトガル人が、象の石像を射撃の標的にした事からだそうで、本来の島の名前はガーラプリなんだそうです。

日本人によるサイパン(KH0)からの運用

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NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageによると、KG8RP、NA8O、JQ2GYU、JM1MAC、WH6CZCの各局により、7月9日から12日に渡ってサイパン(KH0、IOTA OC-086) からのQRVがあるようです。

運用するバンドは40m帯から6m帯で、QSLカードは、KG8RPは7K4QOK経由、NA8OはJK1FNL経由、WH6CZCはJF1UMK経由、その他の方はホームコール経由で、それぞれ送って欲しいそうです。

#なお、日本のコールサインの方はKH0/ホームコール、米国のコールサインの方はコールサイン/KH0になると思います。

Astronaut Radios Birth Announcement, Celebrates Father's Day in Space

eHam.netの記事(The ARRL Letter, Vol 23, No 26の転載)によると、現在ISS(国際宇宙ステーション)に搭乗しているMike Finckeさん(KE5AIT)の2人目のお子さんが6月18日に誕生したそうで、Finckeさんは喜びのメッセージ(It's a girl! Tarali Fincke)をISS搭載のアマチュア無線パケットシステム(RS0ISS)で毎分ごとに地球に送信したそうです。

なお、赤ちゃんの名前である「Tarali Paulina(Tara)」は、インドでは「星」を意味するそうですが、最初のお子さんの名前である「Chandra」は「月」を意味するそうで、Finckeさんは「私の妻(Renita Finckeさん、ジョンソン宇宙センターのエンジニア)は、月を既に私に与えてくれたが、さらに彼女は私に星を与えてくれた」と語ったそうです。

さらに、Finckeさんは、宇宙から子供の誕生を祝う最初の米国の宇宙飛行士になるそうです。

詳しくは上記の元記事をご覧下さい。

#おめでとうございます!>Finckeさん。しかし、自分の子供に月と星と付けるのは、さすが宇宙飛行士と言う感じですね。

The FCC Turns 70!

eHam.netの記事(The ARRL Letter, Vol 23, No 26の転載)によると、米国FCC(Federal Communications Commission)が、この7月に設立70周年を迎えるそうです。

FCCは1934年6月19日の議会でコミュニケーション法が制定された事を受けて、独立した行政機関として7月1日に設立されたそうで、最初は7人のメンバーと3つのディビジョンと言う構成だったそうですが、現在は(大統領に指名され、上院で承認された)5人のメンバーと6つの事務局によって構成されているそうです。

詳しくは、上記の元記事をご覧下さい。

#なお、FCCの前身であるFederal Radio Commission (FRC)からFCCに権限が移った時点でも、アマチュアに関する法律にはほとんど影響がなかったようで「QST(ARRLの機関紙)は、この件についてはほとんどインクを費やさなかった」と上記の記事に書かれています。言い回しが面白いですね(笑)

ECHO launch set for June 29

ARRLのサイトのニュースによると、AMSAT-OSCAR ECHOアマチュア衛星は、すでにロシア・カザフスタンのバイコヌール宇宙港において準備が完了し、6月29日の打ち上げを待つばかりの状態だそうです。

衛星の打ち上げ後は正常稼動している事が確認できるまで、衛星のダウンリンク送信機(435.150MHz FM)は起動しないそうで、さらに一般の局が使用できるようになるまでは、おおむね2ヶ月ほどかかると言う事です。

なお、このAO-ECHO衛星は約800kmの上空を飛行する衛星で、V/Uのハンディトランシーバー(FM)での利用が可能であり、さらに10mのPSK31(SSBモード)を初めとする、様々なデジタルモードの運用が可能になっているそうです。

詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

#なお、打ち上げ資金を集めているAMSAT-OSCAR ECHO fundですが、まだ目標額の$110,000に$12,500(約120万円)ほど不足しているそうです。

2004年06月26日

Vanity call sign regulatory fee to rise

ARRLのサイトのニュースによると、米国におけるバニティコールサイン制度(使用されていなければ、自分の好きなコールサインを申請出来る)の利用料金が、今年の後半に現在の$16.30から$20.80に値上げされるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#米国のアマチュア無線免許をお持ちの方で、バニティコールを申請しようと思っている方は、早めに申請されたほうが良さそうですね。

英国Harrogate Ladies' Collegeの創立100周年記念局

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、7月1日の13:00から2日の13:00(いずれもUTC)にかけて、英国のHarrogate Ladies' Collegeの創立100周年を記念した記念局であるGB100HLCが、Harrogate Ladies' College Amateur Radio Club によって運用されるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#この局は、Harrogate Ladies' Collegeで100人目のYL局が誕生した事も記念しているそうです。この学校ではアマチュア無線も教育活動の一環と捉えられているようで、羨ましい限りですね。

Special Callsigns for Visitors to Greece During Olympics

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RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、今年ギリシャで開催されるアテネオリンピックを記念して、海外から訪れるアマチュア無線家に対して、特別なプリフィックスが発給されるそうです(但し、CEPTベースなので日本の免許ベースでは残念ながら許可されません)。

ビジターに対して特別に発給されるプリフィックスはJ42004で、これはJ42004/ホームコールと言う形で使用しても良いし、ギリシャの当局に申請すればJ42004の後に3文字までのサフィックスを使用するコールサインが発給されるそうです。

なお、このプリフィックスが使用できる期間は8月1日から9月15日までの間だそうです。

#う〜ん、長いプリフィックスですねぇ。なお、ギリシャのアマチュア無線界ではオリンピックの開催に合わせて、他にも色々なイベント/特別局のQRVが行われているようです。

2004年06月25日

F1フランスグランプリの記念局

eHam.netの記事(ARRL DX Bulletin #25の転載)によると、7月4日に自動車レースの最高峰であるフォーミュラー1の第10戦フランス・グランプリが、フランスのマニクール・サーキットで開催されますが、開催当日まで記念局のTM0GPがQRVするそうです。

なお、運用するバンド/モードは80m帯から10m帯の、CW、 SSB,、RTTY、PSK31だそうで、 QSLカードはF5KCH経由になるそうです。

#日本でも、日本グランプリ@鈴鹿の記念局で8N2GPなんかどうでしょうか...って難しいんだろうなぁ(苦笑)

2004年06月23日

特別局の呼び出し符号に関わる改正

総務省のサイトの記事によると、総務省は「『電波法関係審査基準』 の一部改正案に関する意見募集の結果(別表3 『識別信号の指定基準』 の一部改正)」として、

総務省は、アマチュア局に指定するための識別信号に係る電波法関係審査基準(平成13年1月6日総務省訓令第67号)の一部改正案について、平成16年4月28日から同5月27日まで意見を募集しました。改正案を、総務省ホームページへの掲載及び総合通信基盤局電波部電波政策課における資料配布により公開し、意見を、郵便、ファクシミリ又は電子メールにより受け付けたところ、15者からご意見をいただきました。 総務省は、いただいた意見を踏まえ、速やかに電波法関係審査基準の一部改正を行う予定です。

と言う内容を発表しています。

なお、詳細は上記の元記事をご覧下さい。

#これは、特別局のコールサインにおいて、1文字から5文字のサフィックスの指定が可能になると言う改正ですね(但し1文字目は必ずアルファベット)。例えば8N3Aとか8N3ARISSなどの指定が可能になると言う事のようです(あくまでコールサインは例ですよ(笑))。実際にお空にコールサインが出てくるのが楽しみですが、5文字のサフィックスだとCWで打つのは大変だろうなぁ(笑)

WRC-03後の各国モールス試験の動向について

JARLのサイトにおいて、昨年行われたWRC-03において、アマチュア無線の資格試験からモールス条項を削除した事に関する、各国の動向のリストが掲載されています。

なお、この記事は

第46回通常総会においてご質問がありました、CW試験の廃止を考えている国のリストを明示していただきたいとのご質問にお答えいたします。

と言う事のようです。

#やはり、EU各国はかなりの数の国がCW条項を撤廃しているようですね。ただ、トルコのようにCEPTでのモールス条項の撤廃は批准しているが、国内のモールス条項は撤廃していない国などもあるようで、全ての国がモールス試験を廃止する訳ではないようです。なお、JARLはモールス試験の廃止を主管庁に要望すると言う方針を発表しています。

Ham gear on ISS to be turned off during space walk

ARRLのサイトのニュースによると、ISS(国際宇宙ステーション)上のARISS(Amateur Radio on the International Space Station)設備は、6月25日に行われる船外作業の安全のために、6月23日の15:00(UTC)から25日(時間未定)の期間、停止するそうです。

また、6月26日から27日のARRL Field Dayに、Mike Finckeさん(KE5AIT)とGennady Padalkaさん(RN3DT)は、NA1SSとRS0ISSで、ISSより参加する可能性があるそうです(詳しくはこちら)。

#宇宙からField Dayに参加すると言うのは、確かに趣旨に合致していますよね。

Vintage Station QRV at W1AW

ARRLのサイトの記事によると、ARRLのHQ局であるW1AWにおいて、1950〜60年代においてハムが使用した設備で、ビジターがQRVできるようになったそうです。

2004年6月18日に、National NC-303受信機及びE. F. Johnson Viking Valiant送信機(カスタマイズされたHeilのマイク及びアクセサリー付き) から成る新しいビンテージAM局がW1AWに設置されたそうで、この設備はJoe Walshさん(WB6ACU、イーグルスのメンバー)とBob Heilさん(K9EID、Heil Sound社長)から寄付された物だそうです。

なお、詳しくは元記事をご覧下さい。

#米国でもAMにこだわってアマチュア無線を楽しんでおられる方がおられるようですね。日本では短波帯でAMの交信を行うと、何か怒られそうな雰囲気がありますが、米国ではHQ局自ら設備しちゃう訳ですから、懐の深さを感じます。なお、Joe WalshさんとBob Heilさんは、3月にもW1AWを訪問されています。

Hamvention "slave" pays debt for football loss

ARRLのサイトに、面白い記事が載っていました。

ARRLのミシガン州セクションマネージャーであるDale Williamsさん(WA8EFK)と、オハイオ州セクションマネージャーであるJoe Phillipsさん(K8QOE)は、昨年ミシガン州対オハイオ州の大学フットボールの勝敗での賭けを行い、Williamsさんが勝者になったそうですが、今年のデイトンハムベンションでPhillipsさんより賭け金の「徴収」を行ったそうです。

賭け金の内容は、「賭けの敗者はデイトンハムベンションで、勝者の『奴隷』として働く」と言う物で、PhillipsさんはWilliamsさんの運転手としてフリーマーケットで買った商品の荷物運び等々でこき使われたそうです(笑)

なお、詳しくは上記の元記事をご覧下さい。

#こう言う記事が掲載される所が、ARRLのサイトは面白いですね。日本で言うと、大阪府支部長が兵庫県支部長と賭けをした結果が、JARLのサイトの記事になるような物でしょうか(笑)

2004年06月19日

CQ ham radio 7月号

CQ ham club ニュースによると、アマチュア無線専門誌、CQ ham radio 7月号が6月19日に発売されたようです。

The ‘Ham Radio 2004' Show in Friedrichshafen is Next Weekend

RSGB(Radio Society of Great Britain)のニュースによると、ヨーロッパ最大のアマチュア無線イベントである'Ham Radio 2004'が、ドイツのFriedrichshafenにおいて、6月25日から27日にかけて開催されるそうです。

詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

英国におけるバニティコールサイン

米国ではすでにバニティコールサイン制度(発給されていなければ、任意のコールサインを自由に取得できる)が始まって久しいのですが、英国におけるバニティコールも議論されているそうです。

RSGB(Radio Society of Great Britain)のニュースによると、この3年間、OFCOM(英国の電波行政当局)とRSGBの間で、バニティコールサイン制度について議論が続けられているそうですが、OFCOMはバニティーコールは支持するが、管理用のコンピュータソフトウェアの問題で2006年の3月より前には、この制度を実施できそうにないと言う結論を出したそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

ICOM IC-7800ファームウェアアップグレード

IC-7800user☆の記事によると、IC-7800のファームウェアの無償アップグレードが行われるようです。

今回のアップグレードには、ノイズブランカーのさらなる性能向上、ローバンドにおけるさらなる了解度向上のプログラムなどが含まれているそうで、ICOMのホームページよりファームウェアをダウンロードして、ユーザー自身でのアップグレードを行う事になるそうです。

なお、ファームウェアのアップグレードを行うためには、IC-7800にメーカー改造を加える必要があるそうです。

詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

#まるで、PCのBIOSアップデートを行うように、無線機のファームウェアをアップグレードする時代が来たんですねぇ。なお、この件については、IC-7800のユーザーのみなさんに郵送でお知らせがされているそうです。

2004年06月17日

Roy Rogers - Dale Evans Special Event

QRZ.COMの記事によると、往年の西部劇の大スターであるRoy Rogersさんと彼の夫人のDale Evansさんを記念する博物館である、Roy Rogers - Dale Evans Museumのミズーリ州への移転1周年を記念して、6月19日にMidwest Experimental Division(W9OCM)が10:00から14:00(米国EST)の4時間に渡って、特別なイベント運用を行うそうです。

このイベントはRogersさんのご家族の承認を得て行われるそうで、14.265Mhz付近でSSBを使って行われるそうです。

また、この局と交信した局は、QSLカードを同封したSASE(または郵便料金を同封)で請求すれば、特別にデザインされた証明書が発行されるそうです。

なお、詳しくは、上記の元記事をご覧下さい。

#Roy Rogersさんは、1940〜50年代に大変米国で愛された(1950年代には世界中に2000ものファンクラブがあったそうです)西部劇の俳優さんなんだそうです。なお、Rogersさんは1998年に87歳でお亡くなりになっているそうです。

2004年06月16日

New & Sick Ham 'Get Well' QSL Card Request

eHam.netのニュースによると、Patrick J Weyさん(KG6UTV)と言うハムが、現在色々な身体的問題を抱えて(失明、糖尿病、肝臓疾患)スタンフォード病院に入院中だそうですが、 彼を元気づけるためにQSLカードを送って欲しいと言う事を、Clinton Herbertさん(AB7RG)が世界中のハムに依頼しているそうです。

Make his day guys, show him that Hams care for other Hams -- send him some "get well" QSL cards from all over the country, and hopefully the world. de AB7RG

カードの送り先等々の詳細は、上記のリンク先をご覧下さい。

日本人のマルタ(9H)からのQRV

ADXA NEWS SHEET #772によると、田中OM(OE1ZKC/JH4RHF)が、7月25日から8月8日にかけて、マルタ(9H)より9H3RHのコールサインでQRVされるそうです。

運用するバンド/モードは10m帯から40m帯のCW、SSB、RTTY、SSTV、QSLカードはOE1ZKC当てに1$を同封の上、(必ず)ビューロー経由で送って欲しいそうです。

追記:田中OMより「$1では郵送料に不足しますので$1のSASEは止めてください。QSLはすべてBURO経由で送ります。」とメールを頂きました。大変申し訳ございませんでした。お詫びの上訂正致します。

ADXA NEWS SHEET #772公開

JA7AO's WEBLOGにADXA(秋田DXアソシエーション)の発行するDXニュースである、ADXA NEWS SHEETの#772が公開されています。

2004年06月15日

「横浜旧軍無線通信記念館」

WEBサーフィン中に面白いサイトを見つけました。

横浜旧軍無線通信記念館」は土居 隆さんが個人で開設している神奈川県横浜市にある旧日本軍通信機器の博物館で、散逸しつつある旧日本軍の通信機器の機器の保存、展示を目的とした資料館だそうです。

WEB上でも展示物を公開されていますが、ものすごい量の旧日本軍の通信機器の数に圧倒されます。

懐かしく思われる方もおられると思いますが、ご興味のある方は、一度上記のサイトを覗いてみてはいかがでしょうか?

#なお、博物館が開館しているのは第2、第3の金、土、日だそうですが、事前の電子メール乃至電話による予約が必要だそうです。余談ですが、現JARL幹事の本間OM(JA1UE)が零戦乗りだった(ページをスクロールして、下のほうをご覧下さい)とは始めて知りました。終戦時の階級は海軍大尉だったそうです。

ECHO satellite on its way to launch site

ARRLのサイトのニュースによると、AMSAT-OSCAR ECHO衛星はカザフスタンにある発射基地へ打ち上げのために向かっているそうです。

SpaceQuestからのAMSATのChuck Greenさん(N0ADI)のレポートによると、ECHO衛星の最終チェックとして、搭載送信機(430MHz帯)の真空チャンバー内での1時間のフルパワー送信試験が行われ、無事試験にパスしたそうで、さらに2m帯の受信機、及び'SQRX' wideband tunable receiverの感度のテストも行われ、全て良好だったそうです。

また、ECHO衛星の打ち上げ資金を集めているAMSAT ECHO launch fundですが、先日行われたDayton Hamvention 2004においてかなりの資金が集まったそうで、現在93,000ドル以上になっているそうです(ちなみに打ち上げに必要な費用は110,000ドルだそうです)。

なお、全てが順調に運んだ場合、ECHO衛星の発射時限(launch window)は6月末にスタートするそうです。

VO1MRC 60-meter experiments set for June 19-20

ARRLのサイトのニュースによると、カナダのNewfoundland州にあるThe Marconi Radio Club(VO1MRC)は、6月19日の00:00から6月20日の24:00まで(いずれもUTC)に、60m帯(5MHz帯)の実験を行うそうです。

この実験期間中には、5269.5kHzにおけるCWビーコンが送信されるそうですが、これは打ち上げ角の高低差がある二つのアンテナシステム(逆Vのダイポールとバーチカル)を使用するそうです(現在、どちらのアンテナで送信しているのかは、送信したIDによって識別できるそうです)。

また、5MHz帯を許可されたアマチュア局同士の2ウェイのQSOは5260.5kHzで行うそうですが、5346.5KHz(USB)と3807.5KHz(LSB)を受信可能で、 かつ5327.5KHz(USB)で送信可能だそうです。

なお、この実験はRadio Amateurs of Canada(RAC)によって支持され、Industry Canadaによって承認を受けているそうです。

詳しくは元記事をご覧下さい。

#受信レポートはJoe Craigさん(VO1NA)宛に電子メールで送って欲しいそうです。欧米では(スポット周波数とは言え)、5MHz帯の実験が続々と許可されているようですね。日本では、5MHz帯の話題はあまり出ていないようですが、このまま出遅れそうな予感もします...。

2004年06月13日

英国の国際QRPデー記念運用

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、英国のScarborough Special Events GroupのIntermediate Classデモンストレーション局である2E0OOOは、6月17日に国際QRPデーのための運用を、QRP用周波数で行うそうです。

#2E0OOOは、英国のIntermediate Classがアマチュア無線のモールス要件廃止に伴って、HF帯における交信が許可された事に関するデモンストレーション局なのでしょうね。筆者(7J3AOZ)はこうやってアマチュア無線が活性化する事は良いことだと思っています。仲間は増えた方が楽しいですもんね(笑)

New Zealand Drops Morse Requirement from the 17th of June

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、ニュージーランド(ZL)では6月17日より、アマチュア無線免許の資格要件としての電信試験を廃止するようです。

また、現在のニュージーランドにおけるLimited級の免許は、自動的にGeneral級免許にアップグレードされるそうですが、コールサインを変更する必要は無いそうです。

なお、詳しくは上記の元記事をご覧下さい。

MMVARIの機能追加

Digital Ham Lifeの記事によると、MMSSTV/MMTTYの作者として世界的に有名な森OM(JE3HHT)が提供されている、新しいデジタルモードソフトウェアのMMVARIが、Ver0.18にバージョンアップされているようです。

今回の追加機能の目玉はRTTYに対応した事で、これでMMVARIだけでPSK/RTTYの運用が可能になるようです。

なお、詳しくは上記の元記事をご覧下さい。

#筆者(7J3AOZ)も、「RTTYも付けて欲しいな〜」と思っていましたので、今回のバージョンアップは大変喜んでいます。

2004年06月12日

沖ノ鳥島の謎

東京都小笠原村沖ノ鳥島は、現在は小笠原(JD1)に含まれて独立したエンティティではなくなっていますが、1980年11月30日までは7J1と言う別エンティティだった事をご存知の方も多いと思います。

ネットサーフィン中に、この沖ノ鳥島についてよくまとめられているページを見つけました。

望夢楼さんの「幻想諸島航海記」/「特別篇・沖ノ鳥島の謎」と言うページですが、沖ノ鳥島の過去から現在に渡るデータを詳細にまとめられています。

ご興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか?

#なお、1976年5月から6月に行われたJARL50周年記念として行われた7J1RLの運用(有坂芳雄団長、JA1HQG)についても、ちゃんと触れられています。ちなみに、筆者(7J3AOZ)がたまに「記念局ですか?」と言われるのは、この局のせいではなかろうかと(笑)

「現品限り」

アマチュア無線家と言えば、やはり「ジャンク大好き」と言う方も多いとおもうのですが、ネット上で面白いお店を見つけました。

現品限り」さんと言うお店なのですが、電子部品やケーブルを初め、PC関係のパーツまであらゆる商品が並んでいる、ネット上のジャンク屋さんのようです。

例えば、「USBタイプ10Mbps LANカードエレコム LD-USB/T」が390円、「研究用IEEEマルチインターフェイス PCカード ITN-001」が790円、PCメモプリンター CASIO「スマートエッグ」(KP-C10)が990円、「PCIバス用 10Mbps LANカードバルク品」が90円とか...。

色々見ているだけで楽しいお店ですので、一度覗いてみてはいかがでしょうか?

#「現品限り」さんは「その筋」では有名なお店なんだそうです。

2004年06月11日

California clubs' Field Day operation to honor Reagan

6月5日に米国のレーガン元大統領がお亡くなりになりましたが、ARRLのサイトのニュースによると、6月26日〜27日にかけて行われるARRL Field Dayにおいて、Ventura County Amateur Radio SocietyConejo Valley Amateur Radio Clubが合同で、レーガン元大統領の追悼特別局としてN6R("Nancy 6 Ronnie")を運用するそうです。

詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

#なお、今回の運用は、レーガン元大統領が埋葬される予定の、Ronald Reagan Presidential Libraryのグラウンドからの運用が許可されているそうです。

SO-50 satellite now available to all via CTCSS tone

ARRLのサイトのニュースによると、AMSAT-NAは、2002年12月に打ち上げられたSO-50(SaudiSat-1C)アマチュア衛星の使用が、一般のユーザーに開放されたと発表したそうです。

この衛星を利用して通信を行うには、145.850MHzにおいて74.4HzのCTCSSトーンを付加したFM波で送信する必要があるそうで、ダウンリンクは436.800MHzだそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

2004年06月10日

V63DX運用記

Fm-flag.png

JA7AO's WEBLOGに、先日お伝えしました井川OM(JA7HMZ)によるミクロネシア・ポナペ島からの運用レポートが6回に渡って掲載されています。

特に最終回には、ポナペ島からのQRV情報が満載ですので、次のDXバケーションの行き先を考えておられる方は参考にされてはいかがでしょうか?

#筆者(7J3AOZ)も行きたくなっちゃいました。何とかお金を貯めないとなぁ(笑)

Virginian is first US ham to accomplish "Tuna Tin II" WAS

ARRLのサイトのニュースによると、米国バージニア州のBob Chapmanさん(W9JOP)が、米国のアマチュア無線家としては始めて、QRPp送信機の古典的存在である"Tuna Tin II(PDFです)"を使用したQSOによってWAS(Worked All States Award)アワードを受賞したそうです。

Chapmanさんは、48州を7043kHz水晶固定のクラッシックタイプのTuna Tin II(250mWで、伝統に則ってまぐろの缶を逆さにしたシャーシーを使用)でQSOしたそうで、残った2州(ハワイとアラスカ)は14,060kHz固定のTuna Tin II(同じく250mW)でQSOしたそうです。

また、このWASを達成したQSOにスケジュールQSOは含まれていないそうで、全て偶然の出会いによって行われたQSOだったそうです。(ワッチこそ我が命...と言う奴ですね)。

なお、今回の偉業を達成するために使用した設備は、50フィート(約30m)高のG5RVアンテナとTickキーヤー、受信機は Collinsの51S-1と言う、「ご本人曰く」ローパワー/ローテク設備だったそうです。

さらに、Chapmanさんは同時に、QRP Amateur Radio Club Internationalが発行しているQRPp Worked All Statesアワードも受賞したそうです。

#残念な事にChapmanさんに対して、ARRLはQRPp(出力1W未満)特記をしたWASアワードは発行してくれなかったそうですが、これはそもそもそう言う特記事項がないんでしょうね。なお、世界初の"Tuna Tin II"WASは、カナダのBritish Columbia州在住のSteve McDonaldさん(VE7SL)が2001年に達成したそうですが、ただし出力は400mWだったそうです。また、"Tuna Tin II"のキットは、現在こちらで購入が可能です。

2004年06月08日

EchoLink1.9.890

アマチュア無線とインターネットを融合させたVoIPソフトウェアであるEchoLinkシステムですが、ソフトウェアが5月20日に1.9.890にバージョンアップしたようです。

今回のバージョンアップにおける最大の機能向上は、EchoLink Proxyで、このProxyを使用すると、外出先(例えばホテルとか、フレッツスポットとか)でEchoLinkにアクセス出来るようになるそうです。

詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

#なお、Echolink Proxyを使用した場合は、UDPではなくTCPでデータを転送するため、音声の遅延/クオリティの低下が発生する可能性があるそうですのでご注意下さい。

イースター島(CE0)からのQRV情報

425DXNewsによると、6月20日から24日にかけて、Scottさん(AC3A)によりイースター島(CE0、IOTA SA-001)からCE0/AC3Aの運用が行われるそうです。

なお、運用するバンドは40m帯から10m帯(加えて6m帯も)で、QSLカードはホームコールのAC3Aに送って欲しいそうです。

ICOM提供 AM神戸「未来への1/4」

AM神戸(ラジオ関西)558KHzで、毎週月曜日の21:00から21:30に「未来への1/4(クオーター・ワン)」と言う番組が、スポンサーはICOMさん、パーソナリティに長谷川OM(JA3HXJ)とアシスタントに藤原愛さんと言うラインナップで放送されていますが、6月7日の放送のゲストは原昌三JARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)会長(JA1AN)でした。

次回(6月14日)のゲストも原会長のようですので、JARL会員のみなさんは一度聞いてみてはいかがでしょうか?

#先日の関西アマチュア無線フェスティバルでも、一橋大学教授でARISS委員会の安田OM(7M3TJZ)をゲストに迎えて、この番組の公開録音が行われました(5月31日に放送済み)。アマチュア無線が話題に上がる、昨今非常に珍しい番組です。

2004年06月07日

小笠原(JD1)からのQRV情報

JOOL(Japan Outdoor Operators League)のサイト情報によると、 相宮OM(JH0IXE)と福澤OM(JA0FOX)のお2人が、7月9日から12日にかけて、JD1BLQ(相宮OM)とJD1BLR(福澤OM)のコールサインで、東京都小笠原村・父島(JD1)より運用されるそうです。

なお、

夏場ですのでローバンドは捨てて7MHz〜50MHzに出ます。モードはCW、SSB、RTTY、PSK31、SSTVを予定。10日〜11日にかけてはIARU・HFチャンピオンシップがありますのでそれにも少し出てみるつもりですが、その時間帯はWARCバンドやRTTYやSSTVが主になると思います。
と言う事だそうです。

詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

JARL QRP CLUB コンテスト

JARL QRP CLUBのサイト記事によると、国際QRPデー(6/17)を挟んだ、2004年6月12日〜6月20日の9日間に渡って、JARL QRP CLUBの主催(JARL協賛)によるJARL QRP CLUB コンテストが行われるそうです。

このコンテストの参加資格は、

QRPで参加する全アマチュア個人局。このコンテストにおけるQRPとは、出力5W以下の送信機での運用を指す。またATT、ALC、Power Control等で出力を低減したものも認めるが、ケーブルロスは無いものとする。
と言う事だそうです。

なお、得点は通常のQSO1回につき1点だそうですが、「DX QSOの場合」、「2 way QRPの場合」、「自局が自作リグを使用しておこなった交信」のそれぞれにおいて得点が2倍になり、さらに条件を重ねてカウントする事が出来るそうです(全部の条件が成り立つと得点が8倍になる)。

コンテストのルール等々の詳細は、上記のリンク先をご覧下さい。

#そういえば、国際QRPデーのJARL記念局である、8J1VLP(Very Low Power)が、日本各地を移動しながら運用中ですね。なお、CQ ham club ニュースの記事によると、8J1VLPの情報掲示板が出来ているそうです。

アベス島(YV0)DXペディション続報

運用のアナウンスが出てから、なかなか情報が出てこないアベス島(YV0)のDXペディションですが、吉田OM(JA3AAW)のサイトのDX Newsによると、アベス島2004-DXペディションの記事が主催者であるRCV(Radio Club Venezolano)のサイトに掲載されたそうです。

ただし、DXペディションの実際の時期等の詳細は、まだサイトには掲載されていないそうです。

なお、詳しくは上記のサイトの記事をご覧下さい。

#吉田OMによると「察するに、ハリケーン台風のシーズンが終わってからでしょうから、今年の 11、12月頃と思いますが。」との事です。なお、吉田OMのDX Newsをご覧になる際には、こちらより登録をお願いしたいと言う事です。無償で有益な情報を提供下さっておられますので、ご覧になる際には、是非登録をお願いします。

2004年06月06日

Heil Soundから登場するClear Speech Speaker

HamWaveの記事によると、Heil SoundNCT Groupとの提携を発表し、NCT Groupの持つ技術である'CLEAR SPEECH' speaker技術を使った製品を開発/販売するそうです。

'CLEAR SPEECH' speakerとはDSPのノイズリダクション機能付きスピーカーで、NCT Groupの特許のようです。

なお、Heil Soundは、上記の製品を全世界のアマチュア無線機器/放送機器ディーラーを通して販売する計画だそうで、最初の製品の出荷は6月末になるそうです。

eHam.netのレビューによると、かなり良さそうな技術ですね。Heil Soundがどんな製品に仕上げてくるのかが楽しみです。

G3VZV TV Repeater on ISS Presentation at AMSAT-UK

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、6月31日に行われるAMSAT-UK Space Symposiumにおいて、Graham Shirvilleさん(G3VZV)がInternational Space Station(国際宇宙ステーション)に設置する計画の、アマチュアTVレピータについてのプレゼンテーションを行うそうです。

このレピータは、通常のATVの信号を1.2GHz帯のアップリンクで受信し、2.4GHz帯のダウンリンクでデジタルATVとして送信する物だそうで、さらにISSの船外に設置されたカメラで地球の映像を送信するためにも使われるそうです。

#う〜ん、これはちょっと面白そうですね。でも、試してみるには敷居が高いかなぁ(汗)

2004年06月04日

デイトン・ハムベンションでの新製品

ARRLのサイトのニュースに、今年のデイトン・ハムベンションのレポートが掲載されていますが、その中に今年展示された新製品のレポートがありました。

今年はバーテックス・スタンダードのFT-DX9000の発表により、その他の新製品が霞んでしまった感がありますが(笑)、下記のような新製品が発表されていたようです。

MFJ Enterprises
1)アルミ製のポータブルケース
2)新アプローチの高効率ループアンテナのMFJ-935、MFJ-936

Heil Sound
Proset Quiet Phone headset(ノイズキャンセリングヘッドフォン)

Alpha Power
4510 laboratory grade computing power/SWR meter(注:PDFです)

Palstar
AT1KBAL(マニュアルアンテナチューナー)

Cushcraft
MA8040V(40/80m用の22footのバーチカルアンテナ)

SGC
SG-211(電池駆動可能な超小型オートアンテナチューナー)

DX engineering
capacitance loaded 2/3 size rotatable dipole(10〜30MHz調整可能)

Emtron
DX-1d compact kW amp

#上記の中で筆者が注目しているのはSGCのSG-211なんですが、確かにこうやって並べてみると...霞みますよね(笑)

第4回 A1クラブ コンテスト

JH3VEYのPSE!の記事によると、6月6日(日)の12:00〜15:59にJARL A1 Club主催の第4回 A1クラブ コンテストが開催されるそうですが、今回は下記のような特徴的なルールが適用されるようですので、参加される方はご注意下さい。

CQ局は、1交信後その周波数から速やかに1KHz以上QSYしてコンテストを続行すること
呼んだ方の局は、その周波数でCQを出してもよいが、次の交信成立後は先述CQ局と同じ取り扱いとなる
同一周波数で、呼ばれる立場の局としての連続交信を禁止する

なお、詳しくは、上記の各リンク先をご覧下さい。

2004年06月03日

European High Speed Telegraphy Championships in September

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、第四回European High Speed Telegraphy Championshipsが、9月15日から19日にかけて、Serbia and Montenegroで行われるそうです。

#なお、この競技に英国を代表して(自費で)参加したい方は、RSGBの担当者に連絡して欲しいとの事です。もちろん日本には関係がない話なんですが、「自費で」と強調してる所がイギリスっぽいのかなと(笑)

Kentucky's youngest amateur also youngest Extra

ARRLのサイトのニュースによると、ARRLのケンタッキー州Section ManagerであるJohn Meyersさん(NB4K)が、ケンタッキー州のWest Van Lear在住のChristopher Lee Castleさん(KI4BOQ)が、州で最も若いExtra級の免許保持者になったと語ったそうです。

Castleさんは昨年の7月に11歳でTechnician級に合格し、その後今年の1月にGeneral級にアップグレードしたそうで、Extra級の合格は今年のSt.バレンタインデーだったそうです(なお、合格日は彼の12歳の誕生日の10日前だったそうです)。

詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#11歳でExtraとはすごいですね。なお、先日お伝えしましたが、米国では7歳のExtraの少女もおられます。筆者(7J3AOZ)も米国の試験を受けてExtraに...と思っているのですが、なかなか実行に移せませんねぇ(苦笑)

【訃報】Oldest Amateur in US--Byrl "Tex" Burdick, W5BQU, SK

ARRLのサイトのニュースによると、米国最年長のアマチュア無線家として知られている、テキサス州エルパソのByrl "Tex" Burdickさん(W5BQU)が、5月30日にサイレントキーになられたそうです。なお、年齢は103歳だったそうです。

4分の3世紀の間アマチュア無線家だったBurdickさんは、親切な人柄と若々しい外見で知られていたそうで、昨年の9月に103歳の誕生日を迎えた時には、ARRLの会長かつテキサス州民であるJim Hayniさん(W5JBP)が、ARRLを代表して祝辞を送ったそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#残念なニュースでした。でも、筆者(7J3AOZ)は死ぬまでハムであり続けたBurdickさんを見習えれば...と思っています。

2004年06月02日

7P8、3DA、C9からのQRV情報

Lt-flag.png

吉田OM(JA3AAW)のサイトDX Newsによると、Dave Andersonさん(K4SV) とNeil Kingさん(VA7DX)のチームが、7月下旬から8月にかけてアフリカ大陸のレソト王国(7P8)、スワジランド(3DA)、モザンビーク(C9)の3ヶ国からの運用を予定しているそうです。

なお、詳しくは、上記の吉田OMのサイトをご覧下さい。

425 DX News #680には、「AFRICA TRIPLE HOP」と言うタイトルが付いていますね。3ヶ国歴訪でQRVとは羨ましい限りです〜。

サイパン(KH0)の八重洲のレンタルシャックが閉鎖

小笠原OM(JA1RJU)のサイトFlash! DXによると、サイパンのマリアナ・リゾートホテル内にあったバーテックススタンダード(旧八重洲無線)のレンタルシャックが、以下のような事情で閉鎖されているようです。

今回、ホテルの改築計画の話が持ち上がりシャックとして使用中のコテージの建て替えも行われる。この工事に伴いシャックの撤去の要請があり、無期限の閉鎖を行う事になったもの。改築後の同所での再開についてはまだ未定だが、KH0以外の場所への移設も含め現在関係者で検討中。

#筆者(7J3AOZ)もいつかは行きたいと思っていたのですが、ちょっと残念ですね。なお、同系列の東マレーシア(9M6)パラオ(T88)のレンタルシャックは、営業を続けているそうですのでご安心を。

追記:と言う話題を記事にしたら、「つれづれなるままに...」のJF1JPC局が、パラオへDXバケーションに行かれると言う記事が...シンクロニシティでしょうか(笑)

ADXA NEWS SHEET #771公開

JA7AO's WEBLOGにADXA(秋田DXアソシエーション)の発行するDXニュースである、ADXA NEWS SHEETの#771が公開されています。

2004年06月01日

総務省の電波利用環境保護関連コンテンツ

CQ ham club ニュースの記事によると、今年の電波利用環境保護活動用ポスターに俳優の泉谷しげるさんと哀川翔さん(ゼブラーマンで有名ですね)が採用されたようです。

また、電波利用環境保護活動用ビデオ「ストップ!ザ・不法電波 健全な電波利用環境に向けて」には、初代仮面ライダーで、自らアマチュア無線家でもある藤岡ひろしさんがナビゲータとして登場しているようです(こちらから見ることが出来ます)。

#上記のビデオは必見だと思います。日頃、総合通信局に対して「取締りがてぬるい!」とお怒りの方も、多少は溜飲が下がるかも。なお、藤岡ひろしさんがアマチュア無線家だったのは、初めて知りました。

K6KPH to transmit Field Day message

ARRLのサイトのニュースによると、The Maritime Radio Historical SocietyのK6KPHは、6月26日から27日にかけて行われるARRL主催のField Day 2004において、W1AW(ARRLのHQ局)のField Day用メッセージを、西海岸のアマチュア局に対して電信のみで送信するそうです。

ARRLのField Dayは、W1AWのメッセージをソリッドコピーするとボーナスポイントが得られるルールだそうで、HQ局のW1AWからは電信の他にも、電話やデジタルモードでメッセージが送信されるそうです。

なお、クラブ局であるK6KPHは、廃止された海岸局のKPHの元オペレータで構成されているそうで、カリフォルニア州のPt Reyesにある受信局と、Bolinasにある送信局(送信局は受信局より遠隔操作できるそうです)を、動作可能な状態で維持しているそうです。

#日本でも、海岸局は全て廃止されたようですが、史跡として残そうと言う運動はないようですね(苦笑)

D-Day Museum special event set

ARRLのサイトのニュースによると、D-Day(第二次世界大戦中の連合軍によるノルマンディ上陸作戦)の60周年記念として、The Jefferson Amateur Radio Clubが米国New OrleansのNational D-Day Museumより、6月5日、6日の両日、記念局のW5Dを運用するそうです。

両日の運用時間は14:00から23:00(UTC)になるそうで、「私たちは、第二次世界大戦時の無線機器の展示、ノルマンディ上陸作戦についてのラジオ放送のテープ(最初の16分間)、ブースでのアイボールQSOを提供し、さらに博物館からQRVするでしょう」とJefferson ARCの副会長であるKeith Barnesさん(W5KB)は語ったそうです。

なお、QSLカードは、以下の要領で請求して欲しいそうです。

Include $2.50 for postage and handling (or include an SASE for a QSL card). Certificate/QSL requests go to the Jefferson Amateur Radio Club, W5GAD, PO Box 73665, Metarie, LA LA 70033.

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによれば、欧州でも、5月末から6月にかけてD-Day関係のイベント/記念局が目白押しのようです。欧米では、こういう戦争関係のイベント局がよくあるようですが、これは日本では考えにくい事ですよね。