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2004年02月03日

FCC Goes After Alleged 10-Meter Scofflaws

日本のアマチュア無線界でも常に問題になっている違法無線局ですが、米国でもFCCが色々な手段を講じているようです。

ARRLのサイトのニュースによると、FCCは10m帯における違法無線局を排除するために、2正面からの作戦を行っているようです。

最初の作戦は、運送業者への警告のようです。

今月の初めに、FCCの特別顧問であるRiley Hollingsworthさんは、大手の2つの運送会社に所属する車のうちのいくつかから、違法な電波を発射している可能性があると言う委員会への報告書を元にして、運送会社に警告書を送ったそうです。警告書を受け取った会社のうちの一つであるUPS(United Parcel Service)は、違法無線局の排除への全面的な協力を約束したそうです。

Hollingsworthさんは「多くのトラック運転手がCB無線(米国ではCB無線には免許は不要です)を使用しているが、アマチュアバンド上で無線機を使用するいかなる人も、免許を所有する必要がある」とUPSのオハイオ州とインディアナ州のオフィス、及びオハイオ州のR&L Transfer Incに送った警告書で述べたそうで、さらに違反している人に対しては、非常に重い罰金と無線設備の差し押さえが行われるだろうと言う事を、所属するドライバーに助言するように上記の会社に依頼したそうです。

UPSでは上記の警告書に従って内部調査を行い、10m帯のアマチュアバンド内で送信可能な無線機を積んでいるトラックをいくつか発見したそうで、「トラック運転者組合との契約では、CB無線機を使用する許可を与えているだけであり、無免許によるアマチュアバンドでの無線機の使用は、UPSの方針とFCCの規則を同時に破る事になる」と言う事を、所属しているドライバーに伝えているそうです。

FCCのもう一つの作戦は、アマチュアバンド内での送信が可能なCB無線機の製造/販売の規制のようです。

FCCのダラス支部は、調査の結果、Omnitronics/PacetronicsがWEB経由で2ダースを越えるFCCの証明がない、CBトランシーバーを販売していると委員会に主張したそうです。委員会は「問題の装置がアマチュア無線だけではなく、容易にCB無線の装置として使用するために変更することができる」と結論を下したそうで、さらにCB無線帯で使用できるリニアアンプなどの装置の出荷も禁止するとの裁定を下したそうです。

#さすがアメリカ...やる時は徹底的にやるんですね。日本でも、運送会社に総合通信局が警告を出せばいいのにと思うのですが、難しいのかなぁ。なお、上記の訳文は無茶苦茶意訳ですので、出来れば英文の元記事をご参照下さい(汗

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