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2004年02月27日

米国におけるBPL

米国では(ついに)FCCによってBPL(所謂電灯線インターネット)が許可されてしまったのは、みなさんもお聞き及びだと思いますが、KD7TCIの無線日記さんに、この事に関する記事(ここここ)が出ています。

米国では、許可されたとは言え、BPLは二次業務扱いのようで、

つまりアマチュア無線従事者が電灯線のすぐ横で1kwの出力を出してBPLを無効にしてしまったとしてもBPLオペレーターは文句を言えないわけです。

なんだそうです。

KD7TCI局も記事中で仰っていますが、実際にBPLを使っているお宅の隣がアマチュア無線家だったら、ネットワークに接続が出来なくなる可能性も高いと思われます。ましてや、米国ではモービル局でも1.5KW出力が可能ですから、さらに事態は深刻ですね。

光ケーブルが大量生産のおかげで劇的に安価になった現代では、やはりBPLでインターネットと言うのは、無駄な投資になる可能性が高いのでは...と思わざるを得ないようです。

#特に日本では、BPLを導入する必然性がほとんどないのは自明の理ですね。ただ日本は、集合住宅に住む人が圧倒的に多い国ですので、賃貸の物件に住んでいる方の場合、大家さんの都合で光ケーブルを引き込めない事がよくあります。この場合「BPLだったら」と言う話になる可能性はありますね。

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