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2004年02月28日

Clipperton Island(FO/C)DXペディション計画再開

先日、3月8日からのClipperton Island(FO/C)からの、Dave Andersonさん(K4SV)が中心になって結成された国際チームによる運用が、機材の運搬の関係で延期になったニュースをお伝えしましたが、どうやら計画が再開するようです。

425DXNewsによると、機材の運搬に関しては、船舶のあてがついたようで、予定では4月10日前後に現地入りするそうです。しかし、船賃が不足しているため、現在5〜7人のペディションチームへの参加オペレーターを募集しているそうです(連絡はK4SVまで電子メールで...メールアドレスは元記事をご参照ください)。

なお、このDXペディションはヨーロッパとローバンドに力を入れて、5つのステーションからフルタイムで運用する予定だそうです。

#2〜3ヶ月遅れるかと思いましたが、以外と早い計画再興でしたね。その頃は仕事も一区切りついているはずなので、私も狙って見たいとおもいます...がローバンドはアンテナがなぁ...。

C56JHF、OH0/SM0JHF、SM0JHF/HI9のQSLカード

JF2VAX DX Blogの記事によると、C56JHF、OH0/SM0JHF、SM0JHF/HI9の各々のQSLカードが、今井さん(JF2VAX)の所に、JA宛の分がまとめて送られてきているようです。

上記の記事によると、

少しの数ならダイレクトで皆さんにお送りしてもいいのですが、5つ6つならともかく数が多すぎです。ここをご覧の方がいらっしゃいましたらご連絡いただけませんか。また、知っている方のコールがあるようでしたらQSPをお願いしま〜す。

と言う事ですので、心当たりの方は上記の記事をチェックして、今井さんにご連絡をお願いします。

#色々とご苦労さまです(汗)>今井さん

初めて見たモールス交信

プロフェッショナル通信の世界でモールス符号が主役の座を降りて久しいのですが、それでもまだまだ利用される局面があるようです。

朝日新聞のサイト(asahi.com)の「南極プロジェクト」のコーナーで、南極取材に同行している中山由美さんの取材日記である「ホワイトメール」と言うページがあるのですが、2月24日付けの記事の「初めて見たモールス交信」で、昭和基地の通信室と現在日本へ向かって北上中の観測船「しらせ」との、モールスを使った交信の模様が出ています。

だんだん遠くに離れて、感度も悪くなってきました。雑音が多くてうまく聞き取れません。そこで藤本さんがモールス信号で聞きました。

と言う事ですので、コンディションが悪い場合には、電信で交信する事もあるようですね。

#しかし、中山記者の、「『本当に覚えて使えるようになるには、2年も3年もかかる』と聞いて、あっさりひきました。(^^;」と言う台詞には、ちょっと泣けましたが...でも確かにプロの腕になるには、私だったら3年かかっても無理か(笑)

TNX JI3DNN

2004年02月27日

無線局/従事者免許関係の各種変更

関東総合通信局のサイトによると、3月29日から無線従事者免許の申請様式等が変更になるそうです。

変更点は、

1)申請書に住民票コードを記入する欄が追加になります。
申請時に11桁の住民票コードをご記入頂ければ、住民票等の本人確認のための書類の提出が不要になります。
2)申請書に添付する写真は、すべて1枚になります。
申請時に2枚必要だった申請者の写真は、すべて1枚のみとなります。

と言う事です。

また、CQ Ham clubのサイトの記事によると、

アマチュア局の免許などの申請手続きが,従来の紙による申請のほか,インターネットを用いた電子申請による手続きも可能となります.実施は3月29日から.

との事です。

#う〜ん、詳細が掲載されていませんが、インターネットを用いた電子申請の件が気になりますね。米国FCCみたいなシステムだったらいいんだけどなぁ。

ARISS ham gear to be shut down during space walk

ARRLのサイトのニュースによると、ISS(国際宇宙ステーション)に設置されているAmateur Radio on the International Space Station (ARISS) の設備が、2月26日(木)にISSのクルーが船外活動(EVA)を行うため、安全のために一時停止されるそうです。

船外活動は21:00(UTC)から、ISSのクルー全員(Mike Foaleさん(KB5UAC)とSasha Kaleriさん(U8MIR))によって行われるそうで、ISS内で設備のモニターを行うメンバーがいないための処置のようです。

また、船外活動終了後も、しばらくの間はARISS用の設備は停止したままだと言う事ですので、ARISSのパケットシステム等をご使用になっている方は、注意が必要だと思われます。

#現在、スペースシャトルの事故の影響で、ISSは最低限の人数で運用されていますが、その影響だと言う事ですね。いずれにせよ、事故の無いように船外作業をがんばって欲しいと思っています。

UO-11 Satellite to Mark 20 years in Space

HamWaveに対するKC2FTNの投稿(ARRL Space Bulletin 004の転載)によると、イギリスのアマチュア衛星であるUO-11(UOSAT-2)が、3月1日に20歳を迎えるそうです。

イギリスのUniversity of Surreyの、Martin Sweetingさん(G3YJO)に率いられたグループによって打ち上げられた、2番目の衛星であるUO-11は、145.825MHz(FM)のビーコンをハンディ機で聞く事が出来るほか、2401.5MHzのビーコンも送信しているそうで、AMSAT-UKに受信レポートを送った人には、20周年の記念QSLカードを発行するそうです。

なお、UO-11の20周年の記念QSLに関する受信レポートは、必ずAMSAT-UKのWEBサイトから送って欲しいと言う事で、QSLカードはダウンロード可能な、e-QSLの形式で発行されるそうです。

#詳しくは原文をご参照ください。

南アフリカ(ZS)の記念局

425DXNewsによると、南アフリカ(ZS)の民主化10周年の記念局として、ZS10RSAをEtienne Swartさん(ZS6Y)が運用されるそうです。

この局の運用は5月中旬までで、QSLカードはKK3S宛に、ダイレクトもしくはビューロー経由で送って欲しいとの事です。

米国におけるBPL

米国では(ついに)FCCによってBPL(所謂電灯線インターネット)が許可されてしまったのは、みなさんもお聞き及びだと思いますが、KD7TCIの無線日記さんに、この事に関する記事(ここここ)が出ています。

米国では、許可されたとは言え、BPLは二次業務扱いのようで、

つまりアマチュア無線従事者が電灯線のすぐ横で1kwの出力を出してBPLを無効にしてしまったとしてもBPLオペレーターは文句を言えないわけです。

なんだそうです。

KD7TCI局も記事中で仰っていますが、実際にBPLを使っているお宅の隣がアマチュア無線家だったら、ネットワークに接続が出来なくなる可能性も高いと思われます。ましてや、米国ではモービル局でも1.5KW出力が可能ですから、さらに事態は深刻ですね。

光ケーブルが大量生産のおかげで劇的に安価になった現代では、やはりBPLでインターネットと言うのは、無駄な投資になる可能性が高いのでは...と思わざるを得ないようです。

#特に日本では、BPLを導入する必然性がほとんどないのは自明の理ですね。ただ日本は、集合住宅に住む人が圧倒的に多い国ですので、賃貸の物件に住んでいる方の場合、大家さんの都合で光ケーブルを引き込めない事がよくあります。この場合「BPLだったら」と言う話になる可能性はありますね。

クウェート(9K)のthe National Liberation Dayでの特別局

425DXNewsによると、2月25日から29日にかけて、クウェート(9K)で行われるthe National Liberation Dayの特別局として、9K43NLDが運用されるようです。

なお、QSLカードは9K2RR宛と言う事です。

2004年02月26日

ICOM提供 「未来への1/4」

AM神戸(ラジオ関西)558KHzで、毎週月曜日の21:00から21:30に「未来への1/4(クオーター・ワン)」と言う番組が、スポンサーはICOMさん、パーソナリティに長谷川OM(JA3HXJ)とアシスタントに藤原愛さんと言うラインナップで放送されていますが、その放送内容の一部が、ICOMさんの週間BEACONで聞く事が出来るようになっています(こちらから)。

すでに放送が始まって4回を数えていますが、聞き逃した方は一度お聞きになって見てはいかがでしょうか?

4V200YHの顛末

つれづれなるままに…によると、先日、運用中にクーデターが起こって大変な事になってしまった、4V200YHチーム(ハイチからの運用)の顛末が、なんちゃってDXの掲示板に掲載されているようです。

掲示板の記事によると、

This rebellion escalated on our last weekend and we had to take to flight. 20km in front of the border we were highjacked by bandits and lost our money and a lot of equipment. Others is destroyed... but we still live.

となっていまして(和訳は元記事をどうぞ)、かなり危険な状況のなか、命からがら生還した様子が伺えます。

また、JAとの交信に関しては、

We tryed our best. My daily turn: 22:30 local to bed, 01:00 grayline EU till 03:30, 06:00 own grayline for JA, between 13:00 and 15:00 a little sleep.I never called so much CQ as on this DXpedition. Very bad condx. 15mtrs 23:00z for JA but no answer. 160mtr our sunrise 11:00z for JA no answer.

となっていまして、厳しい状況だったようですね(もっとも、「つれづれなるままに…」によると、「完全にプラパゲーション読み間違ったんじゃない??」と言う意見もあるようです(汗))

#命があって何よりです。しかし、ハイジャックに合っちゃうとは、DXペディションもある意味命がけですね(大汗)

ZK3SB(Tokelau Islands)運用期間延長

吉田OM(JA3AAW)のホームページDX Newsによると、先日から行われているTokelau IslandsでのZK3SBの運用は、当初の予定では2月25日までだったのですが、2月29日まで期間が延長されたそうです。

このDXペディションのホームページはこちらです。

なお、詳しくは、上記の吉田OMのサイトをご覧下さい。

#吉田OMのDX Newsをご覧になる際には、こちらより登録をお願いしたいと言う事です。無償で有益な情報を提供下さっておられますので、ご覧になる際には、是非登録をお願いします。

2004年02月25日

噂のハムライフ情報局

最近、どうも日本国内ではマイナーな趣味と捉えられがちなアマチュア無線ですが、一昔前は大変メジャーな趣味だったのは、当時からアマチュア無線をなさっている方は、覚えていらっしゃると思います。

噂のハムライフ情報局では、アマチュア無線が華やかだった頃(なおかつ、バブル状態でなかった頃)の1970年代〜1980年代のアマチュア無線界の模様を、貴重なデータとして公開されています。

大変懐かしい話題が満載ですので、その当時アマチュア無線家だった方も、最近始められた方も、一度サイトにお邪魔して見てはいかがでしょうか?

#当時は、少女漫画でも取り上げられるかっこいい趣味だったんですよね。噂のハムライフ情報局さんでは取り上げられていませんが、沖倉利津子先生の「聖子と吉三郎」(マーガレットコミックス)と言う漫画を今でも大事に持っています。主人公がTRIOのTS-600を使ってたので、ものすごく親近感が沸いたんですよね〜(自分も使っていましたから...今も持ってますが(笑))。問題は、主人公のような、可愛い幼馴染(後に彼女)を持っていなかった所でしょうか(涙)。

2004年02月23日

無線局情報検索データベースが新表示に対応

先日お伝えしましたように、2004年の1月13日より電波法が改正されまして、アマチュア無線における電波形式の表示方法が変更になっていますが、総務省の無線局情報検索データベースが新表示に対応したようです。

#旧表示の免許状をお持ちの方は、ご自分のコールサインで新表示ではどうなっているのかを確認されて見てはいかがでしょうか?。なお、こちらのページ相宮OM(JH0IXE)のサイト)からコールサイン一発で検索できるようです。

対馬市移動運用計画

QTC-Japanを主宰されている川合OM(JA1FUY)を含むグループ(JH1VVW、JF1GUQ、JI1FOL、JJ1HKS、JJ1JGI、JA1KJW、JA1CVF、JA6VAG)が、3月1日に誕生する長崎県対馬市で移動運用をされる予定だそうです。

なお、現在の計画では、4月16日〜18日の日程で、1.9MHz〜28MHzの各バンドをオールモードで運用する予定だそうです。

#この件についての詳細は、QTC-Japanさんの2004/02/23付けの『編集長から』をご覧下さい。

MMVARIがVer0.13にバージョンアップ

MMSSTV/MMTTYの作者として世界的に有名な森OM(JE3HHT)が、提供されている新しいデジタルモードソフトウェアのMMVARIですが、現在Ver0.13にバージョンアップされています。

バージョンアップの内容は、若干の機能追加(マクロのファイルへの保存とロードを追加など)とバグフィックスだそうです。

AE6IP Petition Brings ARS into 21st Century

eHam.netに対するMartin Foutsさん(AE6IP)の投稿によると、Martinさんは米国FCCに以下の内容の請願を行ったそうです。

1) ライセンス・クラスを現在の6クラスから、オペレータと実験者クラス(Experimenter)の2クラスにする。オペレータクラスは出力や、メーカー製の装置以外の使用が出来ないなどの制限があるが、実験者クラスには制限はない。
2)試験の内容を、法規、高周波及び安全な電気の取り扱い方のみに縮小する。オペレータクラスは問題数を25問に、実験者クラスはオペレータクラスの問題に加えて50問の問題数にする。
3)実験の幅を広げるために、電波の種類や変調方式ではなく、帯域幅のみでアマチュアの電波を制限する。
4)バンドプランに"very low bandwidth"帯を設けて、「CW専用」帯を保持する。
5)モードではなく、帯域幅によってバンドプランを設定する。

なお、詳細な請願の文章は、こちらから読むことが出来るそうです(PDFです)。

#う〜ん、なかなか大胆な内容の改革案ですねぇ...特に「メーカー製の機械以外は使用出来ない」クラスと言うのは、現代のハムの実態から考えると良いのかも知れません。でも...反対意見も多いだろうな(汗)

AM神戸 「未来への1/4(クオーター・ワン)」の今夜の内容

AM神戸(ラジオ関西)558KHzで、毎週月曜日の21:00から21:30に「未来への1/4(クオーター・ワン)」と言う番組が、スポンサーはICOMさん、パーソナリティに長谷川OM(JA3HXJ)とアシスタントに藤原愛さんと言うラインナップで放送されています。

2月23日(今夜)の放送は、先週の放送に引き続いて「コナ爺のおもしろ電波教室」で有名な、小永井OM(JA3CHS)を迎えて行われます。

みなさんも今夜の21時には、558KHzにリグの周波数を合わせて見ませんか?

#なお、番組のホームページが出来ています。こちらも是非ご覧下さい。

2004年02月22日

Burundi(9U5M)、Banaba(T33C)、South Orkneys(AY1ZA)情報

JF2VAX DX Blogに、Burundi(9U5M)、Banaba(T33C)、South Orkneys(AY1ZA)の各々の情報が掲載されています。

#他力本願モードですいません(汗)。しかし、AY1ZAはかなり早期にQRTしちゃいましたね...チャンスを待っていた方々はちょっとがっかりかも知れません。

2004年02月21日

CW Gets a New Character

QRZ.COMに対するKF4OSSの投稿によると、モールスコードに「@」を付け加える事がITUによって正式に認められたようです。

これは、電子メールのアドレスなどで「@」が多用される事に対する処置で、「@」はAとCの組み合わせ(.--.-.、ト ツー ツー ト ツー ト)になるそうです。

#これは昨年からの提案だったようですが、かなり早い段階で認められたようですね。これから、アマチュアの電波でもこの符号が多用されるんじゃないかと思います。聞いてもびっくりしないようにしましょう(笑)

2004年02月20日

JARL役員選挙の立候補者告示

CQ ham clubのサイトによると、JARL役員選挙の立候補者がJARLのサイトで告示されたそうです。

Results of the 44th (2003) All Asian DX Contest

JARLのサイトに、昨年行われましたAll Asian DX Contestの結果が掲載されています。

5MHz Activity Day in Finland Next Saturday

RSGB(Radio Society of Great Britain)のニュースによると、フィンランド(OH)のMarkoさん(OH2LRD)が次の土曜日(2月28日)の13:30(UTC)より「5MHz Activity Day」と言うイベントを主催しているそうです。

フィンランドにおいては、OH2、OH3、OH6およびOI3のプリフィックスを持つ17のコールサインを持つ、10個のクラブ局があるそうで、今回のイベント中の5MHz帯での交信の受信レポートを、各々のクラブ局は要請しているそうです。

なお、フィンランドにおける5MHzのスポット周波数は、こちらをご覧下さいと言う事です。

#EU各国では、続々と5MHz帯の実験が進んで行っていますね。しかし、どうも日本では、5MHz帯の開放に関しては、あんまり関心が無いような気がしますが...そんな事ないんでしょうか?

Rodrigues DXpedition Trophies Announced

RSGB(Radio Society of Great Britain)のニュースに、ちょっと面白いアワードの記事が出ていました。

2004年3月20日〜4月13日に、英国の「5 star DXers Association」が、インド洋のロドリゲス島より3B9Cのコールサインで大型のDXペディションを行うそうですが、 このDXペディションと最も多くのバンド/モードでQSOを行った局に(申請をすれば)、The Nevada Rodrigues Trophyと言うアワードが贈られるそうです。

このアワードの目的は、「世界中のあらゆる局と3B9Cとの交信を促進する事」だそうで、特に小設備/小電力な局や、HF帯に最近QRVが可能になった局(これはおおむねCW条項の撤廃の恩恵を受けた局の事でしょう)、また、クラブ局のアクティビティを高める事を重視しているそうです。

なお、この賞はいくつかの部門に分かれているようで、日本から参加出来る部門は、Asia High Power、Asia Low Power、Asian Local Clubs、Asian Newly Licenced HF Stationsがあるようです。

また、この賞のトロフィーは、ロドリゲス島の漁船の美しい木工彫刻だそうで、さらに、このアワードの申請料金は無料だそうです。

詳しくは、上記のそれぞれのリンク先をご覧下さい。

#う〜ん、太っ腹なアワードですねぇ。このDXペディションには、Vertex Standard(YAESU)を初めとして、20以上のスポンサーが付いているようですので、ロドリゲス島より超強力な信号を送り出して来る事が期待できます。なお、同率一位だった場合は、最も早くその局数に至った局がトロフィーを得るそうなので、狙われる方はDXペディション開始と共に、急いで各バンドの交信をする必要があるでしょう。

2004 ARRL International DX Contest(CW)

今週末に、ARRL International DX ContestのCW部門が開催されますが、このコンテストに合わせてQRVするDX局のリストが、NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageこちらに出ています。

さすがに有名なコンテストだけあって、大量のDXペディションが行われるようですね。珍しいエンティティをゲットするチャンスですので、お時間のある方は、がんばって参加して見ましょう。

MALDIVES(8Q)からの日本人のQRV

eHam.netのARRL DX Bulletin #07からの転載によると、米村OM(JA1BRK)が8Q7RKのコールサインで、10MHz帯に16:00(UTC)前後にQRVされているそうです。なお、QSLカードはJA1BRK宛に送って欲しいそうです。

IARU第3地域の第12回総会

JARLのサイトに、台湾・台北市のハワード・インターナショナル・ハウスにおいて、2月16日に開会したIARU第3地域の第12回総会の模様が掲載されています。

今回の総会は、

おもな議題としては、アマチュア無線の振興策・PLCの問題、侵入電波(南方海上に発生する27〜29MHzの妨害電波も、もう話題にあがっています)など、幅広い議題が提出されています。

との事です。

なお、詳細は、上記リンク先をご覧下さい。

JA1AYC記念館

モービルハム誌の筆者であり、JARL理事・支部長・評議員を歴任され、2003年6月27日に65歳の若さでサイレントキーになられた故松本OM(JA1AYC)が、2000年2月よりご自身のHP上で連載されていた、「ディスカバー・ハムライフ」の記事(全95編)が、QTC-Japanさんによって「JA1AYC記念館」として、2004年1月1日より公開されています。

松本OMの珠玉の著作を散逸させずに、WEB上で再度公開して頂いている貴重なサイトです。是非一度ご覧になる事をお勧めします。

【訃報】SGC founder, president Pierre Goral, KI7UA, SK

ARRLのサイトのニュースによると、ユニークな小型トランシーバーであるSG-2020や、日本のアパマンハムにおなじみのThe Smartuner™ Family(SG-230やSG-239)で有名な米国のアマチュア無線機器メーカーであるSGC Incの創設者の一人で、現社長だったPierre Goralさん(KI7UA、ex-N7VRJ)が、2004年2月12日に67歳でサイレントキーになったそうです。

GoralさんはDon Stonerさん(W6TNS)と共に、SGC社を1971年に創設(創設時の会社名は、Stoner-Goral Communicationsだったそうです)したそうで、SGC社はGoralさんの死を伝える発表の中で「彼はRFエンジニアリングの分野での、国際的に認識されたデザイナー、企業家、そしてリーダーだった」と伝えたそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先のニュースをご覧下さい。

2004年02月19日

CQ誌3月号に福井OM(JI1ANI)の記事が掲載

福井OM(JI1ANI)のDigital Ham Lifeの記事によると、福井OMが執筆された「小規模な設備で楽しめる日本語による文字通信“PSK31”の勧め」と言う記事が、今日発売のCQ Ham Radio3月号に掲載されているそうです。

まだCQ誌を買っていませんので筆者(7J3AOZ)は未読なのですが、Digital Ham Lifeの記事の質の高さから考えても、きっと読み応えのある内容じゃないかなぁと思っています。

明日、早速本屋さんへ行ってCQ誌を買わなくちゃ(笑)

#なお、Digital Ham Lifeのアクセスカウンターですが、本日無事10,000を越えたようです。10,000カウントの記念品をゲットしたのは果たして誰でしょう...(汗

CQ誌の今月号と、HAM Journal 春号

CQ ham clubのサイトのニュースによると、CQ Ham Radioの3月号が本日発売になったようです。また、HAM Journal 春号は、2月23日に発売になるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

猫のいる無線機屋さん

先日、6m用のコンパクト八木アンテナ(PAR ELECTRONICSのSM50)の販売店としてご紹介した、米国のオハイオ州にあるUniversal Radio, Inc.さんですが、サイトを眺めていると猫の写真が沢山掲載されているページを発見しました。

どうやら、こちらのお店では、お店を建てた時にすでにそこに住んでいた5匹の猫を飼っているようで、サイトのF.A.Qにも「Questions about the cats.」と言う項目がちゃんとあります(これは、よほど猫に関する質問が多いのでしょうね)。

とにかく、顧客やお友達の猫も含めて、膨大な数の猫の写真が掲載されていますので、猫好きのハムのみなさんは、一度ご覧になって見てはいかがでしょうか?

#もちろん、私も猫は大好きなので、もしこのお店の近くに行く事があったら、是非訪ねて見たいと思っています。でも、チャンスがあるかなぁ...。

Digital Ham Life 10000カウント間近

アマチュア無線Blog界(?)では最多のアクセス数を誇る、福井OM(JI1ANI)のDigital Ham Lifeのアクセスカウンターが、今日中に10,000を越えそうです。

なお、10,000カウントをゲットした方には、福井OMより記念品が贈呈されるそうですので、運良くゲットされた方はスクリーンショットを撮るのをお忘れなく。

追記:
14:36現在で、カウンターは9875です。
17:42現在で、カウンターは9919です。
19:23現在で、カウンターは9940です。

#やはり面白い記事の載っているサイトは、アクセス数も多いと言う事ですね。うちも精進します(笑)

DX-CENTRAL 復活

DX'er向けの情報サイトのDX-Centralが、1月26日にサーバー機の致命的なクラッシュが起こったため、サービスを再開するための資金($2,500)を集めるためのドネーションを募っていましたが、無事目標額を達成して、仮サイトでのサービスを始めたようです。

2004年02月18日

アメリカのハムと弓矢

先日、当サイトのニュースで「EZ-HANG」と言う、ワイヤーアンテナ等々の仮設のために、立ち木にワイヤーを打ち出す商品をご紹介したのですが、その際に「アメリカのハムは、ワイヤーを木に引っ掛けるのに、弓なんて使うのかしらん(笑)」と言う一文を書きました、

ところが「KD7TCIの無線日記」さんの記事で、実際に弓を使用する写真を掲載されています。

しかも、日本ではとても考えられないのですが、その写真が掲載されていた書籍は、「Now You're Talking」と言うアマチュア無線の入門書のようで...と言う事は、高い木にアンテナを仮設する場合は、アメリカでは弓矢を使う事を奨励していると言う事なのでしょうか(笑)

#国が広いから出来るんでしょうねぇ...うらやましいと言うか、何と言うべきか(笑)

TNX KD7TCI

HALPSK31バージョンアップ

児島OM(JE4IVN)が開発されている、日本語版のPSK31ソフトウェアであるHALPSK31が2月14日にVer3.03Bにバージョンアップされたようです。

TurboHAMLOGと連携する事が可能な強力なソフトです。なお、今回のバージョンアップはいくつかの不具合を修正した物のようです。

LOG4DXバージョンアップ

千葉OM(JA7BEN)による、国際標準ADIFフォーマットに対応した、大変強力なQSOロギングソフトウェアであるLOG4DXですが、今年の1月にVer3.19にバージョンアップされているようです。

2004年02月17日

AO-40 Update, Recovery Attempts Continue

HamWaveのStacey E. Millsさん(W4SM、AO-40 command team)のブリテンの転載によると、現在メインバッテリーの異常で機能を停止しているAO-40(PhaseIIID)アマチュア衛星ですが、メインバッテリーを補助バッテリーに切り替えて、S2送信機を起動するコマンドを送る試みを、毎回の軌道ごとに続けているそうです。

しかしながら、今の所、上記の試みは成功していないそうで、現在、いくつかの超大型の(プロ用)電波望遠鏡を利用して、AO-40の受信機内の発信を受信する試みが進行中だそうです(これは、衛星の受信機が動作しているかどうかを調査するためでしょうか?)。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#衛星へ送っているコマンドの最適化を図ったり、AMSATの研究所でバッテリー異常の再現試験を行ったりと、色々な努力がされているようですね。基本的には、ショートしているメインバッテリーを切り離さないと、衛星の再起動は難しいようですが、バッテリーを切り離すリレーの動作に必要な電圧が不足している可能性もあるようです。多額の費用と努力と歳月を費やした衛星ですので、何とか再起動に成功する事を祈っております。

アマチュア無線地図サイト

WEBサーフィン中に、大変素晴らしいホームページを発見しました。

JF9EXF's hammapsは、野村OM(JF9EXF)が開設されているサイトで、アマチュア無線関係の各種の地図が掲載されています。

地図の種類は、WAC continents、CQ zones、ITU zones、ITU Regions、Grid squares、Beam map、Japan districtsで、また各々の地図には付随したデータへのリンク先(DXCCエンティティ表など)が掲載されています。

The DXZoneEditors Choiceにも選ばれている素晴らしいサイトですので、是非一度ご覧になる事をお勧めします。

小渕優子さんがアマチュア無線の免許を取得

CQ ham clubのサイトのニュースによると、故小渕首相(JI1KIT)の次女で、現衆議院議員の小渕優子さんが、アマチュア無線の免許を取得されたそうです。また、CQ誌の3月号によると、JA1LXGのコールサインで開局されたそうです。

なお、詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

TinEar Receiver Kit

The New Jersey QRP ClubDDS Daughtercard Kitを接続できるPIC-EL Kitなどの安価なキットを提供されている、The American QRP Clubより、新しい受信機のキットの提供が始まったようです。

TinEar Receiver Kitは、Wayne McFeeさん(NB6M)によって設計された、7MHz帯を約400KHzカバーする受信機のキットで、このキットを組み立てるのに必要な部品は全て(チューニング・コイルを巻くために使用されるストローや筐体まで)含まれているそうです。

また、この受信機は安定したVFO(PTO)を使用している事が特徴で、筐体に内蔵できる9Vの電池(006P)で稼動するそうです。

なお、気になるお値段は、海外向けにはPayPal経由では$42、メールオーダーでは$40だそうです。

#こちらのクラブからは、他にも多数の面白そうなキットが提供されていますので、興味のございます方は、上記のホームページをご覧になってはいかがでしょうか?

2000ヒット

今日、当ニュースのカウンターを見ると、いつのまにか2000ヒットを越えていました。1月26日からですので、3週間ほどで2000ヒットと言う事ですね。当サイトを訪れて頂きましたみなさまに、お礼を申し上げます。

#今後共、当ニュースをどうぞ宜しくお願い致します。ところで、これはやはりBlogの威力と言う事でしょうか(笑)

2004年02月16日

月刊短波

今はアマチュア無線家でも、昔はBCL(Broadcasting Listners)に燃えていた方もおられると思いますが、まだまだBCLの世界も健在のようです。

赤林隆仁さんが開設されている月刊短波では、BCL情報を丹念に収集した上で、貴重な情報源としてサイトに掲載されています。また、日本万博博覧会を記念したDW(Deutsche Welle)の放送を収録したレコード(当時はCDは無かったのです)の内容をMP3化して提供されたりと、コンテンツも豊富ですので、昔BCL少年だった方は、是非サイトにお邪魔してみてはいかがでしょうか?

#う〜ん、DWの日本語放送も懐かしいですねぇ...もちろん筆者がDWを聞いたのは万博のずっと後ですが(当時、私は5歳でございます(笑))

MMVARIがVer0.11にバージョンアップ

MMSSTV/MMTTYの作者として世界的に有名な森OM(JE3HHT)が、「VARICODEについて日本語および他の東アジア系言語の伝送の効率化を実験するためのサウンドカードプログラム」として提供して下さっている、MMVARIですが、Ver0.11にバージョンアップされています。

2バイトコードに関しては、PSK31の倍程度のスピードで文字伝送が可能、かつGMSKを使っているため、フルパワー送信しても文字化けしないと言う素晴らしいソフトウェアですので、ご興味のある方は一度試して見てはいかがでしょうか?

#なお、Ver.0.09からはBPSKと通常のVARIコードも実装されているので、他のPSK31ソフトとの交信も可能だそうです。

AM神戸 「未来への1/4(クオーター・ワン)」の今夜の内容

AM神戸(ラジオ関西)558KHzで、毎週月曜日の21:00〜21:30に「未来への1/4(クオーター・ワン)」が、スポンサーはICOMさん、パーソナリティに長谷川OM(JA3HXJ)と藤原愛さんと言うラインナップで放送されています。

2月16日(今夜)と23日の放送は、関西アマチュア無線フェスティバル等で行われているイベント、「コナ爺のおもしろ電波教室」で有名な、小永井OM(JA3CHS)を迎えて行われるそうです。

さあ、今夜も558KHzにStay Tune!

#なお、出来れば「郵政省メール」でAM神戸に番組の感想を送って欲しいそうです。昨今珍しい、アマチュア無線が話題に出る番組ですので、是非みんなで応援しませんか?

2004年02月15日

「第3次スリランカ友好訪問団」の記録映像

2003年の9月12日から20日にかけて、JARLの関西地区のメンバーで結成された「第3次スリランカ友好訪問団」が、スリランカ(4S)を訪問して、スリランカの方々との交流を深めつつ、スリランカからのDXペディションを行ったのですが、この訪問団の記録映像を、岩崎OM(JA3CF)がWEB上で公開されています。

2004年もスリランカへの訪問団が結成される予定になっておりますが、ご興味がございます方は、是非上記の記録映像をご覧になって下さい。

なお、上記の訪問団についての詳しい報告は、長谷川OM(JA3HXJ)の「4S7YHG/JA3HXJのスリランカレポート」でご覧になれます。

#筆者(7J3AOZ/4S7AQG)も、2002年/2003年と2回に渡って参加させて頂きましたが、日本では考えられない、アフリカ/ヨーロッパからのものすごいパイルアップを経験したり、世界遺産を見て驚いたりと、大変楽しい旅でした。

日本人のアマチュア無線家が、イランで復興支援

先日、イランで発生した大地震の復興支援に、加賀美OM(W6TBS)が参加されている事が、CQ ham clubのサイトに掲載されていましたが、続報が入ってきました。

塩崎OM(JA3DO)の「アマチュア無線(無銭)家のひとりごと」の記事によると、加賀美OMは、2月12日に再度のイラン入りをされており、被災地へ設置するFM局の設置場所等々の交渉に当たられているとの事です。

なお、詳しくは上記の塩崎OMのサイトの記事をご覧下さい。

#素晴らしい活動ですね。支援活動の成功を祈っております。

Vanity HQ may be shutting down

アメリカの免許制度では、該当のコールサインが未使用であれば、自分の好きなコールサインの割り当てを請求出来る、バニティコールサイン制度が採用されているのですが、Hamwaveのニュースによると、現在のコールサイン割り当て状況を、ほぼリアルタイムで検索できるサイトとして有名な、MICHAEL E CARROLLさん(N4MC)のVanity HQが、Michaelさんの経済的及び時間的な問題で、閉鎖される可能性が高くなったようです。

Michaelさんは、常勤のお仕事を失ってから、2年の間サイトを維持し続けたそうですが、プロバイダーとの契約の終了が近づいており、契約終了後のプロバイダへの支払い資金が捻出出来ないようですね。

ご本人もサイト上のメッセージで書かれていますが、またいつかこのサイトを再開出来る事を筆者も祈っております。

#とても残念なニュースですね。このサイトは、日本で米国のVE試験を受けた後、お世話になった方も多いんじゃないでしょうか。DX-Centralも、先日クラッシュしたサーバーの資金に関して、現在ドネーションを募っている状態ですし(すでに、目標金額まであと$150ほどになっているようですが)、なかなか色々と厳しいですね。やはり、世界的に不景気だと言う事なのでしょうか。

第一電波工業のTV2400専用リニアアンプ

第一電波工業(DIAMOND ANTENNA)さんより、2.4GHz帯のATV送受信機であるTV2400が発売になっていますが、新製品として、TV2400専用リニアアンプのLA2401が発表されたようです。

このリニアアンプは、TV2400-TX(TV2400の送信機)専用の1W/0.2Wの切り替え式のリニアアンプであり、高利得アンテナを利用すれば、数十Kmの交信が可能になると言う事です。

#2.4GHz帯の帯域の広さを利用したATVは、まだまだ盛んに行われているようです。ご興味をお持ちの方は、上記リンク先(pdfです)をご覧になって見てはいかがでしょうか?

Caribbean Hamboreeの記念局(TO7HAM)

425DXNewsによると、2004年4月9日〜4月14日に、フランス領Martinique(FM7)で開催されるCaribbean Hamboree 2004の記念局として、The Radio club de Martiniqueが特別記念局のTO7HAMを開設するそうです。

運用は4月8日〜4月18日の間、オールバンド/オールモードで行われるそうで、QSLカードはGUY LENORMANDさん(FM5AN)に送って欲しいと言う事です。

#特に、Caribbean Hamboreeの期間中は、活発な運用が期待できると思います。このエンティティが未交信の方にはチャンスではないでしょうか?

Clipperton Island(FO/C)DXペディション計画延期

先日お伝えしました3月8日から行われる予定だった、Clipperton Island(FO/C)からの、Dave Andersonさん(K4SV)が中心になって結成された国際チームによる運用ですが、残念ながら数ヶ月計画が延期になったようです。

吉田OM(JA3AAW)のホームページDX Newsによると、今回の日程での計画は、機材の輸送の関係で延期になったようで、 425DXNews #667からの転載によると、

Plans are still in place to go to Clipperton as soon as new trans- portation can be arranged, but this may take a few months.

となっていますので、機材の輸送の都合がつき次第、数ヶ月以内に計画が進むようです。

#楽しみなDXペディションなだけに延期は少々残念ですが、QRVが可能になる日を楽しみに待っています。

Small Wonder LabsのDSW-IIに3.5MHz/10MHz版が追加

シンプルなQRPトランシーバーキットのThe 'Rock-Mite'や、PSK31専用トランシーバーのPSK-20/30/40などを製造/販売しているメーカーであるSmall Wonder Labsですが、同社の代表的なトランシーバーキットであるDSW-IIシリーズに、3.5MHz版と10MHz版が追加され、製品ラインアップが3.5/7/10/14MHzの4種類になったようです。

なお、価格は海外からの注文では$160だそうです。

TNX JA3GLU

New Amateur Radio Regulations Introduced in Denmark

当ニュースでも先日お伝えしましたが、RSGB(Radio Society of Great Britain)のニュースによると、デンマーク(OZ)でもアマチュア無線の資格試験よりモールス試験が廃止されたようです。

このThe Danish Information Technology and Telecom Agencyによる新しい規則は、2月1日から適用されており、モールス試験の廃止以外では、4m帯への特別な許可を必要としないQRVが許可されたそうです。

なお、4m帯において許可された周波数は、以下の通りのようです。

70.0125 to 70.0625, 70.0875 to 70.1125, 70.3125 to 70.3875 and 70.4125 to 70.4875MHz. Beacons are allowed in the 70.0125 to 70.0500MHz
2004年02月14日

FIND_DX Ver2.0暫定公開中

鈴木OM(JF1JPC)のブログ「つれづれなるままに…」に、先日Digital Ham Lifeの記事で紹介されていました、DXハンティングソフト「FIND_DX Ver2.0」が、暫定公開されています。

筆者も早速ダウンロードして試させて頂いていますが、自分がターゲットにしている局のコールサインと、各種条件を設定すると、インターネットクラスタ上で設定したコールサインを発見すると、コンピュータ上で音声やポップアップウィンドウでお知らせしてくれる他、なんと電子メールや(モデムが電話回線に接続されていれば)電話でも知らせてくれる優れ物です。

まだ、β版(α版?)のようですので、ご使用は自己責任でと言う事ですが、これからの発展が楽しみなソフトがまた1つ増えました。

#もちろん、趣味の範疇で作成されているソフトですので、ご使用になる方はマナーを守ってお使いになるようお願い致します。

アメリカ国務省ハムクラブのPresidents' Day運用

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 07よりの転載によると、アメリカの国務省ハムクラブ(W3DOS)が、Presidents' Day(アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日)の祭日(2月14日〜16日)に合わせて運用を行うそうです。

なお、運用されるバンド、モードは以下の通りのようです。

CW: 3.530, 7.030, 10.130 14.030, 18.080, 21.030, 24.910 and 28.030 MHz. SSB: 3.880, 7280, 14280, 18150, 21380, 24.980 and 28.480 MHz.

#Presidents' Dayって、日本の天皇誕生日見たいな物でしょうか。実は、こう言う祝日がアメリカにあるのは、初めて知りました(笑)

AMSAT Announces ECHO Launch Delay

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 07よりの転載によると、3月末の打ち上げを目指していた、AO-ECHOアマチュア衛星ですが、打ち上げが延期になったようです。

AMSAT-NA(The Radio Amateur Satellite Corporation)の代表であるRobin Haightonさん(VE3FRH)は、主要なペイロードの、AO-ECHOの打ち上げ予定地であるカザフスタンへの到着が遅れているため、打ち上げが約3ヶ月ほど遅延すると発表したそうです。

新たな「公式」打ち上げ日は2004年6月29日だそうですが、Haightonさんは「この日付は、新たな発射時限(これは数週間続く可能性がある)の開始日だと思っている。」と語ったそうです。

#色々と障害があるのは、この手の大規模プロジェクトの常ですので、意気消沈しないでがんばって欲しいですね。なお、AO-ECHOは1〜8Wの出力の2つのUHF帯の送信機と、4つのVHF帯受信機、そして1つのマルチバンド/モード受信機を装備しており、FM音声及び各種のデジタルモードの運用が可能になっているそうで、さらにFMのハンディトランシーバーでの交信も可能になっているそうです。AO-40の今後がわからなくなった今、アマチュア衛星の「希望の星」ですので、成功を期待しましょう。

香港(VR2)もアマチュアの資格試験よりモールスを廃止

ARRLのサイトのニュースによると、まもなく香港でも、アマチュア無線の資格試験よりモールスを廃止するようです。

香港は、30MHz以下の周波数を使用する事が出来るアマチュア無線の資格より、モールスの要求を取りやめる最新の国になったそうです。

2月11日の香港当局(Office of the Telecommunications Authority)の発表によると、香港では、全てのライセンスクラスを廃止し、従来の下級クラスのライセンス保持者は、自動的に最上級クラスと同等の操作範囲を許可されるそうです。また、移動局用に430〜440MHzバンドの使用の許可と、さらにアマチュアバンドに10.45〜10.5GHzを分配したそうです。

なお、OFTAは、この変更の発効日を指定しなかったそうですが、それらが「まもなく有効になるだろう」と示唆したそうです。

#いよいよ、Region3でも、モールス試験を廃止する国が出てきましたね。果たして日本の制度はどうなるでしょうか?

クロアチア(9A)のクラブ局の80周年記念局

ARRLのサイトのニュースによると、クロアチア(9A)のRadio Klub Zagreb(9A1ADE)(1924年に設立された、ヨーロッパで最も古いアマチュア無線クラブの一つ)は、クラブの創立80周年を記念して、2004年3月1日より年末にかけて、特別記念局である9A80Zを運用するそうです。

また、Zagrebのアマチュア局は、上記の期間中に自局のコールサインに「80」を付け加える事を許可されるそうで、さらに「RK Zagreb 80 award」と言う記念アワードも発行されるそうです。

#80年の歴史のあるアマチュア無線クラブ...すごいですね。

Three ARRL awards discontinued

ARRLのサイトのニュースによると、2月12日より「the Rag Chewer's Club」、「the Old Timer's Club」及び「the Friendship Award」の3つのアワードの発行を停止するそうです。

ARRLのMembership Services ManagerであるWayne Millsさん(N7NG)は、「ここ数年、各種アワードの申請者の数は著しく減少しており、その中でも今回廃止する3つのアワードは特に少なかった。」と述べているそうで、ARRLのアワードの中ではDXCCとWASが最もポピュラーなアワードとして残るだろうと語ったそうです。

なお、この件についての詳細は、The ARRL Awards Programをご覧下さいとの事です。

#う〜ん、これはARRLの経費削減の一環と言う事でしょうか。ちょっと寂しい話ですね。

2004年02月13日

遭難した関学ワンゲル部、無免許で部員間で交信

う〜ん、あまり良い話じゃないんですが(苦笑)

読売新聞のサイトに、「遭難の関学、アマ無線局申請せず部員同士で交信」と言う記事が載っています。今回の遭難ではアマチュア無線が大きくクローズアップされた訳ですが、普通だと出てきそうなワンゲル部のコールサインが出て来ないので、疑問に思ったアマチュア無線家も多かったんじゃないかと思います。

で、結果的には、電波法違反をしていたと言う事のようですね。

最近、「遭難避け」としてアマチュア無線機を携行して行くのが、山登りをされている方に多いと言う話を良く聞くのですが(事の是非はともかくとして)、最小限、従事者免許を取得して開局申請をなさってから、山に持っていって頂きたい物だと思います。

#これは筆者(7J3AOZ)の私見ですが、本当はアマチュア無線家としては、「遭難した時に困るから」とか「山歩きに便利だから」と言う理由でアマチュア無線を使用して欲しくはないのです。目的外通信だからとか言う野暮な理由じゃなくて、私達はアマチュア無線に対して、ロマンを感じて趣味にしている訳なので、門外漢の方々に「便利な物」扱いされると不愉快になります...何らかの趣味をされている方ならわかりますよね?

ARRL Outgoing QSL Service adds seven to "unserved" entities list

ARRLのニュースによると、ARRL経由でQSLカードを送る事が出来ないエンティティのリストに、Morocco(CN)、St Vincent(J8)、Papua New Guinea(P2)、Suriname(PZ)、Uzbekistan(UZ)、Albania(ZA)、Trinidad and Tobago(9Y)の7つが追加されたそうです。

なお、QSLカードをARRL経由で送れないエンティティの完全なリストは、ARRL Outgoing QSL Serviceからご覧になれます。

#と言う事は、これらのエンティティには日本からもビューロー経由では送れないと言う事なんでしょうか。う〜ん。

Togo(5V) DXペディション

吉田OM(JA3AAW)のホームページDX Newsによると、Togo(5V)からの運用があるようです。

この運用は、フランスのDanyさん(F5CW)、Franckさん(F4AJQ)、Pascalさん(F5TVG)、Pascalさん(F5JSD)、Romainさん(F8BUI)、Guentherさん(F5VHQ、OE5TGL)のチームにより、コールサインは5V7Cで、TogoのLomeより行われるようです。また、バンドは6m〜160m帯、モードはSSB、CW、デジタルモードが使用されるようで、運用期間は2004年3月6日〜3月12日のようです。

このDXペディションのホームページはこちらです。

なお、詳しくは、上記の吉田OMのHPをご覧下さい。

#楽しみなDXペディションですね。なお、吉田OMのDX Newsをご覧になる際には、こちらより登録をお願いしたいと言う事です。無償で有益な情報を提供下さっておられますので、ご覧になる際には、是非登録をお願いします。

Astronaut Chats with his Son, Texas Youngsters via Ham Radio

ARRLのサイトのニュースによると、2月12日に米国ヒューストン(テキサス州)のJames E. Bay Elementary SchoolとISS(国際宇宙ステーション)との間で行われた、ARISSスクールコンタクトにおいて、現在Expedition8の指揮官としてISSに搭乗しているMike Foaleさん(KB5UAC)と、彼の息子さんであるIan Foaleさんとの交信が行われたようです。

IanさんのISSへの質問は、「宇宙ステーションと地球との距離を、マイルとキロメーターで教えて下さい」と言う、比較的簡単な物でしたが、Mikeさんは「ISSより、地球上の地形の変化を知る事が出来ますか?」と言う別の質問に対する答えで、少し詳細にフォローしたそうです。

「私達は、地形の変化を知る事が出来ます。地形の変化は、数ヶ月と言う単位でゆっくり起こりますが、私たちは、雪が山脈上で増えていくのを見ることができますし、氷河がパタゴニア・エリアで発達するのを見ることができます。」とMikeさんは答えたそうです。

また、Mikeさんは「私にとって、ISSに搭乗していて最も厳しい事は、多くの人々から遠く離れている事です。私には一人のクルーメイト(Sasha Kaleriさん(U8MIR)、現在ISSには2人しか搭乗していません)がいて、私達は良い友人ですが、しかし私達は他の友人を恋しく思っています。」と語ったそうです。

なお、今回のARISSスクールコンタクトの事前活動には、Mike Foaleさんの妻であるRhondaさんと、James E. Bay Elementary Schoolの卒業生でMike Foaleさんの娘さんである、Jennaさん(12歳)も参加していたそうで、Rhondaさんは、ISSでの生活に関するビデオを紹介し、また、宇宙飛行士の家族が、どのようにして宇宙飛行士と連絡を取り続けているのかと言う事を語ったそうです。また、この事前活動には、宇宙飛行士のScott KellyさんとJulie Payetteさんが参加し、宇宙飛行士に関する色々な質問に答えたそうです。

なお、今回の交信の模様は、こちらから聞く事が出来ます。

#息子さんとコンタクトが出来てよかったですね。ところで、上記のリンク先から交信の模様を聞く限りでは、ISSからの信号は大変強力かつクリアーでしたが、これは先日搭載されたARISSのPhase2機材(KenwoodのTM-D700E)の威力でしょうか?。まだスクールコンタクトにはPhase1機材が使われているようです。なお、例によって無茶苦茶意訳ですので、ご興味のある方は、原文の方のご参照をお願いします(汗)

2004年02月12日

MM Remote

Digital Ham Lifeの記事によると、先日MMVARIでデジタルモードの新しい地平を開いた森OM(JE3HHT)が、インターネットを利用した新しいハムの形も開拓されているようです。

詳しくは、上記のリンク先をご参照頂きたいのですが、MM Remoteはネット経由でトランシーバーをコントロールするソフトウェアで、MM WaveLinkとMM NetRadioと言う2つのソフトウェアで、上記機能を実現しているようです。

なお、日本国内での免許の関係ではないかと思うのですが、現在は森OMの英語のサイトのみでの公開のようです。ご興味のある方は、一度試して見てはいかがでしょうか?

#筆者も、通常は常置場所から5分ほどのマンションで生活していますので、このソフトがあればマンションから常置場所の設備が使えるんじゃないかなぁ...と期待しています。

KD7TCIの無線日記

WEBを放浪していましたら、アマチュア無線関係のBlogを発見しました。

Hideki Saito(KD7TCI)さんのKD7TCIの無線日記ですが、アメリカ在住の日本人の方のようで、2002年の9月よりWeblogを開設されているようです。

日本でアマチュア無線をやっていて、アメリカで免許を取得された訳ではなく、アメリカで「アマチュア無線をやって見よう」と思って、FCCの免許を取得された方のようで、アメリカの一般的なアマチュアの雰囲気が日本語でわかる貴重なサイトだと思います。

ご興味のある方は、一度サイトにお邪魔して見てはいかがでしょうか?

MicroHams(Microsoftのアマチュア無線クラブ)のメンバーの方で、ゲームデザイン関係のお仕事をされているようですね。2002年からと言う事で、Blog界(笑)的には大先輩です。これからもよろしくお願いします。

CQ/RJ WW RTTY WPX Contest

今週末に、CQ/RJ WW RTTY WPX Contestが開催されますが、このコンテストに合わせてQRVするDX局のリストが、NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageこちらに出ています。

珍しい所ではJ6DX(St Lucia)、OH0I(Aland Island)、Z37M(Macedonia)、P40G(Aruba)あたりが狙い目だろうと思います。ただし、現在、磁気嵐が発生中ですのでコンディションには期待出来ませんが、お時間のある方はワッチして見てはいかがでしょうか?

#筆者(7J3AOZ)は、プリフィックスの関係上、WPXコンテストには出たいと思っているのですが(もてるから(笑))、コンディションと仕事の調子次第かなぁ...と思っています。

磁気嵐発生中

当ニュースの左上のSOLAR DATA(N3KLのCurrent Solar Data (from NOAA))の通り、現在磁気嵐が発生中のようです。

つれづれなるままに…によると、

ワッチしつづけたのですが・・・・   すか

また、Digital Ham Lifeにも、

太陽風は700km/sを超えています。 これでは明日も難しそうな感じ。明日は週末。飲みますか?

との事で、どうも今週末のお空のコンディションは悪そうです。

#今週末は、磁気嵐には関係ないEchoLinkでも使って遊びましょうか(笑)

2004年02月11日

第23回近畿大正会QSOコンテスト

第23回近畿大正会QSOコンテストが、以下のように行われるようです。

第23回近畿大正会QSOコンテストのご案内

平成16年度、第23回近畿大正会QSOコンテストを下記の予定で開催致します。会員各局の大勢の参加をお願い致します。コンテスト要項は下記の通りです。


【主催】
近畿大正会
【日時】
2月11日(水)00:00〜17日(火)23:59
【参加資格】
国内の個人アマチュア無線局。
【参加部門】
会員の部、一般の部
【周波数】
オールバンド・オールモード。
【交信方法】
通常のQSO(完全な交信)を行う。当会員は交信中にメンバー局であることを明らかにすること。
【得点】
1.一般局 1点
2.一般YL局 2点
3.会員局 3点
4.会員2文字局 4点
5.会員YL局 5点
【注意事項】
1.バンド・モードの異なるQSOでも、同一局は1回しかカウント出来ない。
2.クラブ局とのQSOはカウント出来ない。
3.移動は同一府県内に限る。
4.中継局の使用は認めない。
【提出書類】
ログ、サマリーシートはJARL様式、またはこれに準ずるものとする。また、交信局数が200局を越える場合はチェックリストを添付すること。
【提出及び問合せ先】
〒567-0009 大阪府茨木市山手台6-11-35 JF3NNK 鍋谷勤
※問合せはSASEまたはE-mai1:jf3nnk@jarl.com
【提出締切】
3月10日(水)(当日消印有効)
【表彰】
部門ごとに1位〜5位まで「賞状と楯」を贈る。また参加者全員に参加賞を贈る。
【結果発表】
平成16年4月17日(土)に開催する近畿大正会柏原総会会場で発表。発表後、会報97号・JARLNEWS・CQ誌に発表予定。

#第23回と言う歴史がすごいですね。ご紹介が遅れまして、すでにコンテストは開始されていますが、お時間のある方は参加してみてはいかがでしょうか?

2006年12月追記:この記事は2004年の記事です。最新のルールは、近畿大正会のサイトでご確認ください。

Linux for Hams

ARRLのサイトのコラムに掲載されていたTim Dickerson(N9NU)さんのサイト(Linux 4 Ham)に触発されて、久しぶりにLinuxで遊んでいます。

最初は、Timさんのお勧めのMandrake Linux(TM)と言うディストリビューションの、CD-ROM(ISO)イメージをダウンロードしてインストールして見たのですが、多言語対応を謳っているLinuxディストリビューションだけあって、インストールしただけで、一応ちゃんとインストール後に日本語対応になっていました(完全に対応させるのには、若干作業が必要なようですが、「りぬくすまんだらけ」と言うページが参考になります)。

ただ、私が使って見たかったソフト(Xlogと言うロギングソフト)が、色々とライブラリの関係でインストール出来なかったので(と言うか、ライブラリ関係を再構築するのが面倒になった(笑))、このディストリビューションは諦めて、他の物を使う事にしました。

実は、手元にRedHat Linuxの9.0と、TurboLinux WorkStationの8.0はあったのですが、RedHatは何となく(爆)、趣味に使うのが嫌だったので、TurboLinuxをインストールしたら...ああ、やはりライブラリの再構築をいっぱいしないと駄目やんか(Xlogの要求する各種ライブラリのバージョンが新しすぎるからなんですが)。

と言う訳で、いいかげん面倒くさくなって(爆)、TurboLinuxの最新版である、TurboLinux Desktop10を購入しちゃいました。

実は、ちょっと変則的なPCにインストールしたため、色々原因不明の問題でインストールにかなり手こずりましたが(普通のPCなら問題ないと思います)、実際にインストールが終了して使用してみると...驚く事に、まるでWindowsXPとMacOSXを足して2で割ったような使い勝手です。

例えば、LinuxとWindowsとの間でファイル共有をしようとすると、色々と面倒くさい設定をしないと出来なかったのですが、今回のTurboLinuxでは、何の設定をしないでも、アイコンをクリックすると普通にWinodwsマシンが(まるでWindowsのマイネットワークを開いたように)見えます。

ちょっと古いPC(セレロンの800MHz程度)を余らせていて軽いOSを探しておられる方や、Linuxを使って見たいんだけど、難しそうだなぁ...と思っておられる方には、最適のLinuxじゃないかと思っています。Microsoft Office互換を謳っているSunのStarSuiteや、日本語変換システムであるJUSTSYSTEMのATOK Xなどの商用ソフトを搭載してこのお値段は(15,800円)、大変お買い得だと思いますので、ご興味のある方は上記のTurboLinuxのサイトを覗いてみてはいかがでしょうか?

#が、問題はLinuxを使ってる気分にならない所かも知れません(笑)。ちなみに、上記のMandrake Linux(TM)も大変ユーザーフレンドリーなディストリビューションですので(しかもダウンロードしたら無料)、こちらもお勧めです。なお、Linuxマシンをルーターを使わずに(例えばADSLモデムに直結している場合とか)インターネットに接続している場合は、ちゃんとファイアウォール関係の設定を行う事を強くお勧めします(ハッカーの踏み台にされる恐れがあるため)。

MMVARIにPSK31が実装

Digital Ham Life(JI1ANI)によると、森OM(JE3HHT)の作成されている、「VARICODEについて日本語および他の東アジア系言語の伝送の効率化を実験するためのサウンドカードプログラム」であるMMVARIに、Ver0.09からPSK31(通常のVARIコード)が実装され、他のPSK31ソフトと日本語でのQSOが可能になったそうです。

先日お伝えしましたように、MixWにVARI JAコードが実装されたと思いきや、今度はMMVARIにPSK31が実装される...すさまじい速さで進化を続けているデジタルモードに、今後も注目です。

なお、現在のMMVARI Ver0.09では、モードをbpskに設定してソフトを終了すると再起動しないバグがあるそうですので、使用される方はベータ版である事を充分理解してお使いになる事をお勧めします(この問題への対処方法は、上記のJI1ANI局のサイトをご覧下さい)。

#個人的には、森さんにPSK31用ソフトをリリースしてもらえるのを心待ちにしていましたので、大変嬉しく思っています。

2004年02月10日

日本人による、カンボジア(XU)とベトナム(3W)からの運用

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Ohio/Penn DX Bulletin No. 647によると、日本人による運用が、カンボジア(XU)とベトナム(3W)からあるようです。

米塚OM(XW2A、exJA2EZD)は、2月10日から(可能であれば)2月末まで、カンボジアとベトナムに滞在されるそうで、その間にXU7AAAと3W2Bを運用されるそうです。

なお、QSLカードはダイレクトでP.O. Box 10003, Vientiane, Laos. 宛に送って欲しいと言う事です。

MixWでMMVARIのVariJAコードが利用可能に

小野OM(JO1QOR)の「Benさんのホームページへようこそ」の、MixW2 情報ページによると、PSK31のみならず、RTTY、SSTV、CWなどの各種の通信が行える超多機能なソフトであるMixWのVer 2.12 b2b(β版)において、森OM(JE3HHT)が提唱されているVariJAコードを、PSK31とFSK31で利用できるようになったそうです(これはMMVARIのアルゴリズムを森さんのご好意でご提供頂いたそうです)。

なお、上記ソフトはベータ版のため、ご利用はベータテスターとして自己責任でお願いしますとの事です。

#詳しくは、上記情報ページをご覧下さい。MMVARIのアルゴリズムは、いよいよ全世界的に広がって行きそうな勢いですね。楽しみです。

2004年02月09日

関学大生14人遭難、アマ無線で救助支援

連日報道されていました、福井県で起きた関学ワンゲル部の遭難ですが、CQ Hamクラブのサイトによると、救助要請以来約49時間ぶりに14人全員の救出を終えたそうです。なお、この遭難救助活動には、アマチュア無線が大きな助けになったようですが、詳しいレポートが上記のリンク先にあります。

#無事救助されて何よりですね。しかし、今日放送された地元のTV番組(毎日放送のちちんぷいぷい)で、「アマチュア無線って、まだやってる方が(むにゃむにゃ)...大事な事です」と角(すみ)さんに言われたのが悲しかったです。まだ世界中でやってるんですよ〜角@どスミさん(ヤングタウンを聞いていた人ならわかるはず(笑))。

Another 2200 metre Transatlantic QSO

RAC(Radio Amateurs of Canada)のサイトのニュースによると、カナダと英国の間で、2200m帯における大西洋横断通信が成功したようです。

RACのセクションマネージャーでMarconi Radio Clubのメンバーである、Joe Craigさん(VO1NA)からの報告では、1月27日に、英国におけるLF帯とLF帯での大西洋横断通信のパイオニアである、Peter Doddさん(G3LDO)とカナダとの間で、2200m帯での大西洋を横断する、2時間に渡る交信に成功したそうです。

このQSOは、137,777KHzと135.921KHzで行われ、1dotが20秒〜30秒のCWと特別なコンピュータソフトウェアを使用して行われたそうで、このQSOは、LF帯における大西洋横断通信の5回目の成功だそうです。

なお、現在カナダでは、アマチュア無線における2200m帯の使用には特別な許可が必要だそうですが、RACは来たる2007年に行われるWRC07に、全世界のアマチュア無線にLF帯の割り当てを提案する用意が出来ていると言う事です。

#7MHzより下のバンドでQSOをした事が無い私には、全く想像できない世界なのですが(汗)、アマチュア精神で面白い実験をする余地は、まだまだ残されているんですね。見習わなければ...。

マキ電機 ホームページリニューアル

マイクロ波マニアの方にはおなじみのマイクロ波専業メーカーであるマキ電機さんですが、2月1日にホームページがリニューアルされたようです。また、先日お知らせしました「年末年始大特価セール」は1月31日に終了されたそうです。

#ところで、マキ電機さんのホームページを拝見していて気が付いたのですが、直下型トランスバータ用のステンレスの防水ケースが単体で販売されているんですね。SGCのSG239(オートアンテナチューナー、$179...安い!)用のケースに良さそうです。

Weblog

現在インターネットでは、Weblog(Blog)と言うシステムを使用したサイトが流行っていまして、日本国内でもこのシステムを使用したアマチュア無線関連のサイトが、続々と誕生しているのですが(このニュースもココログと言う@NiftyのBlogシステムを使用しています)、その1つであるJF2VAX DX Blogに、「アマチュア無線のWeblogを始めよう」、「Weblog 関連書籍」と言う2つの記事が投稿されています。

これからBlogを始めようと思っておられる方や、Blogに興味をお持ちの方には、非常に参考になりますので、是非ご一読をお勧めします。

AM神戸 「未来への1/4(クオーター・ワン)」は今夜です!

AM神戸(ラジオ関西)558KHzにおいて、毎週月曜 21:00〜21:30の「未来への1/4(クオーター・ワン)」と言う番組が、スポンサーはICOMさん、メインパーソナリティは長谷川JARL関西地方本部長(JA3HXJ)と言うラインナップで放送されています。

今夜は、第2回目の放送なのですが、アマチュア無線が話題に上がる、昨今非常に珍しい番組です(2月16日と23日の放送では、ゲストに小永井OM(JA3CHS)を迎える予定だそうです)。

みなさん、今夜は558KHzにリグを(ラジオでもいいけど)STAY Tune!

#なお、西川OM(JF3MXU)のホームページにAM神戸ファンのページがあるのですが、このホームページによると、AM神戸の「海の見える放送局」と言うキャッチフレーズの、元になったジングルに使われた歌が入ったCD(GOLDEN☆BEST / チューインガム)が発売されているようです。

2004年02月08日

South Orkney Islands(AY1ZA) 続報

425DXNewsによると、先日からお伝えしているHenryさん(LU4DXU)によって行われている、South Orkney Islands(AY1ZA)の運用ですが、現在、Henryさんのリニアアンプが運用している基地の業務用無線にインターフェアを与えると言う事で、10〜15Wの運用を余儀なくされているようです。

また、吉田OM(JA3AAW)のホームページDX News(AY1ZA-2004ページ)によると、どうもSSBとデジタルモードの運用のみになりそうで(HenryさんはCWはされないらしいです)、CWでの運用をお待ちの方は、かなり望み薄ではないかと言う事です。

さらなる続報によると、リクエストが多いので、CWの運用も(不得手だけど)して下さる可能性もあるそうです。

#昨日はJAでも入感したようですが、私もPSK31で狙ってみようかな...。

2004年02月07日

New Jersey Amateurs Promote Ham Radio to Youngsters

最近、日本では子供の科学離れが心配されていますが、eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 06からの転載によると、アメリカのニュージャージー州で子供に対する、面白いアマチュア無線のプロモーションが行われたようです。

トレントン(ニュージャージー州)周辺のアマチュア無線家は、1月10〜11日に行われた、ニュージャージー州立博物館の「Super Science Weekend」と言う催しにおいて、アマチュア無線のプロモーションを行ったそうです。

この催しは毎年行われているそうで、概ね10,000人の子供と保護者が訪れるそうですが、今回初めて大規模なアマチュア無線に関する展示と、HFとVHFの公開運用が行われたそうで、「多くの子供が、ストレートキーと練習用発信器を使って、自分の名前をモールス符号で送信する事を学ぶ事を楽しんだ。子供たちにアマチュア無線を手ほどきすることによってのみ、私たちは、この趣味の堅実な将来と、我々の能力が国家に役立つ事を保証することができる。」と、今回のイベントをコーディネートした、ARRLのGary Wilsonさん(K2GW)は語ったそうです。

なお、今回のイベントに協力したDelaware Valley Radio Association、Warminster Amateur Radio Club、the David Sarnoff Radio Clubのみなさんは、来年も継続してこのイベントに参加したいと希望しているそうです。

#日本でも少年/少女にアマチュア無線をアピールするための、色々な試みはされているようですが、10,000人も参加するイベントと言うのはすごいですね。

速報:AY1ZA on the air now!

JF2VAX DX Blogによると、19:50(JST)現在、14195KhzでAY1ZA(South Orkney Islands)が日本に聞こえているようです。

なお、このペディションについては、こちらの記事をご覧下さい。

つれづれなるままに・・・によると、超どパイルになっているようですね。私もパイルに参加したいのですが、多分歯が立たないだろうなぁ(涙)

Denshin communicationsのPD-1、TK-2

ネットサーフィンをしていて、面白い国産のキットを見つけました。

Denshin communicationsのPD-1(パドル)キットと、TK-2(ストレートキー)キットなのですが、大変美しいミニチュアキー(パドル)のキットです。

基本的には海外向けに販売されているようですが、国内向けにも販売はされるようで、その場合は海外向けの値段(PD-1は$38、TK-2は$27)より安くなるそうです。

なお、上記のサイトを運営されている池上OM(JA1UXR)のサイトに、このパドルについての詳しい解説がありますので、ご興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか?

Finnish Club Stations Gain Access to 5MHz Frequencies

RSGB(Radio Society of Great Britain)のサイトのニュースによると、フィンランドのクラブ局は、5MHz帯の使用を申請する事が許可されたそうで、フィンランドにおける5MHz帯での最初のコンタクトは、1月27日にOI3WとOI3AYの間で行われたそうです。

なお、5MHz帯の使用は出力50W以下のUSBで、5278.6、5288.6、5298.6、5330.6、5346.6、5366.6、5371.6、5398.6kHzの各周波数において許可されるそうです。

#最近、ヨーロッパの各国で5MHz帯の実験が始まっているようですね。日本でもいつか許可されるのかなぁ。

HamNetのCanopy (キャノピー)

アマチュア無線におけるデータ通信は、TNCを使用するのが一般的でしたが、新しいデータ通信用の製品が出たようです。

HamNetさんが扱っているCanopy (キャノピー)と言う製品なのですが、「アマチュア無線帯域を利用し今までのTNC以上の高速なデータ通信を実現できる5.7GHz帯無線機です。アメリカで商用ベースで開発された高速データ通信用(パケット方式)無線機を日本の電波法で利用可能であることを、JARL,TSSの方々にご指導を頂き総務省電波管理局で免許されました。」との事で、データ通信速度は最大10Mbpsが可能だそうです。

具体的な接続方法は、コンピュータとアクセスポイント(これ自体が無線機になっています)をイーサネット(10/100baseT)で接続し、アクセスポイントをアンテナ直下に設置して、アンテナに接続するだけで済むようで、アマチュア無線を使用した無線LAN(プロトコルはTCP/IP)のように使用出来るようです。

なお、HamNetさんにおける実験では。1対1の接続で40Kmの距離の伝送に成功しているようで、通常のアクセスポイント<>サブスクライバー(端末機)間の通信でも、5Kmの距離の伝送が可能なようです。

さて、気になるお値段ですが(現在の所)、アクセスポイント(5700AP)が175,000円、サブスクライバーモジュール(5700SM)が100,000円、両方のセットが270,000円だそうです。

この製品の情報は2月号のCQ誌にも掲載されています。

#大変面白い製品ですよね。一般的に普及するには、もう少し安価にならないと難しいと思いますが、「人柱」の方が出てくれば(笑)、値段も下がって行くんじゃないかと思われます。しかし、出力250mWで40Kmも飛ぶんですねぇ...マイクロ波恐るべし(笑)

2004年02月06日

イースター島(CE0_ei )QRV情報

425DXNewsによると、イースター島(CE0_ei )よりQRVがあるようです。

Ralphさん(K0HML)は、自由時間を利用して、2月8日〜12日にかけて、14:00前後と22:00前後〜03:00前後(いずれもUTC)にイースター島よりQRVするそうです。

#多分、お仕事の合間を縫ってのQRVなのでしょうが、沢山の局にサービス出来るといいですね。ところで、やはりあのモアイ像の横からのQRVなのかな?(笑)

電波利用料の電子納付の開始

総務省のニュースによると、「総務省では、平成16年(2004年)1月19日以降、電波利用料の納付方法を多様化し、現在の納付方法(窓口、口座振替)に加え、マルチペイメントネットワークを活用した、電子納付(金融機関のインターネットバンキング等を利用する方法)を開始します。」との事です。

納付方法は、
(1) 金融機関のインターネットバンキングで納付する方法
(2) 金融機関のATMから納付する方法
があるそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご覧下さい。

#これで、電波利用料も少しは簡便に支払えるようになりますね。

SCSIケーブル特売情報

どローカルのニュースです(兵庫県伊丹市周辺にお住まいでない方はごめんなさい(汗))

今日、あるOSを購入しようと近所を彷徨っていました所、ミドリ電化の伊丹店でSCSIケーブルの新品がワゴンで叩き売られていました。

とにかく、SCSI-IだろうがSCSI-IIIだろうが、ワゴンの中のケーブル(やターミネータ)はみんな100円です。定価は、4500円とか6000円とかの品ですから、必要な方には大変お得だと思います。

私も5〜6本購入しましたが、まだまだ数はありましたので、SCSIケーブルが必要な方はお店に行って見てはいかがでしょうか?

#特に、旧型のMacintoshをお持ちで、SCSI-IIIのI/Fを増設されている方にはお勧めです。ところで、購入しに行ったOSは結局近場では発見出来ませんでした。梅田まで出ないと駄目かなぁ(苦笑)

JARL D-STARの試験運用開始

JA1YCQ(CQ Hamクラブ)のサイトの記事によると、日本アマチュア無線連盟は,D-STAR(Digital Smart Technology for Amateur Radio)の試験運用を、2月中旬から開始すると発表したそうです。

なお、詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

#6ヶ月の試験運用期間中に、メーカーからD-STAR対応リグが発売されるようですね。EchoLink等々とうまく棲み分けする形で普及すればいいなぁと思っています。

Link Systems of Japan(L.S.O.J)

最近、アマチュア無線界で、インターネットと無線を融合した新しい通信方法(eQSOEchoLinkWIRES-IIなど)が普及しつつありますが、その動きをさらに活性化するための団体が立ち上がっているようです。

Link Systems of Japan(L.S.O.J)は、「インターネットとアマチュア無線の融合を支援すると伴に、その普及と活性化を図り、LSOJ会員相互の連帯と資質の向上を目的とする」団体だそうで、現在の所は主にEchoLinkを扱っているようです。

現在、各種のプロジェクト(USB接続のEchoLink用インターフェースキットの配布、EchoLinkのドキュメントの日本語への翻訳等々)を進行されているようですので、ご興味のある方は、一度上記のサイトを覗いてみてはいかがでしょうか?

#特に、USB接続のI/Fキットは、私も興味大です(構成は、MixW RigExpertに良く似た構成ですが、何せ安い)。ところで、私も最近良くEchoLinkに繋いでいますが大変面白いです。EchoLink上で私のコールサイン(7J3AOZ)が見えましたら、是非お声掛けください。

2004年02月05日

The MityBox

先日の「アマチュア無線 自作名人・激集合」でも持参された方がいらっしゃった、有名なQRPトランシーバーキットであるSmallWonderLabsThe 'Rock-Mite 'ですが、Rock-Mite専用にデザインされた、超かっこいい専用ケースを発見しました。

American Morse EquipmentThe MityBoxは、CAD/CAMによって設計され、CNC旋盤によって加工された航空機用アルミニュウム製のケースで、Rock-Mite専用にデザインされているそうです。また、必要な穴は全て加工済みであり、Rock-Miteを組み立てれば、すぐケースに収めて完成品とする事が出来るようです。

さらに、同色で同素材のCW用パドルのPorta-Paddleも販売されており、組み合わせる事によって、ポータブルQRPステーションが完成するようになっているようです。

#本当にかっこいいケースです。私もRock-Miteと共に、購入してみたくなっちゃいました。

JARLの平成16年実施の選挙について

JARLのサイトに、今年行われるJARL通常選挙の告示が掲載されていました。

#JARLの財政が困難な状況の中、JARLの今後を担える人を、慎重に選んで投票しましょう。

植村冒険館・没後20年メモリアル展示

JA1YCQ(CQ Hamクラブ)のサイトの記事によると、アマチュア無線家(JG1QFW)であった冒険家の植村直己さんの、没後20年のメモリアル展示として、最後の登頂であったマッキンリーで発見された遺品を、植村冒険館で公開しているそうです。

なお、詳しくは、上記のリンク先をご覧下さい。

#もう亡くなってから20年も経つんですね...山登りをしていた私の憧れの人でしたので、当時はものすごくショックを受けたのを覚えています。もっとも、今は全く山に登る体力は無いのですが(汗)

Socorro Island(XF4)DXペディション

2004年3月3日から20日にかけて、8人のメンバーによるチームによって、XF4IHのコールサインで、Socorro Island(XF4)からのQRVが予定されているようですが、このペディションのホームページが公開されています。

詳細は上記のリンク先をご覧頂きたいのですが、ペディションの予定表を見る限りでは、オールバンド/オールモード運用はもちろんの事、衛星通信からEME(!)まで挑戦するようです。

#特にPSK31のオペレータが手厚いみたいなので、私も楽しみです。機材はメキシコ海軍の船によって運ばれるようですので、大規模なペディションが可能なのでしょう。このペディションの成功を祈っております。

The Youngest Amateur Extra, Skilled, Proficient, and Proven?

QRZ.COMに、興味深いアーティクルが投稿されていました。

WA7CSによる投稿と、それに対する1連のコメントなのですが、内容は先日お伝えした(恐らく)全米で一番若いExtraホルダーである7歳の少女(Mattie Clausonさん(AD7BL))についてです。

WA7CSの主張は、「私はFCCの試験からモールスを削除するのに反対であるし、また現在の試験ですら7歳の子供がパス出来るほど骨抜きにされていると思っている。7歳の子供が「熟達した」オペレータであるとは思えないし、彼女のアマチュア無線の操作は本質的に「架空」である事は明白である」と言う物で、それに続く各局のコメントは概ねこの意見を支持していません

ARRLの元記事を読んだ限りでは、Mattieさんは自力でISSのパケットシステムにアクセスしているし、自力でQRZ.COMに書き込みをしているし、コンピュータのオペレートは充分出来ているようですので、現代の(デジタル化された)アマチュア無線機を操作するのは、お茶の子さいさいなのではないかと言うのが、一般的な見解でしょうね。

#まあ、色々な人がいたはりますわな(苦笑)。私の意見は、「趣味のための資格は必要充分であれば、それ以上の難しさは必要ない」なんですが、難しいのはその「必要充分」の基準が人によってまちまちである所なのかも知れません。

つれづれなるままに・・・ 新たなアマチュア無線blogサイト誕生

JF2VAX DX Blogの記事によると、新たなアマチュア無線関連のBlogサイトが誕生したようです。

つれづれなるままに・・・」は鈴木OM(JF1JPC)の開設されたBlogサイトで、JF2VAX DX Blogと同様に、DXハンティングに関連する内容を扱っていくようです。

#これから、どんどんアマチュア無線関係のBlogが増えて行くと良いですね。なお、鈴木さんのお宅では、近々タワーが立ち上がるようで(うらやましい)、タワーの基礎工事の写真集をWEB上で公開されています。これからアンテナタワーを建設しようと考えておられる方には、大変参考になるのではないでしょうか?

第一回 アマチュア無線 自作名人・激集合 成功裏に終了!

2004年2月1日の13:00〜17:00に、池田市民文化会館(大阪府池田市)の和室において、池田市民アマチュア無線クラブ主催「第一回 アマチュア無線 自作名人・激集合」が行われました。

イベント当日は、クラブ員19名、ゲスト5名、合計24名と言う多数の方に参加頂き、会場の和室は自作の匠の方々の熱気で、暖房要らずの室温でした。自作品について、「熱く」語り合っているうちに、あっと言う間に時間が過ぎ去り、気が付くと散会の時間が来ていました。

なお、このイベントについて、詳しくは上記リンク先をご覧下さい。

#第二回も開かれるんじゃないかと言う噂です。クラブ員以外の自作の匠(でなくても可ですが(笑))を広くお誘いしておりますので、ご興味のある方はクラブのホームページを定期的にチェックして見て下さい。

2004年02月04日

AB2LYの3日でエクストラ級を取得した話とその後

WEB上を彷徨っていましたら、面白いホームページを見つけました。

AB2LYの3日でエクストラ級を取得した話とその後」と言うホームページなのですが、魚谷OM(AB2LY)が、約15年ほどのアマチュア無線のブランクの後、米国でFCCの試験を受験して、エクストラを取得したと言うお話が載っています。

取得された時期が少々昔ですので、現行の試験の内容とは微妙に違うのですが、読んでみると「よし、ひとつ試験に挑戦して見るか」と言う気になります。

米国のアマチュア無線免許の取得(日本国内でも試験を行っています)にご興味のある方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

#2004年5月21日(金)〜5月23日(日)に大阪府池田市の池田市民文化会館において開催される、「関西ハムフェスティバルJARL通常総会同時開催)」において、岡山VEチームによって米国のアマチュア無線免許試験が行われる予定です。ご興味をお持ちの方は、こちらをご覧になって下さい(岡山VEチームのリーダーである、坪井OM(JA4CZM)のサイト上にあります)。

EchoLinkソフトウェア バージョンアップ

当クラブでも現在大流行している、アマチュア無線とインターネットを融合させたVoIPソフトウェアであるEchoLinkですが、ソフトウェアが1月31日に1.8.874にバージョンアップしたようです。

今回のアップデートの主な内容は、以下の通りです。

1)ダイヤルインリモートアクセスがSysopモードで利用可能になりました。これはPCの「音声モデム」を使用し、電話回線を利用して、リンクを遠隔コントロールすることを可能にします。
2)パスワードを記憶しないようにする(毎回パスワードを入力させる)オプションを追加しました。
3)マイクロフォンタイプをオーディオ・タブ上で選択できるようになりました(シングルユーザーモードのみ)。マイクロフォンのタイプを"General-purpose"(汎用)マイクにセットした場合は、通信機用マイクの内蔵midrange/highブーストシミュレーションを適用し、了解度を向上させます。
4)プルダウンメニューのアイコン表示を抑制するオプションを追加しました。
5)接続を拒否した場合の音声メッセージを、"access denied"(アクセスを拒否しました)から、"unavailable"(現在利用できません)に変更しました。
6)国別フォルダーに、オランダ領アンティル、東ティモールおよび香港を追加しました。
7)フィリピン、ブルネイおよびインドネシアを、アジアからオセアニアフォルダーに変更しました。
8)その他、多数のバグフィックス。

アップデートの内容について、詳しくはEchoLinkのサイトのNews and TipsのLatest Featuresをご覧下さい。

なお、今回のソフトウェアをインストールする場合、前のバージョンのソフトウェアはアンインストールしないようにして下さいとの事です。

#私も最近、ちょくちょく接続して楽しんでいます。英語でのQSOの修行を積みたい方は是非(笑)

2004年02月03日

FCC Goes After Alleged 10-Meter Scofflaws

日本のアマチュア無線界でも常に問題になっている違法無線局ですが、米国でもFCCが色々な手段を講じているようです。

ARRLのサイトのニュースによると、FCCは10m帯における違法無線局を排除するために、2正面からの作戦を行っているようです。

最初の作戦は、運送業者への警告のようです。

今月の初めに、FCCの特別顧問であるRiley Hollingsworthさんは、大手の2つの運送会社に所属する車のうちのいくつかから、違法な電波を発射している可能性があると言う委員会への報告書を元にして、運送会社に警告書を送ったそうです。警告書を受け取った会社のうちの一つであるUPS(United Parcel Service)は、違法無線局の排除への全面的な協力を約束したそうです。

Hollingsworthさんは「多くのトラック運転手がCB無線(米国ではCB無線には免許は不要です)を使用しているが、アマチュアバンド上で無線機を使用するいかなる人も、免許を所有する必要がある」とUPSのオハイオ州とインディアナ州のオフィス、及びオハイオ州のR&L Transfer Incに送った警告書で述べたそうで、さらに違反している人に対しては、非常に重い罰金と無線設備の差し押さえが行われるだろうと言う事を、所属するドライバーに助言するように上記の会社に依頼したそうです。

UPSでは上記の警告書に従って内部調査を行い、10m帯のアマチュアバンド内で送信可能な無線機を積んでいるトラックをいくつか発見したそうで、「トラック運転者組合との契約では、CB無線機を使用する許可を与えているだけであり、無免許によるアマチュアバンドでの無線機の使用は、UPSの方針とFCCの規則を同時に破る事になる」と言う事を、所属しているドライバーに伝えているそうです。

FCCのもう一つの作戦は、アマチュアバンド内での送信が可能なCB無線機の製造/販売の規制のようです。

FCCのダラス支部は、調査の結果、Omnitronics/PacetronicsがWEB経由で2ダースを越えるFCCの証明がない、CBトランシーバーを販売していると委員会に主張したそうです。委員会は「問題の装置がアマチュア無線だけではなく、容易にCB無線の装置として使用するために変更することができる」と結論を下したそうで、さらにCB無線帯で使用できるリニアアンプなどの装置の出荷も禁止するとの裁定を下したそうです。

#さすがアメリカ...やる時は徹底的にやるんですね。日本でも、運送会社に総合通信局が警告を出せばいいのにと思うのですが、難しいのかなぁ。なお、上記の訳文は無茶苦茶意訳ですので、出来れば英文の元記事をご参照下さい(汗

AO40 Battery Status Update

先日からお伝えしています通り、AO-40(Phase-IIID)アマチュア衛星が、メインバッテリーの異常により動作を停止しているのですが、HamWaveに続報が出ていました。

[amsat-bb] AO-40 Update, 2004-02-03の転載なのですが、現在、AO-40コマンドチームは、メインバッテリーを切り離して予備バッテリーを接続し、S2送信機を起動するためのプログラム(おおむね40バイト程度)を、毎軌道ごとにアップロードする事を試みる手順を確立したそうですが、現在はまだ再起動に成功していないそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先の記事をご覧下さい。

#状況はあまり改善されていないようですね。現在使用できる中では、もっとも高性能のアマチュア衛星ですので、何とか再起動する事を祈っています。

2004年02月02日

AM神戸 「未来への1/4(クオーター・ワン)」

AM神戸(ラジオ関西)558KHzにおいて、アマチュア無線の話題も出てくる番組が始まったようです。

毎週月曜 21時00分〜30分の「未来への1/4(クオーター・ワン)」と言う番組なのですが、スポンサーはICOMさん、メインパーソナリティは(なんと!)長谷川 了(良彦)JARL関西地方本部長・理事(JA3HXJ)です。

さきほど、第1回の放送を聞き終わりましたが、私の知ってる長谷川さんと声が違います〜(さすがプロ(笑))

いずれにしましても、アマチュア無線が話題に上がる番組は、昨今非常に珍しいと思いますので、みなさん是非聞いてみて下さい(HFのゼネカバリグだったら、全国で聞けるかも?)

#なお、上記の長谷川OMのHPも面白いので、是非一度覗いて見て下さい。それにしても、今度お会いしたときには...「声が違うやないですか」といじめちゃろ(笑)

Clipperton Island(FO0)DXペディション

425DXNewsによると、Clipperton Island(FO0)からの国際チームによる運用があるようです。

Dave Andersonさん(K4SV)が中心になって結成された国際チームが、Clipperton Island(IOTA NA-011)より、3月8日前後からの8日〜10日間に渡って運用されるそうです。

また、このペディションで使用するコールサインとWEBサイトは、現地に出発する直前にアナウンスされるそうです(これは、所謂アンカバー避けだろうと思われます)。

なお、使用するバンド/モードは10m〜160m帯のCW、SSB、RTTY、PSK、AO-40(CW、SSB)だそうで、リニアアンプとビームアンテナかバーチカルアンテナを使用する5つの局で運用されるそうです。

なお、このペディションは寄付金を募っているそうで、寄付の送り先はK4SV2@Charter.netにメールで確認して欲しいと言う事です。

#これも珍エンティティですね。激しいパイルアップが予想されますが、なんとかがんばってQSOしましょう。

電波法関係手数料令 改正

JARL(日本アマチュア無線連盟)のホームページによると、電波法関係手数料が改正(要するに値上げ)されるようです。

詳しくは上記のリンク先をご覧頂きたいのですが、2004年3月29日から、概ね100円〜400円くらい値上がりするようです。なお、2004年3月28日までは現在の手数料が適用されますので、各種の申請をされる方はお早めになさった方がお得なようです。

#税金が上がり、年金の支払いが上がり、無線の手数料まで上がる...どうも役所にはデフレは関係ないようですね。次は電波使用料を値上げすると言う事も考えられますが、まず役に立ってない某電波監視システムを何とかしないといけないのではないかな...とか考えてしまいます(苦笑)

2003 IARU HF World Championship Result

ARRLのホームページに、2003年7月12日〜13日にかけて行われた、IARU HF World Championshipの結果が掲載されていました(PDFです)

注目の各国のHQ局の順位ですが、1位はDA0HQ(ドイツ、16,587,800点)、2位はGB5HQ(イギリス、15,704,914点)、3位はTM0HQ(フランス、15,394,425点)で、アメリカのW1AW/3は18位、我が日本の8N2JHQ、8N3JHQ(HQ局の得点は合算されます)は、惜しくも4,368,462点で25位の結果に終わったようです。

なお、HQ局以外の日本の局では、アジア地域におけるSingleOp Phone部門で松岡OM(JA6GCE、637,777点)が1位、杉本OM(JE2HCJ、553,700点)が2位、今西OM(JM1LPN、532,167点)が4位にそれぞれ入賞し、Mulitiop部門では、JH4UTP局が513,825点で5位に入っています。

#松岡さんには、昨年の当クラブのJARLフィールドデーコンテストの運用にゲストとして参加して頂きました。う〜ん、こんなにすごい人だったんですね...でも今年もよろしくです(笑)

おおさか・いけだ総会記念賞

5月23日(日)に大阪府池田市の池田市民文化会館において開催される、「第26回 JARL通常総会 おおさか・いけだ総会関西ハムフェスティバル同時開催)」を記念したアワードが発行されるようです。

このアワードは「おおさか・いけだ総会記念賞」と言う名称で、発行は「JARLおおさか・いけだ総会実行委員会」からされるそうです。

アワードのルールは

次の1、2の条件すべてを満たすこと。

1)2004年1月1日以降の交信により近畿2府4県(大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山)で運用する局各1局ずつと交信する。(計6局)

2)8N3KANおよび8N3HAMと交信する(計2局、交信期日制限なし)。ただし、このうち1局は2001年1月1日以降に近畿1府4県内で運用したJARLの局(例JA3RL、8J3C、8J3EAGなど)との交信で代用できる。

アワードは1、2併せて8局との交信で申請できる。
QSLカードの取得は必要としない。

となっているそうで、アワードの申請期間は2004年1月1日から2004年12月31日まで(消印有効)になっているそうです。

なお、詳しくは上記のリンク先をご確認下さい。

#総会を盛り上げるためにも、是非全国のみなさんにアワードの申請をお願いします。ちなみにJARL局であるJA3RL/JA3YRLの常置場所は、現在総会(及び関ハム)の開催場所である大阪府池田市の池田市民文化会館になっているのですが、「毎月第2日曜日には、池田市民文化会館1階ロビーにて公開運用を行っておりますので、従事者免許証をお持ちの上、是非運用にお越し下さい」との事です。

2004年度関西アマチュア無線フェスティバル出展者受付申し込み開始

2004年5月21日(金)〜5月23日(日)に大阪府池田市の池田市民文化会館において開催される、「関西アマチュア無線フェスティバル(関ハム)」の出展受付が開始されたようです。

今回の関ハムは、「JARLの通常総会と同時に開催されますので、例年にない多数の来場者の予想を想定しております」との事ですので、出展にご興味のございます方は、こちらのページをご覧下さい。

なお、出展受付の締め切りは2004年3月31日のようですので、出展を予定しておられる方は、早めに申し込みをお願い致します。

#池田市民アマチュア無線クラブは、地元のアマチュア無線クラブとして、全面的な協力体制をひいております。全国のみなさんと、関ハム及び総会でお会いできます事を楽しみにしております。

South Orkney Islands(LU1、AY1ZA)DXペディション情報

吉田OM(JA3AAW)のホームページDX News(AY1ZA-2004ページ)によると、South Orkney Islands(LU1)のDXペディションの運用が、1月31日から開始されたようです。

この運用はHenryさん(LU4DXU)によって行われるそうで、アルゼンチンの「Antarctica campaign 2004」として特別コールサインである「AY1ZA」 が発給されたそうです。また、バンド/モードは10m〜160m帯のSSB、CW、RTTY、PSKによって運用が行われるそうです。

なお、当初の予定では、2004年1月26日からの運用開始とアナウンスされていたようですが、予定が遅延したようで、運用期間は2004年1月31日〜2月28日になったようです。

詳しくは、上記の吉田OMのHPをご覧下さい。

追記:JF2VAX DX Blogにも情報がありました。

#是非QSOしたいエンティティの1つですね。なお、吉田OMのDX Newsをご覧になる際には、こちらより登録をお願いしたいと言う事です。無償で有益な情報を提供下さっておられますので、ご覧になる際には、是非登録をお願いします。

新電波形式での無線局免許申請

先日お伝えしました通り、2004年1月13日より日本国内の電波法が改正され、電波形式の表示方法が変更になっています。

しかし、「実際はどないしたらええねん(汗)」とお困りの方も多いと思いますが、参考になる記事が今井OMのJF2VAX DX Blog掲載されていました。

記事の内容は、Vertex Standard(YAESU)のFT-1000MP MK-Vを使用して、付属装置を付加した場合の200W局の申請書の実例なのですが、当クラブでも使用者が多い機種の実例なので、参考になるのではないかと思います。

なお、当ニュースのDX運用情報は、日本人による運用か、一般的に「受けそうな(爆)」エンティティの掲載に限られておりますが、JF2VAX DX Blogは、DX'erの方々に役に立つニュースが満載ですので、是非ご覧になる事をお勧めします。

#今井さん(JF2VAX)には、こちらの記事で、当ニュースサイトをご紹介頂きました。拙い記事(汗)をお褒め頂きまして、誠にありがとうございます。

2004年02月01日

Top DXer Turns 90!

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 05からの転載によると、米国のColonia(ニュージャージー州)にお住まいの、トップDXCCオナーロールであるBen Stevensonさん(W2BXA)が、1月25日に90歳の誕生日を迎えられたそうです。

The ARRL DXCC Deskの報告によると、DXCCの391エンティティの記録は、2005年2月に90歳を迎えるEd Hawkinsさん(K6ZO)とのタイ記録であり、「過去から今まで存在した事のあるエンティティは393エンティティであり、そのうち現在存在するのは335エンティティで、58エンティティが削除されている。したがって、391エンティティの記録は、現在可能な最高記録である」と、DXCC ManagerのBill Mooreさん(NC1L)は語ったそうです。

なお、Phone部門では、389エンティティでStevensonさんが現在トップだそうです。

#お誕生日おめでとうございます>Stevensonさん。しかし、すごいですね...。

Denmark Drops CW Requirement

eHam.netの記事によると、デンマーク(OZ)でもアマチュア無線試験からCWが廃止されたようで、2月1日より以下のようにアマチュアの資格が再編成されるようです。

Aクラスは、出力1kWまでで、全てのバンドを使用出来ます。
Bクラスは、出力100Wまでで、全てのバンドを使用出来ます。
Dクラスは、出力50Wまでで、VHF/UHF帯のみに制限され、かつメーカー製の設備以外は使用出来ません。

なお、以前のC-クラス(VHF以上で、出力1kWまで)は、Aクラスにアップグレードされるそうです。

また、この変更と同時に、デンマークのアマチュア局は、70MHz帯も使用出来る様になったそうです。

なお、電信試験以外の各資格の試験内容に、変更は無いそうです。

#どんどん、各国で電信の試験が撤廃されて行きますね。それにしても、Dクラスはメーカー製の機械以外は使用出来ないと言うのも、実情には合っているのでしょうが、どうなんでしょうか(苦笑)