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2004年01月31日

FCC Corrects Call Sign Goof

ちょっと気の毒なアメリカのハムのお話です。

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 05からの転載によると、気の毒な話の主人公はRichard L. Smithさん(KG4UKV、exKC4USH)です。

Smithさんは2002年の8月に、KC4UKVからバニティコールサイン制度(米国では、好きなコールサインをそのコールサインが使用されていなければ、申請して取得する事が出来ます)を利用して、KC4USHに変更を申請し、FCCはその申請を許可したのですが、その後、このコールサインを含むコールサインブロック(KC4USA-KC4USZ)は、海軍の南極ステーションにおけるアマチュア局(Department of the Navy for the use of amateur stations at US Navy Antarctic stations)に対して予約されていると言う事が判明したそうです。

FCCはSmithさんに、このコールサインの使用許可の取り消しを通知したそうですが、Smithさんは、「このコールサイン(KC4USH)は、私の父親が南極のCape Hallett Stationで行われた"Operation Deep Freeze 60"に参加した時に使用したコールであり、また、現在このコールサインが割り当てられているかどうかを調べるために、私は多額の費用を費やした。さらに、このコールは海軍によっても、ここ30年間は使われていない」として、FCCに抗議したそうです。

しかしながら、FCCは「このコールサインの割り当てを修正する事は、公益に役立つ」と判断し、結局Smithさんは元のコールサイン(KG4UKV)に戻ることになったそうです。

なお、FCCの担当官は「このミスが、Smithさんに与えた全ての不利益に対して謝罪しますが、FCCがこの種の問題を再発させないためにも、今回の修正は必要でした」と修正命令書に付け加えていたそうです。

#う〜ん、役所の手違いは実はよくある話なんですが、気の毒な話ですね。ちなみに私も、上級免許の発給を受けるときに某担当役所のデータ入力ミスで、「免許発給不適格者」と判断されてしまいまして、えらく苦労した覚えがあります(言い回しが微妙なのはご勘弁を(笑))

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