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2004年01月07日

California firm develops interference-free BPL tec

短波帯の無線通信に壊滅的な打撃を与えるとして、世界中のアマチュア無線家(及び無線通信を必要としている組織)に反対されているBPL(broadband over power line)ですが、HamWaveのニュースによると、米国カリフォルニア州のある会社が、短波帯に影響を与えないBPL技術を開発したと発表したそうです。

Corridor Systemsは、2.4GHz帯及び5.3GHz帯を使用するBPLシステムを実演したそうです。システムは既存の配電システムを使用して、高速インターネットアクセスにふさわしい広帯域の(250MHz)送信を提供するように設計されていますが、それはアマチュア無線(あるいは他の無線通信)にどんな脅威も与えないと言う事です(Corridor Systemsのニュースリリースはこちらへ)。

Corridor Systemsの主任技術者で、アマチュア無線家でもあるGlenn Elmoreさん(N6GN)は、彼らのBPL技術がHFのハムバンドの通信の邪魔をしないことを記者に保証したそうです。

#詳しい技術的内容は元記事(英語ですが)を参照して頂きたいのですが、素晴らしい技術です。日本では、光ファイバー網の設置が前提なので、BPLが使用される可能性は薄いのですが、アメリカの一部地域ではBPLの採用が決まっている所もあるようで、そこの地域のハムには朗報かもしれません。

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