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2004年01月31日

Supply Rocket Sans Ham Gear to Arrive at ISS

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 05からの転載によると、ISS(International Space Station)に対する補給船として、ロシアの無人ロケットであるプログレスが1月31日にISSに到着する予定だそうですが、ARRLが搭載を希望しているARISS(Amateur Radio on the International Space Station)用の新機材(JAMSAT(日本アマチュア衛星通信協会)が寄付したVertexStandard(YAESU)のFT-100Dと、SSTV運用用機材)は、ロケットのペイロードの負荷を削減するために、今回のフライトでは搭載されないそうです。ARISSのチェアマンである、Frank Bauerさん(KA3HDO)は「恐らく4月のプログレスのフライトによって、ARISS用の機材はISSに運ばれるでしょう」と語っているそうです。

なお、今回のプログレスのフライトは、Expedition 8のクルーであるMike Foaleさん(KB5UAC)とSasha Kaleriさん(U8MIR)に対する補給物資を搭載しています。

#ちょっと残念ですが、スペースシャトルのフライトが再開するまでは、やはり補給品が最優先と言う事だと思います。現在ISSに搭乗しているクルー(KB5UACとU8MIR)に声援を送りましょう。

FCC Corrects Call Sign Goof

ちょっと気の毒なアメリカのハムのお話です。

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 05からの転載によると、気の毒な話の主人公はRichard L. Smithさん(KG4UKV、exKC4USH)です。

Smithさんは2002年の8月に、KC4UKVからバニティコールサイン制度(米国では、好きなコールサインをそのコールサインが使用されていなければ、申請して取得する事が出来ます)を利用して、KC4USHに変更を申請し、FCCはその申請を許可したのですが、その後、このコールサインを含むコールサインブロック(KC4USA-KC4USZ)は、海軍の南極ステーションにおけるアマチュア局(Department of the Navy for the use of amateur stations at US Navy Antarctic stations)に対して予約されていると言う事が判明したそうです。

FCCはSmithさんに、このコールサインの使用許可の取り消しを通知したそうですが、Smithさんは、「このコールサイン(KC4USH)は、私の父親が南極のCape Hallett Stationで行われた"Operation Deep Freeze 60"に参加した時に使用したコールであり、また、現在このコールサインが割り当てられているかどうかを調べるために、私は多額の費用を費やした。さらに、このコールは海軍によっても、ここ30年間は使われていない」として、FCCに抗議したそうです。

しかしながら、FCCは「このコールサインの割り当てを修正する事は、公益に役立つ」と判断し、結局Smithさんは元のコールサイン(KG4UKV)に戻ることになったそうです。

なお、FCCの担当官は「このミスが、Smithさんに与えた全ての不利益に対して謝罪しますが、FCCがこの種の問題を再発させないためにも、今回の修正は必要でした」と修正命令書に付け加えていたそうです。

#う〜ん、役所の手違いは実はよくある話なんですが、気の毒な話ですね。ちなみに私も、上級免許の発給を受けるときに某担当役所のデータ入力ミスで、「免許発給不適格者」と判断されてしまいまして、えらく苦労した覚えがあります(言い回しが微妙なのはご勘弁を(笑))

国内でアマチュア無線関係のWeblog(blog)が増加中

最近、日本でもどんどん増加しているWeblog(blog)サイトですが(このニュースもblogです)、アマチュア無線関連のサイトも増加しているようです。

福井OM(JI1ANI)のDigital Ham Lifeによると、ここしばらくの間にJF2VAXさん、JA1YCQさん、そしてJN4OUPさんのblogサイトが開設されたそうです(画面右下のblog linkから飛べます)。

やはりココログのようなサービスが提供されるようになって、簡単にWeblogを開設できるようになったので、サイトがどんどん増加しているのではないかと思います。

みなさんも、ココログ(乃至他のblog開設サービス)を利用して、WEB上でご自分の情報を提供して見てはいかがでしょうか?

#福井さん、記事中でご紹介頂きましてありがとうございます。なお、当クラブのホームページもありますので、宜しければご来場(笑)下さい。

Yahoo! eグループリニューアル

アマチュア無線界でも利用されている方が多いと思われる、Yahoo! eグループですが(当クラブでも活用しています)、Yahoo! eグループのお知らせによると、2004年2月9日に「チャットやフォトアルバムなどの大幅な機能追加や、操作性の改善を行い、新たなグループ活動支援サービス「Yahoo!グループ」としてスタートします。」との事です。

なお、「ウェブの機能をご利用になる場合は、Yahoo! JAPAN IDの登録が必要となります。ただし、メーリングリスト機能だけを使う場合は登録の必要はありません。」との事ですので、今までメールアドレスだけでeグループに参加して来られた方は、注意が必要かもしれません。

詳しくは上記のリンク先のお知らせをご覧下さい。

#どうも、ニュアンス的には、便利なサービスを使うためにはYahooIDを取得して下さい...と言う感じなんですが...まあ、無料のアカウントだし、普通みなさん持ってますよね(笑)

2004年01月30日

Last Year's Youngest General Now This Year's Youngest Extra

ARRLのサイトの記事によると、昨年、米国で一番若いジェネラルライセンス保持者だった少女が、今年、(多分)米国で一番若いエクストラクラスライセンス保持者になったそうです。

米国オレゴン州にすむ可愛い少女である、Mattie Clausonさん(AD7BL,exKD7TYN,exKD7SDF、なんと7歳!)は、1月14日にValley Amateur Radio Clubによって、オレゴン州のEugeneにおいて行われたARRL-VEC試験で、エクストラクラスに合格したそうです。

また、FCCは彼女のエクストラライセンスに応じたコールサイン(AD7BL、米国はクラス別コールサインを発給しています)を、1月20日に発給したそうで、"I DID IT! I DID IT! I DID IT! I PASSED MY EXTRA CLASS EXAM!!!!! YIPPEEE!!!"と、彼女はQRZ.COM上で喜びの叫び声を上げたそうです。

また、彼女は、ISS(International Space Station)上にあるRS0ISSパケットシステム上にも喜びのメッセージを投稿したそうで、ARISS(Amateur Radio on the International Space Station)のチェアマンである、Frank Bauerさん(KA3HDO)は、「私には彼女は将来の宇宙飛行士に見える」と、このメッセージを見た後に語ったそうです。

ClausonさんはISSのファンだそうで(ISS Fan Clubにも入っているそうです)、NA1SSとの交信を望んでいるそうですが、残念ながらまだ交信は出来ていないようです。また、彼女はRS0ISSによるデジピート運用を楽しんでいるそうです。

Clausonさんの父親であるTim Clausonさん(AC7SP)は、「娘はエレメント4の問題の4問を間違えたようだ」、「(試験は)とてもとてもハードだった」と語っているそうで、さらに「娘は米国で一番若いエクストラの保持者だと思うが、FCCが免許取得者の誕生日をオープンにしていないので、たぶんとしか言えない」と語ったそうです。

なお、詳しくは上記リンク先の元記事をどうぞ。

#素晴らしいですね。特に、丸暗記で無理やり受験した訳ではなく、彼女自身がアマチュア無線を楽しんでいる所が最高です。将来の宇宙飛行士も夢じゃないと思います。

第1回 JLRS 3・3雛コンテスト

JLRS(Japan Ladies Radio Society)のサイトによると、面白そうなコンテストが雛祭りの日に行われるようです。

第1回 JLRS 3・3雛コンテスト」は、「YL局の各バンドでのアクティビティ増進と各局との交流を深める為」が目的のコンテストで、3月3日(雛祭りの日)の00:00〜24:00(JST)に行われるそうです。

特徴的なルールは、

1)参加部門は、YL個人マルチとOM個人マルチのみ(社団局は不可)。
2)呼び出しは「CQ 雛コンテスト」もしくは「CQ HINATEST」。
3)マルチは「異なるプリフィックス」。
4)得点は、YL=10点、OM=1点。
5)交信局中にYL局が3局以上含まれる必要がある。
6)周波数は1.9MHz〜1.2GHzまで。モードは全てのモード。
7)交信はRS(T/V)のみ。但しYL局はYLを(59YLのように)後置する。

のようです。

なお、上記のリンク先で、このコンテストの専用ロギングソフト(Windows版)がダウンロード出来るようになっています(手書きでのログ・サマリーの提出もOKです)。

詳しいルールは、上記のリンク先をご覧下さい。

#う〜ん、色々と面白いルールですね。この手のコンテストでは、YLと交信しないと得点にならない物も多いのですが、OM同士の交信も得点になるそうです(但し、得点に10倍の差がありますが)。マルチがプリフィックスなので、私が出たらもてそう(7J3)な気もしますし(不純な動機かしらん)、XYLが00:00からがんばると言う手もありますね。是非、参加を検討しようと思っています。但し、今年の3月3日は「ド平日」ですが(汗

東マレーシア(9M6)からの日本人のQRV情報

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Ohio/Penn DX Bulletin No. 645によると、東マレーシア(9M6)から日本人の運用があるようです。

中村OM(JE1JKL)は、9M6NAのコールサインでLabuan Island (IOTA OC-133)から、2月21日〜22日にかけて行われる、ARRL DX CW ContestのSingle-Op/Single Band部門(80m)にエントリーされるそうです。

なお、コンテスト外では2月17日〜3月2日まで現地に滞在されるそうで、その間160m/80m/WARCバンドにQRVされる予定だそうです。

#ローバンダーのみなさんにはチャンスですね。筆者は(今の所)ローバンドにもWARCバンドにも出れないのでちょっと寂しいですが(涙)

アンテナテクノロジーのT2FD型アンテナ

広帯域・無調整でHF帯フルカバーを謳うT2FD型アンテナ(Broad Band Antenna シリーズ)の製作/販売を行っているアンテナテクノロジーさんですが、T2FD型アンテナの新型を発売したようです。

従来のWA-101シリーズは、アンテナの長さが25mもあったのですが、新型のWA-102は15.5mで3.5MHz〜30MHzをカバーし、WA-103はなんと8.5mの長さで7MHz〜30MHzをカバーするそうで、価格はWA-102が20,000円、WA-103は19,000円だそうです。

なお、製品の詳細は上記リンク先を参照して下さい。

#WA-103なら、なんとか筆者の常置場所に張れそうな気がしますので、一度購入して見ようかなと考え中です(笑)

The Mini-Buddipole

大変ユニークなコンパクトマルチバンドダイポールアンテナであるThe Buddipoleを製作/販売している、W3FF ANTENNASさん(日本語ページはこちら)より、The Buddipleの小型版であるThe Mini-Buddipoleが発売になるようです。

このアンテナは、Buddipleの性能と品質をそのままに、全長13インチ(約33センチ)の小型パッケージにすることに成功したそうで、既存のBuddipoleとの違いは、メインエレメント(22インチ)を半分の11インチx2本とし、収納性を向上させた事だそうです。

バックパッキングや担ぎ上げで移動運用をされる方には、もってこいのアンテナではないでしょうか?

なお、日本国内での販売価格は未定のようですが、アメリカでの価格は$225のようです。

#また、W3FF ANTENNASさんが面白いアンテナを出してきましたね。でも...やっぱりちょっと高いかなぁ...。

2004年01月29日

全国CW同好会(KCJ) 第20回トップバンドコンテスト

全国CW同好会(KCJ)のサイトによると、KCJ第20回トップバンドコンテストが、2004年2月10日の21:00(JST)〜4月11日の21:00(JST)にかけて行われるようです。

このコンテストは160m帯のCWのみのコンテストで、特徴的なルールは「交信データを相互に照合して,送受信各項目が一致していて,かつ得点を計上している場合にのみ得点を認める。交信相手局のログが提出されていないときは無効。」と言う事だそうです。

#要するに、所謂「お客さん」は認めないと言う事ですね。こう言うルールだと、コンテスト事務局の負担はかなり大きいと思いますが、ログ提出局を増加させるのには有効な方法だと思われます。

池田市民アマチュア無線クラブ主催 「アマチュア無線 自作名人・激集合」

先日からお伝えしております、池田市民アマチュア無線クラブ主催のイベント「アマチュア無線 自作名人 激集合」ですが、1月29日(本日)で参加受付を締め切ります。参加ご希望の方は、電子メールでこちらまで本日中にご連絡をお願い致します。

#みなさまのご参加をお待ち致しております。

JARL奈良県ハムの集い

JARL奈良県支部のHPによると、2004年3月7日の10:00〜16:00にかけて、奈良県生駒郡安堵町東安堵のトーク安堵カルチャーセンターの多目的ホールにおいて、「JARL奈良県ハムの集い」が行われるそうです。

この催しでは、

◎平成15年度奈良県支部業務報告
◎平成15年度奈良県支部会計報告
◎平成16年度奈良県支部事業計画
◎監査指導報告 ◎意見交換会
◎クラブ紹介 ◎記念撮影
◎講演&製作実習「電子部品でメカ虫つくり」
◎各種展示 ◎各種表彰(コンテスト等)
◎自作機器発表会 ◎QSLカードコンテスト
◎お楽しみ抽選会

などのイベントが行われるそうです。

なお、参加者の事前登録は必要ないそうですが、当日「必ず」JARLの会員証をお持ち下さいとの事です。また、「会場は予約を完了していますが、町の行事が優先されるためキャンセルされることがあるとの条件が付いています。今のところはOKですが、必ず事前に、このページで会場の再確認をお願いします。 」との事ですので、おいでになる方は事前に上記のリンク先をご確認下さい。

#JARLの支部大会がなくなったので、最近「ハムの集い」と言う形でやっているようですね。奈良県にお住まいの方、またご興味のある方は、当日参加してみてはいかがでしょうか?

若いハムのための奨学金(アメリカのお話です)

さすがアメリカだなと言うお話です。

ARRLのサイトのAndrea Hartlageさん(KG4IUM)の記事によると、高校を卒業して大学に進学する資金を求めているアメリカの若いアマチュア無線家は、ARRLや地域のアマチュア無線クラブのいくつかの奨学金を受け取るチャンスがあるそうです。

ARRL Foundation Scholarships
この奨学金は、クラブおよび個人の寄付によって成り立っているそうで、大学進学を希望している若いハムに多くの奨学金を提供しているそうです。また、この奨学金に関する完全な書類は、ARRLのウェブサイトで入手する事が出来るそうです。

Foundation for Amateur Radio Scholarships
Foundation for Amateur Radio(FAR)によって提供されている奨学金で、手紙もしくはQSLカードを送る事によって、申し込み要綱などの情報を受け取る事が出来るそうです。

そしてさらに、多くの地域のアマチュア無線クラブで奨学金を提供しているそうです。

#この記事によれば、他にも若いハム向けの(賞金を伴う)各種賞であるとか、若者向けのサポートが手厚いですよね。日本では、アマチュア「無銭家」と言う話をする方が多くて、とてもこう言う話は出来ない雰囲気がありますが、本当にアマチュア無線家を増やす(そして、科学/技術に興味を持つ若者を増やす)のであれば、こう言う取り組みも必要なんじゃないかなと思います。

AO-40 Still Ailing

昨日のニュースでお伝えしましたように、現在(恐らく急激な温度変化によるメインバッテリーのショートにより)AO-40(Phase-IIID)アマチュア衛星が沈黙しているのですが、ARRLのホームページのニュースに続報が出ています。

AO-40 command teamのStacey Millsさん(W4SM)は「私たちは、現在衛星のメインバッテリーが破滅的な異常を示していると理解しており、メインバッテリーを切り離して、補助バッテリーをメインバスに接続する努力を続けている。」とAMSAT-DLのWEBサイトで語ったそうです。

現在、AO-40の地上管制チームは、補助バッテリーを接続するために衛星に搭載されたコンピュータ制御システムに、"blind command"(これは衛星がレスポンスを返せないからでしょう)を送り続けているそうですが、このシステムは電圧が20V未満で作動する設計になっていないため、S-band(2.4GHz)の送信機を再起動するのは、非常に難しい試みのようです。

なお、詳しくは、上記の続報をご覧下さい。

#う〜ん、かなり復旧には時間がかかりそうですね。AO-40チームの努力に期待しましょう。

スリランカ(4S7)ペディション情報(訂正)

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先日お伝えした、ドイツのLARC (Lufthansa Amateur Radio Club)のメンバーによる、スリランカからの運用ですが、日付が変更(乃至訂正)になっています。

NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageによると、運用は2004年2月3日から8日にかけて、全バンドのSSB、CWにおいて行われるようです。

#実は、安孫子OM(JH3GXF)からの情報で、運用は2月だと言う話をお聞きした所でした。425DXNewsでも日付は3月になってたんだけどなぁ...申し訳ございません>各局

2004年01月28日

LOG4DXバージョンアップ

千葉OM(JA7BEN)による、国際標準ADIFフォーマットに対応した、大変強力なログソフトであるLOG4DXですが、昨年の12月にVer3.18にバージョンアップされているようです。

#5000円のシェアウェアですが、継続使用料を支払う価値は十分あります。Windows版です。

AO-40 Satellite Goes Silent

ARRLのホームページのニュースによると、AO-40(Phase-IIID)アマチュア衛星が沈黙しているそうです。

AO-40の地上管制官によると、AO-40のテレメトリーは操作バスの根本的な電圧低下を示しており、衛星は沈黙しているそうで、「AO-40は、今非常に危機的な状態である」とAMSAT-DL(独)の会長であるPeter Gülzowさん(DB2OS)は語っているそうです。現在、衛星制御チームは衛星をコントロール下に置くために努力を続けているそうです。

なお、「ある種のドミノ現象で、より多くのバッテリー・セルがショートした」とAMSAT-DLは考えているそうで、この極端な低電圧状態のために、Sバンドの送信機がシャットダウンすると共に、「恐らく」IHU-1(internal housekeeping unit)がクラッシュしたのではないかと、地上管制官のStacey Millsさん(W4SM)は語っているそうです。

また、Staceyさんは、バッテリー上の電圧が正常なレベルまで達するかどうかが確認出来る次の軌道、およびIHU-1を再起動し、再びロードすることができるまで、衛星制御チームが「指を十字にして」待つだろうと語ったそうです。

#2000年11月の打ち上げ後からトラブルが続くAO-40ですが、ここしばらくは生き残った機能は順調に作動していました...復旧できる事を祈りましょう。

JARL兵庫県支部 ハムシンポジュウム2004

JARL兵庫県支部のホームページによると、2月15日の13:00〜17:00に、尼崎リサーチインキュベーションセンター(エーリック)において「ハムシンポジュウム2004」が開催されるそうです。

この催しでは、「ホームページ入門」、「米国ハム資格に挑戦!」、「USB対応インターフェース製作講習会(JH3GXFによる)」の3つのセミナーが行われるようですので、ご興味のある方は上記のホームページをご覧下さい。

なお、この催しに参加するには事前の受付が必要で、受付締め切りは1月31日のようですので、参加を希望される方は早めに申し込まれる事をお勧めします。

国連ハムクラブ(4U1UN)の運用情報

吉田OM(JA3AAW)のHPDX Newsによると、国連ハムクラブ(4U1UN)の運用が、来る1月30日に行われるそうです。

運用は、おおむね14:00(UTC)からで、10m〜80m帯のCW/SSB/RTTY/PSKで、4人のオペレーターによって行われるそうで、運用の最初の2時間は、アジアの局に注視して運用するそうです。

なお、詳しくは、上記の吉田OMのHPをご覧下さい。

#4U1UNは、非常にアクティビティが低いので、今回の運用は大チャンスではないでしょうか。なお、吉田OMのDX Newsをご覧になる際には、こちらより登録をお願いしたいと言う事です。無償で有益な情報を提供下さっておられますので、是非登録をお願いします。

ARRLがノーコードライセンスをFCCに提案

先日お伝えした、ARRLによるアメリカの新免許制度の提案ですが、ちゃんとした日本語訳がCQアマチュア無線クラブのココログに掲載されています。

ご興味のある方はご参照下さい。

HamWave is back up!

ここ数日アクセス不能になっていたHamWaveですが、さきほど復旧したようです。

なお、詳しい状況はこちらへ。

Six Shooter Request: QSL's for Joshua

QRZ.COMに対するJoe Acevedoさん(N6SIX、San Diego Six Shooters ARC会長)の投稿によると、交通事故にあったミシガン州の少年に、各局のQSLカードを送って欲しいと言うお願いがあるようです。

この願いの送り主であるLarry Plummerさん(AE6AV)のいとこである、米国ミシガン州に住むジョシュア少年(10歳)は、9歳の時におじいさんと一緒に歩道を歩いている時に、コントロールを失った車に轢かれて瀕死の重傷を負ったそうです。

ジョシュア少年に対して、事故直後に4回の手術が行われ、さらに昨年の12月の時点で19回もの手術に耐えたそうですが、彼の容態は非常に悪化しており(医薬及び感染症によって内蔵が破壊されつつあるため)、担当医師は足を切断するか、内蔵の維持を図るべきかの選択を迫られているそうです。

ジョシュア少年は、現在彼の家で闘病生活を続けており、彼のおばあさんとおかあさんが彼のリハビリを手伝っているそうです。

Larryさんは、ジョシュア少年の祖母と「私は、アマチュア無線を通じて、彼のために出来るだけの事をしましょう」と話をしたそうで、早速少数のQSLカードをジョシュア少年の元に届けると、彼は大変喜んだそうで、ジョシュア少年のおかあさんは、彼の寝室の壁に大きな地図を貼って、どのQSLカードがどこから来たかがわかるようにし、彼はQSLカードが届くのを楽しみにしているそうです。

Larryさんのお願いは「ジョシュアにQSLカード(もしQSLカードがなければポストカード)を送ってあげて下さい。ジョシュアはあなたのカードを必要といますし、私はあなたの支援を必要としています。」と言う事で、QSLカード(またはポストカード)はLarryさんの住所(QRZ.COMとBUCKMASTER上で見つける事が出来ます)に送って欲しいと言う事です。

#これは、昔インターネットで何回も流れた都市伝説(癌に犯されたCraig Shergold少年のギネス記録への挑戦...先日またTVでやってましたが、もはや関係者は大量に届くグリーティングカードで悲鳴を上げています)に似ているようですが、上記投稿に付いたコメントによるとLarryさん(AE6AV)に直接この話の確認を取ったそうで、これは現在進行中の実話のようです。なお、上記投稿に掲載されているLarryさんへのカードの送り先は、PO Box 5019 San Diego, CA., 92165だそうですので、この投稿の原文をお読みになった上で、QSLカードを送ってあげると言うのはいかがでしょうか?

2004年01月27日

Australia Requires VK Reciprocal Licence

RSGB(Radio Society of Great Britain)のニュースによると、オーストラリア(VK)の領海内の多くのマリタイム・モービルが「ホームコール/VK」のコールサインで運用しているそうなんですが、これは許可されないそうで、オーストラリア及びその領海内では必ず関係官庁からライセンスとコールサインを取得する必要があると言う事です。

#まあ、オーストラリアは広く海外からの一時滞在者に運用許可を与えている国なので、申請すれば特に問題はないのでしょうね。

Home brew design contest at India

最近、池田市民アマチュア無線クラブでは、自作の匠のみなさんによる自作熱が急速に上昇しているのですが、インドにも自作の匠はいるようです。

HamRadioIndiaでは、「自作と低価格な設備を使用した趣味を促進するため」に"Home brew design contest"を開催するそうです。このコンテストは、インドのハムが使用するための自作品の設計を競うコンテストで、それにはトランシーバー、送信機、受信機、それに付随するアクセサリーなどが含まれるそうです。また、コンテストの評価の基準は「インドのアマチュア無線技士が、現地で入手可能な部品を使って、簡単に製作できる事」なんだそうです。

このコンテストへのエントリーはWEB上で行われ、書類審査の上、実際の回路図等々の提出を求められる2次審査に進むと言う、比較的厳密なもので2004年6月15日に結果発表が行われるようです。

#当クラブでも、2004年2月1日に池田市民文化会館において「アマチュア無線 自作名人・激集合」と言うイベントが行われるのですが、どこの国でも自作の情熱は失われていないようですね。

TurboHAMLOGバージョンアップ

JG1MOU浜田OMが作成/配布されているTurboHAMLOGが、1月25日に、Ver4.55dにバージョンアップされています。

バージョンアップの内容は、上記リンク先をご参照下さい。

MMVARI

MMSSTV/MMTTYの作者として世界的に有名な森OM(JE3HHT)が、デジタルモードの新しい地平を開いたようです。

MMVARIは「VARICODEについて日本語および他の東アジア系言語の伝送の効率化を実験するためのサウンドカードプログラム」だそうで、実際に使用されている方のレポート(福井OM(JI1ANI)のココログです)を拝見すると、2バイトコードに関しては、PSK31の倍程度のスピードで文字伝送が可能、かつGMSKを使っているため、フルパワー送信しても文字化けしないと言う、素晴らしい性能のようです。

現在、このソフトを使用してQRVしている方もおられるようですので、ご興味のある方は森OMのHPからダウンロードして試してみてはいかがでしょうか?

#今年の関西ハムフェスティバル(JARL総会同時開催)の「作者と語ろう」のコーナーでは、森さんはこのソフトの質問攻めにあったりして(汗

MixW2.11リリース

小野OM(JO1QOR)のHPによると、PSK31のみならず、RTTY、SSTV、CWなどの各種の通信が行える(なんとFAXの受信まで!)超多機能なソフトであるMixWのVer2.11が1月15日に正式リリースになったそうです(ダウンロードはこちらから)。

#私も愛用していますが、PSK31のデコード性能はピカ1ですね。$50のシェアウェアですが、お勧めの1本です。

2004年01月26日

JARL受付のDXCCフィールドチェックの為替レートが変更

JARLのHP(会員専用ページ)によると、JARLの会員向けサービスとして行われている、DXCCフィールドチェックの手数料の対ドル為替レートが、2004年1月1日より、1US$=110円に変更されているようです。

詳しくは、上記リンク先をご参照下さい。

#JARL会員以外の方はアクセスする事が出来ませんので、ご注意の程を。

JARL HPの「会員認証・登録」システム変更

JARLのHPによると、HPの「会員認証・登録」機能のセキュリティーを強化する変更が行われたようです。

「新しいシステムでは、会員の認証と登録の際、登録者の生年月日を入力していただいた上で、新しいパスワード(従来のものと異なるもの)に変更していただきます。」との事ですが、詳しくは上記リンク先をご参照下さい。

#セキュリティが強化されるのは良い事ですね。

ソロモン諸島(H4)運用情報

425DXNewsによると、Bernardさん(DL2GAC)が、H44MSのコールサインでソロモン諸島から運用されるそうです。

Bernardさんは、現在の運用地(ガダルカナル島のHoniara、IOTA OC-047)から移動する予定はないそうで、10m〜80m帯のSSBをウインドムアンテナとベアフットで運用されるそうです。

#当クラブのJA1CJAが、1979年にJA1CJA/H44でソロモン諸島から運用されています。詳しくはクラブのトップページのDX-Peditionのページをどうぞ。

Shuttle Columbia Recovery Special Event

425DXNewsによると、2月1日の07:00〜19:00(現地時間)にかけて、爆発事故で失われたスペースシャトル コロンビア号の乗組員を偲んで、Nacogdoches Amateur Radio Club (W5NAC)が、2局の特別局を運用するそうです。

なお、この運用には350人以上のハムがボランティアとして参加するそうです。

このイベントに関しての詳細はこちらへ。

宝島からのIOTA運用

425DXNewによると、2月24日から3月2日にかけて、小柳OM(JA6PSE 、JI5USJ) と小柳OM(JA6PSI、JI5RPT) によって(お2人はご兄弟のようです)、トカラ列島の宝島(IOTA AS-049 鹿児島県鹿児島郡十島村)よりIOTA運用があるようです。

なお、小柳OM(JI5RPT)のHPによると、JA6PSEとJA6PSIは、今回のペディションのために取得した固定局だそうで、運用は出力200Wで行われるそうです。また、JA6PSEはSSBとRTTYの運用を行い、JA6PSIはCWのみの運用を行うそうです。

#運用の成功を期待しております。

2004年01月24日

2003年度ARRL国際人道主義賞/レナード賞受賞者

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 04からの転載によると、ARRLの役員会は、2003年度のARRL国際人道主義(International Humanitarian)賞と、Bill Leonard(W2SKE)Professional Media賞の受賞者を決定したそうです。

Mike Youngさん(KM9D)と、Jan Heatonさん(KF4TUG)は、昨年の4月にKanton島(キリバス共和国) の沖合い100海里を動力を失ったモーターボートで漂流していた、無意識かつ出血し、緊急の医療が必要な16歳の少女に、多大な個人的なリスクを犯して、彼らの10mのヨットで医者と医薬品を運んだ行為に対して、ARRL国際人道主義賞を受賞したそうです。

また彼らは、シアトル(ワシントン州)のBob Prestonさん(W7TSQ)とのアマチュア無線での接触を保ち続け、Prestonさん経由でカリフォルニアの米国沿岸警備隊とハワイのJoint Rescue Coordination Centerとの連絡を行ったそうです。

なお、最終的に、米国沿岸警備隊所属の警備/砕氷船である「Polar Sea」号が、少女と初老の男性および通訳を救助し、少女は回復後キリバスへ戻る事が出来たそうです。

Mike Youngさんは、ARRL国際人道主義賞の記念額(もしくは大メダル)を受け取る事に関して、「私たち(YoungさんとHeatonさん)は、今回のこの行いを誇りに思うと共に、この賞の受賞を喜んでいます」と語ったそうです。

Bill Leonard Professional Media賞は、「Virginia's Potomac News」と、「Manassas Journal Messenger」のSari Kriegerさんに与えられる事になったそうです。

この賞は、テレビ、ラジオ、印刷あるいはマルチメディア中のアマチュア無線に対する優れた報道を行ったジャーナリストに毎年与えられるそうで、受賞者には飾り額および500ドルの賞金が与えられるそうです。

今回、Kriegerさんに対してこの賞が与えられた理由は、BPLがアマチュア無線に与える影響に関する記事と、全国のアマチュア無線技師に対する記事だったそうです。

この賞の名前の由来であるBill Leonardさん(W2SKE)はCBSの元社長であり、1958年に「Sports Illustrated」誌に寄稿した「"The Battle of the Hams," which describes the "sport of DXing."」と言う記事によって、アマチュア無線界に知られているそうで、1994年に惜しくもサイレントキーになられた後、1996年に「Broadcasting and Cable」の殿堂入りされたそうです。

#ARRLは素晴らしい賞を授与しているんですね。日本でも...いや、やめておきましょう(笑)

スリランカ(4S7)ペディション情報

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NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageによると、ドイツ人によるスリランカからの運用があるようです。

運用は2004年3月3日から8日にかけて、Frankさん(DJ3FK)、Berndさん(DK7TF)、Karlさん(DL4FP)、Rudiさん(DK7PE)により、全バンドのSSB、CWにおいて行われるようです。

追記:
425DXNewsによると、今回のペディションチームのみなさんは、LARC (Lufthansa Amateur Radio Club)の方々で、Rudiさん(DK7PE)は、アンテナが設営できれば160mに挑戦したいと言う事です。

#私(7J3AOZ)も一昨年、昨年とスリランカで運用して来ましたが、ドイツのみなさんにも運用を楽しんで来て欲しいですね。

2004年01月23日

台湾(BV)からの日本人のQRV

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eHam.netのARRL DX Bulletin #03からの転載によると、台湾からの日本人のQRVがあるようです。

木村OM(JD1BKQ、7M4KRX)は、CQ WW 160-Meter CW contest(明日から)に合わせて、BW3/JD1BKQのコールサインで台湾から運用されるそうです。

なお、木村OMはSingle-Op/Low Power部門にエントリーされるそうで、QSLカードはJR3PZW宛に送って欲しいそうです。

W1AW Expands Digital Capabilities

ARRLのHPのニュースによると、ARRLの創設者の1人であり、"Father of Organized Amateur Radio"として知られるHiram Percy Maximさんの記念局であり、ARRLのHQ局でもあるthe Hiram Percy Maxim Memorial Station(W1AW)ですが、この冬にデジタルモードでの運用が可能になったそうです。

新たにデジタルモードの運用が可能になったのは、ICOM IC-765、Kenwood TS-950S、ICOM IC-756 Pro II、Kenwood TS-2000の4つのステーションだそうで、RTTY、AMTOR、PSK-31、PSK-63、MFSK-16、Hellschreiber、packet、Throb、PACTOR I、MT-63のモードでの運用が可能だそうです。

なお、W1AWはNewington(コネチカット州)にあるARRL HQ施設の中にあり、FCCのアマチュア無線免許を持っていれば、ビジターの運用が可能だそうです。

#W1AWのHPで施設の中の様子が紹介されているのですが、ARRLのブリテンをここから放送しているだけあって、放送局並みの設備です。もちろんビジター用の設備もかなりの物で...う〜ん、日本ではこうは行かないでしょうねぇ(溜息)

2004年01月21日

マキ電機 新春大特価セール

マイクロ波マニアの方にはおなじみのマイクロ波専業メーカーであるマキ電機さんですが、1月31日まで新春大特価セールを行っているそうです。

マイクロ波に興味のある方、またアマチュア衛星のAO-40(PhaseIII-D)でのQRVに興味のある方は、一度覗きに行って見てはいかがでしょうか?

#AO-40はダウンリンクが2.4GHz帯なのですが、受信コンバーターは国内ではマキ電機製しかないようです。

Hi-Mound HK-8

昨年の末にハイモンド・エレクトロ社さんより、新型のストレートキーが発売になったようです。

ハイモンド・エレクトロ社のHK-8は蛇紋石(大理石より数倍堅固)ベースのストレートキーで、

シャフトに6m/m径クロームバナジューム鋼使用
シャフト両端部(受部)には9m/m巾のローラベアリング(USA製)を支柱内に嵌め込み加工
バー先端部に至るテンション調整ネジはサイドの締め付けネジとは無関係に常時滑らかに動きます。

などの特徴がある、大変美しい仕上げのストレートキーです。

なお、このキーは数量限定販売だそうですので、購入をご希望の方は早めに購入申し込みをされる事をお勧めします。

なお、お値段は76,000円〜80,000円(小売単価)だそうです。

#大変綺麗なキーなのですが...高いですねぇ(汗)

あなたのCWデビューをお手伝いします

CWに憧れて上級免許を取得したものの、なかなかCWでの交信の勇気が出ずに、パドル(乃至キー)を埃にまみれさせている方もいらっしゃると思いますが、JARL A1 Clubさんで素晴らしい試みがされているようです。

A1クラブ 初心者応援プログラム」は、A1クラブのメンバーの方とのスケジュールQSOをWebから申し込めるプログラムで、「あなたのご希望の日時、周波数でスケジュールQSOを組み、あなたのお好きな速度のCWで、経験豊富な局が親切に応答します」との事です。

上記のリンク先から申し込みが出来るようになっていますし、最近このプログラムを利用された方の喜びの声なども掲載されておりますので、興味をお持ちになった方は、一度覗きに行って見てはいかがでしょうか?

#大変良い試みですよね。私も初心者なので、いずれ折を見て申し込んでみようかなぁ。

2004年01月20日

2004年に打ち上げられる予定のアマチュア衛星

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 03の転載によると、2004年中に2つのアマチュア衛星が打ち上げられる予定になっているそうです。

1つ目はAMSAT-NAが準備中のAO-ECHOで、もう1つはAMSAT-Indiaが準備中の 'HAMSAT'として知られているVUSatだそうです。

AO-ECHOは、すでにフェアファクス(ヴァージニア州)のSpaceQuestで、最終組み立て及びテスト段階に入っているのですが、3月末の打ち上げを行うためにまだ$60,000の資金を集める必要があるそうで、広くドネーションを募っています。

AO-ECHOは1〜8Wの出力の2つのUHF帯の送信機と、4つのVHF帯受信機、そして1つのマルチバンド/モード受信機を装備しており、FM音声及び各種のデジタルモードの運用が可能になっているそうで、さらにFMのハンディトランシーバーでの交信も可能になっているそうです。

またVUSatは、テスト段階でいくつかの問題が発生したそうですが、これはすでに解決されているそうで、夏の終わりごろには打ち上げが行われる予定だそうです。

VUSatは2つのリニアトランスポンダーを装備し、UHFアップリンクおよびVHFダウンリンクにおいて、CW、USB、FMの送受信能力を持っているそうです。

#無事打ち上げが成功するといいですね。楽しみです。

ARRLによるアメリカの新免許制度の提案

ARRLのHPによると、ARRLは、1月16日にウィンザー(コネチカット州)で開かれた役員会において、WRC-03によって決定されたアマチュア無線のいわゆる「ノーコードライセンス」化に対応する、アメリカの新しいアマチュア免許制度の提案をFCCに提出する事を決定したようです。

新免許制度は、ノビス(復活)、ジェネラル、エクストラの3クラスに再編成され、ノビスクラスでもHF帯を使用する事が許可される(電信以外のモードも許可される)一方、エクストラのみに5WPMの電信の試験を課す事になるそうです。

なお、現行制度のノビスクラスの保持者は、再び試験を受ける事なく、新ノビスクラスにアップグレードされ、テクニシャン(及びテクニシャンプラス)の保持者はジェネラルクラスに自動的にアップグレードされるそうです。

なお、詳細は上記のリンク先をご覧下さい。

#と言う事は、制度変更前にテクニシャンだけでも取っておくと、非常にお得と言う事ですね。駆け込みで試験を受ける人が増えそうだなぁ(笑)

2004年01月19日

バナバ(T33)ペディション

425DXNewsによると、バナバ(T33)での大型のDXペディションがあるようです。

今回のペディション用の機材はすでに現地に向けて出発しているようで、ペディションチームは3月下旬にタラワ(T30)に到着し、バナバからT33Cのコールサインで運用を開始するのは、4月4日からになる予定だそうです。

なお、このペディションは24時間連続で2週間にわたって行われる予定で、7局で全バンドで運用するそうです。

このペディションの詳細はこちらをご覧下さいとの事です。

パラオ(T8)からの日本人のQRV

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425DXNewsによると、パラオ(T8)からの日本人のQRVがあるようです。

吉永OM(JH6WDG)は、T88AQのコールサインで2004年1月27日〜2月2日の予定でパラオよりQRVされるそうです。

QRVするバンド/データは80〜10mのSSBとCWで、QSLカードはJARLビューロー、もしくはJH6WDG宛にダイレクトで送って欲しいそうです。

ハイチ(HH)の記念局

NG3K Amateur Radio Contest/DX Pageによると、ハイチから記念局の運用があるようです。

4V200YHはハイチの200周年記念局で、2004年1月28日〜2004年2月15日まで運用されるそうです。

運用される周波数帯は160mから6mで、モードはCW、SSB、RTTY、PSK、SSTVになるそうで、特にlowband、RTTY、CW、6mに注力して運用されるそうです。

なお、オペレーターはHansさん(DL7CM)、Sidさん(DM2AYO)、Manfredさん(DK1BT)、Juergenさん(DL7UFN)の4人だそうです。

#ドイツの方がハイチの記念局の運用をすると言うのも面白いですね。もしかすると、単に200年記念という事で、ペディション用に面白いコールサインの発給を受けたと言う事かも知れません(笑)

2004年01月18日

AO-7 turns 30!

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 03の転載によると、1974年11月15日に打ち上げられ、バッテリーが故障するまで、1981年まで稼動したAO-7アマチュア衛星が、昨年の中頃に息を吹き返したそうです。

AO-7は「半稼動状態」にあるとAMSAT-NAは考えており、Jan Kingさん(W3GEY)のレポートによると、AO-7は現在太陽電池板の電力のみで稼動しており、したがって日光が衛星に当たっているときのみ使用できるそうです。

AO-7は145.850〜145.950MHzのモードAアップリンク周波数、および29.400〜29.500MHz(CW/USB)のダウンリンク周波数を持っており、衛星のビーコン周波数は29.502、145.972、435.1及び2304.1MHzだそうです。

地上管制官はAO-7のいくつかのコマンドを活性化する事が出来たそうで、それはモードBトランスポンダを含んでいるそうです。

なお、AO-7は今年で打ち上げから30周年を迎えるため、AMSAT-NAは特別記念QSLカードを発行する予定だそうです。

#30年間も宇宙空間にあって、バッテリー故障後は軌道修正もなし宇宙空間を飛行し、しかも生き返るとは...すごいですね。

2004年01月17日

Repeaters, Echolink and DX

ARRLのHPのPete Kempさん(KZ1Z)のコラムにちょっと良い記事が出ていました。

たぶん、主な対象は米国のテクニシャンクラスの方向け(HFでの交信が出来ない)だと思うのですが、EchoLinkをリピーター経由で使用する場合の心得のようです。

「海外局のプリフィックスを知っておこう」とか「国際標準のフォネティックコードを使おう」とかが書いてあるのですが、一番面白かったのは「海外の人は英語の教育は受けているが、彼らにとって英語は2番目の言語に過ぎないので、「3歳児に話すように」ゆっくりゆっくり話しなさい」と言うくだりでした。

日本の場合でも役に立つ事が多く書かれていますので(英語ですが)EchoLink等を利用する前に、一読しておく事をお勧めします。

#実は昨夜EchoLinkでGの方に呼ばれたのですが、あまりに早く英語を話されるので、応答できませんでした。出来ればこの記事を参考にして欲しかった(爆)

Chiao to Sub for McArthur as Next ISS Commander

eHam.netのARRL Space Bulletin 001の転載によると、次回のISS(International Space Station)への第9次遠征チームのコマンダーを予定されていたWilliam McArthur Jrさん(KC5ACR)さんが、「一時的な健康の問題」のため、ベテランの宇宙飛行士であるLeroy Chiaoさんと交代する事になったそうです。

なお、第9次遠征チームにはアマチュア無線の免許の保持者が存在しないので、ISSに搭乗するまでにChiaoさんがアマチュア無線の免許を取得する事が予想されているそうです。

ISSへの第9次遠征チームは、今年の4月にソユーズ宇宙船によって打ち上げられる予定だそうです。

#Williamさんには残念な結果でしたが、健康が回復次第、別の遠征チームに参加できるそうです。それにしてもARRL Space Bulletinと言う物があるんですね...すごいなぁ。

2004年01月16日

グァンタナモ基地(KG4)からのQRV

ARRL DX Bulletin 002によると、キューバのグァンタナモ基地(KG4)からの運用があるようです。

Tipさん(N4SIA)は、KG4ASのコールサインでグァンタナモ基地からのQRVを予定しているそうです。日程は1月20日から8日間で、全バンドでQRVするそうです。

#先日のBillさん(W4WX)による運用が中止になって残念でしたが、これでまたKG4との交信のチャンスが出来ました。

ITU本部(4U1ITU)QRV情報

ARRL DX Bulletin 002によると、ジュネーブにあるITU本部より4U1ITUのコールサインで、Ivanさん(OM3CGN)がQRVするそうです。

期間は2004年の12月中旬までで、160m帯でアクティブに運用する予定だそうです。

#国連本部と並んで、珍しいエンティティですね。

2004年01月15日

Cal Ham responds to distress call from S.Pacific

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HamWaveのニュースによると、米国カリフォルニア州のハムがニュージーランドの北東1,300マイルにある小さな島を救ったようです。

ニウエ(Niue)は人口2000人の南太平洋にある珊瑚礁で有名な小さな島国ですが、この国を今週の月曜日に巨大な嵐が襲い、島民2名が行方不明、3人がけがをし、5〜6個のビルが破壊されると言う被害が発生し、なおかつ外部への通信手段が全て破壊されると言う事態になったそうです。

ニウエより地球を半周した位置にある、米国カリフォルニア州Oak HillsのSteve Mc Cullyさん(W7TZ)は海外の友人と交信中に、ニウエからの救援要請を受信しましたが、この時点でSteveさんとの無線通信だけが、島と外部との唯一の連絡手段だったそうです。

実はニュージーランド政府でさえ、この災害の発生を知らなかったそうで、Steveさんによれば、島の食料と水はあと7日間で尽きるだろうと言う連絡があったそうです。

Steveさんは、この連絡を受け、すみやかにロスアンゼルスのDarryl Dunnニュージーランド総領事に連絡を取り、ニウエ島の警察のチーフとDarryl総領事を、アマチュア無線を使ったフォーンパッチで連絡を取れるようにしたそうで、ニュージーランド政府(ニウエとは緊密な関係を持っている)は、飛行機と船舶による支援を直ちに行う決定を下したそうです。

また、島との間の衛星電話回線は何らかの理由で使用不可能だったそうで、Darryl総領事は「メッセージを拾い上げて、私たちに連絡をしてくれたSteveさんに非常に感謝する」と述べたそうです。

なお、その日の午後早く、Steveさんはニウエとのコンタクトを失いましたが、その後ハワイの局が引き継いでコンタクトを続けたそうです。

#映画になりそうな話ですね。アマチュア無線家はこうじゃなくっちゃ。

池田市民アマチュア無線クラブ eQSOサーバー

池田市民アマチュア無線クラブでは、クラブのeQSOサーバーを設置しました。特にパスワードなどは設けておりませんので、どなたでもご自由にお使いになれます。

なお、詳しくは当ホームページのTOPより「Infomation」のページをご覧下さい。

2004年01月14日

ハンガリー(HA)の特別記念局

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425DXNewsによると、5月1日にハンガリーがEUに加盟する事を記念する特別局としてHA2004EUが2004年の間運用されるそうです。

なお、詳しくはこちらのホームページをご覧下さいとの事です。

#う〜ん、このコールは2004がエリアコードでEUがサフィックスになるんでしょうか?

グァンタナモ基地(KG4)からのQRVはキャンセル

425DXNewsによると、先日お伝えしたキューバのグァンタナモ基地(KG4)からの運用ですが、Billさん(W4WX)の宿泊予定の短縮によって、キャンセルになったようです。

なお、Billさんは年内にもQRVに再挑戦する予定だそうです。

#ちょっと残念でしたが、年内にまた機会があるようなので、楽しみに待ちましょう。

The Best 2003 DXpedition Trophy

425DXNewsで、2003年に行われたDXpeditionから、425DXNesが選んだ14箇所のペディション中で、読者がベスト1を選ぶための投票が行われているようです。

投票はこちらのページより行えますので、興味のある方は一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

#どれも劣らず、素晴らしい成果を挙げたペディションばかりですね。迷うなぁ(笑)

AO-40 sculpture to help launch of AO-ECHO

2004年中に打ち上げるためにAMSATによって準備が進められているアマチュア衛星の、AO-ECHO(OSCAR-E)ですが、寄付金を募るために面白い試みをしているようです。

QRZ.COMのニュースによると、米国のオークションサイトE-bayにおいて行われているAMSAT AO-ECHO launch campaignに、AO40のブロンズ彫刻が出品されるそうです。

この彫刻は長期間に渡ってAMSATのメンバーであったFloyd Thorn博士(N5SVP、故人)が製作した4つのうちの1つで、博士のご家族からAMSATに寄贈されたそうです。

Floyd Thorn博士は、天文学、宇宙通信、アマチュア無線、宝石製作の技術を持った物理学者で、第二次大戦の間はF4FとPBYの操縦士であり、また石油産業にcathodic protection systemを供給する仕事をされていたそうです。

なお、この彫刻は2月1日よりeBayのオークションにかけられる予定だそうです(詳しくは、AMSATのサイトへ)。

#AO-ECHOは2004年の3月から5月の間にロシアのバイコヌール基地(星の街)より、ICBMを改造したロケットによって打ち上げられる予定で、PSK-31を含む様々なディジタル・モード、及び28MHz帯のSSBとFMの運用が可能になる予定だそうです。楽しみですね。

米国初の日系ハムショップ

QTC-Japanさんのニュースによると、米国発の日本人によるハムショップがロサンゼルスのトーランス市で開店したそうです。

”Angel HAM Shop” のお店のオーナーは木村OM(JA2EAD)で、ストアマネージャーは「1通・1技・1アマ・Extra・九州男児」がセールスポイントの伊津野OM(K6WQ (ex JA6WQ))がされているそうで、「品揃いは全てAES(Amateur Electronic Supply)と同じ。JAからのお問い合わせ、ご注文の品の日本への発送、ロサンゼルス訪問時のピックアップも歓迎します」との事のようです。

なお、詳しくはQTC-Japanさんの該当記事をご覧下さい。

#ロスに立ち寄る事がある方、また海外からの商品の購入を考えておられる方にとっては朗報ですね。


TNX JI3DNN&JARL A1 Club

2004年01月13日

'IOTA 2004' Anniversary Programme

近年、DXCCに匹敵するアワードとして人気がある、the Islands on the Air(IOTA)アワードですが、今年でアワードプログラムを開始してから40周年を迎える事になり、それを記念するアワードが発行されるようです。

RSGB(Radio Society of Great Britain)のニュースによると、「'IOTA 2004'Anniversary Programme」は、2004年1月1日から12月31日の期間に、2000年に行われ非常に成功した「IOTA Millennium Programme」と同じルールで行われるそうです。参加者は、いかなる周波数帯、モードを問わず、2004年中にできるだけ多くのIOTA island groups との交信を行なう事が要求されます。

このアワードには金、銀、銅の3種類のクラスがあり、また申請にはQSLカードは必要としないそうですが、エントリーの調査があるそうです。

なお、申請に必要なファイルのセットはCDXC (Chiltern DX Club)のHPからダウンロード出来るそうです。

#QSLカードも必要ないし、面白そうなアワードですね。筆者もPSK31で挑戦して見ようかなぁ(笑)

Croatian Amateurs Gain New Bands and 100kHz at 40 Metres

RSGB(Radio Society of Great Britain)のニュースによると、クロアチアは、昨年スイスで行われたWRC03で決定された、リージョン1における7MHz帯の拡張の恩恵を受ける最初の国になるようです。

昨年の12月26日のクロアチアにおける電波法の改正により、従来の7000〜7100kHzの通常のリージョン1に対する周波数の割付けに加えて、1KW(PEP)の出力までと言う制限付きで、7100〜7200kHzを使用する事が可能になったそうです。

また、70MHz帯(出力10Wまで、70.0〜70.450MHz)と3400MHz帯(出力150Wまで、3400〜3410MHz)もアマチュア無線における使用が許可される事になったそうです。

さらに、短波帯へのQRVにおけるアマチュアライセンスのCW条項も撤廃され、クロアチアの免許制度はfull licenceと初心者licenceの2つに整理されたそうです。

#日本でも7MHz帯が拡張されるのが待ち遠しいですね。

2004年01月12日

1月13日より電波法が改正されます

明日より以下の件に関して電波法が改正されます。

1)電波形式の表示方法とバンドプラン
アマチュア無線における電波形式の表示方法が変更になります。局免許の申請時にも、新表示形式になりますので、どうぞご注意下さい。

なお、各メーカーのこの件に対応するHPは以下の通りです。

ICOM(こちら
ケンウッド(こちらこちら
スタンダード(こちらこちら

また、この件に関するJARLのHPはこちらです。
   
2)インターネットとアマチュア局との接続
インターネットとアマチュア局を接続して、局の遠隔操作などを行う事が許可されます。

この件に関するJARLのHPはこちらです。

#某ハムショップによると「変更用紙・再免許用紙の方もまだ説明書きも入っていませんし、混乱が予想されます。」との事です...う〜ん対応がやや遅いですねぇ(苦笑)

Space Shuttle Columbia Crew Memorialized on Mars

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 02からの転載によると、NASAは2003年2月1日にスペースシャトル・コロンビア号の爆発事故で亡くなった宇宙飛行士に敬意を表して、先日火星への着陸に成功した火星探査車「スピリット」の着陸地点を、「Columbia Memorial Station」と命名する事に決定したそうです。

また、「スピリット」は事故で亡くなったコロンビアの宇宙飛行士およびSTS-107ミッションに対する記念額を、地球との通信のための高利得アンテナの後ろに設置して、火星に運んだそうです。

なお、NASA長官のSean O'Keefeさんは、「スピリットは、コロンビアの勇敢な宇宙飛行士が彼らの心の中に持っていた宇宙探査への夢を運びます」と述べたそうです。

2004年01月11日

Norwegian Clubs Experimenting on 60 Meters

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 02からの転載によると、過去3年間の間、特別に許可されたクラブ局によって60m(5MHz)帯の運用実験が行われたと、Norwegian Radio Relay LeagueのOle Garpestadさん(LA2RR)が報告を寄せたそうです。

この実験に参加している局は、プリフィックスがLEでサフィックスが1文字のコールサインを使用しているそうで、運用は非常通信か訓練用のみに制限されているそうです。

また、周波数は2波(5.410と5.420MHz)が使用可能で、モードは全てのモード、出力は100Wに制限されているそうです。

なお、この実験ではノルウェー国外との局の通信は認められていないそうです。

#ノルウェーの地形的な問題(長方形)によって、80m帯などは国内通信に使いにくいそうで、基本的に非常通信用の周波数として使いたいと言う事のようですね。

2004年01月10日

CW界のフェラーリ(?)

WEBを眺めていて、面白い電信キー/パドルメーカーを見つけました。

イタリアのBegali社と言うメーカーなんですが、eHam.netなどのバナー広告には堂々と「CW界のフェラーリ」と謳っています。

ここの製品は基本的に手作りのようで、トップページには工場の職人さんが誇らしげに写っています(もしかしたら、社長さんかも知れませんが)。もっとも、その分お値段もそこそこするようで、一番安価なパドル(Simplex)でも$136.80(約15,000円)もします。

しかし、お値段はともかく職人の技が冴え渡る一品のようなので、ご興味のある方は一度HPをご覧になってはいかがでしょうか?

#まあ、ベンチャーのパドルも日本ではそこそこしますしね(笑)

Austria cancels BPL Project

HamWaveのニュースによると、The Austrian Amateur Transmitter Federation(VSV、オーストリアのアマチュア無線協会)が、リンツ市で行われていたBroadband over Power Line (BPL)のテストが、著しい電波障害を電波通信に与えるため、非常に短時間で中断されたと報告しているそうです。

また、赤十字による報告でも、BPLによる非常通信ネットワークに対しての電波妨害は、非常に著しかったと言う事です。

なお、「オーストリアの通産省による、この中断命令は、リンツ市でのBPLのテストを終了した事を意味している訳ではないが、オーストリアでのBPL技術の配備の終了を意味するであろう」とVSVはこの報告中で述べているそうです。

#オーストリアのアマチュア無線家にとっては朗報だと思います。

Extreme QRP

HamWaveのニュースによると、昨年のクリスマス期間中にRichard Newsteadさん(G3CWI)が、10MHz帯において「3ミリワット」出力での通信が可能かどうかのテストを行ったそうです。

この通信テストは、超低速CW(1dotの長さが30秒!)で行われ、(イギリスからの信号が)ベルギー、ドイツ、オランダの数局で受信する事が出来たそうです。

なお、この極端な低出力でのテストを行うきっかけは、以前出力150ミリワットでのテストを行った際に「出力が強力すぎる」と「苦情」が来た事なんだそうです。

#すごいですね〜...でもちょっと意地になっちゃってたのかも...。

2004年01月09日

アトス山(SV/A)QRV情報

eHam.netのARRL DX Bulletin #01よりの転載によると、アトス山(MOUNT ATHOS、SV/A)より、アポロ神父(SV2ASP/A)によるQRVがあり、08:00(UTC)及び14:00(UTC)前後に17m帯、09:00(UTC)前後に12m帯の運用がされたようです。

#上記の時間帯が狙い目と言う事でしょうか。現在アトス山からのQRVは、アポロ神父の運用する局以外はありませんが、神父は修養/修行のために入山されているので、配慮のあるコールを心がけましょう。

南鳥島(JD1)QRV情報

eHam.netのARRL DX Bulletin #01よりの転載によると、南鳥島(JD1)からJD1YBJのコールサインで、80m帯のQRVがあるそうです。なお、時間は11:00〜13:00(UTC)で、1月16日まで運用されるそうです。

2004年01月07日

California firm develops interference-free BPL tec

短波帯の無線通信に壊滅的な打撃を与えるとして、世界中のアマチュア無線家(及び無線通信を必要としている組織)に反対されているBPL(broadband over power line)ですが、HamWaveのニュースによると、米国カリフォルニア州のある会社が、短波帯に影響を与えないBPL技術を開発したと発表したそうです。

Corridor Systemsは、2.4GHz帯及び5.3GHz帯を使用するBPLシステムを実演したそうです。システムは既存の配電システムを使用して、高速インターネットアクセスにふさわしい広帯域の(250MHz)送信を提供するように設計されていますが、それはアマチュア無線(あるいは他の無線通信)にどんな脅威も与えないと言う事です(Corridor Systemsのニュースリリースはこちらへ)。

Corridor Systemsの主任技術者で、アマチュア無線家でもあるGlenn Elmoreさん(N6GN)は、彼らのBPL技術がHFのハムバンドの通信の邪魔をしないことを記者に保証したそうです。

#詳しい技術的内容は元記事(英語ですが)を参照して頂きたいのですが、素晴らしい技術です。日本では、光ファイバー網の設置が前提なので、BPLが使用される可能性は薄いのですが、アメリカの一部地域ではBPLの採用が決まっている所もあるようで、そこの地域のハムには朗報かもしれません。

アマチュア無線・自作名人 激集合

池田市民アマチュア無線クラブ(JH3YKV)は、2004年2月1日(日)の13:00〜17:00に、大阪府池田市の池田市民文化会館において、「アマチュア無線・自作名人 激集合 第一回」を開催致します。

この催しは、自作品を見せびらかす機会が少なくなった最近のアマチュア無線界において、和室でお茶を飲みながら、まったりと持ち寄った自作品の大自慢大会をやろうと言う趣旨の物で、クラブ員以外の方の参加も大歓迎致します。

なお、詳しくはこちらをご覧下さい。

#みなさまのご参加をお待ちいたしております。

2004年01月06日

無線従事者免許申請等手続に必要な添付書類の軽減等

総務省のHPによると、以下の法律の改正についての、パブリックコメントの募集が出ているようです。

(1 ) 書類の電磁的方法による保存

 養成課程の認定施設者及び認定講習課程実施者が、当該課程の修了試験の問題及び答案を電磁的方法により保存することができるようにし、その場合には、必要に応じ電子計算機等を用いて直ちに表示できることを定めます。

(無線従事者規則第27条及び第40条関係)

(2 ) 無線従事者免許申請等の添付書類の軽減

ア   申請者が、住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)第37条第2項の本人確認情報によって本人確認を行うことを選択する場合には、氏名及び生年月日を証する書類の提出を要しないこととすることを定めます。

(無線従事者規則第46条第2項関係)

イ   申請書に添付する写真については、すべて1枚のみとすることを定めます。

(無線従事者規則第46条第3号、第49条及び第50条関係)

#手続きが簡素になるのは良い事ですね。

JARL A1クラブのホームページのURL変更

2004年1月1日より、JARL A1 CLUBのHPのURLが、こちらに変更になっています。

#旧アドレスでもまだアクセス出来るようですが、早めにブックマークを変更する事をお勧めします。

WAZアワードの申請先が変更

JARLのHPのニュースによると、2004年1月1日からUS CQ社発行の「WAZアワード」のマネージャーが、Floyd Geraldさん(N5FG) に変わった事に伴い、申請先の住所等々が変更になるそうです。

なお、事務引き継ぎのため、WAZの申請書類は、できれば2月1日以降にN5FGに送付して欲しいとのことのようです。

地上デジタルテレビ放送開始記念特別局

JARL東海地方本部では、今年12月から東京・名古屋・大阪の3大広域圏でスタートした、地上波デジタルテレビ放送の記念として、特別局8J2DTVを開設したそうです。

記念局の開設期間は、2003年11月01日〜2004年01月31日までで、運用周波数はHF帯と50MHz〜1.2GHzまでだそうです。

なお、詳しくはこちらをご覧下さい。

第3回西日本ハムフェア

JARL九州地方本部は、2004年2月8日に佐賀県鳥栖市本鳥栖 「サンメッセ鳥栖」において、「西日本ハムフェア」を開催するそうです。

また、これに関する記念局として2003年12月10日〜2004年02月08日にかけて8J6HAMを、佐賀県及び九州の各県で運用するそうです。

#九州在住の方、またお時間がおありの方は、是非参加を検討されてはいかがでしょうか?

2004年01月05日

Amateur Radio Assists in Iran Earthquake Relief

eHam.netのARRL Letter, Vol 23, No 01の転載によると、先日発生した、死者が35,000人を超えると言う、大変痛ましい災害になってしまったイランの地震の救援活動に、トルコの3人のアマチュア無線家が参加しているそうです。

救援チームに参加した人員は、12月27日に軍用機によってイラン入りしたそうで、ローカルの連絡には、シンプレックスの2mバンドが使用され、HFでのオペレーションは、日中は14.270MHz、日没後は7092kHzか3777kHzで行われているそうです。

#大変な大災害になってしまいましたが、是非救援活動が成功しますように、祈っております。

Canadian Hams May Lose 220-222 MHz Segment

eHam.netのThe ARRL Letter, Vol 23, No 01の転載によると、カナダのアマチュアバンドより220〜222MHz帯が削除される可能性があるそうです。

過去18ヶ月に渡る周波数の利用調査の結果によってRadio Advisory Board of Canada (RABC) からIndustry Canada (IC)に対して、220〜222MHz帯の周波数は、 アマチュアの利用から移動体無線への転用をするように勧告が出たそうで、Radio Amateurs of Canada (RAC) の反対運動も功を奏さなかったようですね。

なお、米国では1991年に上記周波数帯はアマチュアバンドより削除されているそうです。

#日本ではもともと割り当てられていなかったので、あまり関係ない話ではありますが、アマチュアバンドが削減されるのは悲しい話ですね...

2004年01月02日

カンボジアからの日本人のQRV

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eHam.netのARRL DX Bulletin #53の転載によると、カンボジア(XU)から米塚OM(JA2EZD)による運用が、1月2日〜7日にかけて行われるようです。

なお、コールサインはXU7AAAになるようです。

インターネットでアマ局の遠隔操作をおこなうための指針

JARLのHPによると、今年の1月13日よりインターネット経由でのアマチュア無線の遠隔操作を行う事が、許可されるようになるそうです。

#これは便利になりそうですね。所謂VoIPを使用したアマチュア無線とのリンク(eQSOやWIRESII)の運用の法律上のグレーゾーンも、これで取り除かれる事になります。

動き出すD-STARとD-STARガイドライン

JARLのHPによると、今年からいよいよアマチュア局によるデジタル通信の規格である「D-STAR」が動き出すようです。

具体的には、今年の2月中旬より6ヶ月間の試験運用を関東、東海、関西の各地域で行い、試験運用が終了する頃にはレピーター局の開設と同様に、全国的に開設できるように準備を進めていくと言う事です。

また、試験運用期間中にメーカーよりD-STAR対応トランシーバーの発売も予定されていると言う事ですので、該当地域のアマチュア局は、積極的に試験運用に参加して欲しいと言う事のようです。

#面白いシステムになる事を期待しましょう。